2012年05月24日

発売と同時に大量重版決定  「探査機はやぶささん / 著:オレンジゼリー、監修:細田聡史(JAXA)」(発行:エンターブレイン)

img009.jpg少年マンガ、青年マンガ、少女マンガ等(いわゆる【レディース・コミック及びB.Lモノ】は別として)どんなマンガでも偏見なく乱読し、楽しめる私だが、唯一積極的に読まないジャンルがある。
起承転結のない「萌え絵四コマ」がそれだ。
このジャンルの中には、ギター、ベースーの輸入高が過去最高になる原因になった国民的?人気マンガもあるが、それもスルーしていた。
「四コマ」と名乗りながら、厳しい制約の中での起承転結やオチを無視して絵柄勝負の「苦労しなささ」がイヤだったのだが、この「はやぶささん」だけは、興味を惹かれ読んでみた。
基本、四コマの中ではあまり起承転結がないが、JAXA監修だけ7あって、異常に詳しく(ある意味マニアックすぎ)「はやぶさ」と日本の宇宙開発の歴史を知る事が出来る。
ただし「ドラえもん」や「両さん」等の人気キャラを使った『教育マンガ』とも大きく異なる。
「万人に受けなければいけない」という押しつけがましさがなく、ついてこれる人だけついてきてという「ヲタク感」が良い。
徹底的に疑似化されたキャラなので、帰還時の大気圏突入が少々残酷な感じもするが、そこも作者の狙い目だったのかも。
発売日に大量重版がかかる程の隠れたベストセラーらしい。
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面白すぎるぞ、なんとかしてくれ!  「鉄風 / 太田モアレ」最新第5巻発売!

img012.jpg以前から大プッシュしてきた女子総合格闘技マンガ「鉄風」の第5巻がようやく、本当にようやく発売された。
ここに来て面白さも更に急激アップ。
女子格闘技イベント「G-girl」の新人枠選抜トーナメントが遂に開始。
主人公ながら努力を才能で踏みにじる事を喜びとする異色のヒールヒロイン「石堂夏央」始め、ゆがんだ性格のライバル達も勢揃い。
「夏央」が女子総合格闘技(略して女子格)を始めるきっかけになった、努力と才能の人「馬渡ゆず子」(彼女だけは、努力、友情、勝利というまるで少年ジャンプのポリシーのようなキャラ)とは、お互い決勝まで勝ち残れば対戦という組み合わせ。
参加者8名の各々の初戦が5巻で描かれるが、本当に面白い。
転がりまくり!!
アニメやドラマ化を前提としてない「ゆがんだ主人公」なが、ひょっとした映像化もあるかも。
しかし、これまた以前にも書いたが講談社の「good-アフタヌーン」に「超不定期連載」の為、単行本一冊がでるまで、約一年かかっている。
これが、このメッチャクチャ面白い「鉄風」の最大の弱点。
取材に十分な時間が必要なのはわかるが、掲載誌と作者の間でもう少し定期的な連載になるよう検討して欲しい。
尤も、それでクオリティが下がったら元も子もないので我々読者は耐えるしかないのかもしれないが、掲載誌を細かく買うより一巻分をまとめて一気読みした方がやはり転がり方が違う。
なんとかしてくれ!
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2012年05月20日

ジャケとタイトルは好みだけど「In The Region Of The Summer Stars / The Enid」(2010年リマスター)

img010.jpg今までEnidのCDは「焼き直し再録盤」であったり「アナログからの盤起こし」であったり、色々と問題が多かったらしい。
ところが、去年めでたくオフィシャルでのデジリマ盤が出たという事で、間違えない様に注意深くアマゾンでオーダーした。
まず、1stの「In The Region Of The Summer Stars」が届いた。
正直言って、Enidは殆ど門外漢なので誰かさんのヘルプ待ち。
お〜い、出てこい(R.I.P.星先生)。
聴いた印象は、前評判通りロック色が希薄でかなりシンフォニック度が強い。
曲によってはハードであったりスリリングであったりするギターに耳を奪われない事もないが、やや上品すぎて(私にとっては)それ程転がりはしない。
但し、こういうのはず〜っと長い期間聴き続けて、ある日突然脳内からメロディが溢れ出したりして、一気に転がる可能性もなきにしもあらず。
気長に転がり始めるのを待ちたい。

↓後半の「The Falling Tower」の部分が1stの中では、最もロックのスリリングさを感じて良い。
全編このくらいのテンションなら有難いのだが。
posted by judas at 23:26| 東京 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | ブリティッシュなロック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月19日

NWOBHMにはこんな怪物も埋もれている  「Red Sky + Heroes,Saints & Fools / SARACEN」

img008.jpgNWOBHMについてはバリバリのリアルタイマーという事もありちょっとは語れるつもりでいたが、SARACENがこれ程までの怪物バンドだったとは思わなかった。
「サラセン」というややダサ目のバンド名と、1st,2ndのチープなジャケは気にはなっていたが、他に余りにも多くの魅力的なバンドが多数いた為、当時はアルバムを買うことが出来なかった。
しかし、最近「アマゾン」を彷徨っていて結構SARACENのCDが入手出来る事を知り、1stと2003年の復活第一弾のアルバム「Red Sky」のカップリングを購入。
ウチについてもう何週間か経つが、もう転がりっぱなし。
82年という「NWOBHM」中後期ぐらいのデビューで、キーボードを大胆にフィーチャーしたドラマティックで超上質のメロディと、メチャクチャ歌えるヴォーカルがいるという点で、あのMax Baconを擁した「BRONZ」を思い出させる。
ところが、今まで「BRONZ」の1stを埋もれた名盤として騒ぎまくっていた私だが、曲の良さ、サウンドプロダクション、楽器、ヴォーカルの上手さ等全ての面に於いてこの「SARACEN」は大きく上回ると断言できる。
ドラマティックで高揚感のある「Heroes,Saints And Fools」「Horsemen Of The Apocalypse」「Ready To Fly」、ポップでキャッチーな「No More Loney Nights」やMaiden,Judasを思い起こさせる「Rock Of Ages」等、全曲名曲揃い。
で、更に驚異的なのは、2003年に再結成して発表された「Red Sky」だ。
20年近いブランクのあとの3rdアルバムなのだが、サウンド及び演奏のクオリティは勿論、楽曲のクオリテイが1stを上回る程素晴らしい。
全11曲のウチ、1stから「Horemen Of Apocalyps」と「Heroes,saints And Fool」、2ndから「We Have Arrived」「Jekyll And Hyde」がリメイクされているが、これらの曲での「現役感」が凄く、昔の人気曲に頼ったという感じが全くない。
そして、新曲群の出来がまた恐ろしく良い(当然何曲かは1st,2ndから漏れた80年代当時の曲もある)。
おそらく長いブランクの間も、ヴォーカリストは摂生を続けていたのに違いない。
現在も「懐かしのマニアックなBand達大集合」的フェスで英国及び欧州で活発に活動している。
このカップリングCDで、私は完全に彼らの虜になってしまった。
再結成後も含めて、入手出来うる限りのマテリアルをゲットしたい。

↓驚くことなかれ、これがブランクのあったNWOBHMバンドの2011年のライブ映像。
ヴォーカリストの摂生が忍ばれる。
再結成盤「Red Sky」で初めて音源化された初期の超悶絶名曲。
みんなで叫ぼう「Follow The Piper!」


↓2nd収録の「We Have Arrived」
1stのドラマティック大作路線からポップ路線へのシフトチェンジを余儀なくされ、こんなド恥ずかしいクリップも作っていた。
しかし、演奏やヴォーカルの力量の高さは際立っている。
曲も最高!
posted by judas at 23:23| 東京 晴れ| Comment(2) | TrackBack(0) | MetalなRock | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月13日

「ミタ」のあとは「ノダ」  「野田ともうします」ドラマ版を全話観た。

004 (300x252).jpgドラマ版「野田ともうします」の1stシーズンと2ndシーズンのDVDをウチの奥さんが購入したので、一気に全話観る事が出来た。
前にも書いた様に、マンガもドラマも異常に面白い。
ここまで、両者が高次元で傑作という作品は珍しい。
原作の方は講談社刊行の「KISS」(月2回発行、東村アキコの大ヒット作「海月姫」も連載中)に連載されている。
ドラマの2ndシーズンは今年の3月に最終回を迎えたが、NHK Eテレ(旧教育テレビ)では現在月曜23時25分から(ワンセグ2では月曜19時55分)再放送中なので是非チェックして貰いたい。
1stシーズン、2ndシーズンのどちらのDVDにもメイキング等の特典映像が収録されているが、特に2ndには特番だった約30分の「クリスマススペシャル」や、キャストのインタビューも入っており超お得。

今回は出演者についてちょっと説明。
江口.png☆江口のりこ(野田さん役)
劇団の「東京乾電池」所属で、あの「時効警察」に出演していた(顔を見れば誰でも思い出す筈)。
映画やCM出演多数の隠れた売れっ子女優だったが、「野田さん」で一躍全国区でブレイク..するハズ。


☆池谷のぶえ(亀田さん役)
野田さんがバイトするファミレス「ジョリーズ」の先輩ウエイトレス役で、「演劇弁当猫ニャー」の看板女優という事。
ドラマ「謎ときはディナーのあとで」にも出てたらしい。
マンガの「亀田さん」より幾分ぽっちゃり感があるが、流石にいい味を出していると思う。

☆増田有華(AKB48)(富沢さん役)
増田.jpg亀田さん同様、ジョリーズの先輩ウエイトレス。
AKB48の増田有華というコは全然知らなかった。
ドラマを最初観た時に劇団系の女優さんかと思った位演技が達者であり、原作の「富沢さん」に異常にマッチしている。
この人以外の「富沢さん」はちょっと考えられない。
調べたらAKBの中では一軍半くらいのポジションらしいが、案の定「劇団クロックガールズ」の舞台に客演した事がある実力派だった。
歌もうまく「AKB最高の歌唱力」らしい。
ウィキペディアによると2才の時小児ガンに罹ったらしいが奇跡的に完治し、中学生の時バスケで大阪市選抜メンバーになり優秀選手賞を受賞したそう。
芸能界入りしなければ、プロバスケの選手を目指していたと言う。
AKBなんかにいるのは勿体無い程(怒られそうだが)のスーパーガール。

☆安藤サクラ(手影絵部、部長役)
父親は俳優の奥田瑛二、母親はエッセイストの安藤和津、姉は映画監督の安藤モモ子というサラブレッド?
柄本明の長男佑(たすく)と結婚している。
柄本明、柄本時生も「野田さん」にゲスト出演しており「野田さん」は、東京乾電池絡みのメンバーが多い事がわかる。
原作の絵柄によく似た「部長」をイメージ通りにうまく演じていて、脇をしっかり固めている。

☆村越友一(手影絵部、副部長役)
東京セレソンデラックスという劇団(もうすぐ解散するらしい)のメンバー。
この人もマンガそっくりで、めちゃくちゃキャラが立っている。
ドラマ版の成功はこの人の功績が大だと思う。

原作4巻分のマテリアル分を殆どドラマ化してしまった為、かなり時間がかかりそうだが是非「3rdシーズン」制作を実現してほしい。
posted by judas at 23:45| 東京 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | ロックなクイズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

総合力ではS.M.B中No.1だと思う「Fly Like An Eagle / STEVE MILLER BAND」(Special Edition,CD+DVD)

038 (270x236).jpgSteve Miller Bandの代表作であるばかりではなく、米国ロック史に残る至高の名盤「Fly Like An Eagle」のSpecial Editionを購入。
これは2006年にキャピトルから出た「30th Anniversary Edition」と同内容のものを2010年にEdselがS.M.Bのデジパックシリーズの一環で「Special Edition」として出したデジパック盤。
CDには「Fly Like An Eagle」のかなり高音質なリマスヴァージョンと「Rock'n Me」「Take The Money And Run」「Fly Like An Eagle」の別テイクが収録されている。
この別テイクが非常に良くできており、CD部分だけでも満足度が高い。
そしてDVDには2005年のライブが2時間超収録されている(他にインタビューと,
アルバム「Fly Like An Eagle」の5.1 mix ヴァージョンも収録)。
で、このライブがまた素晴らしい。
演奏と歌は衰え知らずといってもよく、アレンジも練られていてホント転がった(全盛期メンバーのNorton Buffaloもフル参加)。
そしてゲストとして、George ThorogoodとJoe Satrianiが登場し、S.Millerと白熱のブルースセッションを繰り広げる。
収録時間が長いのに「Jet Airliner」や「living In The U.S.A」を演っていないのは残念だが、終盤のヒットメドレーでは観客がメチャクチャ盛り上がっている。

それにしても「Fly Like An Eagle」の収録曲はすべて最高。
アーシーで泥臭い部分とS.Millerの一般的イメージである「スペーシー」なアレンジがものの見事に高次元でマッチしており、ギターやバックバンドの卓越した演奏で、奇跡的な名盤となった。
曲単位でみると、次作の「Book Of Dreams(ペガサスの祈り)」収録の「Swing Town」「Jet Airliner」「Jungle Love」「Winter Time」等が、一発の破壊力では上かもしれないが、アルバム全体の総合力としては「Fly Like An Eagle」の方を推したい。

↓ゲスト参加のJoe Satrianiとの「Crossroads」

唐突に【judasの選ぶ、Steve Miller Band,Best10】
1.Swing Town
2.Wild Moutain Honey
3.Jet Airliner
4.The Joker
5.Serenade
6.Winter Time
7.Heart like A Wheel
8.The Stake
9.Rock'me
10.Take The Money And Run


Disc.1 (CD)
1. Space Odyssey
2. Fly Like An Eagle
3. Wild Mountain Honey
4. Serenade
5. Dance, Dance, Dance
6. Mercury Blues
7. Take The Money And Run
8. Rock'n Me
9. You Send Me
10. Blue Odyssey
11. Sweet Maree
12. The Window
13. Fly Like An Eagle `73
14. Take The Joker And Run
15. Rock'n Me '76 Slow

Disc.2 (LIVE DVD)
1. Swingtown
2. True Fine Love
3. Abracadabra
4. Dance, Dance, Dance
5. Wild Mountain Honey
6. Nature Boy
7. Mercury Blues
8. The Stake
9. Shu Ba Da Du Ma Ma Ma Ma
10. I Love The Life I Live, I Live The Life I Love
11. Got Love If You Want It
12. Gangster of Love
13. All Your Love (I Miss Loving)
14. I'm Tore Down
15. Slow Blues
16. Crossroads
17. Fly Like An Eagle
18. Take The Money And Run
19. Rock'n Me
20. Jungle Love
21. The Joker
22. Serenade
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2012年05月11日

そんなに「ホームズ・マニア」でない私も楽しめた静かなベストセラー  「シャーロッキアン! / 池田邦彦」  最新3巻発売

img007.jpg「クレヨンしんちゃん」「じゃりんこチエ」「博多っ子純情」「ルパン三世」等の大ヒット作を排出し、青年漫画誌の草分け的存在である漫画アクションに連載された(現在は休載中)「シャーロッキアン!」全3巻をやっと購入。
「やっと」と書いたのは、4/28に発売になったばかりの最新第3巻がほとんどの大型書店で既に品切れで、アマゾンですら「品切れの為発送時期は未定」(今日現在は発送まで7〜8日と多少改善されている)となっており、マニアックなコミックスの品揃えが良い穴場書店をまわってようやく入手したから。
初版発行部数が少ない故と思われるが、結構ネット等では静かなブームになっている様。
私も上述の「コミックスの品揃えが鋭い」書店の「手書きポップ」で興味を持ち1,2巻を購入した。
昭和の青年誌の王道の様な「レトロちっく」で決してウマイと言えない絵柄は激しく好き嫌いが分かれそうだが、内容は分かりやすく親しみ易いと思う。
シャーロック・ホームズ譚に詳しくなくとも「医師ワトソンが親友のシャーロック・ホームズの活躍を記した探偵談、という体裁でコナン・ドイルが執筆したシリーズ」という事さえ知っていれば問題なく楽しめる。
勿論「シャーロック・ホームズ・マニア(シャーロッキアン)」であれば、より面白さは増すのだろうけれど。
掲載誌が青年誌(というかオヤジ誌?)の「漫画アクション」という事もあってか、ホームズ作品をモチーフにした日常の謎解きだけではなく、妻に先立たれた大学教授と女子大生の「障害のある恋愛」というプロットもメインに持ってきてある。
確信犯的に古めかしい絵柄には最初抵抗があった(西岸良平は今でもあまり好きではない)が、慣れるとあまり気にならなくなった。
作者の「池田邦彦」は大メジャー誌の「モーニング(講談社刊)に月イチ連載中の「カレチ」という電車の車掌をテーマにしたヒット作も持っており、読者も勿論だが業界内でも評価が高いと思われる。
「カレチ」の人気の為か「シャーロッキアン!」は3巻で一応一段落を着け、今年の秋頃まで休載の予定。
連載再開を気長に待つと共に「カレチ」も揃えてみようかと思う。
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2012年05月06日

ドラマ化もされていた! 『俺物語!』を思わせる部分も多い 「ヤスコとケンジ / アルコ」

img006.jpg「別マ」の大ヒットマンガ「俺物語!」の作画担当ということで再び注目されているアルコが、2005年〜2008年に連載していた「ヤスコとケンジ」を5巻まで購入。
最初は4巻までで話がひと段落していたので、5巻の存在をあとになって知り即ゲット。
2008年にドラマ化されたので、その為に一巻分のマテリアルを追加で連載したのだと思う。
このドラマは、日テレ系土曜21:00からという「ジャニーズ枠」(妖怪人間ベムや怪物クンとか、今でいうなら三毛猫ホームズ)で、ケンジがTOKYOの松岡、ヤスコが多部未華子、純クンが関ジャニの大倉、純クンのお姉さんエリカが広末涼子、というキャスト。
最近までこの「ヤスコとケンジ」がドラマ化されていたのは知らなかったので、アルコを「長い下積み生活」などと書いていたが、それは失礼な話だった訳だ。
しかし、彼女の実力からしたら4巻や5巻で終わるマンガではなく、10〜20巻続くマンガはきっと残せると思う。
で、「ヤスコとケンジ」を読んで思ったが「俺物語!」の原型を成していると思われる部分が非常に多い。
ヤスコが恋する純クンとその姉のエリカが「俺物語!」の砂川とお姉さんの設定に凄く近い。
また主役が「イケメン」ではなく、ケンカも強い「漢(オトコ)」というトコも似ている。
「俺物語!」の原作は、「高校デビュー」の大ヒットを持つ「河原和音」という事になっているが、物語のキャラやテイストは「アルコ」そのものと言っても良いと思う。
何しろ河原和音は現在「青空エール」という連載を持っているので、読者が思っている以上にアルコの比重が大きいのではないだろうか。
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お母さんが魅力的「ひらけ駒! / 南Q太」最新5巻発売中

img005 (222x300) (207x280).jpg3月末に発売になっていた「ひらけ駒!」の5巻を遅まきながら購入。
講談社刊「モーニング」に」ほぼ毎週順調に掲載されている為、6月の下旬にはもう6巻が発売になってしまうけど。
純粋な少年向けマンガ誌から青年誌まで、現在数多くの将棋マンガが掲載されているが、この「ひらけ駒!」は、プロ棋士を目指す小学生の主人公「宝(たから)」クンと、息子と共に将棋にハマっていく母親を、平行して描いていくという面で新しい。
主役の「宝」クンより、初心者ながら奮闘するお母さんの方に魅力を感じる読者は多いハズ。
作者の南Q太は離婚歴が2回ある女性マンガ家(名前で誤解されやすいが女性)という事もあり、宝クンの家も母子家庭という設定(父親がいない理由はいまのところ明かされていない)。
また、3才で天才的な才能を示す子や、小学校高学年の子を簡単に負かせてしまう低学年の子供が沢山いたり、長くやっていれば強くなれるという訳でもないプロを目指す子供たちの過酷な現状がリアルに描かれていて、単に親子の愛情物語にとどまっていないところも面白い。
大人のプロ棋士界の残酷さを描いている「3月のライオン」よりも、表向きはホンワカしている感じだが将棋の世界の厳しさは、どちらにも共通してこれでもかと描かれてる。
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2012年05月05日

ドラマもマンガも甲乙つけられない面白さ  「野田ともうします / 柘植文」

img004 (219x300).jpg現在実写ドラマ版のシーズン2がNHKにて再放送中の「野田ともうします / のコミックスを購入。
現在4巻まで発売中。
主に柘植文(つげあや)はレポートもの(「柘植文のマイペース花嫁修業」「つげ式貧遊術」等)を描いているマンガ家で、名前は書店の大判コミックスの棚でよく見かけていた。
この「野田ともうします」は講談社の「KISS」に連載中の4ページ程のショートコメディ。
埼玉県にあるFレベル(つまり低レベル)の大学に通う地味で何を考えているのかよくわからない(でも観察眼は鋭い)女子大生、野田さんの日常を描いたセンスのよいギャグマンガ。
一見つまらない事を深く掘り下げて、メチャクチャ面白くする作者の柘植文のセンスと力量は只者ではない。
NHKのお蔭で、遅まきながら気が付いたが、こんなに面白いマンガを今までスルーしていたのは、勿体無いとしか言いようがない。
また、ドラマ版(もともとはワンセグのみの放送からスタート)の方も、野田さん役の「江口のりこ」を始め他の配役もピタリと決まり、コミックス同様非常にハイセンスなショートドラマに」なっている。
一見軽薄ギャルだが面倒見がよく、付き合う彼氏がことごとくダメ男という「富沢さん(トミー)」を演しているのが、AKB48の増田有華という子なのだけれど、これがまたジャスト・マッチ。
演技の方もAKBとは思えない程、自然で達者。
私は最初、劇団系の女優さんかと思ったくらいだ。

掲載誌の「KISS」はほぼ隔週の発刊で、一話が4ページの為、単行本の5巻が出るまでにまだまだ時間がかかりそうだが、またマテリアルが貯まれば、3rdシーズンも是非作って欲しい。
posted by judas at 23:18| 東京 晴れ| Comment(2) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ようやく実力派が大ブレイク 「オオカミ少女と黒王子 / 八田鮎子」最新第3巻発売!

img340.jpg現在「別マ」に於いて私が「俺物語!! / アルコ&河原和音」と共に注目しているのがこの「オオカミ少女と黒王子」
主人公のエリカが友達の手前、彼氏役を頼んでしまった超イケメンの「佐田恭也」クンは、頭脳明晰なれど超ドS。
「ツンデレ」ならぬ「Sデレ」といってもよい恭也クンに「キュン死に」しかけている少女読者は多い筈。
設定や物語運びの面白さも勿論だけど、単行本が大重版になってしまう程ヒットしているのは八田鮎子の絵の上手さに負うところも大きい。
いくら「超イケメン」と登場人物達が言っても、読者から見てもそうでなければ説得力がない。
読者を納得させる程の画力があってこそだと思う。
その実力の割には今までヒット作に恵まれなかった八田鮎子(短編集の単行本は結構出ているけど、四話以上の連載ものは今回初めてだと本人が言っている)がようやく成功を掴みかけている(すでに大成功かも)。
仲が良い(らしい)、「ヒロイン失格」の幸田もも子に次いで、苦労した実力派がブレイクしていくのは嬉しい。
ひょっとしたら、ドラマ化もありかも。
posted by judas at 00:48| 東京 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月04日

【別マ王道路線】のもう一方の雄 「アオハライド / 咲坂伊緒」最新4巻発売

img341.jpg現在の「別マ」において「君に届け」と共に【王道路線】の牽引車的存在である「アオハライド / 咲坂伊緒」の最新4巻が発売された。
前作「ストロボエッジ」が「一ノ瀬蓮(いちのせれん)」という、読者の少女達が全員「萌え死に」するような超強力萌え男子を擁したのに対し、「アオハライド」の「馬淵(田中)洸」クンが弱い気がしたが、ここにきて急に魅力が倍増してきた様に思える。
また、咲坂作品では女の子が「男子」に夢中になる様子を描くと共に、同性から「ハブ」られてしまう「恐ろしさ」もよく描かれる。
「アオハライド」では、「男に媚び過ぎている」ということで女子からシカとされている「悠里」を庇ったことで、主役の双葉もハブされてしまう。
その辺も「男の子の事」以上に、女子高校生の大きな関心事だという事がわかる。
とにかく、非王道?「俺物語」や「ヒロイン失格」と共に「別マ」を盛り上げて欲しい。
posted by judas at 23:38| 東京 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「氷菓 / 原作:米沢穂信,作画:タスクオーナ」(角川書店)

img003 (220x300).jpg私が以前から、新世代ミステリーの旗手として絶賛している、米沢穂信の「氷菓」が、アニメ化及び漫画化された。
アニメ制作会社のトップクラスに位置する「京都アニメーション」によるアニメは流石に美麗。
但し、多少策に溺れる様なところもあり、もう少し物語本位に作成してほしい気もする。
マンガの方はアニメに非常に忠実で丁寧な作画に好感が持てる。

私はもともとこの「氷菓」を含む「古典部シリーズ」より「春期限定」「夏期限定」などの「小市民シリーズ」の方がミステリー純度が高く私好みであり、特に「氷菓」はそれ程面白いと思っていなかったが、アニメになり「折木奉太郎」「千反田える」などのキャラがイキイキ動く様子をみると、これも悪くないなと思ってしまう。
このあとは、名作だと個人的に思う四作目の「遠回りする雛」までアニメ化にてもらいたい。

書店でもコミックスの方は平台のかなりのスペースを占有しており、UHFながらアニメの方もかなり好調らしい。
「古典部」シリーズの文庫(現在四作目までが文庫化)もアニメの表紙に差し替えられ(正確には表紙と同サイズの巨大なオビをかけてある)、これまた平台で目立ちまくっている。
元々はラノベリーグからスタートし、もうすでにジャンルを超えた巨匠の域に達したといっても良い「米沢穂信」だけど、さらにビッグなり中高生の間の「東野圭吾」以上の存在になりそうである、
☆私としてはコレが当たって、作者が「古典部」シリーズに専念すると、待ちに待っている「小市民シリーズ」の最終章にあたる「冬期限定〜〜」がいつまで経っても刊行されないので、複雑ではある。
posted by judas at 22:42| 東京 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月30日

今までず〜っと読んできて本当に良かったと思わせるエンディング「坂道のアポロン / 小玉ユキ」完結編第9巻発売

img339.jpg【若干のネタバレあり】
ここまで世間で評判になる前からハマっていた「坂道のアポロン」が遂に9巻で完結した。
昭和40年代の佐世保をモデルにした町を舞台に、ジャズに魅せられた当時の高校生の青春を描いた小学館漫画大賞も受賞した作品。
独特の絵柄は好き嫌いが分かれるかもしれないが、登場人物達の心象表現とジャズを絶妙に組み合わせた繊細な物語運びが素晴らしい。
「月刊flower」連載の為、単行本の発刊間隔が長く前巻までの話の流れを忘れてしまう事もあるが、一度読みだすと「坂道」ワールドにどっぷり浸れて出れなくなってしまう。
本当にウマイ作家さんだと思う。
かなりシリアスで救いのない展開に突入してしまった前巻の8巻のムードを冒頭から引き摺りながら、薫(かおる)やリツコ達が成長していくが、最終話で一気にそれまでの鬱憤が晴れてしまうような大団円へと向かう。
これはご都合でもなんでもなく、物語スタート時から読者が求めていた理想の到達点であり、本当に今まで読み続けていてよかったと思わせるラストだ。
今年の秋には「ボーナストラック」として番外編を集めた「10巻」が発売されるというが、これまた待ち遠し過ぎる。
☆4月より「ノイタミナ」枠で始まったアニメの方も美麗な絵とプロフェッショナルな声優さんの仕事で素晴らしい出来になっている。
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2012年04月29日

Reign In Bloodよりも好き「Hell Awaits / SLAYER」(2004 Digitally Remastered)

img338.jpgアマゾンを彷徨っていてSlayerの2ndの2004年デジリマ盤が安かったんでオーダー。
1stと3rdのリマス+ボートラ盤は昔から結構見かけて入手できたが、2ndは何故かあまり目に付かなくて今までアナログ盤しか所有してなかった。
2ndのリマス盤はMETALBLADE(まだあったんだ!)から出ている。
プロデューサーのBrain Slagel(これまた懐かしい名前!)って確かMETLBLADEの社長だった筈。

余りに衝撃的な1stの次という事もあり、待ち望んだ2ndを当時聴いて、決して期待ハズレではなかったものの「う〜ん、こんな感じね」と、心から喜んではいない自分がいた。
衝撃的なスピードと凶暴さで叩きつける様に3~4分台の曲が飛び出してきた1stに比すと、6分台の曲が3曲、5分台が1曲と長尺の曲が増えており、ライバルであったMETALLICAを若干意識した曲展開が感じられた。
必ずしもスローダウンした訳ではないが、若干衝撃度が薄まった感も否めず中途半端感が残った。
続く3rdで、再び3〜4分台の凶暴な曲を並べてきた時には、自ら2ndの方向性の誤りを認めた様でもあったし、また数年後に発売されたライブ盤「Decade Of Aggression」では、2ndからタイトルトラックの「Hell Awaits」1曲しかセレクトされていなかった。
ところが、2ndのリマス盤を数年振りに聴いたら「やはりSLAYERは神だ」と思わざるを得なかった。
「Kill Again」「Praise Of Death」「Necrophiliac」等の疾走チューンは勿論、ザクザクとミディアムテンポのリフを刻んでいたら突如スラッシュパートに突入したり、発作的にギターソロが切り込んで来たりする長尺の曲達も、繰り返し聴いて大まかな構造を把握すると、メチャクチャ格好良く聴こえる。
2ndアルバムが発表された85年のベルギーと西ドイツでのブートを持っていたので、チェックしてみると2ndからは「Necrophiliac」「Kill Again」「Hell Awaits」しか演っていない。
やはり、構成に凝り過ぎてステージでの再現が難しかったのだろう。
しかし2ndアルバムを再び聴くと、殺気溢れる演奏は紛れもなくバリバリの全盛期を感じさせ、私としては世間的に最高傑作でスラッシュメタルの金字塔と評される3rd「Reign In Blood」よりも耐久性があり好きだ。

↓トム・アラヤ若い!デイブ・ロンバルドー凄過ぎ!
ケリー・キングの「剣山」みたいなイガイガリストバンドがメチャ懐かしい。
いや〜、やっぱSlayerは神!
posted by judas at 23:58| 東京 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | MetalなRock | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Drivin' Wheelは文字通りドライヴ感満載「Fool For The City+Night Shift / FOGHAT」

img337.jpgかなり前にアマゾンを彷徨っていてFOGHATの2in1がリリースされる事を知った。
以前は結構CDでもFOGHATを持っていたが現在は無いので、取敢えず2月に「Fool For The City」と「Night Shift」の2in1をオーダしてあったが、それがちょっと前にようやく届いた。
この2作は、彼らのスタジオ作の中でも、2トップと呼びたい位好きなアルバム。
今、久し振りに「Fool For The City」を聴いたらやっぱりメチャククチャ良い。
あの歴史的名ライブアルバム「Live」にも収録された代表曲中の代表曲「Fool For The City」と「Slow Ride」以外の「Terraplane Blues」や「Drive Me Home」「Take It OR Leave It」も本当に良い曲で、繰り返し何度も聴いてしまう。
そして、もう一枚の方の「Night Shift」も私が以前から言っていたように、アルバム全体としては「Fool For The City」に遜色ないくらい良くできている(judas私感)。
「Night Shift」は前述の「Live」より前に発売されていたにもかかわらず、「Live」には1曲も収められていなかったりして、ファンの間ではあまり評価が高くなさそうなのが残念である。
シングル曲「Drivin' Wheel」の文字通りのドライブ感にはメチャ転がる。
アナログ時代に国内盤の7インチを買った記憶があるが、シングルエディットされていた。
とにかく、私の中ではこの「Night Shift」は名作である。
ちなみにこの2in1ではリマスされ、「New Place To Call Call Home」というボートラが一曲収録されている。

↓英国出身のバンドながらアメリカで売れまくった。
このハード&ドライビングな曲さえもシングルチャートでTop40入りしていた筈。
posted by judas at 01:31| 東京 晴れ| Comment(3) | TrackBack(0) | ブリティッシュなロック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月26日

Rock Candy再発シリーズにハマる「Orion The Hunter」(Remaster & Reloaded)

img336.jpg以前紹介した「Hughes & Thrall」や「Praying Mantis」をリマス再発したRock Candy が2011年に出した「Orion The Hunter」の1st(しかないけど)を購入。
Rock Candyが再発するまでは入手が難しくて、ヘンに高い値段になっていた。
それにしても、このROCK CANDYの再発ラインナップは凄すぎる。
「Max Webster」「Coney Hatch」「Grand Prix」「Cobra」から「Bow Wow」や「Cats In Boots」まで「カタログ」にあるのだが、権利関係は大丈夫なのか?
廃盤(発禁?)になる前にゲットしたいものが山程あるぞ。

「Orion The Hunter」は今更言うまでもなくあのBOSTON一派のバンドで、2nd「Don't Look Back」が1978年に発表されて以来、Tom Sholzが裁判や発明やらでバンド活動を停止していた期間にB.GoudreauがFran Cosmoと組んだもの。
Goudreauは1980年にもソロアルバムを出しているが、Orion the Hunterの方はバンドとプロジェクトの中間のようなスタンスで、セールス的にも結構成功した記憶がある。
ソロアルバムがSholz抜きの「しょぼいBOSTON」であったのに対し、こちらは84年と言う年代も影響してか、産業ロック色がかなり濃いゴージャスなサウンド。
故に、BOSTON臭(Fran Cosmoの歌唱が非常にBrad Delpを思わせ、Delp本人もバックコーラスで3曲参加している)はあるものの、ギターがガガガガガとメタルっぽいリズムを刻んだり、タッピングが入ったギターソロがあったり、泣き泣きの売れ線狙い産業バラードがあったりして、あまりBOSTON的なものを期待すると肩透かしをくらう。
むしろ「しょぼいBOSTON」と前述したGoudreauのソロの方が適度に薄まって風通しのよいBOSTONサウンドが楽しめるかもしれない。
私ははどっちもツボで捨てがたいけど。
で、今回の「Remastered & Reloaded」ヴァージョンはクリアなリマスが施され、16ページのブックレットもついている。
このRock Candyの「Remastered & Reloaded」というシリーズには超貴重なボートラが収録されているものが多いが、本作には残念ながらというか当然ながらボートラはなし。
しかし、好き嫌いはあるかもしれないが1984年当時の「産業ロックアルバム」としては最高水準に近い完成度を誇っていると思うし、今聴いてもその印象は変わらない。
「BOSTONファミリー」という期待をあまりせずに聴けは、その魅力は更に分かり易いと思う。

↓メンバーの小芝居も入った典型的な「MTVクリップ」で、1984年という「幸福な時代」を思い出させるサウンドと映像である。
posted by judas at 23:18| 東京 曇り| Comment(4) | TrackBack(0) | アメリカンなロック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月22日

ニューロマンティック好きにはたまらない「Journeys To Glory / Spandau Ballet」2010 Special Edition

002.JPG2nd Album「Diamond」に続いて、1stの「Journeys To Glory」の2枚組Special Editionも到着。
アナログ時には2ndばっかり聴いていた為あまり思い入れの無かった1stではあるが、今じっくり聴き直すと非常に素晴らしい。
より「ニューロマンティック風味」が強く、Classix Nouveauxに近い部分も多く見受けられる。
ゆえに「Instinction」と「She Loved Like Diamond」が突出していた2ndに比べて、アルバム全体の私好み度が高い(2ndからのシングル「Chant.No.1」や「Paint Me Down」はそこそこヒットしたけど)。
1stのサウンドは2ndに比べるとペラペラに感じられるところもあるが、「ニューロマンティック」のチープな魅力は存分に発揮されている。
シングルカットされヒットした「To Cut A Long Story Short」(「早い話が」という邦題が秀逸)や「Musclebound」(こっちの邦題は確か「燃えよマッスル」という思い切ったもの)よりも、「Reformation」「Mandolin」、Classix Nouveauxを思わせる軽快なインストの「Age Of Blows」、これまたClassix Neaveaux激似の「Freez」(これもシングルヒットしているが)、ポップでキャッチーな「Confuse」等に転がってしまう。
Spandau Balletは3rd以降のソウル風味が強くなってからのイメージが強いバンドだが、このstは「ニューロマンティック・ムーブメントのバンド」としての隠れた名盤かもしれない。

☆このSpecial Editionの2010年デジリマ効果は2nd同様素晴らしい。
シングル曲の7インチ、12インチヴァージョン満載のDisc.2の満足度も高い。
特にBBC SESSIONの4曲が貴重で有難かった。
Disc.1
1. To Cut A Long Story Short
2. Reformation
3. Mandolin
4. Musclebound
5. Age Of Blows
6. The Freeze
7. Confused
8. Toys
9. The Freeze (7' Version)
10. Musclebound (7' Version)
11. Glow (7' Version)
Disc.2
1. To Cut A Long Story Short (12' Version)
2. The Freeze (Special Mix)
3. Glow (12' Version)
4. The Freeze (12' Version)
5. The Freeze (BBC Session.)
6. Mandolin (BBC Session)
7. Musclebound (BBC Session)
8. Glow (BBC Session)

↓トニーは後の「ムード歌謡路線」とは違ってワイルドなイメージでTV出演。
解散後映画俳優になったギター&シンセのゲーリー・ケンプの若い頃は流石にイケメン。
posted by judas at 23:37| 東京 雨| Comment(0) | TrackBack(0) | 80'sっぽいの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ハイペースで売れまくる「銀の匙・Silver Spoon」最新3巻限定版発売

032.JPG
2012年のマンガ大賞受賞作「銀の匙・Silver Spoon」の最新3巻の限定ヴァージョンが到着。
現在TVスポットでも流れている様に、まだ3巻にして累計250万部(ハラマキ印刷時では画像の様に200万部だった)突破の驚異的大ヒットになっている。
当初は、今や古典とも言うべき「鋼の錬金術師」の作者の新作という期待による売上もあったのだろうけど「銀の匙」の内容はその期待を大きく上回る。
以前も書いた様に、作者の荒川弘(女性)の実家は酪農と畑作農業を営んでおり、自らもマンガの登場人物同様農業高校へ進学したと言う事。
またまた引き合いに出して悪いけど、農大の生活を描いた「もやしもん」とは全く比べ物にならない程、ストーりー、作画、キャラクターが素晴らしく、マンガ大賞受賞及び、累計250万部の大ヒットも当然と言えよう。
ネタバレの為詳しくは書けないが、最新3巻の内容は益々面白くまた深くなっていて今から既に4巻が待ち遠しい(掲載誌の週刊少年サンデーは買わなくなって久しいなあ)。
で、限定版についているタイトルに因んだ「銀のスプーン」は洋食器の生産地として世界的に有名な新潟県の「燕三条」ブランドのもの。
私は「銀食器」及び「銀製品」にはとんと縁が無く知識がなかったのだけど、銀製品はすぐ変色する等、扱いが難しい様で、ハコの裏に【取り扱い上の注意とお手入れ方法】がびっちりと記載されてた。
なんか使うのが勿体無いのでしまっておこうと思ったが、きっとしまっておいてもいつかは黒く変色しそうなので、ガンガン使った方が良いのかもしれない。
posted by judas at 00:07| 東京 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月19日

Billy Sherwood仕切りのトリビュート盤「An All-Star Tribute To LYNYRD SKYNYRD」('07)

lynyrd tribute.jpg「アマゾンからのオススメ」にピックアップされていたもので、メンツを見て即購入。
ものの見事にアマゾンの術中にハマった訳だ。
これは、2007年にCleopatra Recordsの傘下のDeadline Musicというところから出ており、全13曲中2.7.8.10.12.13の6曲は、Billy Sherwoodのプロデュースとのクレジットがある。
Billy Sherwoodと言えば'90年代から2000年代にかけてYESを再活性化させたマルチプレーヤーで「第2のトレヴァー・ラビン」と言っても良い存在。
Billy在籍時のYESのライブを観た方によれば、控え目で本当に良い人らしい。
YES脱退(卒業?)後は、その「縁の下の力持ち的体質」を生かし、こういったトリビュートものの仕掛け人として有名なった。
上記の曲では、ギターやドラム以外は殆どSherwoodが演奏している。
故に、OutlawsとクレジットがあってもHughie Thomassonしか演奏していなかったりする。
で、上記の6曲以外も比較的最近の録音の様でクオリティが高い。
1.のFreebirdのカバーは元々Molly Hatchetの十八番(オハコ)で、彼らの全盛期のライブ盤にもハイライトとして収録されており、自分達のオリジナル曲よりもハッキリ言って確実にウマイ(笑)。
フィドルの名手Charlie Danielsはヴォーカルのみの参加。
4.のGreat Whiteの「Saturday Night Special」も持ち味に合ったカバーでメチャ転がる。
彼らも悲劇を乗り越えて頑張っているのだろうか。
6.はメジャーデビュー以前にRickey Medlockeが参加していた頃の曲のセルフカバー?
隠れた名曲と言えよう。
8.のBlack Oak ArkansasのJim Dandyは、あのデイヴ・リー・ロスの元ネタ?とも言うべき、ショーマン派ヴォーカリスト。
今はかなり高齢の筈で、渋い歌声を聴かせている。
9.のPat Travers 12.のRick Deringerもメチャクチャかっこいいギターを弾いていて転がる。
13.のSky Saxonはあの「Nuggets」や「あの頃ペニーレインは」のサントラにも収録されていたThe Seedsのヴォーカルでテキサスロックシーンのドン。
「judasの選ぶ名前のカッコイイミュージシャンベスト10」にもランクインする。
このトリビュート盤は安く買えた割には満足度が高くって、Lynyrd Skynyrdの残した曲の素晴らしさが再び心に沁み入ってくる。
1.Free Bird / Molly Hatchet With Charlie Daniels
2.Sweet Home Alabama / Outlaws(Feat.Hughie Thomasson)
3.Double Trouble /Artimus Pyle,Ed King & The original Honketts
4.Sturday Night Special / Great White
5.That Smell / Canned Heat
6.Seasons / Blackfoot(Feat.Rickey Medlock)
7.Gimme Three Steps / Walter Trout
8.What's Your Name / Jim Dandy's Black Oak Arkansas
9.Gimme Back my Bullets / Pat Travers
10.Simple Man / Dangerous Toys
11.Call Me The Breeze / Atlanta Rhythm Section
12.You Got That Right / Rick Derringer
13.SwampMusic / Sky Saxon(Of The Seeds) & Joey Covigton(Of The Jefferson Air Plane)

↓この歌ってる人が、名前のカッコいいSky Saxon(クチパクだけど)。
「ひとりミック・ジャガー&ブライアン・ジョーンズ」と言いたい。
ヘンなリーゼントのキーボーディストもカッコよくて転がる。
posted by judas at 23:21| 東京 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | アメリカンなロック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする