2014年09月30日

4巻もメッチャ充実 ドラマ化もありかも! 「重版出来 / 松田奈緒子」最新第4巻発売!

img420.jpg【ネタバレあり】
約半年前に発売された第3巻はまさに「ネ申巻」というべき、奇跡的な巻だったので、4巻が本当に待ち遠しかった。
『あまり期待し過ぎるとガッカリする』と自分に言い聞かせ、過度の期待はしない様にしたが、実際に最新4巻を読んでみると、前巻と甲乙付け難い充実度であった。
全編を通して、「三蔵山先生」のアシスタントに入った『天才中田伯』の人間としての成長が描かれる。
また、3巻では、才能ある若手女流マンガ家「東江絹(あがりえきぬ)」を雑誌を売るための駒としてしか見ず、その才能を潰してしまいそうになる「悪役」として登場した編集者の「安井」の過去や、中田伯と同じく三蔵山先生のアシとして年齢を重ねる「沼田」の葛藤なども描かれ、本当に読み応えがある。
「ヒール」が「ヒール」だけで、「端役」が「端役」だけで終わらないところに奥行が生まれてくる。
確かに、作者の周りには、色んなタイプのマンガ家や編集者達が沢山いそうで、ネタに事欠くことはなさそうなので、ズルいっちゃズルいが。
多くのサブキャラにスポットを当てると、必ず「主人公が描けていない」とか言い出す人が出てくると思うが、私にとっては特に誰が主役という事は関係なく、「出版業界」に携わる人々や事柄を少しでも多く描いてほしい。
今巻もメッチャ面白かったが、ただ一つ「成田メロンヌ」先生が出てこなかったのは寂しい。
posted by judas at 23:18| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月28日

白樺湖とマンモスおみやげセンターとエドウィン・コリンズ(Edwyn Collins)

judas家は、9/27(土)〜9/28(日)で、長野県の白樺湖を中心とした蓼科地域に旅行に出掛けた。
最近はマンガとロックに特化し、あまり「どこどこへ旅行に行った」的なブログは書いていないのだが、久しぶりにちょっと記してみる。
北八ヶ岳ロープウエイ
まず、9/28(日)に、「北八ヶ岳ロープウエイ」に乗って「八ヶ岳連峰」の北横岳に上った時の事。
ロープウエイの「山頂駅(標高2,237メートル)」(正確には「山頂」ではないが)からの眺めは、晴天と言う事も手伝って、非常に素晴らしかった。
だが、前日(9/27)に噴火した長野県と岐阜県の県境にまたがる「御嶽山」の吹き出す噴煙もはっきりと見え、多くの被害と犠牲者を生んでしまった爆発の規模の大きさを物語っていた。
北八ヶ岳ロープウエィ.JPG


↓上の画像の丸印の部分を拡大したもの。
御嶽山から大きな噴煙が吹き出しているのが肉眼でもハッキリわかったが、私たちが滞在した「白樺湖」や「八ヶ岳」のは方へは火山灰は流れて来なかった様だ(画像-judas撮影)。
御嶽山.JPG


aztec.jpg白樺湖「マンモスおみやげセンター」
そのネーミングから、ちょっと不思議な(?)イメージだったが、実際には白樺湖畔でも最大級の普通のおみやげ屋さん。
但し、普通でなかったのはその店内BGM。
お店に入った時から、80年代前半の英国ネオアコ風BGMがとても良くって、堪らずウチの奥さんが「今かかっているのなんですか?」とお店の女性に聞いてみたら、元Orange Juice(オレンジ・ジュース)のEdwyn Collins(エドウィン・コリンズ)との事。
Edwyn Collinsは、2005年に脳溢血で倒れたそうだがリハビリの結果、現在は復活している。
かかっていたのは、2010年に発表された「Losing Sleep」というアルバムで、共同ライターに「Johnny Marr(ジョニー・マー)」や「Roddy Frame(ロディ・フレイム)」がクレジットされている。
kraftwerk autobahn.jpgそう言えば、店内にその「Roddy Frame」のバンド、Aztec Cameraの「High Land Hard Rain 」や、George Harrisonの「Extra Texture(ジョージ・ハリスン帝国)」、Eaglesの「One Of These Nights(呪われた夜)」、そしてなんと!我等がKraftwerkの「Autobahn(アウトバーン)」のアナログLPジャケットが飾られていた。
基本的には、ネオアコ系やウエスト・コースト系がお好きなのだろうが「Kraftwerk」のジャケットがあった事が嬉しかった。
また、自作(?)の真空管アンプが多数あり、それでアナログ盤を鳴らされているようで、スピーカーシステムは(確か)「BOSE 901 SALOON SPECTRUM」と書いてあった。
「Judasの法則」の一つに「思いがけない場所で聴いた音楽は通常の1.5倍増しで良く聴こえる」というのがあり、Edwyn Collinsの「Losing Sleep」も欲しくなってしまった。
☆このブログをご覧になって頂いているロック好きの方で、もし白樺湖に行かれる事があれば、是非「マンモスおみやげセンター」を訪ねて頂きたいと思う。
posted by judas at 22:13| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | レポ類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月25日

TVアニメ第2期決定! マンガ版も再び充実   「神様はじめました / 鈴木ジュリエッタ」最新第19巻発売!

img419.jpg【ネタバレあり】
約2年前にTVアニメ化されて大ヒットした「神様はじめました」の第2期が決定した(OP,EDテーマ共に非常に良くできていた)。
第1期の後半は、過去編をコンパクトしたものとアニメオリジナルのストーリーで非常に上手くまとめていたが、第2期は一体どの様にもっていくのか非常に期待が持てる。
前巻の18巻より「修学旅行編」が始まり、「過去編」の様に冗長にならないか危惧したが、最新第19巻で本当に綺麗にまとめてある。
「巴衛」「鞍馬」「瑞希」「奈々緒」「あみ」それぞれに見せ場があり、ストーリー自体も上手く流れている。
また「修学旅行編」の最後では「巴衛」のツンデレが炸裂して、「キュン死に」((C)中原アヤ)した女子読者も多いだろう。
第2期アニメではこの「修学旅行編」を中心に、アニメオリジナルストーリーを相当追加するものと思われる。
そして、19巻の巻末の予告で「斜め上いく衝撃展開」とアオリが入っているで2014年12月発売予定の第20巻では、より奈々緒を理解し一緒に生きていく為に「巴衛」は人間になりたいと考える(様だ)。
この流れだと、なんとなく「完結」の方向へ向かっている様だが、非常に心地よい「神様ワールド」にいつまでも浸っていたので、少しでも長く続いて欲しい。
posted by judas at 23:49| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月23日

ようやくムッタの打ち上げに向かって物語が動き始めたが..... 「宇宙兄弟 / 小山宙哉」最新第24巻発売

img418.jpg【ネタバレあり】
前巻の23巻から半年振りの発売だが、アニメ放送が終了した割には、ムッタとヒビトの少年時代を描いた劇場版が夏休み中に公開されたり、「宇宙兄弟展」が全国を巡回したりして、あまり「久し振り感」はなかった。
前巻の終りで、ムッタ達のチーム「ジョーカーズ」の「カルロ」が理由も言わずに突然チームを離脱してしまうが、今巻ではそのカルロと、カルロの事を思うジョーカーズの面々達にスポットがあてられて物語が進んでいく。
今まで、チョイ悪で超軽いキャラだったカルロの実はシリアスな生い立ちと、父親との関係が深い感動を呼ぶ。
一時期やや低迷気味な感じもあったが、ここに来て盛り返してきた。
やはり「宇宙兄弟」は面白い!
そして、打ち上げを前にして一時帰国したムッタは、日本ALS協会のメンバーとALS患者達に迎えられる。
ここで読者は、「シャロン」の病気がかなり進行してしている事を予感する。
そして登場したシャロンは、やはり自力では会話が出来ず電子機器を使ってムッタと会話。
ドラマの中でも数多く登場し、最近「氷水をかぶる」というチャリティ兼パフォーマンスが賛否両論だった(そう言えば現在はめっきり氷水かぶってる人見ないなあ)難病の中でもメジャー(?)なALSだが、「宇宙兄弟」の中では「せりかさん」の父親がそれで命を落とすなど、かなり以前から取り上げられてきた。
ただ、シャロンがこの病気に罹ってから、あまりにそちらに重心が向かい始め、物語のスピード感が落ちてきたのは否めなかった。
だが、この24巻の後半は前述の様に「ALS協会」の人たちが登場したりして、作者の小山宙哉はかなり本格的にこの難病を取材しているのだと思われ、それによってかなりALSの患者さんやサポート体制が分かり、今までよりはかなり興味深く読む事が出来た。
元々、ALS等の現在効果的な治療法がない難病は、一定方向からの重力を受けない宇宙空間での実験をする事で画期的な治療法が見つかる可能性がある、という事は「せりかさん」の宇宙飛行士になりたい動機として語られていたし。
打ち上げも近づき、カルロのバックアップクルー「モッシュ」のキャラも立っていて、次なる第25巻が本当に楽しみになってきた。
☆私の予想では、「モッシュ」が自らケガをしたりして「カルロ」に、正規クルーのポジションを譲りそうな気がする。
posted by judas at 21:25| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月22日

「小学館フラワーコミックス40周年記念イベント」at イオンレイクタウン

写真 (17).JPG
「女王の花」のところで、「小学館のフラワーコミックスが創刊40周年」を迎えたと、ちょこっと書いたが、ウチからそれ程遠くない、関東南部でも屈指の巨大ショッピングモール「イオンレイクタウン」で、「フラワーコミックス40周年」の記念イベントが行われた。
「フラワーコミックス」にゆかりの深い現役バリバリから大御所までのマンガ家「田村由美」「北川みゆき」「水城せとな」「萩尾望都」のトークショー&サイン会&複製原画展が開かれ、「複製原画展」だけちょびっと覗いてきた。
撮影自由だがストロボを使用できないため、へんに映り込みがあったりしてやや見づらいがアップしてみた。

↓私が以前「過大評価」と感じた「穂積」の「式の前日」の複製原画があった。
やっぱ真近で見るとプロっぽい。「さよならソルシエ」のものもあった。
写真 (13).JPG

↓女流マンガ家界の「壇蜜」と言われる「水城せとな」の「失恋ショコラティエ」の複製原画。最近のマンガ家さんはカラー原稿は殆どデジタル。
写真 (15).JPG

↓映画化も決まった「海街Diary」の複製原画。流石に吉田秋生程の大ベテランはアナログで着色。
写真 (19).JPG

他にも萩尾望都、あだち充、芦原妃名子、小畑友紀、西烔子、青木琴美らの巨匠の複製原画が展示即売されており、サイズ(号数?)によっても違うが、一枚35,000円くらいの値が付いていた。
posted by judas at 23:30| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月21日

当初のスリリングさと緊張感が戻ってきた! やっぱり言おう、早く11巻を読ませて!!  「女王の花 / 泉かねよし」最新第10巻発売!

img417.jpg【ネタバレあり】
今年で「創刊40周年」を迎えた小学館の「フラワーコミックス」より、例によってきっちり半年のスパンで「女王の花」の最新第10巻が発売になった。
以前書いた様に、第8巻第9巻と、ラブコメ色が強くなり、本来の「大河歴史ロマン」色が影をひそめていたが、ここにきて一気に「亜」「黄」「曾」「土」の勢力争いが本格的になってきた。
「曾国」の第一王子の「旦」の二転三転する行動の狙いや、死んだ事になっていた「旦」の兄の「光」の動き、その「光」を守り慕う忍びの「白」、あくまでも自分の息子に王位を継がせる為に祖国の「土」の介入を身を呈しても阻もうとする「土妃」の真意等、今後の展開を期待させる『駒』が揃ってきて、本当に楽しみになってきた。
次巻の11巻の発売日は、今までの「法則」通りなら、2015年の3月頃であろう。
表紙見返しの作者からのメッセージで「ラストは決まっているのに、連載が長くなると作者にすら思い通りに物語が進行しなくなることもあるのだなぁと学んだ今日この頃。節目の10巻です。このターンが終わればようやくラストバトルの入り口が見えてきます」と記されている。
連載当初のスリリングさと緊張感がようやく戻ってきたのに、終わりの時が近づいてきたのは寂しいが、最初から決まっていたというエンディングは、なんとかここまでついて来た読者達を満足させるものであって欲しい。
posted by judas at 22:28| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月20日

意外に石黒正数のライフワークになるかも 「木曜日のフルット / 石黒正数」最新第4巻発売!

img412.jpg【ネタバレあり】
この「木曜日のフルット」の第1巻が発売になったのは、2010年の10月8日だったので、ほぼ年イチの発売ペース(合ってるよね?)だが、着実に巻を重ねて4巻が発売になった。
1巻発売当時は、作者の石黒正数の大ブレイク作「それでも町は廻っている」がアニメ化になったりして、「石黒ブーム」の真っ最中だった。
私も当然大きな期待を持って即購入した訳だが、「それ町」とは違った「石黒ワールド」が堪能でき、大変満足出来た。
その後も、2巻、3巻と出る度に購入していたが、他にも大量のマンガを読んでいる私には、毎回2ページ程のショートストーリーでも80話近く読むのは意外に大変で、2巻も3巻も途中まで読んで放置しておいたりした。
ところが今回、最新第4巻を電車の中でじっくり読む機会があり、この「木曜日のフルット」の面白さを再認識した。
今巻で特によく出来ていると思ったのは、粗製乱造される「ゆるキャラ」や、客にやたら注文を付ける「ガンコ親父の店」を皮肉ったものや、「でっかいドーナツ」と言われて、必死にわざわざ客を追いかけてまで「これはドーナツではなく、ベーグルです」と言い張る店員の話。
世相の風刺や皮肉は、新聞の4コママンガの様に、ある意味「マンガの原点」ではあるが、最近の「萌え四コマ」の様に、風刺どころかオチもないものばかりなので、2ページで綺麗にメッセージ性やオチも盛り込んでいる「石黒正数」の技量の高さを再認識出来た。
そろそろ『まとめ』に入ってきた「それ町」に代わって、この「木曜日のフルット」が意外に長期に渡って連載が続き、石黒正数の「ライフワーク」になるかも知れない。
☆【蛇足コーナー】ちなみに、何故「木曜日」かと言うと、掲載誌の「週刊少年チャンピン」の発売日が木曜日だから。
posted by judas at 00:36| 東京 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月18日

「マンガボックス」で一番人気らしいが  「穴殺人 / 裸村(らーそん)」第1巻購入

img414.jpg【ネタバレあり】
「サイコろまんちか」のところで、DeNA配信の無料マンガアプリ「マンガボックス」を愛読(という程ではないが)していると書いたが、その「マンガボックス」で一番人気の「穴殺人(あなさつじん)」の第1巻を購入した。
因みに、2位は「寄生獣」のフルカラー版で、3位はSF設定の変形ラブコメの「恋と嘘」だが、古典で色々なマンガに影響を与えた「寄生獣」はともかく、他の2作は稚拙。
「マンガボックス」読者は、ちょっとエロい感じのラブコメ(「穴殺人」も結局ラブコメ)が好きなようだ。

「穴殺人」を「マンガボックス」で読んでいるときから、その稚拙なストーリーや絵柄のバランスの悪さには呆れていたが、まさか一番人気とは、増々呆れた。
のぞき穴から覗いた隣の部屋の可愛い女の子が殺人鬼だったという冒頭のインパクトはあるが、その後の展開がド下手で「出落ち」の感が強く、引き込まれて知らず知らずのうちにページをめくるという感覚はほぼゼロ。
「ケータイ小説」のマンガ版のようなもので、プロとしての力量も自覚もなく、話題性や表面的なイメージだけでダウンロードしてる「マンガ」をファッションとだけとらえている読者(?)に支えられているのだと思われる。
それでも「コキおろすなら買ってから」という主義の私は10月9日には発売予定の第2巻も買う予定。
アプリで読んでも非常に面白かった「サイコろまんちか」は、読み慣れたフォーマットの紙媒体の書籍で読んだら更に面白く読めたので、紙媒体で読んだ時の「穴殺人」を期待したのだが、ストーリーを全然練っていない稚拙なマンガは、どんなフォーマットで読んでも本当に詰まらなかった。
単行本を出す事が決まったら、版元の「講談社」は、担当編集を付けるなり、プロとしてのマンガ家の基本的な心得を教え込むなりするべきだと思う。
同じく、絵柄もストーリー展開も稚拙だった「進撃の巨人」とは『表現衝動』という点において、雲泥の差がある。
posted by judas at 23:42| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月15日

最新巻では見せ場満載の「おゆき」はドラマ版では誰が演じるのか? 「信長協奏曲(のぶながコンツェルト)/ 石井ゆみ」最新第11巻発売

img416.jpg【ネタバレあり】
前巻の第10巻発売時に書いた様に、フジテレビの「開局55周年記念プロジェクト」として、「TVアニメ」「実写ドラマ」「劇場版実写映画」の3メディア化が同時発表されるという華々しい「大ブレイク」を果たした。
「アニメ」は7月期より既に放送されていて、予想を超えた良い出来だった。
ドラマの方は、なんと10月より『月9枠』で放送が決まっているが、現在のところキャストは「サブロー」「信長(光秀)」(2役)の小栗旬、正室の帰蝶役の柴崎コウの2人しか発表されていない。
もう何度も書いている様に、マンガにおける「タイムスリップもの」というジャンルは非常に人気が高く、ドラマが大ヒットした「仁」は言うまでもなく、同じ信長ものの「信長のシェフ」のドラマの2ndシーズンもごく最近放送されている(どちらかというと、私は「信長のシェフ」の方が面白いと思うが)。

で、単行本の最新11巻は表紙の「見返し」に書いてある様に、上杉謙信方のスパイである「忍」の「おゆき」にスポットが当てられて話が進む。
謙信に心酔して、信長の命を狙うべく織田方に潜入したのだが、信長(タイムスリップしてきたサブローの方)の不思議な魅力に接して、決定的なチャンスがあったにも関わらず、殺す事が出来なかった。
前述の「信長のシェフ」でも、織田方の「くのいち」の楓(かえで)がとても魅力的に描かれている。
ちなみにドラマ版の楓役の「芦名星(あしなせい)」はイメージ通りで、原作以上に楓を魅力的なキャラにしている。
おゆきも今までは、お市や帰蝶の影に隠れてそれ程フィチャーされなかったが、今巻は確かに「おゆき」の巻といっても良いかもしれない。
11巻前半では、上杉方の命令に背いて信長を殺す事が出来なかったので、死亡フラグが立ちまくっていたのだけれど、結局は織田方に戻り信長軍に忠誠を誓う。
私の邪推では、おそらくドラマ版では「おゆき」役を人気若手女優(有村架純とか?)やアイドルが演じる為、かなりフィーチャーされるので、その為に原作でも見せ場を作ろうという事かもしれない。
posted by judas at 23:31| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月14日

流石の2013年、単行本年間売上11位 「君に届け / 椎名軽穂」最新第22巻発売!

img415.jpg【ネタバレあり】
3年生になってからのここ数巻は進路による「彼氏、彼女との今後」の事が中心で、長い「まとめ」に入っている。
「爽子」と「風早クン」の気持ちはずっと前に「届いて」おり、その後は2人の小さな行き違いや「ちづ」や「あやねちゃん」達のストーリーで繋いでいた感じで、わたし的には「もう終わってる感」が否めない作品。
ただ「2013年の年間コミック売上」を見て驚いたのだが、この「君に届け」は数多くの人気マンガの中で、年間342万部を売上げ、堂々年間11位にランクされている。
「別マ」連載陣の中ではトップで、アニメ化と実写映画化され、現在旬と言える「アオハライド」(21位)を売上で130万部以上引き離している。
これは「アオハ〜」と違って、小学生からアラフォーまで広い世代で共感されているのが大きいと思う。
確かに、これではなかなか完結させる訳にいかないとう「お家事情」も理解できる。
上述の様に本編では「進路と好きな人の別れ」が中心で、北海道出身で現在も札幌在住の「椎名軽穂」が、一番描きたかったのは『卒業に伴う別れ』なのかも知れない。
また、連載中期から読者が予感していた「あやねちゃん」と、教師の「ピン」との『恋愛』も、着かず離れずの微妙な距離を保っており、この先の数少ないスリリングな要素と言えよう。
posted by judas at 22:35| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ようやく「天海悠紀華編」終了  これで良いと思う 「俺物語!!」最新24話/ 別冊マーガレット2014年10月号感想&今月号も「アオハライド」は洸が超攻撃的!

img411.jpg【ネタバレあり】
「別マ」最新10月号の「俺物語!!」は、遂に「砂川の恋バナ編」がひと段落。
あの「一見草食、実は肉食」的な『欲しがり少女』の天海悠紀華(あまみゆきか)も流石に、砂川クンが自分に対して抱いているのは「やさしさだけで、好きという気持ちが無い」事を理解する。
そして「私の気持ちと差がありすぎて心折れました、もうやめます」と、砂川を諦める宣言をする。
砂川からは、10年分のチョコレートのお返しの(悠紀華曰く「超センスのいい」)ブックカバー(?)と栞を、読書好きな悠紀華に送り、「ごめんね」と、付き合えない事を伝えられる。
恐らく、読者からの要望が強かったので「砂川の恋バナ編」を描いてくれたのだと思うが、この「俺物語!!」では、砂川に特定の恋人がいてはいけないと思う。
砂川が猛男以上に好きになる女性を創り出すのは並大抵の事ではないし、読者も簡単には受け入れないだろう。
とにかく「天海悠紀華の失恋」という予定通りの決着がつき、次なる展開は「ついにあの一大イベント」だそう。
割と最近「バレンタインデー」と「ホワイトデー」が終わったばかりなので、「誕生日」辺りを持ってくるのだろうか。
「猛男」と「大和」は、学校が違うので「修学旅行」とか「文化祭」といった校内イベントでは、大きく膨らますのが難しそう。

そして「別マ」10月号には、7月号のふろくと同様「別マ創刊50周年記念」のDVDが付いており、「アオハ〜」「オオカミ少女と黒王子」の実写版やアニメ版のプロモ映像と、前回大反響だったという連載陣による「作画テクニックを収めた動画」も収録されている。
今回は、「河原和音」「椎名軽穂」「八田鮎子」「水野美波」等のカラー原稿のテクを観ることが出来る。
やっぱ「カラー原稿」の場合は「デジタル」が圧倒的に早くて便利という事が分かったが、やっぱベテラン陣「河原」&「椎名」の手塗りの着色テクニックは凄い。

最後に、今月号でも「アオハ〜」の洸クンは、圧倒的にガンガン来ていて、連載開始以降、一番面白くなってきている。
今までこんな事はなかったのだが、『「別マ」を買って一番先に読むマンガ』の座を「アオハライド」がここ数か月占めている。
posted by judas at 00:26| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月11日

ダルダルで締まりがない気がするが、これでホントに面白いの?  「魔法使いの嫁 / ヤマザキコレ」最新第2巻発売

img410.jpg【ネタバレあり】
前巻の第1巻を読んだ時にも書いたが、このマンガは、全国3000店の書店員が選ぶ「NEXTブレイク漫画RANKING BEST50」において、あの「高台家の人々」に次いで2位ランクインした作品という事で買ったのだが本当にガッカリしたマンガ。
ただ、私の場合、詰まらなかったりガッカリしたりしても、取り敢えずは3巻までは様子を見る事が多いので、書店で山と積まれた第2巻を購入。
流石に『書店員さんには人気が高い作品』だけに書店での扱いは良いし、なんと第2巻にして描き下ろしの番外編を収録した小冊子付の「初回限定盤」も発売される程、期待を集めまくっている。
しかし、内容の方は、第1巻のところで書いた事が殆ど改善されていない様に思えた。
同じ事を重ねて言ってしまうが「吹き出しの活字が小さい、当然ルビは更に小さく非常に読みにくい(コレは編集者へのクレームだけど)」「登場人物が多すぎる上に、顔の書き分けが出来てないから話が分かり難い」「すぐにコミカルにデフォルメされた表情に逃げる(これは自分が楽しければ良い、という同人誌的スタンスから脱却できてないから)」等、『問題点』は改善どころかどんどん悪化していってる気がする。
それでも、これだけ業界の評判も良く、売れているのは、やはり何か読者が買いたくなる要素があるのかもしれない。
ハラマキに大書きしてある「少女×人外」は、同人誌でいう所の「カップリング(イケメン教師×男子高校生)」とか「御曹司×苦学生」とかいう『萌える』組み合わせで、『人外』というのも「同人誌界」では人気のジャンル?らしい。
「悪魔」とか「魔術師」とか「魔法使い」とか「妖精」とか、『種類』を指定するよりも『人外』という単語の方が「萌える」んだろうか。
同人誌としてはクオリティが高いのかもしれないが、「商業誌」で、デビューを競ったライバルや厳しい編集者に揉まれる経験をしていない分だけ、作品が本当に読みにくいし、締まっていなくてダルダルな感じは否めない。
ただ、人物の顔はお世辞にも上手いと言えないし見分けも付かないが、衣服とか背景の花や木の画力は高いかも。
グダグダ文句を付けたが、冒頭で書いた様に、取り敢えず2015年3月10日発売予定の(半年後!)の第3巻までは買うから。
posted by judas at 23:55| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月09日

奇跡の第10巻到達 ここにきて何故か楠雄の兄「空助」投入 「斉木楠雄のψ難(さいきくすおのサイなん) / 麻生周一」最新第10巻発売!

img409.jpg【ネタバレあり】
前巻の9巻のハラマキには「累計200万部」突破となっていたが、最新第10巻では「累計240万部」突破となっている。
前巻を読んだときは、もうそろそろキビしいかなと思っていたが、セールスも順調のようだしまだまだ「斉木楠雄」には頑張って欲しい。
そして、少年ジャンプを毎週買っていないので、この「斉木楠雄のψ難」の最新第10巻の表紙を見て驚いた。
なんと、ここに来て主人公「斉木楠雄」の兄「空助(くうすけ)」が初登場する。
連載2周年、および100話(作中では100χ【ギリシャ文字でカイ】と表記される)突破記念と、そろそろ深刻なネタギレへのテコ入れ等、色んな意味での投入と思われる。
表紙でも「楠雄」が言っている様、「単行本のみ派」にとっては、思いっきりの「ネタバレ」なのだが、同時にここで兄とバラしている事が、単行本の購買意欲を掻き立てるとも考えられる。
そして、兄の空助が頭に、楠雄が付けている『超能力制御装置』の様な物を付けているので、てっきり楠雄と同じ様に、超能力者かと思ってしまったが、そこに作者「麻生周一」の仕掛けたワナがあった。
実は、彼は超能力者ではなく、生後一ヶ月で言葉を話し、小学校低学年時のIQ218の生まれつきの超天才だったが、超能力者の弟には何をやっても勝てずに、コンプレックスを持っている。
但し、兄の天才振りは「超能力者」の弟に負けない位凄く、兄を安易に超能力者にしなかったこの設定は大成功だと思う。
壊れてしまった楠雄の『超能力制御装置』を簡単に直したり、楠雄に心を読まれなくする『テレパスキャンセラー』を開発したり、ある意味弟に十分対抗している。
基本的に英国在住なので、今後どれだけ楠雄に絡んでくるのかは分からないが、できればこれからも登場させて欲しい。
posted by judas at 23:26| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月08日

アニメの放送時間が早朝過ぎるけど頑張って欲しい  「ワールドトリガー / 葦原大介」最第7巻発売!

img408.jpg【ネタバレあり】
前巻の6巻では、それまでの「トリオン」や「トリガー」を読者に説明する為の「ボーダー」同志のランク戦や訓練中心のバトルから、『敵』である「近界民(ネイバー)との戦いに移行したが、最新7巻では更に本格的なバトルマンガの醍醐味を発揮している。
『敵方』のキャラをあえて『主人公サイド』のキャラ達より魅力的に描いたり、『敵』や『味方』の数が物凄く多く、登場人物の相関図的なものが無いと良く分からなくなってくるところ、「斬撃」を中心とした攻撃方法等、ジャンプの大先輩「久保帯人」の「BLEACH」を思わせる。
ただし、それよりも本作に登場する武器『トリガー』は色んな応用が効く為、理解に時間がかかり、そういった意味では、荒木飛呂彦の「ジョジョシリーズ」の『スタンド』にも近かったりする。
このような「ちょっと完全には理解しきれないけど、なんか凄そうな武器や技が出てくるマンガ」というのは、意外に子供たちに受けたりする。
何度も書いているけれど、隠れた名作「賢い犬リリエンタール」の頃から、こういった「武器」や「技」を考えるのが大好きだった葦原大介の本領が遂に大爆発したと言える。
第6巻のハラマキで「TVアニメ化決定!」の速報の文字が躍ったが、放送開始日及び時間は、テレビ朝日系で10月5日の日曜あさ6時30分からと発表された。
日曜日のテレ朝は、早朝からアニメや戦隊物、仮面ライダーシリーズなどが続けざまに放送される。
朝6時半というのは、早朝過ぎてややハンデという気もするが、ジャンプ誌上でこれだけ人気を博しているのだから、子供達も早起きして観てくれるだろう。
そして、そのアニメ化に合わせる様に、次巻の8巻は一か月後の10月に発売になる。
posted by judas at 23:35| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月07日

発売時期、選曲、ジャケット、タイトル共に最高レベルのベスト盤だと思う 「Kings Road 1972-1980 / JOHN WETTON」

img405.jpgこれも「Chasing The Dragon」同様、昔持っていたCDが無くなってしまったので、最近再び購入した。
今となっては、ワザワザ買い直さなくてもここに収録されている曲はCDでも全て持っているし、しかもリマスなどでこの盤より音の良い物ばかりなのだが、どうしてもこのベスト盤を持っていたくて、廃盤でそこそこ高価になっていたけれど入手してしまった。
と言うのも、このCDが初めて発売されたのが1987年という、CDが普及を始めてから比較的早い時期だった事もあり、その時点では「UK」や、WettonのソロアルバムはまだCD化されていなくて(おそらKing Crimsonも「コンパクト・キング・クリムゾン」というベスト盤が初CDマテリアルだった記憶しているが、定かではない)、これらの曲がCDで聴けるという事で、飛びついて買って愛聴していた。
UKの曲が5曲、ソロアルバム「Caught In The Crossfire」から5曲、Richard Palmer-Jamesとの共作アルバム「Jack-Knife」から1曲、Crimsonの曲が2曲というバランスも絶妙で、特に「Caught In The Crossfire」から収録された5曲がこのベスト盤のクオリティを高めていると思う。
ジャケットやタイトルのセンスも素晴らしく、過去に発売されたあらゆるアーティストのベスト盤の中でも、トップレベルのものだと私は勝手に主張したい。

1. Nothing To Lose
2. In The Dead Of Night
3. Baby Come Back
4. Caught In The Crossfire
5. Night After Night
6. Eyesight To The Blind
7. Turn On The Radio
8. Rendezvous 6:02
9. Book Of Saturday
10. Paper Talk
11. As Long As You Want Me Here
12. Cold Is The Night
13. Starless
posted by judas at 22:09| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | プログレっぽいロック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月06日

ベストヒットライブだが、やはり2枚組にして欲しかった 「Chasing The Dragon / JOHN WETTON」

img407.jpgこのCDは、発売された時にすぐ買ったが、その後無くなってしまった為、今回の何十回目かのJohn Wettonマイブームで買い直した。
'94年の東京と大阪の来日公演からセレクトして収録されているが、KING CRIMSON、UK、ASIA、ソロの各曲及び、お約束の「キミタチサイコダヨ」もブチ込み、まさにWettonのベストヒット的選曲と言える。
しかし、メドレー処理されている曲もあり、CD2枚組でもっとたっぷり聞きたかった。
個人的には「Caught In The Crossfire」からの選曲が少なく、代わりにAisaの曲がちょっと多すぎる(5曲)気がするが、やはり日本の観客の目当てはAsiaの曲だったと思われるのでしょうがないかも。
ただ、最もヒットした「Heat Of The Moment」は、サビの「♪Heat Of The Moment〜♪」になって初めて、観客の歓声が聴こてくる程、かなりアレンジと歌メロを変えたアコースティックヴァージョンで演奏したのは「オレはAsiaの過去の栄光にしがみついているのではない」という意地を感じる。
キーボードは元It BitesのJohn Beckで、ドラムも同じく元It BitesのBob Dalton、ギターは、Andy Skelton(私はこの人の詳細は知らなかった)というバックメンバーで、John Beakは流石に上手い。
当時の最新作「Battle Line」(邦題は何故か『ヴォイス・メール』だった)の曲も、スタジオテイクではイマイチと思っていたが、ライブヴァージョンで聴いた方が断然良い。
この頃のWettonのヴォーカルも脂が乗り切っていて、バラード系の歌唱はかなり胸に響く。
また、今回買い直した盤には「Sole Survivor」と「30 Years」(何故か数字表記だが、Thirty Years」と同曲)の2曲のボーナストラック(Taken From 「Live in Argentina」との表記あり)が収められている。
1. Heat Of The Moment
2. Don't Cry
3. Rendez-vous 6:02
4. Crime Of Passion
5. Caught In The Crossfire
6. Easy Moment
7. In The Dead Of Night
8. Thirty Years
9. Only Time Will Tell
10. Hold Me Now
11. Starless
12. Book Of Saturday
13. Battle Lines
14. Open Your Eyes
15. The Smile Has Left Your Eyes
(以下ボートラ)
16.Sole Survivor
17.30 Years
(表記裏ジャケ原文のママだが、6.は明らかにEasy Moneyの間違い)
posted by judas at 00:19| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | プログレっぽいロック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月04日

Disc.2の「Monkey Business」は、過去の断片的音源の寄せ集めながらWettonの魅力が良く分かる 「Jack-Knife+Monkey Business / John Wetton,Richard Palmer-James」

img406.jpgちょっと前に紹介した、John Wettonの事実上の1stソロアルバムを切っ掛けに、初期のJohn Wettomのソロアルバムを、手に入る内にゲットしておこうと購入したもの。
リアルタイムでは、Disc.1が「I Wish You Would」として、上述の「Cought In The Cross Fire」よりも先に発売された。
9曲中5曲がカバーで最初はそれ程好きではなかったが、聴き込んで行くと、やはりWettonの魅惑の声や重厚な一人コーラスなどにより、カバーとオリジナルの区別なく好きになった。
Wettonと一緒にクレジットされている「Richard Palmer James」は、後期クリムゾンに於ける、Pete Sinfield的ポジションの人であるが、本作で聴かれるギターはすべて彼のものという事で、プレイヤーとしても非常に達者なので驚いた。
また「Confession」「Mustang Momma」は、Palmer-Jamesの単独クレジットで、作曲もこなす(特に「Confessin」はかなりイイ曲)。
Disc.2の方は、古くは72年からのデモやアウトテイクやライブ音源が、断片的に収められている。
3,の「Confession」(上述のDisc.1収録の曲と同じ曲)や12.の「The Goodship Enterprise」では、Bill Brufordのプレーが聴ける(共に'76年の録音)。
また断片とは言ったが、非常に良い曲が多く「The Laughing Lake」などは、何パターンも収められていて曲の制作過程が良くわかる。
「Book Of Saturday」と「Starless」は、70年代のWettonの弾き語りや作曲過程のラフスケッチの様なものと、90年代後半のWettonのソロでのライブヴァージョンの両方が収められている。
23.の「Doctor Diamond」は、「RED期」に、Flipp,Bruford,David Cross,Wetton,Palmer-Jamesによって作られた曲で、King Crimosnではスタジオヴァージョンは存在しないが、ずっと後に発売された発掘音源集ライブ(Great Deciever)に収録されていた。
ここで聴けるのは、WettonとPalmer-Jamesの2人のみで録音されたヴァージョンで、Wettonはヴォーカルのみで、バックはすべてPalmer-Jamesのプログラミングと生ギター。
このヴァージョンは本当に素晴らしい。
「過去の廃棄音源の寄せ集め」と言う人もいるが、私はこの[「Monkey Bisness」が大好きで、本当に今回この2枚組を入手出来て良かった。

↓197年のCrimsonヴァージョンの「Doctor Diamond」
「RED」に収めるには、ややポップで軽すぎたのかも知れないが、闇に葬るには余りに勿体ない曲。

Disc.Jack-Knife)
1.I Wish You Would
2.Too Muck Monkey Business
3.You Can't Judge A Book By The Cover
4.Confessions
5.Eyesight To The Blind
6.Walk On Heaven's Ground
7.Dimples
8.Mustang Momma
9.Adoration

Disc.2 (Monkey Business)
1.(Flourish)
2.Too Much Monkey Business
3.Confessions
4.Easy Money
5.The Night Watch [Live]
6.Woman
7.(False Start)
8.Untitled
9.Rich Man Lie
10.Cologne 1977
11.The Laughing Lake 1
12.The Good Ship Enterprise
13.Book of Saturday (Demo)
14.Book of Saturday (Live)
15.The Glory of Winning
16.Starless 1
17.The Laughing Lake 2
18.The Laughing Lake 3
19.The Laughing Lake 1977
20.Magazines
21.Starless 2
22.Cologne 1997
23.Doctor Diamond 1997
24.Starless 1997
posted by judas at 22:41| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | プログレっぽいロック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月03日

たぶん綺麗にまとめてくれると思う 完結に向けて動き出す「銀の匙 / 荒川弘」最新第12巻発売

img400.jpg【ネタバレあり】
ご家族の病気療養サポートという事で、少年サンデーの連載が不定期になり(それを抜きにしても連載作品が多すぎる)、単行本の発行ペースも予定より延びて、前巻の11巻から5ヶ月かかって最新第12巻が発売された。
12巻の冒頭では、起業を決心して父親を納得させ融資をさせるべく奮闘した「冬の巻」が終わり、続く「四季の巻」で、八軒の高校2年生の一年間を駆け足で描いている。
農業高校の主要各イベントは、八軒が一年生の時にじっっくり掘り下げてあるので繰り返しを避けたのかもしれないが、12巻の最後では八軒が3年生になっていて、この物語の終焉を感じて寂しくもある。
巻末の13巻(2015年発売予定としか発表されてない)では、既に「卒業」を暗示しており14巻位でまとめるつもりなのかも知れない。
待ちに待った「駒場一郎」の復活、メッチャ格好良い女性教師の富士先生が猟師になる為に教師を辞める、大蝦夷高校が、去年の決勝でエラーをした雨竜先輩の逆転ホームラン(?)で甲子園出場を決める(様だ)、など本当にまとめに入ってきた要素が満載。
冒頭に書いた様に、ご家族の病気という事もあるが、田中芳樹原作のファンタジー小説『アルスラーン戦記』のコミカライズ版、および「百姓貴族」も絶好調で、やはりどこかで仕事量を調整しないと、今度は本人が病気になってしまいそうだ。
アニメ版も絶好調だし、実写映画にもなったし、ある意味「銀の匙」でやる事はやり切ったという事なのだと思う。
名手「荒川弘」ならば、これ以上ない綺麗で感動的なエンデインングを見せてくれると思う。
posted by judas at 00:08| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月01日

『マンガボックス』ではダントツの出来の良さかも  「サイコろまんちか」は、おバカで下品で下ネタ満載の『お下劣版スケットダンス』か? 「サイコろまんちか / 小出もと貴」  紙媒体単行本第1巻発売!

img404.jpg【ネタバレあり】
この作品は紙媒体での連載はなく、「マンガボックス(配信元:DeNA)」という「スマホで無料でマンガが読める」というウリの数あるスマホアプリの中では最大手といってもよい無料アプリで読む事ができるマンガ。
最初の内は「スマホ」でマンガを読むというのはかなり抵抗があり、実際読み難かった。
やはり「Kindle Fire」みたいな専用端末でないとダメだと思った。
しかし、慣れてくるとスマホでも結構読める様になり、目も疲れなくなった。
少しの空き時間にもチラチラと読めるし、スマホだけ持っていれば、当然紙媒体や専用端末を持ちあるく必要がないのが大きい。
という事で「マンガボックス」に【連載】されているWeb漫画は結構読んでいる。
このマンガボックス掲載のマンガには「エリアの騎士」「進撃の巨人」「寄生獣」など、大ヒット作の初期部分(デジタルでカラー化されている事が多い)や、「金田一少年の事件簿」や「進撃の巨人」のスピンオフ的な作品、全くの新人のデビュー作的マンガ、ある程度の実績がありながら、その後ヒットに恵まれない作家の再起を狙った作品など、色々なシチュエーションやレベルのマンガが「玉石混交」的に存在する。
で、その中でも私が一番面白いと思った「サイコろまんちか」(←ココで一話だけ読める)の単行本(紙媒体でも発売された)を購入した。
【☆弊ブログでのサイコろまんちか関連記事】⇒「2014/10/11」「2014/11/21」
ハラマキに「心理学」と大きく書いてあるが、そんなに大層なものではなく、心理学的事象や用語を駆使して、おバカな問題や事件をそれらしく解決(?)していくというもの。
「おバカで下品なスケットダンス」と言ったら、ジャンプファンが超激怒するかもしれないが、私にとっては最大級の賛辞。
ダメダメでエロネタ大好きでイタイ女子高生「伊東」が作った心理学研究部に、生徒や教師から依頼が持ち込まれ、心理学をネタに解決していくところや、相談にくる学友達のキャラ(小田倉クンみたいな人もいる)、伊東が恋い焦がれる安倍がなんとなく「ボッスンの様な髪形と顔」と「スイッチが着ていたようなべストを着てる」という点などに「スケットダンス」に対するオマージュというかリスペクトを感じる。
そう言えば「スケットダンス」でも、インチキ占い師をやっつける回で「コールドリーディング」や「ホットリディング」などの心理学(?)用語が出てきた。
作者の「小出もと貴」氏は、かつて「月刊ライバル(講談社刊)」で「AKATSUKI-朱憑」という作品を3年に渡って連載していたが、その時と比べると信じられないくらい飛躍的に画力が向上している。
「おバカ」で「下ネタ満載」で「ちょっとだけタメになる」けど、基本「クダらない(褒め言葉)マンガ」が許せる人には超オススメ。
posted by judas at 23:42| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする