2014年10月30日

2冊目の単行本とは思えない初々しさ  「はじめて彼氏が、できました / 青山はるの」

img436.jpg【ネタバレあり】
前回の「増田里穂」前々回の「川端志季」に続いてまた『ピュア恋・ルーキーフェア』からの一冊である「青山はるの」の「はじめて彼氏が出来ました。」を購入。
前の2人が「初単行本」だったの対し、本作は青山はるのにとって2冊目の単行本になる。
前作の「きらめきボックス」収録の作品も、おそらくは「別マ」や「別マSister」等で読んでいる筈だが「青山はるの」という名前だけ記憶に残って、内容はあまり覚えていない。
この「はじめて彼氏が出来ました。」も数編読んでいたが、ごく最近「別マ」の付録「Moi」で読んだ表題作が一番良かったかな。
地味で目立たない女の子が、クラスで中心的な人気者の男子に「付き合わない?」と言われて、あたふたした挙句、付き合っていく自信がなくって「ゴメンナサイ」をしてしまうという、かなり「ありきたりなストーリー」なのだけれど、男女共に決して可愛くは無い独特の絵柄がヘンに印象に残る。
他の短編も同様にこれといった凝ったストーリーではないのだけれど、ふわふわとした稚拙と隣り合わせの様な絵柄(本当は高度なテクニック満載なんだと思う)が、この企画のテーマの「ピュア恋」そのもの。
かなりヒネったプロットにも挑戦する「増田里穂」や「川端志季」より、むしろ2冊目の「青山はるの」の方が、良い意味で「素人」っぽくて初々しい。
3冊目も絶対買うから、この独特の雰囲気を持ち続けて欲しい。
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2014年10月29日

最新作の「白と万華鏡」と、16ページの『ボーイフレンド』は名作  「フミキリ、君の手、桜道 / 増田里穂」初単行本発売!

img439.jpg【ネタバレあり】
前回取り上げた川端志季の「青に光芒」と同様、『ピュア恋・ルーキーフェア』という企画の一冊で発刊された増田里穂の「フミキリ、君の手、桜道」も購入した。
表題作を含めて4作の短編が収録されているが、その内の3編は「別マ」本体やふろく、増刊のbiancaで読んでいた。
やはり川端志季と同じく初単行本。
4編の内「たとえば空に、空にクジラが飛んで。」は通常の少女マンガとは違った不思議でファンタジックなテイストだし、「サマーカプセル」は過去の犯罪に巻き込まれた男女同志がたまたま再会するちょっとだけミステリーっぽい話だったりして、いわゆる「類型的」な少女マンガになる事を避けた作品。
でも、私は表題作の「フミキリ、君の手、桜道」の様な、キュンと来るような初々しい作品の方が絵柄と合ってると思うし、最後に掲載されていて、恐らく作者のデビュー作で(マンガスクールのデビュー賞受賞作?)ヒロインにとってはアンハッピーエンドの16ページ作品「ボーイフレンド」が一番好きかも知れない。
幼馴染で誰よりわかり合ってると思っていた男友達が、他の女の子に告白して付き合い始める切なさを、自転車の二人乗りの仕方で表現しているのがウマイ。
また、女の子の表情が多彩で可愛いのも好感。
そして「別マ」Sisterの「2014年秋号」には、高校一年の男子目線で「女の子の訳分からなさ」が瑞々しく描かれている増田里穂の最高傑作(judas私感)「白と万華鏡」が掲載されているので、そちらの方も要チェック。
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2014年10月28日

「宇宙を駆けるよだか」でブレイク中?の川端志季の初単行本発売!  「青に光芒 / 川端志季」

img437.jpg【ネタバレあり】
「別マ」作家を中心にした『ピュア恋・ルーキーフェア』という企画で、「川端志季」「増田里穂」「青山はるの」「木内ラムネ」の各々の短編集が発売された。
今のところ「木内ラムネ」以外の3人の単行本を購入したが、まずは現在「別マ」に「宇宙を駆けるよだか」という異色作を短期集中連載中の川端志季の初単行本「青に光芒」から。
「宇宙を駆けるよだか」は、見た目の良い子と悪い子の中身が入れ替わってしまうというストーリーで、第1話ではあまり面白くなるとは思えなかったが、第2話が予想外の展開を見せて一気に惹きこまれてしまった。
普通こういう場合「見た目の良い子」⇒性格は悪い、「見た目の悪い子」⇒性格は良い、というパターンが非常に多いが、元の性格は見た目と性格が一致していて、入れ替わって初めて類型的なパターンになるのが新鮮。
また、中身が入れ替わる前に付き合っていた「しろちゃん」ではなく、当て馬的ポジションの「火賀くん」が実はヒロインの相手役だった(たぶん)というのがちょっとイイ。
「よだか」も単行本化したら買うだろうなあ。
で、短編集の「青に光芒」も、典型的王道の少女マンガというよりも、ちょっと「変則的」な話が多い。
やっぱ、一番良かったのは無気力教師と、巣から落っこちたツバメの雛を助けるような優しい心を持った女子中学生との心の触れ合いを描いた表題作。
中学生と教師で恋愛に持っていくのは無理だろうと思っていたら、5年後に再会するという展開。
即、お互い異性として好きになるという感じではないが、今後に含みを残した終わり方がいい。
ここからの2人のお話も読んでみたい。
何故か、川端志季は「年の差がある男女」をくっつけたがるクセ?がある。
この短編集の中で、最も長くて一番の意欲作と思われる「花咲くマーブル」は、周囲にあまり関心がなく、どーでも良い事を気楽にやっている女の子がヒロインなのだが、周囲に対する「無関心」を、他の人の顔に「目線」(よく犯罪者の写真の目のところに入っている黒い線)を入れて、表現しているのが、ちょっと「聲の形」の将也視点の表現に使う「顔にバッテン」の二番煎じみたいで好きになれなかった。
「類型的ではない少女マンガ」を目指す志は素晴らしいと思うが、やや「爽快感」や「キュン」とくる感じが少ないのが残念なところ。
ただ、各短編に「単行本描き下ろし」と思われる1ページの「その後」が追補されていて、それがややヘヴィな本編でも「明るく」していて、有ると無いとでは大違いのエンディングになっている。
上述の「宇宙を駆けるよだか」でも予想外の裏切られ方が、とても気持ち良かったので、本当にこれから楽しみな人。
彼女のブログも、他の大御所マンガ家と違って、一生懸命、自分の日常や思った事を勿体ぶらずに書いているのが好感度大。
posted by judas at 23:45| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月26日

【ルックス】の割にフツーのヒロインだが、国松くんの好感度が高い  「圏外プリンセス / あいだ夏波」単行本第1巻発売!

img438.jpg【ネタバレあり】
最新第2巻の【ネタバレ】はココ
以前ドラマ化もされ、今年のアタマに完結したヒット作「スイッチガール」の作者「あいだ夏波(なつみ)」の最新作「圏外プリンセス」の単行本第1巻が発売された(スイッチガールは読んでいなかった為、ずっと「夏波」を(なつは)だと思い込んでいたが正しくは(なつみ)。
掲載誌は「マーガレット」だが、第1話が「別マ」に出張掲載された時から「単行本が出たら即買おう」と思っていたのだ。
小畑友紀の「春巡る」も特別編が「別マ」に掲載された事が切っ掛けで購入してしまったし、私は結構こういうミエミエの戦略に弱かったりする。
で、この「圏外プリンセス」は、『目黒美人(めぐろみと)』という完全に名前負けの「ブサイク」で引っ込み思案な【ヒロイン】が、イケメン(外見も中身も)の「国松クン」に恋をしてしまい、ハッピーエンドを目指して頑張ろうと決心するお話。
ヒロインのルックスが「眉毛が太くてまんまるい顔」で、決して「見た目の良さ」で勝負していないトコロが、「俺物語!!」を連想させるが、主人公の「メンタル」は全然違っていた。
ヒロイン「美人(みと)」のルックスから、もっと「男前」な女子を想像していたが、個性的なのは外面だけで、メンタル的には「自分に自信のない内気な女の子」という、至って普通の「典型的少女マンガの主人公」なので、ちょっと「肩透かし」気味で、幾分ガッカリ感は否めない。
但し、美人(みと)が好きになった国松クンが非常に魅力的な事と、ヒール役で国松くんを好きな「増木(ますき)」のメチャクチャ実際いそうなキャラがリアルで凄く良い(しかし、増木さんは「仕留められた」ので、今後登場してくるかどうかは不明)。
また、実験的な試みとして「マーガレット」だけではなく、同キャラ、同設定で違う「お話」が、「Seventeen」に短期連載されたが、その全話(5話)が、2015年1月23日発売予定の第2巻に掲載されるのが、非常に嬉しい。

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2014年10月24日

『ユナ再会編』と盛り上げているけど、ユナさんの事、すっかり忘れていた...... 「ましろのおと / 羅川真里茂」最新第12巻発売!

img435.jpg【ネタバレあり】
最初からずっと単行本は買い続けてきたが、やはり梅園学園の三味線愛好会時代の「三味線甲子園」(沢村雪(せつ)の母梅子が我が子の為に企画した大会)の頃が一番面白かったと思う。
卒業後、民謡酒場「竹の華」に入ってからは、雪が挫折したり才能の開花が停滞したりして、以前の様な心揺さぶられる様な熱い勢いが無くなってしまった様な気がする。
「竹の華」以降も魅力的なキャラは大勢出てくるのだけれど、物語自体も雪同様「停滞」してしまっている感じ。
そして今巻では、雪が上京した直後に世話になり、淡い恋心を抱いた(?)「ユナ」と、「マニ」さんの伴奏の為訪れた福岡で偶然再会する。
1巻を読んだ時は確かに「ユナさんは後でまた出てくるんだろうなあ」と思っていたのだが、あんまり出て来ないんですっかり忘れてしまっていた。
ここまで出なかったんだから、無理にもう一度出す必要はない気もするが、雪の「再生」の為には必要な再会だと作者は考えているのだろう。
わたしとしては、ユナさんよりも、雪が同居していた頃、ユナさんのヒモの様な存在だった「タケト」の近況が明かされた事の方が大きかった。
雪が言うには、今でも雪の住むアパートに遊びに来たり、タケトのバンド「ピンク・パンク・ガジェット」がインディーズチャートで1位を獲っているとの事。
ユナさんを出したなら、成功しかけている「ピンク・パンク・ガジェット」も出して、もう一度雪と共演させて欲しい。
12巻の最後の方では、「竹の華」での雪の教育係の「大河」と「神木清流(緒方 洸輔」の因縁が語られ、「日比谷大会」で直接対決する。
これは、ちょっと楽しみ。
但し、13巻は2015年4月中旬発売予定で、約半年待たねばならない。
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2014年10月22日

ますます「荒木ワールド」全開 『第3部』のアニメも2015年1月再開 「ジョジョリオン / 荒木飛呂彦」最新第8巻発売!

img434.jpg【ネタバレあり】
前巻の7巻で、過去に吉良吉影の先祖で英国の騎手ジョニィ・ジョースターが杜王町で謎の死を遂げた事が明かされ、ジョジョシリーズの前作「スティール・ボール・ラン」との関係性がより強くなってきて、だんだん面白くなってきた。
パラレルワールドの中で「スティール・ボール・ラン」と同じ世界だという事は、かなり初期の内から提示されてはいたが、やはり『ジョースター』の名前が出てくると気分は盛り上がる。
で、最新8巻のメインの『敵』は、現在の東方家を設計した「八木山夜露(やぎやまよつゆ)」で、彼の能力は触れた人間の中心に向かって、様々な物質(夜露が種類を決めた同一の物質のみ)が集合してくるスタンド『アイ・アム・ア・ロック』を操る。
そして彼の特異な点は、スタンド使いというだけではなく、身体が岩になり擬態する能力があり、普通の人間ではなく別の「種族」らしい。
また、代々東方家の長男が罹るという「難病」を直す『果実』を所持しており、今後の展開に関わる結構重要なキャラだったが、定助のスタンドによって「溺死」させられバラバラになってしまう。
前巻で初めて登場した東方憲助のスタンド『キング・ナッシング』はメタリカの曲名だったが、今巻はサイモン&ガーファンクルの曲。
アート・ガーファンクルの来日に合わせた訳ではないと思うが、それにしても選択するアーティストの振幅が大きい。
そして8巻後半では、東方憲助の息子でつるぎの父親の「東方常敏(じょうびん)」が登場する。
詳しいスタンド能力はまだ不明だが、何故か「相田みつを」の詩と「クワガタの飼育及び、それを戦わせる事」が大好きという、摩訶不思議でクセの強すぎる「荒木飛呂彦ワールド」全開のキャラ。
2015年初春発売という次巻の第9巻では「クワガタ」同志を戦わせる「グラディエイト」がメインの様だ。
尚、ハラマキにもある様に9月で一旦終わった「ジョジョ第3部」のアニメが2015年1月から再開される。
DIOのスタンド「ワールド」との名勝負がアニメでどの様に描かれるか楽しみ。
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2014年10月21日

「ネタギレ」や「マンネリ」は、主人公の魅力で克服  「もぐささん / 大竹利朋」最新第3巻発売!

img433.jpg【ネタバレあり】
以前「食べ物版のとなりの関くん」と評した「もぐささん」の最新第3巻が発売された。
その3巻には、前巻の続きの「食欲不振の動物園のゾウに食べる楽しさを教えた」エピソードから、新キャラで超偏食の優等生の委員長「平ちぐみ」編、その平ちぐみに指摘され、もぐささんへの恋心を自覚し、もぐささんを意識する小口が初々しい「夏祭り」編などが収録されている。
超偏食でもぐささんと友達になりたい平さんが嫌いなものを口にず〜っと含んでいるテクニック(?)等、「となりの関くん」同様「マンネリ」「ネタギレ」にならない様、すごく工夫している事が伝わってくる。
ただ、「しゃべらないキャラの関くん」と違うのは「もぐささん」を非常に魅力的に描き易いという事。
常識外れに食い意地が張った女の子なのに、食べている姿がとても可愛く、もっと食べてもいい、と思わせるのは、大竹利朋氏の工夫によるところが大きいと思う。
2015年1月19日発売予定の次巻の第4巻では、小口ともぐささんの関係に変化が生まれるらしい。
この辺の初々しいラブコメ度合いは、以前も書いた様に「富士山さんは思春期」の様で、とても楽しみ。
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2014年10月19日

椿の「あんたは私と恋をするしかないの!」は切なすぎる名言! 「四月は君の嘘 / 新川直司」最新第10巻発売! アニメ版の出来も良かった!

img431.jpg【ネタバレあり】
前巻の第9巻から約5ヶ月という月刊誌的スパン(休載一回あり)で、最新第10巻が発売され即購入。
10月期から開始されたアニメ放送の一話目も観たが、絵柄がマンガにとても近く声優さんのイメージもピッタリで、とても良い出来に思えた。
近頃のアニメは原作マンガの絵柄と、何故か敢えて違う絵柄(ごく最近ではオオカミ少女と黒王子、アオハライドが結構違う)である事が多いが、この「四月は〜」はかなり近く好感が持てた。
ピアノ演奏シーンも「スタンウエィ・ジャパン」の全面協力(?)で、良い音質で高度な演奏が聴ける。
で、マンガ版の最新第11巻は、端的に言えば「椿(つばき)」と「渡(わたり)」の巻。
私は前巻で【主人公「公生」をピアノの世界に引き戻した、自由奔放なバイオリニストでヒロインの「かをり」と「公生」が恋愛関係に落ちないのは新しいと思う。音楽上のパートナーと恋愛の相手は別というのは、実際には多いパターンだと思うが、少年マンガの中でこういう関係にするのは斬新。】と書いたが、全然「斬新」ではなかった。
結局は「公生」と「かをり」はお互い想いあっているというありきたりの展開になり、1巻の冒頭でいきなり「かをり」に「付き合って」と迫られ、付き合い始めた「渡」クンが非常に可哀想。
「渡」クンの方も「かをり」と「公生」の気持ちにハッキリ気が付いていて「公生」の【告白】に、「やっと俺とやり合う気になったか!」と、喜ぶ。
渡クン、カッコいいぞ!
そして、「公生」の気持ちを十分承知していながら「ばっかじゃないの....、かをちゃんは渡が好きなの!あんたは私と恋をするしかないの」と言う、「椿」が凄く可哀想。
椿、切ないぞ!
この二人の『名言』がこの10巻の、名場面でありキモだと思う。
公生のライバル「相座武士」が覚醒した場面以外は音楽シーンもなく、主役の公生以外の「サブキャラ」のみが全てを持って行った最新第10巻だが、「椿」「渡」「相座」のお蔭で、私としては過去最高に面白い巻だった。
そして、なんと2015年5月発売予定の11巻が完結巻とアナウンスされている。
やっぱ、「かをり」は病に勝てずに死んでしまうのかも知れない。
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2014年10月18日

「将也視点」が無くって読み易い  各サブキャラの過去もわかる「聲の形 / 大今良時」最新第6巻発売

img432.jpg【ネタバレあり】
前巻の第5巻から約2ヶ月のハイテンポで最新第6巻が発売された。
5巻末で自殺未遂を図った硝子を助けた為、将也は昏睡状態になりこの6巻では最終ページで目を覚ますまで出番が殆どない。
という事は「将也視点」の描写が無くって、例の「顔にバッテン」のあるコマを見なくて済むという事。
当初は、その斬新な表現が話題にかなり好意的に評価されていた様だけど、流石にだんだんウザくなってきた。
また「営業的(?)」にも、植野や川井などの女子キャラの顔が見せられないというのは、作品自体の人気に響くと、編集部が危惧した為にしばらく将也が眠らされた(?)可能性もあるが。
将也の「不在」の為に、彼以外のキャラにスポットを当てた巻でもあり、「佐原みよこ」「川井みき」「真柴智」「植野直花」「西宮硝子」の過去が描かれ、今まで嫌われていたキャラへも読者の感情移入が期待できる。
現在最もヒールの「川井」が、実は陰ではクラスの「ライン」で「マジ気持ち悪い」と書かれて、ハブられているのもウマイと思った。
ただ、その境遇を利用して「真柴」クンの同情を買おうとするのは流石!
また「硝子」視点の章で、吹き出し内の文字が半分しか書かれていなくって、「硝子」にはこの様に聴こえているという表現や、子供の頃の風景で周囲の人々がみな耳の不自由な人の発声で会話しているという硝子の「夢」の部分は、「顔にバッテン」に代わる、新しいこのマンガ独自の「表現方法」なのかも知れない。
硝子が髪を後ろに結んで(これが結構良い)「強い硝子」に変わっていこうと言う気持ちを表しているが、今後の展開には多少の「希望」があるのだろうか。
アマゾンレビューなどを見ていると、そろそろ皆さん、本格的に辛くなってきている様なので、再び「ラブコメ」要素を投入しても良いころかも知れない。
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2014年10月16日

コンセプトアルバムの最高峰の一つ  「Remote Control / THE TUBES」(2013 Expanded Edition)

51uULPFPeCL._SX425_.jpg約4年前に弊ブログでThe Tubesの事を書いたが、その時「Remote Control」の入手が困難だったので「Romote Control」が丸ごと収録されたコンピレーションの「Goin' Down」を買った。
しかし「Remote Control」が、2013年に「Expaneded Edition」として再発されていた事を知り先日購入。
「Remaster」という表記はないが「New Mastering」となっており、確かに音は良いと思う。
4年前に書いた事と重複するが、私はこのアルバムが本当に大好きで、70年代後半に発表されたコンセプトアルバムの中でも最高峰に位置するものだと思っている。
それどころか、ロック史に燦然と輝く「sgt.pepper's lonely hearts club」「Tommy」等の「コンセプトアルバム」の歴史的名作と比しても、遜色のない完成度だと思う。
その功績の大部分がプロデューサーのTodd Rundgrenによるのもであるし、下手をすればTodd Rundgren自身のアルバムの演奏とヴォーカルを受け持ったのが「The Tubes」なんじゃないかという程、Todd色に満ち満ちている。
ただ、Toddのソロや、彼のバンド「UTOPIA」にはこれだけ転がらなかったので、「The Tubes」の持つ独特の魅力との相乗効果は当然あるのだろう。
内容は、以前も書いたので詳しくは触れないが、クラシックで言う「主題」にあたる、メインとなるフレーズが様々に形を変え、アルバムの随所に顔を出し、非常に効果をあげている。
1曲目の「Turn Me On」からラストの「Telecide」までの起伏に富んだ流麗な構成、上述の様に随所に現れる効果的な主題、ソコにはソレでないとダメという絶妙な楽器の音色のセレクト等、「奇跡」の様に私の感性にマッチする。
最終曲の「Telecide」では、主人公がTVの画面に頭を突っ込み「Telecide(テレビ自殺?)」をしてしまうのだが、パンキッシュでスピーディーな曲調に続いて、エンデイングのテレビ画面の砕け散る音と共に例の「主題」とも言うべきメロディが姿を現すところなど、鳥肌ものの格好よさである。
もう一作のToddプロデュース作品「Love Bomb」は、アナログ時に大きな期待を持って聴いたが、「Remote Control」の様な水も漏らさぬコンセプトアルバムでは無かった為か、あまり私に訴えるものが無かった。
ただし、あれから長い年月が経っているので、CDで「Expanded Edition」も出ている事だし、購入してみようと思う。
最後に、しつこい様だが本当にこの「Remote Control」は素晴らしい。

☆ボートラの4曲は、翌'80年のレコーディングで、Toddとは全然関係ない作品。
それなりに良くできているが、全くカラーが違うので「Telecide」が終わったら飛ばしてしまう。

↓「Remote Control」ツアーの映像があった。アナログ時にはB面の1曲目のポジションだった「Getoverture」
 「主題」が色々な形で再現され、途中アップテンポになってからの、でかいLou Reedの様なFee Waybillの動きが死ぬ程カッコいい。

1.Turn Me On
2.TV Is King
3.Prime Time
4.I Want It All Now
5.No Way Out
6.Getoverture
7.No Mercy
8.Only The Strong Survive
9.Be Mine Tonight
10.Love's A Mystery (I Don't Understand)
11.Telecide
以下、ボートラ
12.Dreams Come True
13.Dangerous
14.Don't Ask Me
15.Holy War
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2014年10月14日

表紙の里央が切ない  「月影ベイベ / 小玉ユキ」最新第4巻発売中!

img430.jpg【ネタバレあり】
前巻の第3巻より約5ヶ月のインターバルで最新第4巻が発売。
物語が本格的に動き出した3巻を受けて、この4巻でも「蛍子」を中心とした「光」と彼の伯父「円」の恋心の機微が描かれる。
だが、私がこの巻でMVPをあげたいのは、表紙にもなっている「里央」
彼女は、幼馴染みの光に恋心を抱いていたが、あまりにも光の蛍子へ気持ちが分かり易く、また里央自身も蛍子の事を認めた為、自分の気持ちを吹っ切った。
最初は蛍子に対して攻撃的であったのに、一旦認めると親友になってしまうというサバサバした性格ではあるが、ところどころでみせる表情がなんとなく切ない。
やはり、若い男女の瑞々しい感性を描かせたた「小玉ユキ」は本当にウマイ。
また里央の「富山弁(八尾弁)」も男性が使うものと違って、独特の情緒があって凄く良い感じ。
ただし4巻本編は蛍子への光の想いと、蛍子の円へのお互い叶わぬ想いがメインで、終盤では、円と蛍子の母「繭子(まゆこ)」、そして二人の親友「富樫」らの高校時代のエピソードを綴る「過去編」へと突入する。
表紙ではフィーチャーされている「理央」だけど、本編にあまり出てこないのが残念。
posted by judas at 23:31| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月13日

『太一ファン』号泣&絶叫の最新巻  「ちはやふる / 末次由紀」最新第26巻発売!

img429.jpg【重大なネタバレあり】
前巻の第25巻が、原田先生VS周防名人の息詰まる名人位戦がメインだったが、最後にかるた部の仲間に抜け駆けで高松宮杯に出場した「太一」と「新」の対戦が決まりヒキ。
太一VS新の結果は「新」の勝利に終わるが、今巻のメインは何と言っても「太一」
美麗な表紙からして既に「太一」が大フィーチャーされているが、もはや両想いと言っても良い千早と新の「密な関係」に苦悩する姿に、「太一ファン」はもらい泣きどころか号泣しそうだ。
届かぬ想いと分かっているのに自分に告白してくれた「花野菫(すみれ)」に心動かされ、太一自身も遂に千早に告白してしまう。
「ごめん...」と消え入る様な小さな声で答える千早の姿に、太一は「かるた部」からの退部を決意する。
バレンタインデイのチョコレート作り(さりげなくっていうよりかなりハッキリと11月13日に発売になる「クーベルチュール」第2巻のプロモーションもブチ込んでいる)や、太一を励ます為の「太一杯」等、楽しく明るい部分も多いが、とにかくラストの「太一の退部」で、太一ファンに大激震が起こる!
この第26巻も今まで通りの超ハイクオリティではあるが、作者の「末次由紀」は次巻以降どの様に収めるのか、非常に心配。
また、巻末おまけ四コマの「花野菫」「花野葵」の双子の話は、本編後半のシリアスなムードとは対照的で凄く面白かった。
☆上述の「クーベルチュール」は約5年ぶりの新巻で、期待度大!もっと、頻繁に話が発表されれば絶対ドラマ化されると思う。
posted by judas at 23:13| 東京 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月12日

大和家が登場! そして『重大なお知らせ』とはアニメ化なのか?  「俺物語!!」最新25話/ 別冊マーガレット2014年11月号感想 &「宇宙を駆けるよだか / 川端志季」

img427.jpg【ネタバレあり】
『砂川と天海悠紀華編』がようやく先月号の10月号で一段落着き、今月は、足を捻った凜子をお姫様だっこして大和家に送った時に、たまたま凜子のお父さんと出会ってしまった為、改めて「大和家」へ挨拶に行く『凜子の家族編』。
大和の両親は凜子同様の良い人で、猛男を気に入る。
また、以前からその存在は明かされていた凜子の妹の範子(中2)も予想通り姉とは違って、小2からカレシがいる積極的なイマドキの女の子。
初めての経験で猛男は緊張し、噛み合わないところもあったが、結局「あの子の家族だからおまえのこと好きだろうと思ったよ」との砂川の言葉通り、大和家の人々に気に入ってもらえる。
おそらく「凜子の家族編」はこの号で終わって、次号からはまた新しい展開が始まると思うが、11月13日発売の「別マ」12月号では、「猛男からの重要なお知らせ」があるらしい。
img428.jpgそして「俺物語!!」の単行本7巻と、作画担当のアルコの読み切り集「まほうのめがね」の発売日も、別マ12月号の発売日の11月13日に合わせてある(アルコの短編集はホントに待っていた!)。
これらの事から「重大なお知らせ」は、おそらく「アニメ化決定」か「実写映画化」等のメディア化決定のニュースだと予想される。

他の連載マンガでは、今期からアニメ放送が始まった「オオカミ少女と黒王子」の新展開が面白い。
エリカは、佐田クンと共に修学旅行実行委委員になった「河西さん」にヤキモチを焼き、一方佐田クンはエリカがバイト先で再会した中学時代の同級生「テラぽん」の存在が面白くない。
盤石になったカップルに「小さな行き違いを発生させて波風を立てる」というのは常套手段なのだけれど、佐田クンも気を許してしまう河西さんが凄く魅力的。
また、一話目が決して面白いと言えなかった、新鋭「川端志季」の「宇宙を駆けるよだか」が意外な展開で面白くなってきた。
「しろちゃん」じゃなくて「火賀クン」だったんだ!という裏切られ方は快感。
でも、最後はやっぱ「しろちゃんが好き」というオチなのだろうかとか、「海根」と「あゆみ」の中身は元に戻るのか、とか考えると結構ハマる。
才能豊かな人がまた現れた。
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2014年10月11日

今イチバン面白い! 2015年1月発売の単行本第2巻が待ち切れない!  「サイコろまんちか / 小出もと貴」 電子アプリ「マンガボックス」連載中

写真 (24).JPG【ネタバレあり】(といってもアプリをダウンロードすれば、誰でも作品の一部は読める)
以前「マンガボックス(配信元DeNA」では「ダントツの面白さ」と書いた「サイコろまんちか」だが、本当に良くできている作品だと思う。
紙媒体で発売された単行本の第1巻はもう何度も読み返したし、携帯アプリで読めるだけの「話」も何度も何度も読んでいる。(アプリ上にアップされた作品は「はじめの部分」以外は順次消えて行って、直近の「数話」くらいしか読めなくなってくる)
一刻も早く単行本の第2巻を発売して欲しいが、巻末の予告によると次巻は「2015年の早春」という事。
それまで、この「サイコろまんちか」について弊ブログで書けないのは残念すぎるので、ここで再び取り上げる。
ちょうど、最新話が心理学研究部の「宇堂」と、「容姿端麗・頭脳明晰・スポーツ万能」と、なんでも出来てしまう「ミス・パーフェクト」こと「千条ナルコ」の【過去の因縁編】が始まり、まさに「神展開」というべき状態に突入している。
千条ナルコの様に成績優秀であったが、特に理由もなく成績が下がった「宇堂」は非常キャラが立っていて、宇堂登場の回はいつもメッチャ充実している。
因みに、宇堂クンは部屋に「クリムゾンキングの宮殿」のジャケットのポスターを貼っていたり(当然作者の趣味)、過去にビジュアル系のバンドを組んでいた経験がある。
1巻発売時に「下ネタ満載のお下劣版スケットダンス」と書いたが、最近では「下ネタ」ばかりに頼らず、センスの良いギャグや、「心理学用語」を駆使した練ったプロットで、作品のグレードが急上昇している。
「下ネタ」を嫌悪する人にはオススメしないが、本当にセンスが良いし、作者は色んなタイプの可愛い女の子が描けるので、世間的にも大ブレイクして是非アニメ化まで行ってほしい(深夜枠でないとムリだが)。
写真 (25).JPG
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遂にアニメ放送開始! マンガ版のバトルも本格化!  「ワールドトリガー / 葦原大介」最第8巻発売!

img426.jpg【ネタバレあり】
10月5日からのアニメ放送に合わせてか、7巻が9月、最新8巻が10月と異例の2ヶ月連続単行本発売となった「ワールドトリガー」
初回のアニメ放送を観たが、流石に絵が綺麗だし、葦原大介独特の魅力的なデザインのキャラが動くのは感動的。
マンガでは、かなり分かり難い「トリガー」や「トリオン」が、アニメでは簡潔に分かり易く描かれるものと期待している。
「トリオン兵」や、この作品のマスコット的キャラ「レプリカ」が動くのを観ると、やはり動いて喋る「リリエンタール」を観たかったと、今更ながら思う。
で、マンガ版の最新8巻は「大規模侵攻」してきた「近界民(ネイバー)」の最大級国家「アフトクラトル」と、ボーダー達との戦いが本格化してきた。
これまで、割と観念的だった「トリガー」だが、具体的に戦闘に使用されると、どの様なものかが非常に分かり易くなった。
また、戦闘をすると、両サイドのキャラの特徴がハッキリして、キャラに感情移入し易くなった。
8巻後半では、早くも「アフトクラトル」のラスボス(?)「ハイレイン」と、「ボーダー」防衛部隊の本部長「忍田真史」が最前線に登場してくる。
「アフトクラトル」のバックボーンが語られ、展開がスピードアップした来た事により、ここに来て一気に「ワールドトリガー」が面白くなってきた。
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2014年10月08日

「BURRN!創刊30周年記念超特大号」を買ってみた。

写真 (20).JPG1984年から数年の間、発売日には必ず買っていた「Burrn!」誌だが、それ以降はよはどの「記念号」でないと買わなくなった。
最近、書店でこの「30周年記念号」を見かけても、どうしても欲しいという気は起らなかったが、それこそ「記念」にと、購入してしまった。
通常の「中綴じ」ではなく、320ページもあるので当然「平綴じ」となり、価格も1,000円といつもより高い。
高くとも「永久保存」に相応しい内容なら納得できるが、アマゾンのレビューを書く人は「アンチ」の人が多いからかもしれない事もあり、極めて評判が悪い様だ。
確かに、創刊30周年を総括する「号」の表紙が「Mr.Big」というのは、何か特別なバイアスが働いているのでは、と勘繰ってしまう。
「Burrn!」誌への貢献度、読者への影響度から言ったら、「Ritchie Blackmore」「Metallica」「Judas Priest」「Bon Jovi」「Ozzy Osbourne」「Iron Maiden」辺りが妥当だと思うが、「Mr.Big」は単に現地取材に行って巻頭特集を組んだからの表紙なのか、何か含みがあるのか?。
マンガの単行本なんかでも、表紙デザインで売り上げが数万部違ってくるので、私が列挙したアーティストのどれかを表紙にしただけで、部数が遥かに上がったかもしれない。
この号を読んで思ったのは、初代編集長の「酒井康」は、私を始めとした読者たちにだけでなく、部下の編集部員にも嫌われていたのではないかという事。
確かに、彼の視線は、読者でも、一緒に本を創る仲間でも、スポンサー(広告主)でもなく、アーティストやBurrn誌!がモデルにした(模倣した)「Kerrang!」誌に向き過ぎていた様な気がする(judas私感)。
故に最近は、酒井色の強いアーティストはあまりフィーチャーされていないのかも知れない。
で、この「記念号」のメインは「HM/HR30年史」と題して30年間を一年ずつ6ページくらいづつ「まとめ」たもの。
はやり最初の5〜6年の「写真」や「記事」は、懐かしかった。
「HM/HRブーム」で次から次へと出現してくる驚異的な新人バンドと、70年代からスタイルを変えつつも豊富な経験と音楽的底力で生き残ってきたベテラン勢が入り乱れていた頃は本当に面白かったし興奮もした。
現在のリアルタイムの「HM/HRシーン」はそれ程詳しくはないが、「ラウドパーク」等のフェスのラインナップや、近年の「Burrn誌!」等の表紙を見ても、あの頃に活躍していたアーティストがいまだに、シーンの中心にいる様だ。
「Rockin' On」などで80年代に取り上げられていた「非HM/HR系」のバンドは余りに入れ替わりが激しく、やはりその様な雑誌の読者は、音楽を流行の一端としてアクセサリーの様に自分を飾る為に聴いていた人が多かったと思われても仕方ないのではないか。
それに比すと、HM/HRおよび、ログレなどのリスナーは、周囲に隠してでも『自分が本当に聴きたいから聴いている』人が多い。
そういった人に支えられての「Burrn!」誌創刊30周年なので、製作者側はもっと読者に敬意を払っても良いと思う。

↓創刊年の1984年頃のHM/HRシーンはLAメタル全盛で、紙面を彩る写真はこういったものばかりだった。
写真 (23).JPG

posted by judas at 23:18| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

何故か「志村」を応援してしまう  「ハル X キヨ / オザキアキラ」最新第4巻発売

img425.jpg【ネタバレあり】
3巻の後半から始まった「峯田兄編」が、この最新第4巻の前半2話も使ってようやく終了。
「峯田(弟)」が精神的成長を遂げる為に必要なエピソードではあったのかも知れないが、やや冗長になった感があるのが残念。
その間に、若干作品のボルテージが下がった印象があったが、その後の「小春の誕生日とキス編(judas勝手に命名)」で、一気に盛り返す。
前巻から、小春への気持ちを自覚し始めていた「志村」が、遂に今巻で完全に恋に落ちて、大ブレイク!
志村の初登場シーンからは想像もできない『神展開』なのは、どんなサブキャラでも決して粗末(?)にしない「オザキアキラ」の面目躍如。
前にも書いたが、ホントにこの作者はサブキャラの使い方が日本一上手い。
それも、新キャラよりも、既存のサブキャラを化けさせるテクが素晴らしい。
10月1日発売の「別マsister」掲載の、小春の弟「小太郎」がフィーチャーされた短編も凄く面白かった。
そして、この4巻の続きの別マ10月号(9月13日発売)では、一旦、身を引いた様に見えた「志村」がますます本気モードに。
イジメっ子のサブキャラから一気に、「峯田」を脅かす「ヒロインの相手役」へ大躍進か!
志村は感情移入し易いので、「志村編」がどんなに長引いても、全然苦にはならないし、むしろ峯田よりも応援してしまう。
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2014年10月06日

実写映画はホント楽しみ! 「暗殺教室 / 松井優征」最新第11巻発売!

img424.jpg【ネタバレあり】
10巻発売時に「TVアニメ化」と「実写映画化」が発表されたが、11巻のオビにはその詳細が記されていた。
まず「アニメ」は、2015年1月よりフジTVで金曜深夜に放送開始らしい。
そして、映画の方は2015年の3月公開で、キャスティングは「渚」にジャニーズの山田涼介、「業(カルマ)」に菅田将暉、「芽野カエデ」に山本舞香、そして注目の烏間惟臣に椎名桔平(コレはピッタリ)が決定。
そして、作者の松井優征によると、実写版の「殺せんせー」のCGが非常に良く出来ていて、違和感なく存在しているようだとの事。
尤も「イマイチ」などと言ったら、CGスタッフに申し訳ないから、確かにホメるしかないのだが、松井氏がそこまで言うので期待してしまう。
実写とCGの合成映画は日本では作られる事が少ないので、映画版の方は、かなり当たる気がするがどうだろうか。
で、最新第11巻では、「木村正義(ジャスティス)」や「磯貝」などの『サブキャラ』、浅野學峯の息子「浅野 学秀」というヒール役にスポットを当てている。
E組の生徒は今のところ28人おり、まだフィーチャーされていないキャラもいるので、ネタは十分あると思われるが、作中でも「卒業までのカウントダウン」が始まっている。
これから「アニメ」「映画」と盛り上がってくるハズなので、なんとかタイムリミットを引き延ばす工夫が必要かも。
posted by judas at 23:16| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月05日

読者女性の多くは『朝尾さん推し』なんだろうなあ 「きょうは会社休みます。 / 藤村真理」最新第7巻発売!

img422.jpg【ネタバレあり】
今年の5月に前巻の第6巻が出た時に、「ドラマ化も充分あリ得るだろう」と書いたが、7月末には「綾瀬はるか」主演でドラマ化が決定したとの発表があった。
そして、10月からの「ドラマ放送」に合わせて最新第7巻が発売になり、どこの書店でも平台に山積みになっていた。
これも昔から書いていたが、彼氏いない歴と年齢が一致する33才のOLのちょっと現実ではありえないような「ファンタジックなモテキ」と、OL達にとってとても甘美な響きを持つ「きょうは会社休みます」というタイトルが、絶対にOL受けすると思う。
よくセリフが覚えられるなあ、と感心する程、天然でアタマの方がどっかいっちゃてそうな(judas私感)「綾瀬はるか」だが、天才的な演技力で大ヒット作を連発しているので、おそらくこの「きょうは会社休みます。」も大ヒット」しそうだ。
7月に弊ブログで書いたとき、2ちゃんのガセに引っかかり、斉藤工や三浦翔平が出演すると書いたが、正確には、田之倉クンが「福士蒼汰」で、朝尾さんが「玉木宏」を演じる。
絵笑の親友の一華役で「平岩紙」も出演する。
で、最新7巻の方は、絵笑が田之倉クンの実家を訪問した後、若干のスレ違いを生じつつも正式に、田之倉クンからプロポーズされるが、年上でオシャレなレストランを経営するイケメン実業家の朝尾も、本気で絵笑を好きになってしまう。
ますます、OLの「夢」が具現化されてくる様な展開ではあるが、読者の多くの女性は「朝尾さん」推しなんだろうなあ。
posted by judas at 22:24| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

これはドラマ化じゃなくて映画化で正解! 「脳内ポイズンベリー / 水城せとな」最新第4巻発売

img423.jpg【ネタバレあり】
約1年のインターバルを経て発売された「脳内ポイズンベリー」の最新第4巻を購入。
内容については前巻の第3巻でおおよそ書いたが、主人公「いちこ」の脳内で擬人化されたいろいろな思考や感情が会議をして「いちこ」の行動を決めるという、今まである様でなかった設定。
そこそこ実験的な設定だが、何と言っても「失恋ショコラティエ」のドラマ化が大成功を収めた為(その成功の殆どは石原さとみ等の演技力に負う所が大きいと思う)、マンガ界の壇蜜と異名を取る「水城せとな」人気にあやかっての冒険とも言える実写映画化(2015年公開予定)だと思われる。
ケータイ小説を趣味で書いていたところかなりの成功を収め映画化の話まで持ち上がってきたヒロインの「櫻井いちこ」を「真木ようこ」が演じるのだが、引っ込み思案で優柔不断な「いちこ」とはかなりイメージの違うキャスティングだと思う。
また、今や女性に大人気の俳優としてその地位を確立した「西島秀俊」は、「いちこ」の彼氏候補達役ではなく【脳内会議】の議長を務める「吉田」役。
その彼氏候補たちの「早乙女」(古川雄輝)や「越智さん」(成河)を演じる役者さんたちよりも、脳内の存在の方が、神木隆之介などのメジャーな俳優陣達が起用されているとこも特徴的。
最新4巻の前半では、仕事関係から親密になった大人で分別があるがいまいちツメの甘い「越智さん」と結婚直前(?)まで行くのだが、途中から画家を目指す若くて自分勝手な「早乙女」と急激にヨリを戻す展開になる。
これは「脳内」で「瞬間の感情」を司る「ハトコ」の暴走によるもので、その「早乙女」も、いちこの小説に映画化の話が持ち上がったとたんに、嫉妬しスネ始める。
どっちの「彼氏候補」にも一長一短ある為、脳内会議はいつも迷走する。
その辺りがこの「脳内ポズンベリー」の醍醐味ではあるだが、あまりに「早乙女」がクズなので「なんでそっちに行くんだよ!」感が強く、「脳内」に様々なキャラクターのいる主人公になかなか感情移入し難い。
そんなこの作品も、次の2016年9月頃発売予定の第5巻では「最終巻」であると作者が巻末で明かしている。
確かに、このアイディアでは、あまり長く引っ張っても話がグダグダになりそうな気がする。
posted by judas at 00:43| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月02日

いつまでもいつまでも廻っていて欲しい! 13巻も超ハイクオリティ! 「それでも町は廻っている / 石黒正数」最新第13巻発売

img421.jpg【ネタバレあり】
この最新13巻も12巻同様、前巻から約10ヶ月のインターバルで発売された。
新巻が出る度に同じ事を書いている様な気がするが、やはり「それ町」はクオリティが高く、読み終わった後に非常に満ちたりた気持ちになる。
12巻が、10年後の姿を描いたり(実際は「妄想オチ」だけど)、「シーサイド」がメイド喫茶化したエピソードが収録されたりと、やや「終わり」を予感させる流れを感じなくもなかったが、この最新巻では「石黒正数」の真骨頂とも言える、推理系及びオカルト系の割合が多い超ハイクオリティの練りに練ったプロットで、歩鳥とその周辺の素敵な日常を楽しむ事が出来る。
ただ、「エビちゃん」「ジョセフィーヌ」真田の友達「浅井」「鈴木」「海老州舞」「静ねーちゃん」「紺双葉」の中学時代の先輩の「座成先輩」など、サブだけど重要で人気のあるキャラがまんべんなくフィーチャーされているところが「書き残しがないようにエピソードを放出している感」があって、いまだに「完結」という恐怖を振り払えないではいるが.......。
どんなに「ソレミテ」や「フルット」に入れ込んでもいいから、やはり作者の大ブレイク作となった「それ町」はいつまでも「廻し続けて」欲しい。
また、あわよくば「アニメ第2期」も実現してくれないか、と欲張ってしまう。
posted by judas at 23:59| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする