2015年04月29日

「エリカ」のバカさ加減と恭也くんの一途さが強調された最新刊  「オオカミ少と黒王子 / 八田鮎子」最新第12巻発売!

img016.jpg【ネタバレあり】
【過去の関連記事】11巻10巻9巻8巻5巻4巻3巻。
前巻の11巻から勃発した、オオカミ少女と黒王子史上最大とも言える「恭也とエリカの間に立った波風」の完結編が前半を占める。
殆どの読者が「エリカ」のバカさ加減に呆れながら読んでいたと思う。
「テラぽん」が肉食性に急変したのも「エリカ」の並外れた鈍感さが原因と言えると思うし、そうすると「テラぽん」も、一方的に疑われた「河西さん」も被害者。
まあ、一番迷惑を蒙った(こうむった)のは「恭也」クンなんだけど。
ホントに恭也クンは、エリカ一途で、あんなにカッコいい(?)河西さんに目もくれないところがとてもイイ!
こんなエリカなのに、テラぽんに迫られた時に恭也くんが「エリカは俺のなんだよ、エリカの意志は関係ねぇ、欲しいなら俺に許可をとれ」と、身に余る事を言って貰える(ハラマキの「?」マークのトコにはこの言葉が入る。
結局テラぽんも傷つける事になり、ちょっとだけその気になりかけた「河西さん」も可哀想だったし。
そして、後半は遂に「修学旅行本番編」で、さんちゃん(三田さん)と、恭也の数少ない友達の健(たける)との「恋バナ」編。
これも最初はエリカのおせっかいで空回りしそうになるが、結局さんちゃんと健はいい雰囲気に。
ここに「神谷」も絡んできて複雑になるかと思いきや、ここでも書いた様に、結局神谷は「さんちゃん」が好きと言うより、さんちゃんと健がカップルになると自分が仲間ハズレになると思い、2人の親密化を阻止したかった様。
最新話では、恭也くんがエリカの家に招かれる「小ネタ(?)」だったので、長めのエピソードは次なる6月号からか?
そして「累計400万部突破!」の文字も!
実に一巻平均35万部近く売れた事になる。
3月に放送終了したアニメ版も非常に良く出来ていたので、その効果で部数が一気に伸びたのかも。
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2015年04月28日

なんか「まとめ」に入ってきたぞ、まだまだ続いてほしい 「ダメな私に恋してください / 中原アヤ」最新第6巻発売!

img015.jpg【ネタバレあり】
【過去のダメ恋関連記事】5巻4巻3巻2巻1巻
前巻の5巻から約4ヶ月というインターバルで順調に「ダメな私に恋してください」(通称:ダメ恋)の最新第6巻が発売された。
5巻では「結婚詐欺師」フラグを立てまくられていた最上君が、やはりホントに親思いの優しい若者だったというオチだったのだが、6巻ではその最上君と再びただの友達に戻る事になった。
そして、兄の婚約者「春子」(通称:サンコン)がずっと好きだった黒沢は、2人の結構式に出席して、「春子」に思いを伝えて、自分の気持ちに区切りを付ける。
またミチコも、会社の同僚「門真」に「無理しなくても付き合える人がきっと出てくる」といわれ「そういう人はもう現れてるって知ってるんだよ」と、黒沢への自分の気持ちを自覚し始める。
そして、巻末では「誕生日プレゼント」は何がいいか聞かれ「私と結婚して下さい」と黒沢に言うところでヒキ。
黒沢と同棲していた元カノの「晶」も自分に気持ちに整理を付けるが、一人で泣きじゃくっている時に「最上君」が通りかかり、これからの2人の展開が暗示される。
4〜5〜6巻と「ラブ☆コン」に迫るテンポの良さで非常に面白くなり、平台でも目立つ様になり売上も好調の筈だが、何か「まとめ」に入ってきた様な不安な予感もある。
中原アヤの代表作にして日本を代表する名作ラブコメ「ラブ☆コン」の17巻以降、「ナナコロビン」「ベリーダイナマイト」「ラブ!ラブ!ラブ!」等どんなに面白くても3巻までしか続かなかった。
「ダメ恋」はそれらを抜いてようやく6巻まできたのに非常に残念至極(まだ7巻で終わると決まったわけではないが)。
私なんかはこの「ダメな私に恋してください」は、ガッキー主演でドラマ化されるとまで信じていたのに。
本当にドラマ化されたら、凄く面白いと思うのだけれど。

posted by judas at 00:35| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月26日

ヒロインの「いちこ」は、大人で仕事のできる「越智さん」と、芸術家きどりで嫉妬深いガキの「早乙女」のどっちを選んだか  「脳内ポイズンベリー / 水城せとな」最新&完結第5巻発売

img017.jpg【ネタバレあり】
前巻の4巻発売時に「実写映画化」が発表になり、5月9日というゴールデン・ウィーク終了後に公開が決定した「脳内ポイズン・ベリー」だが、最新第5巻で完結!
掲載誌のcocohanaを毎号読んでいなかったので、買ってハラマキに「遂に完結」とあって、寝耳に水でビックリした。
今や「水城せとな」の代表作になった「失恋ショコラティエ」が完結したので、これからは映画化もされる「脳内ポイズンベリー」一本で行くのかと思っていた。
とは言え、確かに「脳内会議」というアイディア一発で10巻も20巻も続けていくのはかなりムリがあるので、このヘンが潔い引き際かも知れない。
前巻で、大人で分別があり仕事でもお世話になっている「越智さん」と結婚直前まで行ったが、元カレで芸術家きどりの若造で精神的にも子どもでクズとも言える「早乙女」と急転直下でヨリが戻ってしまい、完結巻の今巻では一体どういうオチを付けるのか非常に大きな期待(半分以上は心配かも)と共に一気に読んだ。
真面目で男慣れしていない「櫻井いちこ」だけに、全ての読者が望まない方を選びそうで不安だが、結局「いちこ」はどちらを選んだのか?
【ネタバレあり】とは書いたが、この辺りは流石にボカしておこう。
そして「いちこ」の携帯小説の映画化や、最後の作品にしようとしてる次作のアイディアが「脳内会議」というのが、現実とちょっとだけリンクさせているのが面白い。
恐らく、作家引退を考えている「いちこ」の次作は「大成功」して、再び映画化されるのであろう(笑)。
さて、映画版の「脳内会議」のメンバーの配役だが、「議長の吉田」は西島秀俊、「ポジティブを司る石橋」は神木隆之介、「ネガティブの池田」は吉田羊(最近ドラマや映画に出過ぎ!)「衝動のハトコ」は桜田ひより(この女優さんは知らなかった)、「記憶を司る岸さん」は浅野和之、で、基本的には原作のイメージ通りなのだけれど、ヒロインである「いちこ」の真木ようこは相当違う印象(但し、実際に映画を見れば見方も変わるのかも知れない)。
事務所とか「ストベリーナイツ」の「佐藤組」とか、いろんなシガラミがあるのだろう。
☆ちなみに「脳内会議」のメンバーの名前は、歴代総理大臣から来ているとおもわれる(「ハトコ」は、たぶん鳩山一郎より)。
posted by judas at 23:35| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月25日

次なる第4巻で中学編が終わり、高校編へ突入か? 「圏外プリンセス / あいだ夏波」最新第3巻発売!

img014.jpg【ネタバレあり】
「圏外プリンセス関連記事、1巻2巻
2巻から3ヶ月のインターバルで順調に、【神田沙也加さんも愛読中】というハラマキを巻いて「圏外プリンセス」の最新第3感が発売された。
以前も書いたが、弊ブログへの検索ワードで「圏外プリンセス」が急増しており、世間的にも大ブレイク直前。
テレビドラマ化された前作品の「スイッチガール」に続いて、メディア化もありかも。
最新3巻は、「国松くん」と急接近し、天敵「増木」とも友情の様なものが芽生え始め「リア充」化してきた「目黒美人(めぐろみと)」と、美人を応援する彼氏持ちのハルちゃん(春川京)対して疎外感を持ち始めた仲良し3人組の一人マルちゃん(都丸栄)がフィーチャーされる。
結局、本音をぶつけ合って以前よりも友情が深まる訳だが、作者の「Free Talk」のページに『3人の友情のバランスの話はとても描きたかったものの一つ』と記している。
また、担当編集の「Uちゃん」(Ueharaさん?)の苦い思い出と熱い想いもモチーフの一つになっているらしい。
「女の子の三人組」ってホントに難しそう。
そして、3巻の最終話では「国松くん」との「初詣」(2人きりではないけど)を約束し、当日の待ち合わせで、かつて好きだったがサイテーな男「梅田」と鉢合わせしそうなところでヒキ。
「巻末予告」では、「中学編、ついにクライマックス!!」とある様に「高校編」があるらしい。
美人(みと)は、推薦で「お母さんの母校の都内の私立高校」に進学が決まっており、ハルちゃん(区内の公立)やマルちゃん(横浜の私立)や「国松くん」(区内の公立)とは別々の進路となる。
なので、どうやら好感度が超高い「国松くん」の彼女になれる訳ではないのかも。
しかし、美人が妄想だと思っていた乙女ゲームのキャラ「星夜くん」(かつてアドバイスを受けた)が、「森園彼方」(もりぞのかなた)という実在の男子である事が明かされる。
しかも、彼方くんの着ている制服が美人の進学する高校のものと同じなのだ。
高校編では「森園彼方」くんが「王子様」として登場するのかも知れない。
そんな待望の単行本第4巻は、3ヶ月後の7月24日。
posted by judas at 23:59| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今イチバン面白いマンガ、順調に連載再開! 多胡さん再登場! 阿部はモテるなあ 「サイコろまんちか / 小出もと貴」 順調に(?)最新25話アップ

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【ネタバレあり】
元々隔週木曜新作アップのローテーション(原則)だったのだが、昨年秋くらいから一話ごとに長いインターバルがあり、我々ファンは常に待たされ続けた。
ところがようやく、24話、25話と隔週木曜のローテが戻ってきた!
最新25話は昨年暮くらいから始まった「学祭参加編」のクライマックスで、これまた良くできた回だった。
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千条の「バンドワゴン効果」、宇堂の「ヴェブレン効果」、江崎の「スノッブ効果」(24話参照)は、それぞれある程度売り上げるが、目標の20万円までにはまだ10万円足りない。
そこへ、伊東の『内発的動機付け』によってダイエットに成功した「唯一の友達(?)」の多胡さん(すぐ元に戻ったが今回は痩せてるヴァージョンで登場)が現れ、伊東の「ジンクピリチオン効果」を狙った「アベノシズく配合」の焼きそばを爆盛りで20人分オーダーしてくれる。
それを食べた多胡さんはまたもや、元の体型に戻ってしまうのだが、江崎の指摘通り多胡さんは太っている時も分け隔てなく接してくれた安部の事が好きらしい。
多胡さんの献身的な(?)行為で、なんとか売り上げは20万円に達するのだが......。
今回も、各々のキャラを最大限に活かし、綺麗にまとめてあるので是非本編を読んで欲しい。
comico(コミコ)とちがって、期限が来たらどんどんお話が消えていくので、こちらを是非早めにチェック!
サイコ 学祭 多湖.png
posted by judas at 01:12| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月22日

ZEPリマスシリーズのハイライトか! 「PHYSICAL GRAFFITI / LED ZEPPELIN」(DELUXE CD EDITION 3CD)

IMG_0929.JPG遂に、このコンパニオンディスク付きリマスターシリーズも、ハイライトと言える「Physical Graffiti」に到達。
私のZEPで一番好きなアルバム遍歴は「II」⇒「Houses Of Holy」⇒「IV」⇒「Coda」⇒「III」⇒「Physical Graffiti」の順で来ていて、今現在は一応彼らで一番好きな作品という事になっている(「永遠の詩」は除く)。
まず、Disc.1について(アナログ時A,B面)
パワー溢れるヘヴィーチューンが並ぶ。
とにかく、ありったけの重力を籠めて叩きつけるドラムを、思いっきりディフォルメしてサウンドプロダクションしたジミー・ペイジの戦略(?)が功を奏してか、世間的にも「ZEPの全作品中、最もドラムサウンドが格好良いアルバム」との評価を得ている。
1.の「Custard Pie」と「Trampled Under Foot」は、その凄まじいボンゾのドラムとジョン・ポール・ジョーンズのクラビネットが絶妙に絡み合う新機軸が効いていて、ZEPの曲の中でもかなり好きな方(Trampled〜」は、中学生の頃、シングル盤を買った)。
また、3,は、スライドギターで始まるベタベタのブルージーな冒頭だが、ボンゾの強烈なドラムが加わってくると、一気に超ハード&ヘヴィロック的な曲となる。
4.の「Houses Of The Holy」は、EL&Pの「Brain salad surgery」、Queenの「Sheer Heart Attack」,AC/DCの「If You Want Blood You've Got It」と並んで、アルバムと同タイトルの曲が、そのアルバム収録されずに、他のアルバムに収録されている曲として、私は良くクイズに使っていた。
「Kashmir」は、一貫してステージで演奏されるZEPの中でも屈指の人気曲。
ハリウッド版「ゴジラ」のサントラで、パフ・ダディがサンプリング(というよりも既にカバー)した事により、若者への認知度が急上昇し「Led Zeppelinはクールだ」という意識が広まる。
次にDisc.2(アナログ時C面D面)
旧A,B面がパワー爆裂の超剛球サウンドとすれば、旧C,D面は超絶技巧変化球(と言うか「魔球」?)サウンドと言えるかもしれない。
1.の「In The Light」は、ドラムが入ってくるまでの約2分50秒の間、呪術的とも言えるプラントの声とシンセが唸るドラマティックである意味プログレッシブな曲。
リズムが入ると結構ポップな展開になり、長尺曲ながら本当に飽きさせない。
2.の「Bron-Yr-Aur」は、ZEPのみならず、すべてのアコギインストメンタルの曲でもトップレベルに好きな曲。
この曲を聴くと映画版「永遠の詩(狂熱のライブ)」で、メンバーが車にのってライブ会場の「マジソンスクエアガーデン」に向かうシーンが、どうしても思い出される。
3.の「Down By The Seaside」は、レイドバックしたカントリータッチのゆるい曲かと思いきや、2分過ぎからテンポが上がって始まる不穏な展開が非常に格好よい。
1分程で、また元のムードに戻るのだが、これがあるとないとでは大違い。戻り方もセンスある。
ペイジの変幻自在なギターが思いっきりフィーチャーされた「Ten Years Gone」も超名曲。
5.の「Night Flight」は、私がZEPの曲の中でもTOP3に入る程好きな曲で、ジャンルにとらわれないフリーフォームな彼らの魅力が詰まっている。
6.の「The Wanton Song」は、アナログ時のC,D面でも随一の「ドラムが炸裂する重力ソング」で、これまた大好きな曲。
7.の「Boogie With Stu」と8.の「Black Country Woman」は、エレキギターを使わずにボンゾのパワフルなビートだけでヘヴィ感を出してるのZEPならでは。
そしてラストの「Sick Again」は、この2枚組の中で「Night Flight」に続いてメッチャ好きな曲。
本当に格好良いナンバー。
強力なヘヴィーナンバーで固めた旧A,B面は「パワー爆裂サウンド」でまとめられるが、旧C,D面の方は、1曲1曲について長々語りたくなるくらい様々方向を向いていながら、トーンは統一されているという奇跡的な盤。
Disc,3のコンパニオンディスク
Trampled Under Footのラフミックスの「Brandy & Cake」を始めとして今回もラフミックスやSunsetスタジオでの別ミクッス中心だが、やはり興味深いのは「Sick Again」と「In The Light」のEarly Version。
ここから完璧な完成版に持っていくのだからやはりペイジやジョンジー達は凄い。
「Physical Graffity」があまりに完璧で独特なサウンドプロダクション(特にドラム)がなされている為、ラフミックス等は1,2回聴けば十分という気もする。
勿論、コアなファンや、今度はこっちのミックスをコピーしようと虎視眈々と狙っている(?)「シナモン」のメンバーは、死ぬ程聴きこんでいるだろうけど。
最後に「リマス状態」は、過去にも書いた様にやたら音圧を高めただけの安易なものではなく、クリアで楽器ごとの音が聞き取り易い、上品(?)でセンスのあるリマスと言えよう。
Disc.1
1. Custard Pie 4:15
2. The Rover 5:39
3. In My Time Of Dying 11:08
4. Houses Of The Holy 4:04
5. Trampled Under Foot 5:36
6. Kashmir 8:37
Disc.2
1. In The Light 8:47
2. Bron-Yr-Aur 2:06
3. Down By The Seaside 5:15
4. Ten Years Gone 6:34
5. Night Flight 3:38
6.The Wanton Song 4:08
7. Boogie With Stu 3:52
8. Black Country Woman 4:24
9. Sick Again 4:42
Disc.3(Bonus Disc)
1. Brandy & Coke (Trampled Under Foot) [Initial/Rough Mix] 5:39
2. Sick Again (Early Version) 2:22
3. In My Time Of Dying (Initial / Rough Mix) 10:48
4. Houses Of The Holy (Rough Mix With Overdubs) 3:51
5. Everybody Makes It Through (In The Light) [Early Version/In Transit] 6:29
6. Boogie With Stu (Sunset Sound Mix) 3:39
7. Driving Through Kashmir (Kashmir Rough Orchestra Mix) 8:41
posted by judas at 22:42| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ブリティッシュなロック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月18日

実写版は大ヒットしそうだなあ 「進撃の巨人 / 諌山創」最新第16巻発売!

img009.jpg【ネタバレあり】
連載開始直後から一読してハマって、はや5年強。
単行本ももう第16巻。
当初は「思いつき一発」の「激しい表現衝動」のみで、「作者自身」もこんなに大ヒットして長く続き、国民的マンガになるとは思いもよらなかったであろう。
アッカーマン家やレイス家の話や、調査兵団104期の仲間が実は巨人だったと言う展開は、多分最初から構想にあったものではなく、「衝撃的な展開」を「あとづけ」で、編集者&作者で苦労して「辻褄合わせ」をしながら捻り出したものではなかろうか。
また様々な偶然も作用して「One Piece」に次ぐくらいの売り上げを誇る「国民的マンガ」になり、6月27日には「劇場版アニメ」公開、8月1日と9月19日には「実写映画」の「進撃の巨人・Attack On Titan」の前後編が公開になる。
5年前に連載が開始され、間もなくマンガランキングものを総なめにしたが、単行本の3〜4巻が出る頃には騒ぎも沈静化し、このまま「出落ち」的な消え方をすると私は思っていた。
「鎧の巨人」「超大型巨人」の正体が早々に明かされたり、「ミサカ」や「リヴァイ兵長」のツンデレ的人気が爆発したりして再び盛り上がり「TVアニメ」は「原作マンガ」とは別次元のような「作画」の美しさで、大評判を呼ぶ。
また、主題歌も大ヒット。
まるで何かに導かれている様な大成功を収めた。
しかし、この夏の「2大映画」の公開が終了すると、流石にもう「神通力」を失うのではないかと私は予言する。
ただ「アッカーマン家」と「東洋の一族」の話がこれからどれだけ膨らんでいくのか、内気で引っ込み思案だった「ヒストリア・レイス」が真の王としての裁量に目覚める過程は楽しみかも。
posted by judas at 00:59| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月16日

今回の主役は製版、印刷、製本の裏方たち 「重版出来 / 松田奈緒子」最新第5巻発売!

img008.jpg【ネタバレあり】
圧倒的に面白かった前巻の4巻から約半年のインターバルで、最新第5巻が発売。
今巻フィーチャーされた職種の一つ「プリンティング・オペレーター」は、デジタルでグラビア・アイドルの体型や肌の質感などを修正する仕事。
昔は、製版の「レタッチ」という技術があったが、デジタルの世界になってからも、同様に非常に細かいテクニックとセンスが要求されるよう。
また「黒沢」の元を自ら離れた事を心底後悔した「東江絹」は、安田のコミカライズの仕事を断り、大学に戻って社会に出て、またマンガを見つめ直そうと考える。
「美の巨人たち」という2話連続のストーリーでは、ある巨匠マンガ家の画業70周年の画集を出すために、「製版」「ブックデザイナー」「紙の銘柄特定」等の各界の「名人」や「匠」達が結集し、素晴らしい本を創るための情熱をぶつけ合う。
私が、この5巻で一番面白いと思ったのが「No More サイン泥棒」と言う、人気マンガ家のサインをサイン会やパーティで集めたり、また偽造したりしてネットで高価で売りさばく人々の話。
岸和田敏の画業60周年記念パーティーに「サイン泥棒」が紛れ込んでサインを集めたが「黒沢」に感づかれて逃げ出す。
「ピーブ遷移」の【天才】中田伯も転売目的のサインをさせられそうになるが、彼が犯人と分かったあとも、自分のマンガを褒められた為「あの人、そんなに悪い人じゃないと思う」とつぶやく。
「サイン泥棒」とは言え、元々はマンガが好きだし、見る目もあるのというオチか。
そして再び「書店員さん」にスポットを当てた「右側に気をつけろ」
本気で書店員さんが推すものは平台の右側に積まれるとの事。
また「書店員さんは、安くまたはタダで好きなマンガや雑誌が読めていいなあ」という世間の羨望に先手を打った(?)かの様に、書店員とは言え、読みたい本はちゃんと自分で買うし(「定価」とは書かれていない)、タダ読みは「原則」(書店によるらしい)禁じられている事、また超人気コミックスで入荷後即売り切れてしまうう様なものは、お客様優先で「重版」が掛かってからゆっくり買う、というクダリもあった。
でも「POP」を書くためには先読みしておかないといけないんじゃないの?
自腹で買うにしても「フラゲ」は常識でしょう。
いくら「書店員さんに嫌われたら本は売って貰えない」とは言え、その辺は他のエピソードの様に「リアル」に書いて欲しかった。
でも、この「話」以外は今巻もメチャクチャ面白かった!!
posted by judas at 23:54| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月14日

「星谷かおり」って「ほしや」なの?「ほしたに」なの?  「宇宙を駆けるよだか / 川端志季 」最新第8話掲載 別冊マーガレット2015年5月号感想&「俺物語!!」 の最新31話、そして意外に画力の高い保奈実の「まりあ!!グルーヴ」

【ネタバレあり】
過去の別マ関連記事【別マ4月号】【別マ3月号】【別マ2月号】【別マ1月号】

img012.jpg【宇宙を駆けるよだか】
あのインコの名前は「天ヶ瀬建造」!
「火賀」を妬むあまり、「火賀」と「あゆみ」(外見は海根)の入れ替えを画策する「しろちゃん」だが、小さいときは暗所恐怖症だった「あゆみ」を助けたりする優しい子だった。
何故か「火賀...あゆみちゃんを頼む」と泣き崩れる「しろちゃん」の心の闇は深い。
「しろちゃん」の真意は何処に?
ますます、予想を遥かに超える展開に突入する「よだか」
「川端志季」は、物凄いストーリーテラーだ。



img011.jpg【俺物語!!】
扉で、30話となっているが、本当は31話目なので、これは歴史的大ミス!
強烈なニューキャラの「一之瀬」は、思い込みがあまりに強く自分勝手ではあるが、大和凜子を思う気持ちは本物の様だ。
「パティシエ・コンクール」で金賞を取ったら凜子に告白して、猛男から奪う宣言をする。
凜子の気持ちを尊重するあまり、「一之瀬」の手伝いをする事を「やめろ」とは言えない猛男。
主役カップルが初期から盤石な「俺物語!!」にしては珍しく、じれったい「少女マンガ」的展開になっているが、面白くなくなったかと言えばそんな事もなく、「猛男」の違った麺面も見れて興味深い。

【町田くんの世界 / 安藤ゆき】
真面目できりっとした「メガネ」なのに、勉強も出来ず、スポーツもダメで要領も悪いという、新しいタイプの主人公。
今のところの「とりえ」は、優しさだけ。
初回でウザ過ぎた「町田くんのお母さん」が引っ込み、「猪原さん」という相手役が登場した事により、今後の展開に希望の光が差してきた。


img013.jpg【まりあ!!グルーヴ / 保奈実】
ギャグはそれ程面白くないが、主役以外の登場キャラが新鮮で素晴らしい。
ヒロインの「まりあ」が思いを寄せる「松岡くん」と「まりあ」の親友「ナオ」が、狙い過ぎた造形の「まりあ」の外見を完全にスルーして普通に接している。
「松岡」はイケメンだし「ナオ」も可愛いく性格も良いのだが、ホッペの「グリグリ」が象徴するように、2人ともやや「オバカ」なのがホントにイイ。
また、主役の「変キャラ」に目を奪われがちだが、よく見ると意外に作者の「保奈実」の画力がしっかりしている。
またセンスも良く、「松岡 絶対ドキッとするよ!!」と言っている「ナオちゃん」を俯瞰した構図が凄く上手い。
とっても「ナオちゃん」を魅力的に見せている。
とにかくこの作品は、「ナオ」と「松岡」の魅力が全てと言えよう。

【かれこれきらきらまち / 星谷かおり】
デビュー作から非凡なセンスを見せていた「星谷かおり」だが、ここ2作程はやや「停滞気味」か?(judas私感)
画力もしっかりしているし、演出も悪くないと思うけど、ちょっと「フツー」になったかも。
それと、今まで「星谷」に『ほしたに』とルビがふってあったのに(今回も目次は「ほしたに」となっている)、表紙や扉絵のローマ字が【Kaori Hoshiya】と、なっている。
「ほしやかおり」なの?「ほしたにかおり」なの?
このテキトーさって、意外に作家さんの「ダメージ」になるんじゃないの?

【インスタント彼氏 / 明生チナミ】
早田部冬子は「イケ・メンタロス」というアンドロイドを商店街の福引で当て、一緒に暮らしている。
ただ、ポンコツなので、色々残念。
これまた、「まりあ!!グルーヴ」同様、画力がしっかりしている上での「オバカギャグ」なので、非常に面白い。
私と同じく、編集部も高く評価しているようで、異例の「別冊ふろく限定連載」の座をゲット。
ひょっとして「大ブレイク」もありか?
posted by judas at 23:51| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

実写映画化が発表されたが、それどころじゃない 「ちはやふる / 末次由紀」最新第27巻発売! 「太一」と「ちはや」のいない「かるた部」

img010.jpg【ネタバレあり】
「太一の退部」という大激震の26巻から、約半年のインターバルを経て、最新第27巻が発売された。
今度は何と、「太一」を傷つけて退部に追い込んだ事から「ちはや」はかるたに集中できず、かなちゃんに休部を申し出る。
初心者1人、「D級」2人、自信過剰(?)の「A級」(田丸兄妹の妹)1人、のバラバラな新入部員達や「月と太陽」だった「太一」と「ちはや」を失って「かるた部」をまとめていく自信を失いかけてる「かなちゃん」が可哀想。
そんな「かなちゃん」に、「ぼくの月も太陽もかなちゃんだから、がんばれるよ」と机くん(駒野)が【告白】するトコも今巻のハイライトの一つ。
そして一方、「新(あらた)」は、ちはやや太一に団体戦の楽しさを教えられ高校でかるた部を結成し、静岡の富士崎へ練習試合に出かけた時、太一の退部とちはやの休部を知る。
かるた部を作った事をちはやと太一にメールで知らせ、2人の復活を待つ。
また、太一は受験勉強に専念する為に塾へ通い始めるが、そこで講師をしてる「周防名人」(東大留年中)と出会う。
「名人」に「君はかるたを好きじゃないのによく頑張ったね」「僕もかるたを好きじゃない」と言われ、自分は「かるたは好きじゃないが、そこにいた人達が大好きだった」事に気が付く。
意外と「太一」の復帰は早いのではないだろうか。
しかし、新への想いと、太一の気持ちとの板挟みに悩み、受験勉強に逃避(?)した「ちはや」の復活は?
恐らく「新」に続いてかるた部をつくり、団体戦に殴り込んでくるであろう「若宮詩暢」との対決は実現するのか?
常に驚異のハイクオリティを保ち続ける「ちはやふる」だが、今巻も面白過ぎてすぐに何度も読み返してしまった。
最新27巻の主役は「太一」と「ちはや」を失ったかるた部を支えていこうとする「かなちゃん」「机くん」「花野菫」と言っても過言ではないと思う。
☆実写映画化が発表されたが、まだキャスト等は未発表。
まさか「太一」は、また「福士蒼汰」じゃないだろうな。
posted by judas at 00:47| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月13日

俺物語!! アニメ初回放送を観た

俺アニメ.jpg
【ネタバレあり】
4月期からのアニメの中での大本命(?)の「俺物語!!」の初回放送を観た。
日本テレビ系という事で、制作会社と監督は、名作(原作もマンガも)「ちはやふる」と同じだそう。
確かに、作画、声優さん、演出、共に非常に良かった。
ネットでも評価も、驚く程高い。
猛男の声のチョイスは非常に難しいと思うし、私のイメージとはちょっと違ったが、始まって5分位経った頃には、すっかり慣れてしまった。
大和も砂川も同様。
絵柄もマンガ版とは微妙に異なるが、これも「ちはやふる」同様スグに違和感がなくなった。
「俺物語!!」アニメ化は大成功だった!!
俺アニメ3.jpg
初回は、大和が砂川の事を好きだと思った猛男が、自分の気持ちを抑えて大和を応援しようと決心するところでヒキ。
次回で「両想い」になり、3話で「砂川」の姉さんが登場し「砂川とのキスの練習」という名場面が登場する予定。
「ちはやふる」枠という事は、10話程度では終わらずに、6ヶ月ぶっ通しで22〜23話は放送するのかも。
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2015年04月12日

「光」の叔父「円」と、「蛍子」の母「繭子」の過去編が素晴らしい出来 「月影ベイベ / 小玉ユキ」最新第5巻発売!

img007.jpg【ネタバレあり】
『過去の関連記事』2巻3巻4巻
前巻の第4巻から約半年のインターバルで「月影ベイベ」の最新第5巻が発売になった。
以前から書いていた様に、「光」の叔父の「円」と、「蛍子」の母の「繭子」の過去編に5巻の殆どを費やしている。
現在進行の『主役』の「光」と「蛍子」よりも、作者の小玉ユキは「円」と「繭子」は強い思い入れを持っている様。
2人の幼馴染みの「富樫漸二」も含めて、子供の頃は男の子同志の様に接していたが、高校生になると「漸二」の「繭子」への想いを切っ掛けにして「円」と「繭子」は自然と付き合い始める。
しかし、ハッキリとした「告白」がどちらからもなかった為か、小さな行き違いの積み重ねから繭子は大会社の社長の息子と婚約してしまう。
「円」の名前を「披露宴」の出席者の中に(「おわら」を踊る為に参加させられた)見付けた「繭子」は、式の直前に逃げ出してしまう。
その後数年経って偶然「円」と、別の男と結婚した「繭子」とまだ小さな「蛍子」は出会ってしまい、三人で暮らそうと決心した矢先に「繭子」は膵臓癌で亡くなってしまう。
という2人の過去を「光」と「蛍子」は「円」から聞く。
もうこれで「月影ベイベ」のピークは終わってしまうのかと思う程、「光」と「蛍子」そっちのけで、「円」と「繭子」の過去編は素晴らしかった(私はこの2人よりも、「漸二」の「繭子」への想いの方が切なくて、「漸二」に感情移入してしまったが)。
「過去を知りそれぞれの心に変化が表れ.....」と予告される第6巻は、2015年秋の発売。
この「過去」のエピソードを超えられる展開を、現代の「光」と「蛍子」で作り上げられるのだろうか。

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2015年04月11日

今一番面白いマンガが、遂に連載再開? 「サイコろまんちか / 小出もと貴」 待ちに待った最新24話アップ

サイコ最新2.png
【ネタバレあり】
1月上旬に単行本の第2巻が発売されまた久々に23話がアップになってから、更に3か月近く待たされてようやく最新24話が掲載された。
今回も引き続き「心理学研究部、学園祭に参加するの巻」編(?)
心理学研究部は最終枠だった為、文化祭では「食事処」の手伝いをすることになる。
阿部と過去に因縁のありそうな、そこのおじさんの竿就職資金獲得の為、阿部は「食事処」の売上を伸ばす心理学的方法を部員のみんなに相談する。
「人の持っているものは自分も欲しくなるバンドワゴン効果」(千条)、「自分の個性をアピールする為、大衆と差別化を図りたくなるスノッブ効果」(江崎)、「【高価な物=イイ】と思う心理を利用するヴェブレン効果」(宇堂)、「清水義範の著作で勇名になった”訳のわからない科学用語を用いられると何か凄い効果があるのではないかと思い込んでしまうジンクピリチオン効果”」(伊東)等が、提唱されるが、阿部があまり乗り気でないとわかると、例によって伊東による、千条の無駄毛処理シーンや江崎が今まで使ってきたハンドルネーム等、各メンバーの「晒し」が行われる。
そして、結局文化祭当日は各々の戦法で売り上げを競う事になる。
サイコ最新.png
作者の「小出もと貴」が精神的にあまり強くない(「鬱病」という説あり)らしく、連載間隔が非常に空いてしまったが、掲載される作品のクオリティは「マンガブックス」に於いてもダントツに高いと思う。
本当に「一日千秋」の思いで「サイコろまんちか」の復活を待ち続けたので、これからは週一ペースでの連載再開を願ってやまない。
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2015年04月09日

多部未華子は素晴らしい女優さん  「デカワンコ / 森本梢子」12巻まで読破! 森本梢子作品にハズレなし!

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【ネタバレあり】
再三書いている様に、ここ最近読んだマンガの中では出色の面白さだった高台家の人々」の作者の森本梢子作品を求めて「アシガール」を読んだが、次に2011年1月〜3月に渡ってドラマ化もされた「デカワンコ」を(今のところの)最新巻の12巻まで一挙購入。
ドラマ版の「デカワンコ」は森本梢子の大ファンになる前から観ていたし、judas家では非常に評価の高いドラマだった。
よしながふみの「大奥」、アルコの「ヤスコとケンジ」、椎名軽穂の「君に届け」等多くのマンガ原作の実写化で主演を務め、若手女優の中では実力No.1と思われる「多部未華子」はヒロインの「花森一子(ワンコ)」にピッタリで、もう多部未華子以外の「ワンコ」は考えられない。
デカワンコ.jpg但し「ワンコ」以外の【捜査一課第八強行犯捜査殺人捜査第13係】のメンバーは、原作とドラマ版では、結構イメージが違う。
頭がつるつるのおっさんで犯人を自供させる名人の「落としの重さん(シゲさん)」は、沢村一樹で、イケメンでクールで切れ者の柳が「大倉孝二」、原作ではペーペーの小松原が、ドラマでは13係のエースで「吹越満」、柔道が強い愛妻家の「和田」が、ドラマ版では体型は近いが元力士で愛称が「チャンコさん」のホンジャマカの石塚で、辛うじてNEWSの手越クンが演じた「キリ」は見た目的には近い。
ストーリーの方も色々相違点は多いが、ドラマ版、原作版、両方とも甲乙付けがたい位面白かった。
ドラマ版は視聴率の為コミカルな面を全面に出さざるを得なかった様だが、原作版は刑事ものとして非常にしっかりした骨格を持ち、意外な犯人やちょっと悲しい動機、それに加えて高いギャグセンスもあり、謎解きとしての面白さも十分楽しめる。
このヘンは流石に「ごくせん」をマンガ版、ドラマ版共に大ヒットさせた「森本梢子」のストーリーテラーとしての真骨頂である。
原作版の方は12巻ではまだ完結した雰囲気はないが、同じ「月刊YOU」(集英社刊)に連載された「高台家の人々」の大ヒットがあって、暫く続巻が出ていない(「YOU」の方の掲載もない様)。
ドラマ版の方も、上記の様に2011年3月に連ドラとしては終了したが、全話2ケタの視聴率を記録し、最終話は15.8%という高視聴率だった為か、その後2回に渡って「ちょっとだけリーターンズ」や「お正月スペシャル」として特番が放送されている。
2011年3月と言えば「東日本大震災」の起こった月だが、その中でこの高視聴率は素晴らしいと思う。
☆マンガ版に登場する「一子」の親友で婦人警官の「鬼塚琴美(オニコ)」(ドラマでは「青木琴美」として渡辺直美が演じた)は、あこがれの「柳」と出会うと、色々と妄想を始めてしまう。
この「妄想癖」が、のちの「高台家の人々」の木絵のモチーフになっているに違いない。
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2015年04月05日

時間が経って良さが伝わってきたアルバム さあ、次は「ターボ」の30周年記念盤だ!  「Defenders of the Faith / JUDAS PRIEST」(Special 30th Anniversary Deluxe Edition)(3CD)

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2012年に「Screaming For Vengeance」(復讐の叫び)の30周年記念盤が発売されてから約2年半が経ち、1984年に発売された「Defenders Of The Faith」(背徳の掟)の30周年記念盤が、ちょっと遅れて2015年になってから発売された。
1979〜1980年に英国でNWOBHMのムーブメントが勃興し、1982年辺りからアメリカを含む全世界規模でHM/HRの復興が巻き起こり、この「Defenders Of The Faith」が発売された1984年には、Van Halenの「Jump」が全米No.1を獲得するなど、HM/HRが世界制覇を成し遂げたと言っても良い状況になっていた。
この「世界制覇」は、NWOBHMを生み出すまで、パンク・ニューウェーブによって駆逐されかけた苦難の時代を戦い抜いた「Judas Priest」「Scorpions」「Whitesnake」「UFO」等の功績を抜きにしては語れない。
いつも書いている様に、この辺を語りだすと三日三晩止まらなくなるので、もうやめておくけど(笑)。
私は、1982年に発売された「復讐の叫び」では、魂が打ち震える程の喜びを全身に受け、Judas Priestを信じて身も心もを捧げてきて本当に良かったとの思いに溢れたが、1984年にJP達が世界の情勢を一変させた後に発売されたこの「背徳の掟」には、心の底から喜べないものがあった。
「復讐の叫び」の、それまで溜まりに溜まった怒りや攻撃性を噴出させた音とは違った「冷たさ」「暗さ」「重さ」が支配していた様な気がした。
また、常にファンを置き去りにする程の進化を見せてきたJPにしては、若干の停滞感も感じさせた。
「Free Wheel Burning」や「Love Bites」、外部ライター(Bob Halligan, Jr)による「Some Heads Are Gonna Roll」等はシングルカットはされたが、明らかなシングルヒット狙いの曲調ではなく、確かにマーケットに魂を売って作られたアルバムではない事は伝わってくるが、自分の期待したものとはやや違ってしまったと言うのもあった。
だが、やはり一般的に「歴史的名盤」「JPの最高傑作」と評される様に、クオリティの異常な高さは否定できない。
旧A面の4曲は、「復讐の叫び」の旧B面の構成をシンプルに分かり易くした感じで、「The Sentinel」は、「Freewheel Burning」より好きだという人が多く、JPの代表曲のひとつになっている。
「Jawbreaker」「Rock Hard Ride Free」はライブでは生きてくる良い曲だと思うが、「Devil's Child」「Fever」のようにクセとフックのある構成ではなく、シンプル過ぎる印象を私に与えてしまった。
旧B面は、聴けば聴く程味の出てくる曲が多い。
ライブのオープニングに持ってくる事に対して「賛否両論」を呼んだ「Love Bites」も時間が経って聴けば物凄く良い。
前述の、外部ライターを起用した「Some Heads Are Gonna Roll」も同様だし、「Night Comes Down」も70年代の曲を思い起こさせる「泣き」が沁みる。
アルバムを締める「Heavy Duty」〜「Defenders Of The Faith」のメドレーも、「Take On The World」「United」に始まる「ライブでの観客との一体感を強める為の曲シリーズ」の決定版的な意味で創られた曲と言える。
「復讐の叫び」が、聴いた瞬間の衝撃を伝えるものなら、「背徳の掟」はジワジワと時間を掛けて聴き手に入り込んでくるアルバムと言えよう。

【ボーナスディスク、Live At The Long Beach Arena 】について
1984年5月5日のライブを丸ごと収録したもので、CDとして発売されたものでは、演奏、音色、選曲共に、過去最高に素晴らしい(judas私感)。
後から手を加えた感が殆どなく、非常に生々しい演奏で、どの曲もスタジオテイクよりテンポが速くなっている気がする。
これは別に「ハシっている」訳ではなく、アンサンブルは相変わらず鉄壁で、バンドの状態が最高に良い事を示しているのではないか。
特に、Dave HollandとIan Hillのコンビネーションがバンドを引っ張っている。
上記の様に「ライブ音源」としては、JP過去最高の素晴らしさで、映像があれば是非発売して欲しい。
私は「Defenders Of The Faith」ツアーは、このLong Baech Arenaの約4ヶ月後の1984年9月13日の日本武道館公演で体験した。
当時の最大の話題は、ジャケットに描かれている「メタリオン」のセットを持ってきた事。
当時の噂では「日本ツアー」は、他国のツアーよりも「コンパクト」で小型の「メタリオン」だったらしいが、私の目と耳はメンバー(特にロブとK.K)に釘付けで、セットはどうでも良かった。
充実したバンドの状態がビンビン伝わる素晴らしいライブであった。
ちなみに、初来日の初日の1978年7月25日のライブも観たが、約6年の月日を経て、「メタルゴッド」の座に君臨するにふさわしい、演奏、セット、ステージプレゼンス、観客とのコールアンドレスポンス等、全く別のバンドであるかの様なスケールと貫禄であった。
勿論、初来日を観た時の興奮や感動を超える事はなかったが。

↓不思議なことに「メタリオン」を使用した事のツアーのオフィシャルな映像がなく、オーディエンスの不明瞭な動画しかないが、この日の武道館のアリーナの前方、グレンサイドに私はいた。よ〜く見ると、この「メタリオン」は結構デカかった。

Disc.1 (Remastered)
1. Freewheel Burning
2. Jawbreaker
3. Rock Hard Ride Free
4. The Sentinel
5. Love Bites
6. Eat Me Alive
7. Some Heads Are Gonna Roll
8. Night Comes Down
9. Heavy Duty
10. Defenders Of The Faith

Disc.2 (Live At The Long Beach Arena,California 1984/5/5)
1. Love Bites
2. Jawbreaker
3. Grinder
4. Metal Gods
5. Breaking The Law
6. Sinner
7. Desert Plains
8. Some Heads Are Gonna Roll
9. The Sentinel
10. Rock Hard Ride Free

Disc.3(Live At The Long Beach Arena,California 1984/5/5)
1. Night Comes Down
2. The Hellion
3. Electric Eye
4. Heavy Duty
5. Defenders Of The Faith
6. Freewheel Burning
7. Victim Of Changes
8. The Green Manalishi (With The Two - Pronged Crown)
9. Living After Midnight
10. Hell Bent For Leather
11. You’ve Got Another Thing Coming
posted by judas at 22:05| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | MetalなRock | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月03日

藤原ゆん、画力高けー! 「別冊マーガレットSister 2015春号」 中堅より新人2人が良かった

img005.jpg【ネタバレあり】
☆「俺物語(番外編) / 原作:河原和音、作画:アルコ」
最近「別マSister」は内容の如何にかかわらず購入しているが、やはり「別マ本体」の番外編やスピンオフがあればある程嬉しい。
ましてや、今回は「俺物語!!」(この作品は元々Sisterに掲載された読み切り版が大反響を呼び、本体で連載化された)の何回目かの番外編。
いずれ単行本に収録されるとは言え、一刻も早く読みたい。
今回の「番外編」は、前回の番外編に続いて、猛男と砂川の小学生時代の話。
真面目な砂川は、2年生の一学期に宿題を一度も忘れなかったら先生から「パーフェクト賞」の賞状を貰える事になったが、あと一回のところで、猛男を逆恨みしたクラスメイトに間違えられて、宿題のプリントをファイルから机の中に戻され、宿題が出来なくなくなってしまう。
自分のせいだと責任を感じた猛男が夜の教室に忍び込んで、宿題のプリントを砂川に持って帰ろうとするが、流石の猛男も夜の学校は怖い。
実はクラスの女の子がプリントのコピーをくれた為、砂川は普通に宿題が出来ていたのだが、猛男の自分を思う気持ちに「ときめいて」、砂川はその賞状を捨てずにとっておこうと思った、という小学校時代からの2人の友情の話。
前回の番外編でも、小学校の頃の「大和凜子」が登場したが今回も野球をしている猛男を見て「わ〜、あの男の子すごい活躍してる!」とお母さんに言うシーンがある。
子どもの頃の3人はとても可愛いので、本編でも回想シーンをもっと増やして欲しい。

img006.jpg☆「花アカネ、光る / 増田里穂」
私が「川端志季」「星谷かおり」と共に「別マ」の将来を背負って立つであろうと期待している「増田里穂」の最新読み切り作。
瑞々しく不安定な思春期の男子と女子が上手く描かれた、前々作の読み切り「白と万華鏡」や、卒業を前にして進路や好きな異性に揺れる女の子の気持ちを描いた「春庭(ハルニワ)」等、珠玉の短編を生み出してきたが、今作はやや停滞感がなくもない。
既に「読み切り」では、増田里穂のポテンシャルが収まりきれないところまで来ているのではないか。
次作で是非、連載作を読みたい。

☆「この恋と...。 / 藤原ゆん」
「別マ MANGA GP ザ☆デビュー 2014年度下期 佳作」の「この恋と....。」(41P)は、デビュー作ながら、高校生から大学を通して学校の先生を好きな女の子を描いたスケールの大きい(?)ストーリー。
お約束の勘違いミスリードもいれつつ、ちょっとムリムリのハッピー・エンディング。
むしろ、ストーリーメイキングよりこの「藤原ゆん」のセールスポイントは、少女と大人の男女との顔が非常に上手く描き分けられる画力の高さ(あたり前のことの様だけど、出来ない人が多い)。
勿論、絵の上手さがすべてではないが、デビュー作にしてこの画力は素晴らしいと思う。
早く、次回作が読みたい。

☆「笑顔にさせて / 酒井かをり」
こちらは「まんがスクール」のデビュー賞受賞作の「笑顔にさせて」(16P)
3ヶ月前に転校してきて、まだクラスに馴染めない「ほなみ」は、なにかと声を掛けてくるクラス委員の「田島綾人」に恋心を抱くが、実は田島くんは担任教師に「ほなみと仲良くしてくれ」と頼まれていた。
それを知った「ほなみ」はショックを受けるが、「田島」は自分の意志でほなみに近づいたのだった....的な、よくある話ながら、16Pを目一杯使い効率良くまとめていると思う。
しかも「酒井かをり」も「藤原ゆん」同様、デビュー作にしてはとても読み易く絵が綺麗だと思う。
ただし、ヒロインや相手役の男の子がクチを閉じている時は可愛いし、カッコいいのだけれど、クチを開けるとちょっとマヌケな感じになるのが惜しい。
とは言え、今回の「別マSister」は中堅作家や先輩達よりも、デビュー作の2人の方が画力が高かった。
posted by judas at 00:14| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする