2015年06月30日

「君嘘」よりもずっと好き  2巻で打ち切りなんて有り得ない名作  「さよならフットボール / 新川直司」全2巻

IMG_1050.JPG【ネタバレあり】
先日全11巻で「四月は君の嘘」が見事な完結を迎えた「新川直司」の過去の作品「さよならフットボール」(全2巻)を購入し、読破した。
これは「マガジンイーノ」(月刊少年マガジン増刊)に2009年に連載されていた作品で「辻村深月」の「冷たい校舎の時は止まる」のコミカライズを除外して考えれば、実質上のデビュー作品。
小さい時から男の子に交じってサッカーをしてきた、主人公の「恩田希(おんだのぞみ)」も中学生になり、男子とのフィジカルの差が明確になっていく事に悩んでいた。
そんな時、小学生の頃の希を「親分」と呼んでいつも後ろを追っかけていた「ナメック」というあだ名だった「谷安昭(たにやすあき)」とバッタリ再開する。
5年ぶりにあった「ナメック」は、背も伸び、強豪校のサッカー部のイケメン主将になっていた。
サッカーは「フィジカルだ」と主張し「女の希は男である自分にはかなわない」と言い放つ。
希は「ナメック」と対戦し、サッカーはフィジカルだけではない事を証明する為にどうしても新人戦に出場したいが「女子には危険」と、監督の「鮫島」は絶対許可しない。
サッカーを大好きな少年少女期の男女を、甘酸っぱい感情も交えながら切なく描いた隠れた名作だと思う。
「四月は君の嘘」の「椿」の「公生」への報われない想いを思わせる「テツ」や「タケ」の「希」への想いや
「ナメック」と「希」の間の「親分・子分」から、「ライバル」や「同年令の男子と女子」という関係への変化も非常に上手く描かれており、「サッカー」を全然知らない人も凄く感情移入できる作品。
私の好みや、登場キャラの魅力から言えば、「四月は君の嘘」よりも良いと思う。
「打ち切り」なのか、最初からの想定通りなのかは分からないが、単行本2巻分で終了してしまったのは非常に残念。
このまま続いていれば、中村尚儁(なかむら たかとし)の歴史的名作マンガ「11分の1」(じゅういちぶんのいち)を思わせる名作になれたかも知れない。
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2015年06月29日

Does It Really Happen? クリス・スクワイア(Chris Squire)死去

chris 2.jpgかねてより「急性骨髄性白血病」の闘病中であった、クリス・スクワイアが死去したとの事。
今年の夏に行われる予定の「こわれもの・ドラマ完全再現ツアー」は、90年代イエスにおけるトレバー・ラビン的な活躍をしたビリー・シャーウッドを代役に立てて行う予定だった。
私の予想では、来年には病いを克服したクリス・スクワイアがこのツアーに復帰して来日公演が行われるハズだった。
何しろ「ドラマ」レコーディングメンバーの「5分の4」のメンバーが在籍しているのだから、この企画は必ずワールドツアーに発展すると思っていた。
それも不可能になったが、昨年の「こわれもの・危機」完全再現ツアーを観ておいて本当に良かった。
私の座席は前から3列目のクリス・スクワイア・サイドだった。
若い時とは、体型が驚く程変わっていたが、ステージでやはり「コンマス(コンサートマスター)」的ポジションでライブを引っ張っていた。
chris.jpg現在まで「イエス」の名義で発売されたアルバムのすべてに参加した唯一のメンバーで、「イエス」の名前で行われたツアーには全部参加したのはクリス・スクワイアのみ。
この夏予定の「ドラマ・こわれもの」完全再現ツアーが初めてのツアー離脱になる。
ジョン・アンダーソン脱退後のバンドの精神的支柱で、彼の死によって「バンドの求心力」を失ってしまう可能性は高い。
それでも、ビリー・シャーウッドが何とかバンドを牽引して、「こわれもの・ドラマ」再現ツアーで来日公演を行って欲しい。
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2015年06月27日

まさに衝撃と感動の「神巻」、ついに「赤面疱瘡」撲滅の悲願達成? そしてラストは「黒船来航」でヒキ 「大奥 / よしながふみ」最新第12巻発売!

img058.jpg【ネタバレあり】
きのう何食べた」の最新第10巻のトコでも書いた様に、出版社の系列が違いながらも相乗効果を狙って、ここ数巻は発売月を合わせている。
白泉社のメロディ連載の「大奥」は、ほぼ隔月の掲載で一話に付き50ページ以上あり、4話分で単行本一冊の構成になっている。
どっちかっていうと「きのう何食べた待ち」になっていそう。
それはさておき、ハラマキの「医療編、衝撃の結末」とあるが、まさに全読者の想像の上を行く「衝撃(というより意外性?)」を堪能する事が出来る。
弊ブログは、書籍関係などは冒頭に【ネタバレあり】としており、内容に深く触れる事が多いが、今回の大どんでん返しの【ネタバレ】は、流石に触れらないと思う。
これは、是非自分で読んで感動(?)して頂きたい。
吉宗、田沼意次、平賀源内を源流とし、青沼、黒木、伊兵衛らの長き戦いの末、『赤面疱瘡』の「予防接種」が広まり、作者言うところの「医療編」は確かに一段落する。
そして「大奥」最大のヒールにして権力者の「治済(はるさだ)」も、溜まりに溜まった読者の溜飲を一気に下げるが如く、権力の座から追われる事になり、世は十一代家斉からその愚息家慶が十二代を継ぎ、十三代家定は再び女性公方となる。
そして、第12巻のヒキは最終ページの「黒船来航」!
今までも、神巻連発のよしながふみであったが、この12巻は本当に面白かった。
何度も、何度も読み返した!
そして最後の黒船!
ここから、いよいよ怒涛のクライマックスへ向かって一気に話は動き出すのであろうが、この感動はいつまでも終わって欲しくない。
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若くはなくなったゲイカップルあるある中心  「きのう何食べた / よしながふみ」最新第10巻発売!

img055.jpg【ネタバレあり】
前巻の第9巻のトコでも書いた様に、白泉社から刊行されている「大奥」の最新単行本の発売日に合わせる為か、今回は約10ヶ月のインターバルで最新第10巻が発売になった。
最近の傾向通り、中年の同性愛カップルあるある中心で特に目新しいトコはなかったかも。
両親の老いや、死(筧の母は癌)がそう遠くないものとして実感されたり、弁護士事務所のボスから結婚をして事務所の後継者となってくれないか、と依頼を受けたりする。
そして、今回は時にレシピ解説が多く(筧だけではなく、ケンジや色んな人が料理をする)、私の様な「レシピ部分は読み飛ばす派」には、あまりその他の内容が多くない様に感じる。
そして、次巻予告では「二人の家計に問題発生?」となっており、なにかしらのちょっとした変化がありそうなので、よしながふみはマンネリ打破を考えているのかも。

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2015年06月23日

いよいよ次巻で完結か? であれば「アルスラーン」と「百姓貴族」に専念して欲しい 「銀の匙 / 荒川弘」最新第13巻発売

img052.jpg【ネタバレあり】
前巻の12巻が昨年の8月発売だったので約10ヶ月振りに最新第13巻が発売された事になる。
前巻のトコでも書いた様に、作者の「荒川弘」が家族の病気療養のサポートの為、執筆ペースを落としたので、間隔が開いてしまった様。
前巻が駆け足で2年生次を描いたが、今巻では3年生になった八軒や御影、駒場を比較的じっくり描いている。
まず、全国大会出場をかけた馬術部の試合は、御影の活躍もあり見事全国大会に進む。
だが、全国大会は八軒の大チョンボにより初戦敗退。
東京に出ててきて引っ越しセンターで働く駒場は、南九条あやめに挑発され牧場再建(?)の夢を目指す。
また、御影は畜大への推薦枠を獲得し、起業した八軒と大川先輩は、ピザ事業に乗り出す為にエゾノーで試食会を行う。
巻末には次巻14巻がクライマックスとあり、各々が将来に向かって着々と歩みを進めている様子が描かれている。
作画のみ担当の「アルスラーン戦記」は順調に巻を重ねているが、「銀の匙」に負けず劣らず好評な「百姓貴族」の方は、前巻の第3巻が出てから1年4ヶ月程経っているので(元々2年に一巻くらしか出ていないけど)、そろそろ最新刊が出てほしい頃。

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2015年06月21日

これもRobin George絡みの名盤 「Radio Silence / NOTORIOUS」(Robin George+Sean Harris)

IMG_1049.JPG以前、Robin Georgeを紹介していた時に、ちょっと名前が出た「Notorious」をアマゾンでたまたま見つけたので購入。
これは、Robin Georgeと、Diamond HeadのVo.のSean Harrisによるプロジェクト的バンドで、85年にレコーディングされ、発表されたのは'90年だったらしい。
しかも、契約かなんかの関係で即廃盤になったという事。
で、20010年に、再発に於いて素晴らしい仕事(私にとってだけど)している「Angel Air」がら、曲数が増え、曲順も若干変わり発売されていた。
知人がこれを絶賛していた為、いつか買おうと思ってたいたが結局そのままになっていたところ、たまたま見つけてゲット。
確かに、絶賛されるだけあって一聴して転がった。
Diamond Head臭(?)はほぼ皆無で、極めて英国的なミュージシャンが組んだにしては非常にアメリカンなロックだった。
Sean HarrisのヴォーカルもDiamond Headからは想像が出来ない位、力強くてセクシーな唱法。
あえて喩えるなら、ヴォーカリストとしても評価が非常に高いBilly Squierの濡れた様な声に近い印象。
へえ、Sean Harrisって、こんなにウタが上手かったんだ?
賛否はあるだろうけど、私はとても好き。
サウンドの方は、オールラウンドプレイヤーのRobin Georgeらしく、Van Halenぽかったり、 Nuno Bettencourtの様なダンサブルでキレキレのカッティングや、バラードでは泣き泣きのプレーを聴かせたりしている。
NWOBMH風味は隠し味程度で、産業ロックフレイバーが強めのキャッチーな曲が多く、マネージメントのチカラがあれば、ひょっとして結構アメリカで売れたかもしれない。
以前紹介した、ブりティッシュ・ロックの隠れ名盤とも言える、Glenn Hughesとの共作「Sweet Revenge」とは、かなり肌触りが違うが、どちらも職人同志が組んで作った名作と言えよう。

1. Radio Silence
2. The S'Walk
3. Arianne
4. Touch
5. Soul On Fire
6. Do Like A Man
7. It's Energy
8. You Need More
9. Losing You
10. Love Fades
11. I Believe In You
12. The Game's Up
13. Better The Devil You Know
14. Eyes Of The World
15. Good Times
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2015年06月20日

『オリジナルヴァージョンの確認』には絶好のベスト 「The Very Best Of Peter Green's FLEETWOOD MAC」

img051.jpgFleetwood Macは、どの時代も特別に大ファンという訳ではないけど、このべスト盤は「入ってて欲しいものは大体入ってる」という選曲で、しかも安かった事もあり購入。
初期Fleetwood Macは、Peter Greenのソロ作からの遡りで(私たち年代でFWMの初期からリアルタイムという人は殆どいないだろうけど)アナログ盤時代から結構集めていた。
80年代に、ラジオ関東で放送されていた「全英TOP20」のファンミーティングに参加した時に、参加者の一人が「今のエンデイングテーマは誰の曲ですか?」と大貫憲章氏に質問したら(エンディングテーマとオープニングテーマは割としょっちゅう変わっていた)、「多分peter Greenじゃなかったかな」と憲章氏が答えていたのが切っ掛けで私は、Peter Greenを集め始めた。
そのエンデイング曲は「In The Sky」というPeter Greenの最高傑作とも言える名盤に収録されていた。
他のアルバムも集めたがやはり「In The Sky」は素晴らしかった。
で、そこからPeter Green在籍時代のFLEETWOOD MACに遡ったのだった。
アナログ時にも数枚集めたが、このベストはJudas Priestがカバーした「Green Manalish」、The Rocketsがカバーした「Oh Well」,Gary Mooreがカバーした「Stop Messin' Around」、Aerosmithもやった「 Rattlesnake Shake」、サンタナの代表曲になった「Black Magic Woman」等、他のアーティストがカバーした曲の元ネタが収録されており、元ネタ確認には絶好のベスト。
また、初期FWMの代表曲の「Albatross」や、Elmore Jamesの「Shake Your Moneymaker」も勿論収録されていて、かなりお得なベスト盤と言える。
ここから「英吉利の薔薇」「聖なる鳥」などの有名アルバムに進む足がかりになると思う。
20.のリミックスはヒップホップやダンスミックスという訳ではなく、12インチ時代のExtended Versionに近い感じ。
19.のChicken Shackは当然Christine McVieが在籍したという事での収録。
70年代後半の「ファンタスティック・マック」や「噂」が大好きなマックファンの人は、その片鱗もない初期FWMよりも、Christienがいた頃のChicken Shackの方が後のマックっぽいので、一度聴いてみた方が良いかも知れない。
1. Albatross
2. Black magic woman
3. Need your love so bady
4. My heart beat like a hammer
5. Rollin' man
6. Green Mamalishi
7. Man of the World
8. Something inside me
9. Looking for Somebody
10. Oh well (parts 1&2)
11. Rattlesnake shake
12. Merry go round
13. I loved another woman
14. Need your love tonight
15. Worried dream
16. Dragon fly
17. Stop messin' around
18. Shake your moneymaker
19. I would rather go blind(Chicken Shack)
20. Albatross (Chris Coco remix)
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2015年06月18日

今回は「世良先生」がフィーチャー 今、日本一面白いマンガ「サイコろまんちか / 小山もと貴」最新第29話掲載

【ネタバレあり】
連載が定期的に再開してから、「神回」ともいえるハイクオリティな作品を連発している「サイコろまんちか」だが、最新29話の「サンクコスト効果」もやっぱ面白かった。
サイコ 桜子.png
今回は、「加野」「介山」「幾島」と並ぶ、サブキャラ陣のスター「世良先生(名前は桜子)」がフィーチャーされ、心理学研究部に彼氏との別れ方を相談にくる。
「超絶生々しい相談来ましたね」とか「先生が生徒にそんな相談していいのか?」という、江崎や宇堂のお約束のツッコミが嬉しい。
サイコ 桜子 2.png
そして今回、作者の「小出もと貴」お得意の「数ページを費やした喩え話」が絶品。
「英子」と「和久井くん」の出会いから別れまでを、あるある感満載で描く。
ちなみに「サンクコスト効果」とは、「クレーンゲーム等で、今までの投資を勿体なく感じて、後には引けなくなるような心理」の事だそう。
ホント、小出もと貴のセンスは凄い。
また、ひょっとすると見落とされがちかもしれないが、小出もと貴の画力の高さは現在活躍している同業者の中でもトップクラスだと思う。
サイコ サンクコスト.png
特に「人を憐れむ目つき」「人を見下す目つき」など、「目」の使い方が非常に上手い。
登場人物(特に女の子)も、目じりの部分がとても綺麗で、キャラが凄く魅力的に見える。
ああ、一日も早く「2015年夏頃発売予定」と告知されている単行本の第3巻が出て欲しい!
posted by judas at 22:42| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月15日

ビートルズの曲がもっと少なくてもいいと思ってたのは私だけ? 「Over America / WINGS」

IMG_1043.JPG'76年3月〜5月に行われたWingsのアメリカンツアーから抜粋しアナログ盤3枚組として76年の年末に発売され、全米No.1を獲得したライブアルバム。
「Venus And Mars」や「At The Speed of Sound」は大好きなアルバムだったが、リアルタイムでは流石にこの3枚組には手が出なかった。
ただ、これだけの大ヒットアルバムなのでFMでもオンエアーされる事も多く、結構な曲数はエアチェック等で聴けていた。
やはり、冒頭の「Venus And Mars」で静かに抒情的に始まって「Rock Show」でドカンと盛り上がり、そこから「Jet」に間髪入れずになだれ込むところは、いつ聴いてもカッコいい。
(Venus And Marsのところで書き忘れたけど、StyxのParadise Theaterのオープニングの「A.D 1982〜Rockin' The Paradise」の流れって「Venus And Mars〜Rock Show」のパクリ(っていうかリスペクト、オマージュ?)だよね)
また、ここからシングルカットされた「Maybe I'm Amazed」や「Soily」のライブならではの、ポールの熱唱にも感動し、ポール・マッカートニーはヴォーカリストとしても、もっと評価されるべきだと、私は当時力説していた。
そして、発売当時最も話題になったのはこのライブで披露されたビートルズナンバー。
元ビートルズのメンバーとは言え「聖域」であるビートルズの曲を一人で演奏するのは許せないという声もあったし「Blackbird」「I've Just Seen A Face」「Yesterday」「Lady Madonna」「The Long and Winding Road」という選曲にも賛否両論あったみたいだ。
私は、単純に「ウィングスにももっと良い曲があるので、ビートルズの曲は別にやらなくてもいいんじゃないの」と思っていたケド。
とにかく、70年代も後半とはいえ、まだこの頃は「ビートルズ・ソング」の取扱い(?)には、非常に気を使っていたのかも知れない。
現在のポールマッカートニーのライブは、ビートルズナンバーが半分以上を占め、「Being for the Benefit of Mr. Kite!」や「All Together Now」なんて渋い(?)曲もやっているし、コンサートのエンデイングは、Golden Slumbers〜Carry That Weight〜 The End というAbbey Roadの締めの部分を再現する事が多い様。
私としたら「Over America 完全再現ライブ」をやって欲しいくらいだが、Lindaを失った今(jimmyもだけど)Wingsの曲をやるのはちょっと辛いのかも知れない。

Disc 1
1. Venus And Mars / Rock Show / Jet
2. Let Me Roll It
3. Spirits Of Ancient Egypt
4. Medicine Jar 
5. Maybe I'm Amazed 
6. Call Me Back Again
7. Lady Madonna
8. The Long And Winding Road
9. Live And Let Die 
10. Picasso's Last Words
11. Richard Cory
12. Bluebird
13. I've Just Seen A Face
14. Blackbird
15. Yesterday

Disc 2
1. You Gave Me The Answer
2. Magneto And Titanium Man
3. Go Now
4. My Love
5. Listen To What The Man Said
6. Let 'Em In
7. Time To Hide
8. Silly Love Songs
9. Beware My Love
10. Letting Go
11. Band On The Run
12. Hi Hi Hi
13. Soily
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2015年06月14日

咲坂伊緒の新連載がこれまで以上に面白い! 「宇宙を駆けるよだか / 川端志季 」最新第9話掲載別冊マーガレット2015年7月感想&「俺物語!!」 の最新33話

【ネタバレあり】
過去の別マ関連記事【別マ6月号】【別マ5月号】【別マ4月号】【別マ3月号】【別マ2月号】【別マ1月号】
【思い、思われ、ふり、ふられ】
早くも、咲坂伊緒の最新作が連載開始!
思ったよりもかなり早いスタート。
やはり「アオハライド」が終了して空いた大きな穴は、咲坂本人にしか埋められないと編集部が踏んでいるのだろうか。
今までの「ストロボエッジ」「アオハライド」のように、タイトルにかなりフックがあってキャッチーなタイプではなく「思い、思われ、ふり、ふられ」というやや使い古された言い回しのタイトルで来たのはかなりの冒険。
しかも朝ドラ「花子とアン」や他のドラマの影響もあるのか、別マでは珍しい「ツインヒロイン」
「由奈」と「朱里(あかり)」という二人のヒロインが一人の男子を取り合う展開かと思ったが、おとなしくて控え目な「由奈」が好きになった「王子様」は「朱里」の双子の弟だった。
今後「朱里」が好きになりそうな、「乾くん」は、「由奈」の事を好きな(たぶん)「由奈」の幼馴染。
今のところ「アオハライド」の『鳴海VS双葉』の様なドロドロの奪い合いにはなる雰囲気はなく、「恋愛よりも友情」に重き置いた作品を咲坂伊緒は描きたそうだ。
初回を読んだ時点では「ストロボエッジ」や「アオハライド」よりも、面白くなりそうな設定だと思う。
img047.jpg

img048.jpg【俺物語!!】
今回は珍しく「砂川」が自分の「本音」を吐き出し「弱い部分」を見せる(猛男の妹で生後7ヶ月の真希にだけど)。
今まで自分に頼りっぱなしで、あまり気配りをする事がなかった雑な猛男が「大和」と付き合う事によって、人間的な成長を見せ始め、もう自分はいらなくなるのかと、砂川は寂しさを覚える。
それを知った猛男は砂川をスーパー銭湯(?)的なところに誘い「彼女がいない時よりいる時のときのほうが、友達っつうのはありがたい」「一生友達でいてくれ」と言う。
また10/31公開の実写映画化のキャストが発表され、注目の猛男役には、高校生を演じるには無理のあり過ぎる「鈴木亮平」に決まった(「変態仮面」を演った人ね)。
img050.jpg肉体派で演技力もある役者さんはあまりいないのか、結構苦しい配役だと思ったが、体重を30kg増量して髪形もコピーすると何となく「猛男」に見えてこなくもない。









img049.jpg【宇宙を駆けるよだか】
ここにくるまで何度も「予測不能」の展開があったが、今回は「あゆみ(外見は海根然子)」と「火賀」の身体を入れ替えようと画策していた「しろちゃん」が、アクシデントで「火賀」と一緒に校舎の非常怪談から落下してしまう。
はたして「火賀」クンと「しろちゃん」の中身が入れ替わってしまったのか?
というところでヒキ。
一体どのようになって終わるのか、全く想像もつかない。
非常に好評の様なので、長期連載にシフトチェンジしているのだろうけど、あまりイジり過ぎても当初の新鮮な驚きを保てなくなりそうでやや心配。

【町田くんの世界】
クラスの女子「猪原さん」が登場してからは加速度的に面白くなってきたが、今月号はサッパリした性格の筈の猪原さんが煮え切らない態度を示して、再び面白くなくなってきた。
なんとか、持ち直して欲しい。

【好きなのにっ / 小夏】
別冊ふろくの「dcolle」(ディーコレ)も3冊目。
今回は比較的キャリアのある作家さんが多く安定感はあるが、新鮮な驚きはあまりないかも。
そんななかで「シックステーン症候群」という隠れ名作を残した「小夏」の「好きなのにっ」は小さい時から兄妹同様に育った「圭吾」と「結」だが、お互い兄と妹以上の感情を持っているのに、それを隠していた的な、よくある話ではあるけれど、小さい頃のエピソードの挟み方が上手くて、読んでいて気持ち良かった。
やはり演出や見せ方が、ルーキーとは段違い。
早く「小夏」の連載物が読みたい。
posted by judas at 21:13| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月13日

散漫なアルバムに思われるかも知れないけど、これまた名作  「At The Speed Of Sound / Wings」(2CD)と雑文

IMG_0673 (1).JPGこれは1976年に発売されたアルバムで、全米チャートで7週間No.1を獲得した大ヒットアルバム。
チャート上では、Wings(ポールのソロも含む)最大のヒットを記録したにも関わらず、「Band On The Run」「Venus And Mars」に比すと評価が低い気がする(judas私感)。
ポールが「Wingsはバンドである」という事を強調する為に、メンバー全員のリード・ヴォーカル曲を配置(そのうDennyとJimmyは曲も自作)して、全体の印象が散漫になっている事も原因のひとつだと思う。
とは言え、どの曲も先入観を捨てて聴きこむと非常に良く出来ており、またドラマーのJoe Englishが意外に歌が上手かったりして、私はアルバムとしても大好きだった。
ビートルズに例えると、前作「Venus And Mars」が「Sgt.Pepper's〜」なら、この「At The Speed Of Sound」は「White Album」的な、ヴァリエーションにとんだ珠玉の作品集という感じかも。
柱となる1.と6.の2大ヒット曲は、非常に作り込まており、特に「Silly Love Songs」のヴァーカルパートが3部に分かれた「対位法(でいいのか?)」になるところは圧巻。
また、第三弾シングルになった「Beware My Love」と、Denny Laineの「Time To Hide」は、アップテンポでタイトな緊張感のあるロックチューン。
それ以外の曲は割とリラックスした曲が多いが、上述の様に聴きこむと凄く染み入ってくる。
Disc.2は、デモ中心で、製作の過程が分かって貴重だし、曲そのもの良さが却ってわかり易い。
目玉とも言える「Beware My Love」のボンゾヴァージョンも、一聴してそれと分かる個性に溢れていて流石と思わせる。
このボーナスディスクも、アマゾンレビュアーの間では評判が悪いらしいが、私は凄く有難かった。
Disc.1
1. Let 'Em In
2. The Note You Never Wrote (Vocal Denny)
3. She’s My Baby
4. Beware My Love
5. Wino Junko (Vocal Jimmy)
6. Silly Love Songs
7. Cook Of The House (Vocal Londa)
8. Time To Hide (Vocal Denny)
9. Must Do Something About It (Vocal Joe)
10. San Ferry Anne
11. Warm And Beautiful
Disc.2
1. Silly Love Songs(Demo)
2. She's My Baby(Demo)
3. Message To Joe
4. Beware My Love(John Bonham Version)
5. Must Do Something About It(Paul's Version)
6. Let 'Em In(Demo)
7. Warm And Beautiful(Instrumental Demo)

以下は、前回の「Venus And Mars」のトコで書いた【中学生時代の思い出】の続き。
この先は「生きた証」(by しょこたん)として、勝手に記しておくので、興味のある方だけ(いるのか?)読んで下さい。
【中学生時代の思い出(その2)】(スピード・オブ・サウンド編)
前回書いた様に、成績はぶっちぎりで良かった(英語以外も)が、授業態度が最悪という事で、私は教師陣から嫌われまくっていた。
私としては、授業中にマンガを読もうと早弁しようと一応教師の話は耳に入ってきてたし、教科書も配布された日には大体目を通し終わっていたのだが......。
そして、更に教師陣を怒らせる事が起こった。
同じクラスで結構成績の良かった真面目な女の子が、夏休みの自由作文で「×××(judasの本名)くんはズルイと思います。学校でも全然勉強してないし、テスト前でも遊んでいました。私は真面目に毎日勉強しているのに全然勝てません。勉強するのがムダに思えてきました」みたいな事を書きやがったのだ。
夏休みの宿題でこんな個人攻撃していいのか!
なんでも、期末テスト期間中に、私が小学生の弟やその友達たちと堤防の坂になった草むらからダンボールを敷いて滑り降りて騒いでいるのを、塾帰りかなんかに見たそう。
彼女は「弟思いのいいお兄さん」とは思わずに「テスト期間中に小学生と遊んでいるバカな人間」だと心底呆れたらしい。
そしてその作文では「お母さんにそれを言ったら、最後には真面目にコツコツやっている人が勝ちます、そんな人はいつかダメになってしまいます、と言っていました」と結んでいた。
まあ、確かに今はこんなに「ダメ」なんで、ある意味そのお母さんは正しいんだけど(笑)。
それでまた教師から呼び出しをくらい、計3人程の教師から長時間のお説教。
「作文で特定の個人を攻撃するのはヒドいだろう」(今なら考えられないよね)と反論もしたが、「先生の中には、涙を流してお前に憤慨している人もいる、授業はキチンと受けなさい」と理不尽な事を言われたりした。
但しそんな事もあり「×××くんは、成績がいいのに先生方と抗争を繰り広げていてカッコいい」という評判(?)も逆に広がり、一部の女の子たちからはモテた。
ヒールのプロレスラーには、ヒールなりにファンがつき易いと言う事か?
(またまた自慢っぽくなってきたんで、不快に感じる人はもう読まなくていいからねww)
そして私が洋楽が好きだと言う事も非常に有名になり、それらの女の子たちが誕生日やクリスマスなどにレコードをプレゼントしてくれる事が多くなった。
その中にこの「At The Speed Of Sound」もあったのだ(たぶん)。
中学生にしては「高価」な贈り物なので辞退するべきだったのだが、当時は「色んなアルバムが聴きたい!」という欲望が勝ってしまい、喜んで頂いてしまっていた。
お金持ちのお嬢様が多かったとは思うけど、皆さん、ホントにゴメンなさい。

で、もうひとつ「At The Speed Of Sound」絡みの「青春!」って感じの話(結構長くなるので、ホント読まなくていいです、いや読まないで下さい(笑))。
教師陣からは蛇蝎のごとく嫌われていたハズの私なのに、一部の教師が「全然勉強をしないのに英語の点が良い生徒がいます、英語が得意になるにはその人の様に洋楽を聴くのが良いでしょう」(重ねて言うけど、あんまり洋楽と成績との因果関係はないと思う)と、色んな学年のクラスで言い触らしたらしく(私と言う人間を否定するのか肯定するのかハッキリして欲しい、また教師への不信感が募った)、いわゆる真面目な生徒の中にもロックに興味を持ち始める子が増えてきた。
のちに結果的に私と同じ高校に進学する、非常に朴訥で真面目な男子生徒が「心のラブソングって知ってる?」って話掛けてきた。
なんでも「百万人の英会話」だか何かのラジオ番組で取り上げられたらしく、誰がやっててどのレコードを買えばいいのか質問された。
ポール・マッカートニーとは言え、おおよそロックとはかけ離れたキャラのヤツだったので意外だったけど
教えてあげたら、結構ハマった様だった。
そしてしばらく後に、その真面目くんを好きな女の子(部活焼けで真っ黒な活発なタイプ、頭もかなり良かったと思う)が、私と彼が仲が良いと誤解して、何故か私に恋愛相談(?)をしてきたので「彼は『心のラブソング』が好きだから、ウイングスを聴けば共通の話題が出来ていいんじゃない?」と、非常に適当に無責任に答えたら、それを実行してちょっとの間は付き合っていたらしい。
おお、まさしく「Silly Love Song」だぜ、と私は面白がっていたが、「洋楽」が、一応人の役には立った訳だ(ホントか)。
(続く、かも知れない)
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2015年06月11日

Sitting In The Stand Of Sports Arena,Waiting For The Show To Begin 「Venus And Mars / Wings」と雑文

IMG_0672.JPG昨年の秋頃に発売になったWingsのリマス&ボーナスディスクシリーズから「Venus And Mars」(2CD)を購入。
これは1975年に発売され、日本を含む世界中で大ヒットしたアルバムで、ポールがピンク・フロイドの「狂気」に影響を受けて製作したと公言している事でも有名(「月」に対して「金星」と「火星」って事か?)。
内容については今更私が描く必要が無い程の名盤なので特に触れないが、やはりポールが残したアルバムの中でも一番好きで印象深い作品。
上述の「狂気云々」の話を知らなくても、超一級品のトータルアルバムという事はすぐ分かる。
ピースを構成する一曲一曲の出来が非常に良い上に流れも素晴らしく、アルバム全体の完成度、聴き終えた時の達成感、満足感は「狂気」に負けないと思う。
私は「起承転結」のハッキリしたアルバムが好きで、この「Venus And Mars」は特に「起」と「結」の間の部分が素晴らしい。
「承」と「転」はそれ程明確ではないのだけれど「幸せのアンサー」「磁石屋とチタン男」「ワインカラーの少女」の旧A面後半は超ハイクオリティ。
一聴すると「幸せのアンサー」や「磁石屋とチタン男」などは、小粒な曲の様な印象を受けるかもしれないが、非常に練り込まれており、緻密で良く出来ている。
また「Venus And Mars」のRepriseから始まる旧B面がまた圧巻。
「遥か昔のエジプト精神」「メディシン・ジャー」も良い曲だが、今回聴き直して「コール・ミー・バック・アゲイン」には圧倒された。
ポールのメッチャ気持ちの入った熱唱は当然だが、ホーンセクションやザザンテイストなギターにより、本来なら泥臭い曲になりそうなところを、ポールのハイセンスなコード進行とメロディセンスでとても洒落た曲調になっている。
大ヒット曲で明るい曲調の「あの娘におせっかい」を挟み、「トリート・ハー・ジェントリー」「ロンリー・オールド・ピープル」「クロスロード」の、しっとりしつつも大団円を飾るに相応しいスケールの大きな流れはホントに大好き。
「アビー・ロード」の終盤(ゴールデン・スランバー〜キャリー・ザット・ウェイト〜ジ・エンド〜ハー・マジェスティ)の流れと同様以上の感動がある。
注目のDisc.2については、わたし的に最も嬉しかったのは「ジュニアーズ・ファーム」のフルヴァージョンと「Sally G」が収録されている事。
オリジナルアルバム未収の「ジュニアーズ・ファーム」は過去にWingspan等の編集盤に収録されたが、常にエディットヴァージョンだったと思う。
「バンド・オン・ザ・ラン」のハード・ロック的な名残を残す名曲で、私はWingsの曲の中で一番好きかも知れない。
マニアに言わせると、初出が少ないとかでイマイチこのボーナスディスクは評判が良くない様だが、「ジュニアーズ・ファーム」同様、ハード・ロック的なアレンジが残る「ロック・ショウ」の「オールドヴァージョン」も非常に格好良くて私は大満足のボーナスディスク。
1. Venus And Mars
2. Rock Show
3. Love In Song
4. You Gave Me The Answer
5. Magneto And Titanium Man
6. Letting Go
7. Venus And Mars (Reprise)
8. Spirits Of Ancient Egypt
9. Medicine Jar
10. Call Me Back Again
11. Listen To What The Man Said
12. Treat Her Gently – Lonely Old People
13. Crossroads
Disc.2
1. Junior’s Farm
2. Sally G
3. Walking In The Park With Eloise
4. Bridge On The River Suite
5. My Carnival
6. Going To New Orleans (My Carnival)
7. Hey Diddle(Ernie Winfrey Mix)
8. Let's Love
9. Soily(From One Hand Clapping)
10. Baby Face(From One Hand Clapping)
11. Lunch Box / Odd Sox
12. 4th Of July
13. Rock Show(Old Version)
14. Letting Go(Single Edit)

この「Venus And Mars」や「At The Speed Of Sound」には中学生時代の思い出があるので、ちょっと書いてみる事にした。
この先は「生きた証」(by しょこたん)として、勝手に記しておくので、興味のある方だけ(いるのか?)読んで下さい。

【中学生時代の思い出(その1)】
「Venus And Mars」が発売された1975年は私は中学生で、既にドップリとロック(というより洋楽?)に浸っていた。
洋楽のレコードを買い始めたのは小5から小6の頃で、お小遣いやお年玉を貯めたり、誕生日やクリスマスプレゼントとして、シングル盤やLP盤を買って(買ってもらって)いた。
中学に入ると更に洋楽熱は上がり、欲しいレコードはどんどん増えて行った。
で、色々な手段で親を騙して(?)レコードを買わせていたのだが、中でも一番効果があったのは「英語のウタを聴くと英語の成績が良くなるから」というもの。
実際には、ロックを聴いていても英語のテストには、な〜んにも関係はなかったと思う。
だって、私が聴いていた様なロックで覚えた単語や言い回しは「Genocide」とか「Tyrant」とか「Lucifer」「Son Of A Bitch」「God Damn It」なんかだったから(笑)。
それでも、中学一年生の時の英語のテストは、一学期、二学期の中間、期末、三学期の期末の5回行われ、それが全て満点だった。
自慢っぽくなって不快かもしれないが、正直言うと、特別にテスト用に勉強した記憶もなく、授業中もマンガ(ブラックジャック、ドカベン、ガキデカ、マカロニほうれん荘など、少年チャンピオン全盛期!)を読んだり、早弁したりと、教師の話は聞き流す程度でいつも怒られていたのに、何故かいつも100点。
学年平均点は55〜60点というまあフツーの難易度のテストだった様だが、三学期の期末では英語の教師陣が「学習態度の悪い×××(judasの本名)に全てのテストで満点を取らすと他の生徒に示しがつかない」と団結したそうで、メッチャ難しいテスト問題を制作し、学年の平均点が20点近く下がってしまい(笑)、それでまた私が怒られた(それはトバッチリだろー)。
そんなこんなで、教師陣を敵に回しながらも英語の成績は学年でぶっちぎりで良く、親もその理由は、私が「英語のウタ」を聴いているからだと思い込んでいた。
それを利用して買ってもらったアルバムの一枚が、この「Venus And Mars」だった。
冒頭の「Sitting In The Stand Of Sports Arena,Waiting For The Show To Begin,Red Lights,Green Lights,Strawberry Wine,A Good Friend Of Mine〜」の辺りは、平易な単語がスローテンポで歌われている事もあり、中学生の私にも非常に聴き取り易く、「Wine」と「Mine」の韻など、歌詞カードで答え合わせが出来て、コレは確かに「勉強」になったかも。
(その2に続く)
posted by judas at 22:43| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | ブリティッシュなロック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月10日

まさか、この「オチ」がメインじゃないよね  「ランド / 山下和美」単行本第1巻発売

IMG_0670.JPG【ネタバレあり】
「天才柳沢教授の生活」と「不思議な少年」の独自の世界観を持つ2作品で『巨匠』と言っても良いポジションにいる「山下和美」の最新作「ランド」の第1巻を購入。
この作品はスマホアプリの「週刊Dモーング」(無料で読めるものと有料のものが混在)で読むことが出来たので、その名前とおおよその内容は知っていた。
また昨年の11月にNHKで「浦沢直樹の漫勉」という番組が紹介され、浦沢と親しい作家の「かわぐちかいじ」と「山下和美」を訪ね、作画の様子をじっくり見せていた時に、このランドのひとコマを非常に長い時間こだわって山下和美が描いていた。
登場人物がイノシシの毛皮をかぶるシーンを1ページ目一杯に墨と筆で何度も描き直していたが、最終的に採用された絵が成功していたのかは、私には疑問だった。
内容の方は「独自のルールに支配された閉鎖環境」パターンで、読み始めて割とスグに、その「閉鎖環境」の外の様子の予想が付いてしまう。
☆この「オチ」は、かなり古典的なもので、「同パターン」を使用している、某悪名高きあの監督のあの映画が公開された時に既に「パクリ」とか言われていた。
単行本第1巻が368ページ、税込価格972円という分厚いものになってしまったのは、主人公で自分の住む「閉鎖環境」に疑問をもった少女「杏」が、鳥の足につかまって空高く跳び上がり「外の世界」を見てしまうところを「オチ」と「ヒキ」として、どうしても第1巻に入れたかった為の様。
アマゾンレビュアーでも「オチが読める」と鬼の首を取ったかにように書いている人もいるし(勿論、そういう風に作者が描いているからなのだけれど)、「驚愕の展開」とか心底驚いている人(それもどうかと思うが)もいるし、色々賛否両論が渦巻いている。
私は、ちょっと「巨匠」に気を使い過ぎた「過大評価」という気もするが、あの「柳沢教授」を描いた人が、こんな安易な展開を「メイン」にする訳がないと思うので、もっと『驚愕』の「オチ」を用意していると信じたい。
posted by judas at 00:49| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月07日

予想外にクオリティの高いライブアレンジ 「Natural Wonder / STEVIE WONDER」('95)

img046.jpgここ数か月に渡る「Stevie Wonderのマイ・ブームで、遂にライブアルバムにも手を出してしまった。
購入したのは、1995年に発売になったCD2枚組ライブアルバムの「Natural Wonder」
Youtubeでこの映像版(内容は若干違う)を観たのが切っ掛けだったが、敢えてDVDを買わずCDの方を買った(DVDはあんまり観てる暇ないけど、CDならi pod等でいつでも聴けるから)。
この「Natural Wonder」は、'94年末〜'95年初頭にかけて大阪とテルアビブ(!)で収録されたものらしい。
詳細なクレジットが無いのでどの曲がどっちでレコーディングされたのかは分からないが、日本語のMCが多いのと、オーケストラのクレジットが「The Tokyo Philharmonic Orchestra」しかないので、かなり多くの曲が大阪でのライブだと思われる。
所謂「ロックバンド」以外のライブアルバムはあまり買わないのだけれど(E.W.&.FやBarry Manilowは持ってるし大好き)、曲も演奏も録音状態も素晴らしくライブそのものも超一級のエンターテイメントで、本当に転がった。
観客とのシンガロング、バンドの絶妙なアンサンブルとライブアレンジ等「ライブアルバム」として非常にグレードが高くて、私好み。
中でも「I Wish」(回想)の巧みにブレイクを交えたアレンジは、オリジナルを遥かに凌駕する位カッコいい。
また「Dancing To The Rhythm」「Stevie Ray Blues」「Ms.&.Mr.Little Ones」の3曲は、この時点では未発表曲なのだけれど、どれも非常にクオリティが高い。
特に「Dancing To The Rhythm」と「Ms.&.Mr.Little Ones」は、あの奇跡的な名盤「Songs In The Key Of Life」に収録されていても、他の曲に負けないくらいだと思う。
Disc.1
1. Dancing To The Rhythm
2. Love's In Need Of Love Today
3. Master Blaster (Jammin')
4. Stevie Ray Blues
5. Higher Ground
6. Rocket Love
7. Stay Gold
8. Ribbon In The Sky
9. Pastime Paradise
10. If It's Magic
11. Ms. & Mr. Little Ones
12. Village Ghetto Land
13. Tomorrow Robins Will Sing
Disc.2
1. Overjoyed
2. My Cherie Amour
3. Signed, Sealed, Delivered, I'm Yours
4. Living For The City
5. Sir Duke
6. I Wish
7. You Are The Sunshine Of My Life
8. Superstition
9. I Just Called To Say I Love You
10. For Your Love
11. Another Star
posted by judas at 00:19| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 私が転がったLIVE ALBUM達(仮題) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月06日

連載再開後も絶好調! 今、日本一面白いマンガ「サイコろまんちか / 小出もと貴」

サイコ 宇堂.png【ネタバレあり】
作者「小出もと貴」の体調不良(一説には「鬱」)で、長らく連載が途絶えていた「今、日本で一番面白いマンガ(judas私感)」の「サイコろまんちか」が、連載再開後も『絶好調のハイクオリティ』でぶっ飛ばしている。
前回の第27話は、幾島クンをフィーチャーしたちょっと感動的な「神回」とも言える超名作だったが、今回の第28話は「サイコろまんちか」の真骨頂ともいえる「お下劣ギャグ」炸裂の、これまたクダラないながら「名作」である。
宇堂と阿部が、校舎の外階段の下で弁当を食べていたら、階段を上がる女生徒のパンチラが見えてしまう。
そのうち「カンカンカン」と階段を上る音がするだけで反応してしまう。
それを宇堂と阿部の会話の中で「パブロフの犬」(レスポンデント条件付」)の条件反射や、レバーを引くと餌が出てくる仕組みの箱に入れられたネズミがそれに気付くと自分でレバーを引くようになる「オペラント条件付け」が出てくるのだけれど、自分たちが既にその「条件反射」をしてしまっているトコが上手い。
女生徒たちに「パンチラを見ている事」を指摘された宇堂は毅然と否定する。
サイコ 宇堂 2.png
そして、ラストでそれを見抜いた「千条ナルコ」が、木の枝で「カンカンカン」と音をさせ宇堂達の反応を誘う。
基本的には、ホントに下らない話なのだが、強引に「心理学」と結びつけるところが毎回物凄く上手くて、感心する。
このクオリティを続けているのだからホントに「小出もと貴」は素晴らしい。
単行本第2巻の巻末に「第3巻は2015年夏頃発売(予定)なんだな」となっていたので、もう少しの辛抱で第3巻を手にする事が出来る。
勿論、毎話「マンガボックス」で「先読み」して、内容を暗記する程熟読してるが早く「第3巻」が出てほしい。
サイコ 宇堂 3.png

posted by judas at 00:07| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月02日

ドラマ版とはかなり違う部分も多いが、本当に面白かった  「ごくせん / 森本梢子」全15巻購入&読破

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【ネタバレあり】
「高台家の人々」「アシガール」「デカワンコ」、等、今まで読んできた作品が全くハズレがなく、しかもかなり高水準で面白いので、森本梢子の代表作で知名度も一番高いと思われる「ごくせん」を、遂に全巻購入してしまった。
どうしても「ドラマ先行体験」だと「ヤンクミ」は仲間由紀恵のイメージが強くて「マンガ」の中の「ヤンクミ」に違和感を感じるであろうと思っていたが、全くそんなことはなかった。
勿論、音楽で言うところの「アレンジの違い」はある筈なのだけれど、両者ともに正真正銘の「ヤンクミ」と
「デカワンコ」の「一子」以外の何物でもない。
やはり仲間由紀恵や多部未華子らの「一流女優」は凄いと言わざるを得ない。
ただ「ヤンクミ」以外の登場人物は敢えてマンガのイメージに近づけようとはしていなかったみたい。
放送倫理上ドラマの「大江戸一家」は任侠集団という事でヤクザという言葉が使っていなかったが、ドラマ版の「黒田一家」は、ヤクザの名門で分家筋もたくさん持っている。
なので、ドラマを観てからマンガを読んだ人(恐らくそういう人の方が圧倒的に多いだろう)は、マンガを読み始めてスグの頃は、ドラマ版に出てこなかった人物も沢山出てくるし「え、マンガと結構違うじゃん」と、違和感を覚えるかも知れないけれど、巻が進むにつれて「ドラマ」とは全然別次元で面白くてたまらなくなってくると思う。
全15巻の長丁場ながら、私はもう何度も読み直したし、本当に「森本梢子」節炸裂の名作。
ここでも、登場人物の「妄想」とか「心の声」のセンスが素晴らしく良くって、後の奇跡的名作「高台家の人々」の源流が見て取れる。
posted by judas at 00:04| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする