2015年11月29日

野球マンガの皮をかぶった「BL」? 大ヒット間違いなし 「群青にサイレン / 桃栗みかん」単行本第1巻発売!

img194.jpg【ネタバレあり】
「高台家の人々」と「ダメな私に恋して下さい」目当てで「YOU」を購読しているのだけれど「トラさん」や「まんまるポタジェ」と共に「群青にサイレン」が非常に面白い。
「群青にサイレン」については「YOU」の最新号のところでも書いた様に、女性マンガ誌では非常に珍しい「野球マンガ」なのだが、実は「BL」色がかなり強い。
これも「YOU」最新号のところで書いたが「桃栗みかん」と「いちご100%」などのヒットを持つ「河下水希」は同一人物で、「桃栗みかん」名義は主に「BL」作品を描き、「河下水希」名義では「少年ジャンプ」でのちょっとエッチなラブコメでヒット作を連発していた。
15年ぶりの復活を祝して「桃栗みかん」名義の作品が続々復刻されている。
「群青にサイレン」の単行本第1巻は4話分が収録されており「YOU」の12月号で続きが読める。
その最新話では、修二が試合ではストライクが投げられないトラウマの件や、修二の父親もキャッチャーで「空」の父親とバッテリーを組んでいた事などが徐々に明かされてくる。
設定やストーリー展開、演出の上手さは流石だが、やはりなんといってもその画力の高さが「桃栗みかん」(と、河下水希)の大きな魅力だと思う。
書店の平台でも、バックの群青色と修二のアップが目立ちまくっていた。
「高台家」「ダメ恋」に続いて、大ブレイクする可能性が高いと思う。
posted by judas at 22:08| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月28日

「ばーちゃん」登場 とーちゃんの名前って葉介だったんだ 「よつばと! / あずまきよひこ」最新第13巻発売

img192.jpg【ネタバレあり】
前巻の12巻が2013年3月9日だったので、なんと2年8ヶ月ぶりの新刊。
掲載誌の「電撃大王」を読んでいなかったので連載状況がわからなかったが、2013年は6,11,12月号に連載したあと、2014年は10月号の一回だけ、2015年後半になって6,7,9.10.11月号に掲載が本格的に再開されたよう。
昨年から今年の前半までは、殆ど描かれていなかった訳だが、一体どういう理由だったのだろう。
「あずまきよひこ」の体調不良なのか、アイディア枯渇の為の充電期間なのかわからないが、年に一度の単行本を楽しみしていたファンは本当に待ちくたびれてしまった。
で、最新13巻のエポックメイキングなトコは「とーちゃん」の母親(だよね)の「ばーちゃん」の登場。
隣の綾瀬家の三姉妹もちらっと登場するが、読者が待ってるとーちゃんと「あさぎ」や「風香」とのからみは無い。
あとは「とーちゃん」の名前が「葉介」(ようすけ)だと分かった事。
「とーちゃん」にどこか外国で拾ってこられた(?)よつばは、以前は「ばーちゃん」と「じーちゃん」と住んでいたので、「ばーちゃん」との再会は必要な流れなのだと思われるが、ここで「ばーちゃん」が投入されるのは、作者のマンネリ打破の苦肉の策の様にも思えてしまう。
ヴィジュアルは、他の「萌えキャラ風」や「記号風」とは違い、ヘンにリアルな絵柄の「おばあちゃん」である。
性格付けも破天荒ではなく、昔ながらの厳格だが、孫(?)には優しい普通の「おばあちゃん」的設定。
久々の「新キャラ」なので、新鮮な気持ちで読めたのは間違いないが、「何故、今なのか」「何故、割とフツーのおばあちゃんなのか」という疑問も残る。
「マンネリ感」や「行き詰り感」の打破とすれば、連載の不定期化もあり、やはり作者の「あずまきよひこ」は相当悩んでいるのかもしれない。
posted by judas at 22:58| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月26日

前作「ノスタルジア」から大きな進歩 次なる「夜空に咲く」の単行本も楽しみ! 「花の君 / 萩原さおり」単行本第2弾発売!

img191.jpg【ネタバレあり】
前回取り上げた「ノスタルジア」(2013年6月30日発売)から2年5ヶ月振りの「萩原さおり」の単行本第2弾の「花の君」が発売された。
ハラマキで、「エリカ先生」が言っている様に「恋の課題図書キャンペーン」と名付けられ、前に取り上げた星谷かおりの「かれこれきらまち」増田里穂の「春庭」らと共に、4か月連続で「次に来る期待のマンガ家」として。
上述の「ノスタルジア」のところでも書いた様に、最近「YOU」に3ヶ月連続で連載された「夜空で咲く」に登場した当て馬の「三吉梢子」の造形が非常に素晴らしかったので、私はすっかり萩原さおりのファンになってしまった。
そして短編5編と5ページのおまけマンガが収められた「花の君」だが、流石に前作よりは長足の進歩を感じる。
「別マ」で発表された「花の君」「アキアカネ」「スプリングボード」は確かに読んだ記憶があったが、「ザ・ザーガレット」に掲載された「Landscape」と「ハルハ」は当然初めて読んだ作品。
特に、修学旅行を利用し偶然を装って、中学の時遠く離れた関西に転校していった男の子「新井」に会いに行った「藤谷」の話が良かった。
「離れ離れになった2人が再会する」という、多少の時間が流れる構成は、上述の「夜空に咲く」を思い出させる。
萩原さおりのWIKIによると趣味が「ドラマ鑑賞」という事で、ストーリー作りの上手さはその辺から来ているのかも知れない。
そして次は「夜空に咲く」の収録された単行本が発売される予定であり、非常に楽しみ。
posted by judas at 23:51| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月25日

名作「夜空に咲く」の片鱗も  「ノスタルジア / 萩原さおり」

img186.jpg【ネタバレあり】
「別マSister」の3ヶ月連続刊行のトコで書いたが、8本ある連載陣が皆充実していて「別マ」本体の連載陣よりも面白かったのだが、その中でも光っていたのが「花火師」を目指した男の子と彼を好きになる女の子を描いた「夜空に咲く」だった。
特に、修行の為に秋田に行った「鳥谷部(とやべ)」と知り合い好きになってしまう花火専門のカメラマン志望の「三吉梢子」の造形の素晴らしさ。
「別マ」本体では考えられない「いつもビールを飲んで酔っ払っているアテ馬」という超魅力的なキャラを生み出してしまった。
「花火」をモチーフに、高校生から始まって「花火職人」や「ブライダルプランナー」といった社会人になるまでの時の流れが「ドラマ」っぽくて「アニメ化」よりもむしろ「連ドラ」向けと言えよう。
で、この「ノスタルジア」は初単行本と言う事で、良く言えば「初々しく」、悪く言えば「稚拙」な感じもする。
しかし「夜空に咲く」で感じた「萩原さおり」特有のキュンキュンするような男子と女子の心の触れ合いが満ちている。
特に、短編「ノスタルジア」の「長倉」と「まみこ」と「ひーちゃん」の関係が、とっても切なくてイイ。
以前からずっと「長倉」が好きで、その感情を隠すことなく「長倉」にぶつけていた「ひーちゃん」が、フラれてしまうところは、上述の「夜空に咲く」の花火専門カメラマンを目指ず「三吉」の原型を感じさせて、激しく感情移入してしまう。
「ドカン」というヒット作は描けないかもしれないけれど、萩原作品はいつもでも覚えている事のできる作品が多いと思う。
posted by judas at 00:11| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月23日

まだまだ「外」の世界のネタバラしはお預け 「ランド / 山下和美」最新第2巻発売

img183.jpg【ネタバレあり】
昨年NHKで放送された「浦沢直樹の漫勉」で、この「ランド」の執筆風景をずっと放送してプロモーション(?)していたのを切っ掛けに第1巻を買って読んだ。
これはその時にも書いたが「独自のルールに支配された閉鎖環境もの」の典型的なパターンで、一巻のラストで早くもその「オチ」を披露している。
それについては、かなりの賛否両論があったが、一応あの「柳沢教授」の山下和美の作なので、取り敢えず静観して今後の展開を見守りたく第2巻を購入。
今巻でも、その「閉鎖環境」の中の世界の描写が中心で、まだ「外」の様子と、その「理由」は説明されていない。
しかし、「アン」と「杏」の生い立ち、「生け贄」を拾って育てている「銀じい」等が徐々に語られて、その「壮大な(?)世界観」の一端は明らかにされつつある。
第2巻も286ページで税込864円というヴォリュームで、巨匠にありがちな「書きすぎていて、Too Much感」もなくはないが、山下ファンには嬉しいスローテンポかも知れない。
2巻のラストは「巨大ロボット」と思われる「西の神」が動き出し、攻撃を始め様としているかのところでヒキ。
60歳で迎える「知命」や、こども達の「超能力?」の謎が、徐々に明かされれば更に面白くなってくると思われるので、気長に付き合っていきたい。
posted by judas at 22:28| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月22日

予想外の大収穫 感動作「トラさん / 板羽 皆(いたば みな)」単行本1巻購入

img182.jpg【ネタバレあり】
「高台家の人々」や「ダメな私に恋してください」及び、別冊ふろく目当て購入し始めた「YOU」(集英社刊)の最新号で感動の最終回を迎えた「トラさん」の単行本の第1巻を購入した。
ダメな父親で売れないマンガ家の「高畑寿々男」が急死し、「魂の関所」の裁判長によって一年の期限付きで「家族の心・自分の心」を見つめ直せと、「猫」にされてしまう。
猫になって初めて、娘の「実優」と妻の「奈津子」の自分に対する想いと、自分の気持ちに気付き始める。
猫仲間とも親しくなり、人間の時よりも「人間的な成長」を遂げていく。
もうこの時点でかなりの感動なのだけれど、第2巻に収録されるラストの3話くらいはホントに涙ぐんでしまう。
別のマンガ目当てで読んだ「YOU」で思いもかけず、この様な感動作に出会えたのは本当に幸運だった。
完結巻の第2巻は2016年春の発売。
この「板羽皆(♀)」という作家さんのことは全然知らなかったのだけれど、調べたら「サムライカアサン」(全8巻)があるという、これまた感動の名作があると言う事。
それも是非読んでみたいと思った。
posted by judas at 22:38| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

川端志季に水を空けられ、星谷かおりにも追い上げられているが、独特の「増田ワールド」で頑張って欲しい 「春庭-ハルニワ- / 増田里穂」2冊目の単行本発売!

img181.jpg【ネタバレあり】
以前、増田里穂の初の単行本「フミキリ、君の手、桜道」を取り上げたが、それから約1年後の11月20日に、2冊目の単行本「春庭-ハルニワ-」が発売された。
増田里穂は、思春期の男女の繊細な心情を独特の絵柄と感性で描ける才能ある若手の作家さんだと思う。
特に単行本「フミキリ、君の手、桜道」発表以降の読み切り作が、更に独特の増田ワールドに磨きがかかっていて好きだったので、最新単行本を非常に楽しみにしていた。
表題作の「春庭」は以前書いた様に「春川」と「間宮」の進路が決まってから卒業までの間の漠然とした不安感をうまく描いていてかなり好きな作品。
そして、これまた以前にも書いた「白と万華鏡」も今回単行本で読み返したら、ヒロイン「近衛まりか」の造形が本当に素晴らしくて感動した。
男子からは、可愛くてお嬢様っぽくて何でも出来る女子として人気があるが、本当は大声で友達も呼ぶし、子供の様に歩道の高くなったところに登って歩いたりする自由で屈託のない女の子で、そんな面に気付いてしまった「相良」の心の揺れの表現が上手い。
私が思う「増田里穂」の最大の武器?は、男子目線からの恋心の描写。
この単行本の中では一番の近作「花アカネ、光る」は、それら2作に比べるとやや弱いが、ブレない「増田ワールド」が心地よい。
初単行本が「同期」だった川端志季は「宇宙を駆けるよだか」で先に連載をゲットし、しかもかなりの好評を得て、若干水を空けられた感もあり、後輩の「星谷かおり」も「別マSister」の連載作「ほしとくず」が「別マ」本体へのコンバートが決定した。
「別マ」周辺の作家さん達の争いは非常に激しいのだが、独特の個性を持っているので(絵柄も感性も)必ず、大きな連載作をモノに出来る人だと思う。
是非、これからも描き続けて欲しい。
posted by judas at 00:43| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月20日

映画版のキャストも決定 ホントに高野苺は強運の持ち主「Orange / 高野苺」完結第5巻発売」

img180.jpg【ネタバレあり】
このマンガのここまでの経緯は、前回の4巻までを取り上げたところで書いたが、ようやく最終巻の5巻が発売された。
未来の自分から手紙が来るという「SF」的スタートの掴みで、惹きつけられた人、嫌になってしまった人とい色々いたと思われるが、「翔(かける)」の死なない「パラレルワールド」を作る為に?みんなで努力するという分かった様な分からない様なカタの付け方。
やっぱ、ちょっと冒険のし過ぎで本人も決着の付けどころが分からなくなってしまって「別マ」を長く休載したのも分からないではない。
女性のマンガ家さんにはありがちな、自分の描きたい事と編集者の求める事の差異に悩み、書けなくなってしまうパターンに落ちいってしまったのかもしれない。
そして、その「プロ意識」の無さに集英社の堪忍袋の緒が切れて連載の場を失ってしまった可能性もある。
しかし、そんな高野苺に救いの手を伸べる出版社も現れ、そして映画化の声も掛かりあっさり決まってしまう。
本当に高野苺は「持っている」というか、強運の持ち主と言える。
尚、念の為に映画版のキャストを書いておくと、高宮菜穂(土屋太鳳)、成瀬翔(山ア賢人)、諏訪弘人(竜星涼)、貴子(山崎紘菜)、アズ(清水くるみ)、萩田(桜田通)と言う事。
posted by judas at 23:03| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月16日

やはりキター!ダメな私に恋してください、連続ドラマ化決定!!「YOU最新12月号 / 遂にラブラブ状態か?ダメなに恋してください最新3話掲載」&「高台家の人々」マンネリなキャスト発表

you12.jpg【ネタバレあり】
「YOU(集英社刊)」の最新第12月号は中原アヤの「ダメな私に恋してください」(以下ダメ恋)の連続ドラマ化決定の話題と、先に映画化の決まった「高台家の人々 / 森本梢子」のキャストが決定した件で盛り上がっている。
連載直後から一気に話題騒然になった「高台家の人々」と、単行本7巻分あたりまで来てようやくじわじわと評価が高まりドラマ化が決定した「ダメ恋」の両作品が連載されているのは非常に強い。
弊ブログでは「高台家の人々」「ダメ恋」は両方とも古くからプッシュしていたのはちょっと自慢か。
「研修医ななこ」「伊賀のカバ丸」に続くオマケ・マーガレットコミックスは、ドラマ化のご褒美か中原アヤの「りんご日記」の第1巻。
「ラブ☆コン」以前の作品であるが、すでに「中原ワールド」が完成しており、非常に面白い。
私は「中原アヤ」の単行本はほぼコンプリートしているので、この附録は別に嬉しくないけれど、中原アヤ再評価は非常に嬉しい。
因みに、次の1月号は「りんご日記」の第2巻が附録。

img178.jpg
【群青にサイレン / 桃栗みかん】第5話
この作品も第1話を読んだ時から、その面白さにとりこになった。
以前も書いたが「YOU」の様な成年女性もターゲットに入れたマンガ雑誌で「野球マンガ」が取り上げられるのは非常に珍しいと思う。
但し、この「群青にサイレン」は、野球マンガの皮を被った「BL」と言っても良いような設定で、イトコの「空」の才能を妬む「修二」に胸キュンする女子も多いと思う。
野球マンガとしては、左投げの元投手がキャッチャーにコンバートし、快く思わない「空」とバッテリー組んで上手くいくのか、という興味もある。
作者の画力も非常に高く、これからの展開がメッチャクチャ楽しみで、11月25日発売の単行本第1巻も買いそうだ。
また作者の「桃栗みかん」は、少年ジャンプで「いちご100%」「初恋限定」などのヒット作を連発していた「河下水希」と同一人物で、「桃栗みかん」名義ではボーイズラブ系を、「河下水希」名義では、少年誌向けのエロいラブコメを発表している。
尚「群青にサイレン」は、「桃栗名義」では15年ぶりくらいの作品になるらしく、過去の「桃栗作品」が一斉に復刻され書店の平台の一角を占めている。

img179.jpg
【ダメな私に恋してください】
単行本の7巻を数え「ラブ☆コン」以来のロング・セラーになり、上述の様に連ドラ化も決まった「ダメ恋」
黒沢の喫茶店も無事復活出来、ストーカー騒ぎのお蔭?で黒沢の住む「ひまわり」に居候してと、ハッピーモード全開の展開。
一緒に銭湯に行き、夜更けに2人で映画のDVDを観て、キスをする。
まさに絵に書いた様な同棲生活。
大団円も近い様に思われるが、ドラマ化が決まった為に、これから2人の間に数々の障害が立ちはだかりそうだ。
その辺は、稀代のラブコメ名手の「中原アヤ」なので、単なる引き伸ばしの展開にはならないと思う。

【高台家の人々】
先々月号で「実写映画化」が発表されたが、今月号ではキャストが遂に発表された。
「木絵」が「綾瀬はるか」、高台光正様が「斉藤工」、高台茂子が「水原希子」、高台和正が「間宮祥太朗(知らない)」の陣容で、いくら「綾瀬はるか」が神憑った演技力を持ち、人気が高くとも「綾瀬はるか」に頼り過ぎではないかと思う。
ドラマが始まる前は、綾瀬はるかの「今日、会社休みます」の花笑役はちょっと違うと思っていたが、始まるともう綾瀬はるか以外は考えられなくなっていたので「高台家」の「木絵」も非常に完璧に演じてしまうものと思われるが、新鮮味という意味では若干問題がある。
他のキャストも一瞬違和感を感じないでもないが、実際完成した作品を観たら適役だと感じるのかも知れない。
マンガの方は、なんとか高台由布子から結婚を認められ婚約者状態になった「木絵」の試練が続く。
アメリカからやってきた光正の元上司ホリーと、光正の間には何もなかったが、最新号のエンデイングでは光正に「木絵」には明かしていない秘密があるのでは?というところでヒキ。
こちらの来春の映画公開までは、そう簡単にハッピーエンドにする訳にはいかないのだ。

【まんまるポタジェ / あいざわ遥】
以前も書いたが、流石は実力者「あいざわ遥」で、非常に安定しているが大ヒットは望めない堅実だが地味な作品。
農村に移り住んだ主人公夫婦よりも、もとからそこに暮らしていた地元民たちの方がずっとキャラが立っている。
数年後にドラマになったりする可能性はゼロではないかも知れない。

【木陰くんは魔女 / 小森羊仔】
以前にもとりあげた「シリウスの繭」「青い鱗と砂の街」の作者らしい、普通の少女マンガとはかなり違った「ファンタジー文芸路線?」を目指した作品。
今作は、前2作とは違って、やや「狙い過ぎ」の感もあり、私はそんなにオススメはしない。
しかし、今年は無理としても来年の「このマン」「マンガ大賞」には必ずランクインして(させてもらい)くると思われる。
posted by judas at 23:30| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月14日

今月号も「インスタント彼氏 / 明生チナミ」が一人勝ちか 「よだか」は駆け足完結 別冊マーガレット2015年12 月号&「町田くんの世界」第9話はまるで最終回の様

別マ12月.jpg【ネタバレあり】
12月号全体の感想は以下にも書いた様に、最近の中でもかなり低調気味。
「黒王子」の実写映画化、「虹色デイズ」(これって面白い?)のアニメ化等、相変わらずメディアミックスの話題で賑やかだが、作品としてはその「虹色デイズ」や「俺」「ハルキヨ」等のジリ貧感もあり、結構ヤバイかも。
対照的に「姉妹誌?」の「別マSISTER」が実験的に3ヶ月連続で発行され、8作の3ヶ月限定の連載もの掲載したが、これらの出来が総じて「別マ」本体の連載陣よりも良い。
特に「さよなら、エバーグリーン / ほりかおる」「夜空に咲く / 萩原かおり」「ふためぼれ / 藤井亜矢」等が素晴らしい。
その8作品の中から「中河友里」と「星谷かおり」の作品が「別マ」本体で「採用?」される事になり「別マ」連載陣へのカンフル剤効果が期待される。

img175.jpg【町田くんの世界】
今まで登場したキャラ達が再登場し、町田くんの魅力を確認するという、まるでロールプレイングゲームのエンデインングの様な回で「あれ、終わっちゃうの?」と思ったが、どうやらここまでを総括して、これから新展開があるものと思われる。
進展の遅い猪原さんのとの関係も気になるが、このまったりして大きな事件も起こらない「町田くんの世界」を作者はどうやって、読者に飽きさせずに続けるのか心配。
最近の「別マ」の内容は近年で一番低調(私感)で、消去法的にこの「町田くん」と別冊ふろくの「ディーコレ」に連載している「インスタント彼氏」に救われていると言っても過言ではないと思う。



img172.jpg【インスタント彼氏 / 明生チナミ】
「別マ」の別冊ふろく「ディーコレ」に連載中で、「ディーコレ」の前身ふろくの「Moi」時代から合わせると、もう10話近く続いている。
最初こそ4ページ程のショートギャグであったが「商店街の福引きであたったアンドロイドの彼氏と同居」という抜群の設定と、意外に高い画力で編集部から評価され、別冊ふろくでの連載が続いている。
最近ではページ数も10ぺージと増え、ショートギャグというよりも完成度の高いラブコメになって来た感がある。
ヒロイン「早多部冬子」とアンドロイド「イケメンタロス」以外のキャラの造形も素晴らしく、いくらでも話が広がっていきそうだ。
もう「別マ」本体へコンバートした方が良いと思う。


img176.jpg【宇宙を駆けるよだか】
最初は4ヶ月位の短期集中連載の予定だったものが好評の為引き延ばされたものかもしれないが、結局はかなり駆け足気味で完結。
とは言え、いわゆる「別マにおける王道路線」ではないものが、ここまで連載を許されるのは快挙かもしれない。
咲坂伊緒が絶賛したように(彼女の応援コメントも大きく作用したのかも)、先の読めないストーリーメイキングが斬新。
単行本で20巻や30巻になるような大ヒット作は残せなくても、読者がいつまでも覚えている様な(忘れたくても忘れられない)作品を、これから創っていく人だと思う。
posted by judas at 23:55| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月12日

折角面白いのだから、すぐには飽きないで欲しい 「雪の虎 / 東村アキコ」単行本第1館発売!

img114.jpg【ネタバレあり】
以前、単発で2回程やった「浦沢直樹の漫勉」が、好評の為か再び4週連続で放送された。
その1回目が「東村アキコ」だった。
以前の「かわぐちかいじ」「山下和美」とった「講談社系」から、今シリーズは小学館系の作家さんが中心となった様だ(浦沢直樹自身は小学館系?)。
どちらにしろ、NHKでありながら大御所の新連載を「ヨイショ」たっぷりで紹介する番組であると言っても過言ではないかも。
「山下和美」の「ランド」のところでも書いたが、大御所とはいっても大勢に影響のなさそうなところにこだわり過ぎるきらいがあり(TVカメラを意識しての事か?)、そのこだわりが読者の為に行われているのかは大きな疑問。
それに比べると「東村アキコ」の方は意外と読者の「ウケ」を気にしていた。
天下のNHKの番組で自分のマンガのCMが出来るのだから張り切ってしまうのは分からないでもないケド。
番組で紹介されていた新作の「雪の虎」は、上杉謙信女性説をマンガにしたもの。
東村が挙げている根拠を読むと、確かに女性としか思えなくなってしまう。
東村.pngこの人の作品は、つかみの部分は本当に面白くて簡単に惹きこまれてしまう。
しかし、非常に飽きっぽい性格であるのか、途中でその作品を描くことに飽きて(?)しまって放り出し、次々と新連載を初めてしまう。
現在も3〜4本の連載を持ち、全て話題作である。
自伝性が強い「かくかくしかじか」は完結したが、この「雪の虎」を始め「美食探偵 明智五郎」「東京タラレバ娘」「海月姫」等はまだ連載継続中。
「雪の虎」も凄く良いスタートを切っているが、いつ作者が飽き始めるのか分からず、そう意味では非常にスリリングな作品。
posted by judas at 22:38| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月10日

8つの連載作品から2作が「別マ」本体へ大出世 しかし「ほりかおる」と「萩原さおり」の「落選」は納得できない「別マSister 秋フェス03」

別マsister 03.jpg【ネタバレあり】
3ヶ月連続発売の第2号「秋フェス02」のところでも書いたが、「別マ」本体よりも充実している連載陣の殆どがクライマックス(最終話)を迎えた。
「殆ど」と書いたのは3話連続連載マンガ8作品の内2作品が「別マ」本体での連載に抜擢されたからだ。
「秋フェス01」から連載陣のクオリティの高さを絶賛し「別マ」本体の連載マンガと総とっかえすべし、と騒いでいたが、本当に「別マ」本体への殴り込みに成功した訳だ。
しかし「別マ」本体へのコンバートが決まったのが「中河友里」の「それでも君が」と、「星谷かおり」の「ほしとくず-Don't Worry Be Happy」の2作品というのに、やや文句がある。
「ほしとくず」の方は、金持ちになる為の野心満々の副会長の「ヒロイン」と、他人を見下す為に「生徒会長」になった「心せま男」こと「山吹」のキャラや絵柄がとても良く、本体でもヒットする要素満載である。
一方「中河友里」の「それでも君が」は、あまり素直でないヒロインとゆらゆらしていてイマイチつかみどころのない「河西」クンに、それ程魅力がなく、かなりキャリアのある作者の割には画力が競争相手のルーキー達よりも劣ってしまう(背景が省略されすぎで、人物も雑?)気がする。
ネームバリューと実績がかなり考慮(配慮)されていそう。
もっとも、この作品そのものが悪いというよりも、今回連載が続行されなかったルーキー達の作品が素晴らしすぎた、というの原因の一つではあるが。

img171.jpg【さよならエヴァーグリーン / ほりかおる】
これは前号から私が絶賛している作品で、これが「別マ」本体へコンバートされなかったのには、全く納得がいかない。
田舎少女で、同性の読者からも嫌われにくい純朴なヒロイン「小橋千絵」と、超ツンデレで絵柄もハイレベルなイケメン「要」と、千絵の幼馴染の「仁」(ちょっと「君届け」の龍を思わせる)の三角関係(?)が胸キュンもの。
「要」クンが「別マ」本体に乗り込んで来たら「佐田恭也」の座を脅かす存在になるかもしれない。
それにしても「仁」クンが切ない。



【夜空に咲く / 萩原さおり】
ヒロインの相手役が花火師に弟子入りした青年という、珍しい設定もフックがあったが、なんといっても魅力的なのが「いつもビール飲んで酔っぱらっている当て馬(女性)の三吉」
早々に「ヒーロー」の鳥谷部にフラれるのだけれど、読者がみんな感情移入してしまいそう。
勿論「ヒロイン」の「小柳」も厭味のない可愛げのあるキャラなので、鳥谷部とは結ばれて欲しいと思うのだけれど、「アテ馬嬢」にも幸せになって貰いたくなってしまう。
そういう読者の気持ちを察したかの様に、一人で鳥谷部の花火を写真に収めようとしている三吉に、趣味でカメラをやっている青年が話しかけて、意気投合する。
この辺の流れがとても「連ドラ」的で、「別マ」での連載は叶わなかったが、是非「ドラマ化」をして欲しい。
決して画力があるとは言えない「萩原さおり」ではあるが、キャラの造形、ストーリーの展開は素晴らしいので、今後は要注目!!
img169.jpg
posted by judas at 23:52| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月05日

他のオリジナルアルバムと同等の存在感、 2枚のコンパニオンディクスは過去最高の充実度 「CODA / LED ZEPPELIN」Remasterd Deluxe Edition(3CD)

IMG_1190.JPGZepのリマス+ボートラプロジェクトも遂に最終ブロックへ突入。
今回の3作のうちまず「CODA」を購入。
常に「それ程熱心なZepファンではない」と言いつつも昨年から始まったリマス+ボ^ートラシリーズも結構揃えてしまった。
これで終わるのが寂しいくらいだが、ペイジの事だから存命中に(?)あと数度、リマス+購買者の意欲をそそるプラスαの何かを考えてきそうだ。
この「CODA」はボンゾの死後に発表された未発表音源で構成された編集盤である事は今更説明無用ではあるが、この「CODA」は既に「プレゼンス」や「イン・スルー・ジ・アウトドア」と同列のオリジナルアルバムとして認識されていると言っても過言ではない。
初期の作品と思われる「We're Gonna Groove」「Poor Tom」、1st収録曲「I Can't Quit You Baby」、中期のアウトテイクと思われる「Walter's Walk」「Ozone Baby」「Darlene」、「イン・スルー・ジ・アウトドア」のアウトテイク(らしい)「Wearing and Tearing」も他のZepの曲と比べるとクオリティが高いとも言い切れないないが、存在感は全く負けてないと思う。
しかし、この「CODA」のDeluxe Editionの売りは、今まで一枚だったコンパニオンディスクが2枚になり「CODA」絡み以外の曲の「デモテイク」や「ラフテイク」が数多く収録されているところ。
「Four Sticks」「Bring It On Home」「Wanton Song」「When The Levee Breaks」の製作途中の状態を聴けるのが非常に嬉しい。
コアなZepファンは狂気乱舞でするであろうと思われる。
過去の「コンパニオンディスク」の中では最も貴重で聴き応えがあり、「CODA」のDEは是非購入するべきものと言いたい。
Disc,1
1.We're Gonna Groove
2.Poor Tom
3.I Can't Quit You Baby
4.Walter's Walk
5.Ozone Baby
6.Dariene
7.Bonzn's Montreux
8.Wearing And Tearing
Disc.2
1.We're Gonna Groove(Alternate Mix)
2.If It Keeps On Raining(When Levee Breaks) (Rough Mix)
3.Bonzo's Montreux(Mix Construction In Progress)
4.Baby Come On Hone
5.Sugar Mama (Mix)
6.Poor Tom (Instrumental Mix )
7.Travelling Riverside Blues (BBC Session) (MONO)
8.Hey Hey What I Can Do
Disc.3
1.Four Hands(Four Sticks)
2.Friends
3.St.Tristan's Sword(Rough Mix)
4.Desire(The Wanton Song) (Rough Mix)
5.Bring It On Home (Rough Mix)
6.Walter's Walk (Rough Mix)
7.Everybody MakesIt Through(In The Light) (Rough Mix)
posted by judas at 22:54| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ブリティッシュなロック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月03日

やっぱ「ブラよんのさん」が最高だよね。(クラシック通の人のマネ)  「Brahms The Symphonies」  Herbert Von Karajan & Berliner Philharamoniker

IMG_1186.JPGブラームスの交響曲第1番から第4番と「悲劇的序曲」及び「ハイドンの主題による変奏曲」を収録した「ブラームス」3枚ボックスセット。
ベルリンフィルの演奏で指揮はカラヤン、録音時期は1977年10月から1978年2月頃(分かり易く言うと、クイーンのアルバム「世界に捧ぐ」の日本盤発売日が1977年11月25日なのでその前後、ああ分かり易い)。
そして私がブラームスの交響曲全集を買った最大の動機は、昨年の秋頃に観た「イエスのこわれもの・危機完全再現ツアー」で「Cans And Brahms」が演奏された記念(?)に。
「Cans And Brarms」はリック・ウエイクマンが、ブラームスの交響曲第4番第3楽章をアレンジしたもの。
最もロックファンになじみ深いブラームスの曲と言って過言ではないと思う。
6分あるオリジナル(?)は当然もっとシンフォニックで強弱の差が大きくて、大勢の人間が人力で演奏している感が強く、超絶カッコいい(それが交響曲?)。
その他にも第1番第4楽章(ブラームスの場合、クラシック通は「ブラいちのよん」とか言ったりするらしい)と、「ブラよんのいち」当然「ブラよんのさん」、そして「ブラよんのよん」が、特に印象的だった(通ぶってしまった)。
小学生でも知っている事だが、クラシックの世界では「3大B」と言って、バッハ、ベートーベン、ブラームスは特別の存在と言う事。
熱烈なビートルズファンはそれに、ビートルズを加えて「4大B」と言い張っている。
それなら、私は「5大B」として、ブラック・サバスを加えたい。

って、こんなシメでよかったのか?ブラームスさん。
posted by judas at 21:16| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | プログレっぽいロック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月01日

「ジャケ買いされる率」が高いマイナープログレバンド  「Lady Lake / Gnidrolog」(ニドロログ) ('72)

gnidrolog7.jpg「judasが選ぶ、ジャケ買いされるマイナーバンドのアルバム」の1、2を争う「Gnidrolog」(ニドロログ)の2ndアルバム「Lady Lake」について。
この作品は以前CDでも持っていたが、最近ボートラリマス盤を見つけた(発売されたのは2012年)ので購入。
まるでB級ホラー映画のポスターの様なジャケは、イマジネーションを刺激するのか、私の知人でもジャケ買いした人は多い。
英国のバンドで、メンバーには管楽器が2人クレジットされており、広義のプログレという事で良いと思う。
内容は一言で言うと「ヴォーカルが甲高く、ヘヴィー過ぎず適度に聴き易い、ヴァンダー・グラ・ジェネレイター」といったところ。
甲高い声で歌われるヘンテコなウタメロが非常に脳裏にこびり付き易い。
繰り返し聴いてるうちに中毒的に惹きこまれていく。
2ndアルバムのあと、ライブアルバムを一枚出し解散、2004年になって再結成盤を一枚出している様。
この「Lady Lake」と同じ位評価の高い1stアルバムが存在するのだけれど、不幸な事に茶色っぽい地味なバックに読みにくい文字でバンド名が書いてあるだけのジャケットなので、かなり損をしているものと思われる。
posted by judas at 15:35| 東京 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | プログレっぽいロック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする