2016年04月30日

トッド・ラングレンとアンディ・パートリッジの「同族嫌悪」?により製作中に空中分解  「Skylarking / XTC」

img297.jpgアマゾンを彷徨していたら「XTC」の「Skylarking」のジャケットが違うものが目に付いたのでオーダーしてみた。
しかもこのアルバムはアナログ時には「位相を間違えてプレスされた」(左右チャンネルが違うどころの話じゃないらしい)エラーアルバムだったらしく、今回はそれを是正して発売に至ったらしい。
私は当然アナログ時にも、緑色が美しいジャケのレコード盤を購入していたけれど、どこがエラーなのか全然分からなかった。
この「Skylarking」は当時、あのトッド・ラングレンがプロデュースという事で大変話題になり、速攻で買ったのだがイマイチピンとこなかった。
レコーディング中に、トッドとアンディ・パートリッジが大喧嘩をして、完成も危ぶまれた「いわくつきのアルバム」という先入観あってか、漠然と出来が良くない感じがした。
「XTC」のアンディ・パートリッジもトッド・ラングレンも、筋金入りの「Beatles Wanna Be」(ビートルズになりたい人達)なので、非常に手が合いそうなのだが、上述の様に「空中分解」してしまったのはある意味「同族嫌悪」的な意識が働いたのかも知れない。
リアルタイムでは、大名盤「English Settlements」「Mummer」「Big Express」に続く作品という事で非常に期待していたのだが、上述の事情もありあまり感情移入が出来なく、また英国チャートに於いても90位と惨敗。
(しかし、全米チャートではE.S以来の100以内{70位]というヒットになっているのは、トッドの名前のお蔭としか思えない)。
で、リアルタイムではピンとこなかったが、今回聴き直したら非常に良かった。
当時は、プロデューサー等の色んな要素が絡み合い、余り音のみに向き合って聴く事がなかったの原因かも。
前2作より地味目で静かな曲が多いけれど、むしろ「Mummer」「Big Express」よりも染み入ってくる。
比較的、派手で(?)キャッチーなのは「That's Really Super,Supergirl」「Ballet For A Rainy Day」「Big Day」あたりか。
全曲、深く染み入る珠玉の名盤かも。
☆このオリジナルのジャケは当時、ヴァージンに拒否られたそうで(よく見ると、そりゃそうだろうと納得できる)、例の緑色を主体にした綺麗なジャケに変更された。

1. Summer`s Cauldron
2. Grass
3. The Meeting Place
4. That's Really Super, Supergirl
5. Ballet For A Rainy Day
6. 1000 Umbrellas
7. Season Cycle
8. Earn Enough For Us
9. Big Day
10. Another Satellite
11.Mermaid Smoled
12. The Man Who Sailed Around His Soul
13. Dear God
14. Dying
15. Sacrificial Bonfire
posted by judas at 01:21| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ブリティッシュなロック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月28日

プログレフェスでもここから演奏される筈 「Wolflight / STEVE HACKETT」

IMG_1362.JPG今回の、Steve HAckettの来日公演はこの昨年発売された新作のプローモーション・ツアー。
フルサイズのライブでは、1.2.3.4.6.7.の6曲が演奏されている。
おそらくは「オオカミ」をテーマにした?コンセプトアルバムで、彼の最近作はそれ程多く聴いてないが近年の最高傑作と言われる位に良く出来ている。
オオカミの遠吠えから始まる1〜2の流れは見事なまでに美しくてダイナミック。
所謂「プログレ」度も高く、ギターも堪能できる。
続く3.4もドラマティックかつテク二カルで、分かり易い「プログレ」である。
持ち時間が一時間ないであろう、日比谷野音の「プログレフェス」では恐らく1.〜2の流れは演奏されるであろうけれど、3.4辺りは割愛されそう。
しかし、前日のチッタワンマンでは欧米でのセットリスト通り上記の6曲は演奏されそうなので楽しみ。
タイトルの「Wolflight」は、私は勝手に「狐火」のオオカミ版だと思っていたが、調べたけど意味が分からなかった。
Disc.2のブルーレイ・オーディオには、映像パートでインタビューが収録されており、この「オオカミ」のアートワークを描いたイラストレーターについて触れている。
なかなか、インパクトがあって「プログレ」っぽいジャケで、私は気に入っているし、ジャケ買いする人も多そうではある。

Disc.1
1. Out of the Body
2. Wolflight
3. Love Song to a Vampire
4. The Wheel's Turning
5. Corycian Fire
6. Earthshine
7. Loving Sea
8. Black Thunder
9. Dust and Dreams
10. Heart Song
Bonus Tracks
11. Pneuma
12. Midnight Sun

Disc.2(BLU-RAY)
1. Out of the Body
2. Wolflight
3. Love Song to a Vampire
4. The Wheel's Turning
5. Corycian Fire
6. Earthshine
7. Loving Sea
8. Black Thunder
9. Dust and Dreams
10. Heart Song
Bonus Tracks
11. Pneuma
12. Midnight Sun
Interviews
13. Steve Hackett discusses recording Wolflight
14. Steve Hackett discusses the Wolflight artwork
15. Wolflight track by track
posted by judas at 00:16| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | プログレっぽいロック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月24日

今回のツアーの予習用には向かないが、ニック・ベッグス参加の素晴らしいライブアルバム 「Rails / STEVE HACKETT」(2CD)

IMG_1359.JPGコレは、2010年に発売された「Out Of The Tunnel's Mouth」のツアーの様子を中心に構成されたライブアルバム。
プログレフェスを含む5月の来日公演の予習用と考えたのだが「Out Of The Tunnel's Mouth」の曲は現在全く演ってないし、このツアーでやっていたGenesisの曲の「Blood On The Rooftop」や「Fly On A Windshield」等も演っていない。
このライブアルバムの中では超定番は「Every Day」「Spectral Mornings」「Ace Of Wands」「Clocks」「Firth Of Fifth」あたりで、昨年のツアーでもこの辺りはほぼ演奏されていて、アレンジ、演奏共に非常に素晴らしい。
因みに、この時のツアーのベーシストはあのNick Beggs(元Kajagoogoo)で、インナースリーブの写真にもスティック・ベースを操る彼の姿が写っている。
そして、このアルバムに収録されてる半分近い「Out Of The Tunnel's Mouth」の曲が皆素晴らしいのだ。
Hackettはかなり振り幅の大きい作品を数多く発表してきたが、このアルバムはジェネシスの「静寂の嵐」であったり、1stソロアルバムの「Voyage Of The Acolyte」を思わせる、ヘヴィーなギターと繊細で抒情的なフレーズが混在した構成になっている。
各レビューでも評判が良いのは良く分かる。
今ツアーの予習には向かないかもしれないが。Hackettのライブアルバムとしてはかなり良い出来だと思う。
予習するならば、最新作の「Wolflight」の曲を最新ツアーで6曲程演っている(勿論、ワンマンのフルサイズライブで)ので、そちらの方をオススメする。
この最新アルバムについては近いうち取り上げるが、こちらの出来も本当に最高である。

Disc.1
1. Intro (2:18)
2. Every Day (6:51)
3. Fire On The Moon (6:17)
4. Emerald And Ash (9:00)
5. Ghost In The Glass (3:23)
6. Ace Of Wands (6:48)
7. Pollution C (2:21)
8. The Steppes (6:01)
9. Slogans (4:22)
10. Serpentine (6:43)
11. Tubehead (6:06)
Disc.2
1. Spectral Mornings (5:58)
2. Firth Of Fifth (10:39)
3. Blood On The Rooftops (6:31)
4. Fly On A Windshield (2:07)
5. Broadway Melody of 1974 (1:47)
6. Sleepers (7:32)
7. Still Waters (5:31)
8. Los Endos (7:44)
9. Clocks (8:05)
posted by judas at 22:26| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | プログレっぽいロック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月23日

「キット・ワトキンス在籍」で有名なバンドだが、勿論それだけではない素晴らしさ 「Live / HAPPY THE MAN」

happy the man.jpgアメリカ出身のいわゆる「プログレバンド」Happy The Manのライブアルバム。
Happy The Manと言えば、あのCamelのアルバム『リモート・ロマンス(I Can See Your House From Here)』の一枚にだけ参加したキーボーディストの「キット・ワトキンス」が在籍した事で有名(というか、日本の場合、Happy The Manを知った切っ掛けは95%近くはCamelから遡ってだと思う)。
私もCamel人脈から遡ってであった為に、昔聴いた第一印象は「やっぱCamelを期待すると全然違う」というものだった。
なので余り聴いてこなかったバンドなのだけれど、この前の「NHK-FM」による「今日は一日プログレ三昧」で、久々に聴き再認識し、今回以前持っていなかったライブアルバムを購入。
このライブ盤は2nd発表後の78年の録音のもの(発売されたのは'94年になってかららしい)。
このバンドの特徴は時折見せる「超絶技巧的変拍子」と、抒情的ともとれる滑らかなメロディを使ったフージョン的な肌触りの曲調。
私の希望としては、「超絶技巧」の部分を多くして貰いたいのだが、「フュージョン的」部分もよく聴き込めば、テクニックの凄さがだんだん分かってくる。
また「超絶技巧」とは言っても、所謂「ジャズロック」とは違いアメリカのバンドらしい「明るさ」「キャッチー」さも兼ね備えており、他に余り例を見ない個性的な音楽性を持つ貴重なバンドだったと言えると思う。


1.Service With a Smile
2.Starborne
3.Open Book
4.Hidden Moods
5.Morning Sun
6.I Forgot to Push It
7.Ibby It Is
8.Nossuri (The Moon, I Sing)
9.I Carve the Chariot on the Carousel
10.Steaming Pipes
11.Knee Bitten Nymphs in Limbo
12.Mr. Mirror's Reflection on Dreams
posted by judas at 22:17| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | プログレっぽいロック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月21日

絵柄の好みは分かれるところだが、ゲームネタはいつも面白い 「パステル家族 / セイ」最新第2巻

IMG_1355.JPG
私がwebマンガの「comico」の事を語る時よくその名前を出していた「パステル家族」の最新第2巻が発売された。
恐らく「Comico」で一番人気が高く単行本が売れているのは「ReLIFE / 夜宵草」だと思うが、内容的にはもう連載終了してしまった「咲くは江戸にもその素質」か、絵柄は未熟?だがキャラが異常に立っている「カカオ79%」か、この「パステル家族」がTOP3ではないかと思う(連載中に限定して言えば「となりの席の小林さん / 茅原ミノル」か「ぼくらの時間 / にしださとこ」が入る)。
この「パステル家族」は、ほのぼのした絵柄に好感は持てるものの決して画力が高いとは言えない。
その絵柄を見ただけで拒否反応を起こす人もいるかも知れない。
しかし、それを全く気にさせない程、登場人物全てのキャラが立っているし、「それでも町は廻っている」をほんの少しだけ思わせるような凝ったストーリーに惹かれる。
そして、主役(?)マヨの兄の「タクオ」は無類のゲーム好きで非常に得意であるという設定。
1巻の「福引きの回」では、難易度が高すぎて全く売れなかったゲームを「タクオ」の弟の「ほのめ」が福引で当て、マヨやほのめ、タクオそしてお母さんも一緒になってゲームをクリアする。
全く売れなかったゲームではあるが作者のゲームに対する愛情が詰まっており「タクオ」は非常に高く評価する。
おそらく3巻か4巻でも「タクオ」の家庭教師先の子供と一緒に「アーケードゲーム」の大会を勝ち抜くという話がある。
作者の「セイ」は非常にゲームが好きのようで、ゲームに対する思い入れをマンガにぶつけている様だ。
あの「ハイスコアガール」が休載(終了?)の今、ゲームマニアの渇きを癒すのは案外この「パステル家族」なのかもしれない。
posted by judas at 23:14| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月18日

旧A面の充実度は凄まじい ケヴィン・チャルファントも在籍した隠れ名バンド 「Steel Breeze / STEEL BREEZE」('82)

img296.jpg82年当時、FENでメチャクチャかかりまくっていた「You Don't Want Me Anymore」(全米最高位16位)のヒットを持つ「Steel Breeze」の1stアルバム。
16位という中ヒット(?)の割には(勿論、あの無茶苦茶広い全米で16位まで上がるのは尋常ではない代ヒットであるが)FENで異常にこれでもかとオンエアされていたので、ついついアルバムを買ってしまったのだった(勿論、アナログ盤)。
そして、割と最近このバンドを事を思い出す切っ掛けがあり、CDを探したら「Renaissance」という再発専門レーベル(昔結構お世話になったが現在も生き残っているかは不明)からちゃんとCD化されていた。
しかも、数年前に日本盤の紙ジャケも発売されていた(邦題は:カリフォルニア・ブリーズ)。
やはり、TOP40に2曲も送り込んでいる(2ndシングル「Dreamin' Is Easy」は最高位30位)と、私だけではなく、色んな人の記憶に残ってるらしい。
アルバムを聴くと、その2曲シングルよりもさらにクオリティの高い曲が多く、特にアナログ時の旧A面(1〜5まで)が黄金過ぎる。
リック・スプリングフィールドの大出世作して大名作の「Working Class Dog」のA面(侮るなかれ、これまた黄金)と甲乙付けがたい充実度。
そんな充実した1stアルバムと堂々たるチャート上の実績を残したに関わらず、2ndアルバム以降の存在を知らない人も多いし、私も2nd以降は発売すらされていないと思っていた。
しかし、今回調べてみたらなんと途中ブランクはあるもののトータルで5枚の作品を残していた。
しかも、2ndアルバムではあの元「707」のケヴィン・チャルファントがヴォーカリストとして加入している。
その後、彼は「The Storm」、一瞬「Journey」そして「Two Fires」等で活躍する、日本でも人気の高いヴォ^カリストとなる。
そして「707」と言えば「MEGAFORCE」の全米ヒットを持つバンドで、元エンジェルのフェリックス・ロビンソンも在籍した名バンド。
ケヴィン・チャルファントを通じて、AngelとJourneyとSteel Breezeが繋がった訳だ。
だからどうしたって話だけど。


1. You Don't Want Me Anymore7
2. Lost In The 80's
3. I Think About You
4. All I Ever Wanted To Do
5. Dreamin' Is Easy
6. Every Night
7. I Can't Wait
8. Who's Gonna Love You Tonight
9. Can't Stop This Feeling
10. Street Talkin'
posted by judas at 23:40| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | アメリカンなロック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月14日

2ndソロも1stソロに負けない出来なのだが  「Greg Lake・Manoeuvres / GREG LAKE」(Remastered 2CD)

img292.jpgかねてから、私の「オールタイムベスト10」に入るアルバムだと絶賛しているGreg Lakeの1stソロアルバムのリマスボートラ盤が発売されたので即購入。
しかも、幻(?)の名盤(CDは暫く手に入り難かった)の2ndアルバム「Manoeuvres」との2枚組CDで。
1stが如何に名盤かと言う事は、あちらこちらに事ある毎に引用しているので、ここでは2nd「Manoeuvres」について書く。
世間的には(特に日本)、2ndの評価は1stよりも驚く程低い。
基本的な構成は1stと2ndは同じであるが、1stの1曲目の「Nuclear Attack」と、2ndの1曲目の「Manoeuvres」のキャッチャーさの差がアルバム全体にの評価をも決定付けているのかも知れない。
どちらもゲイリー・ムーアのギターをフィチャーしたヘヴィ・チューンだけれど、スピード感があり分かり易い「Nuclear Attack」の再来、あるいはそれを超える曲を期待するとやや肩透かしを喰らうからかも知れない。
但し「Manouevres」の方も非常に良くできた名曲であると私は思うが。
また、それに続く「Too You To Love」「Paralysed」辺りもゲイリーのギターをフィーチャーしたハードなナンバーであり、ギター度はこの2ndアルバムも決して負けてはいない。
そして、メロディックでレイクの深みのある声を堪能できる曲の出来も1stと同レベルの出来だと思う。
特に「A Woman Like You」「Famous Last Words」「Haunted」は素晴らしい。
私の勝手な基準で表すと、1stソロアルバムの評価を最高級の「10+」(10段階で)とするならば、2ndは「10−」(10マイナス、9+よりもずっと良い)くらいの出来である。
「オールタイムベスト10」には漏れても、「オールタイムベスト30」には入れておきたい大好きな作品である。

Disc.1
1. Nuclear Attack
2. Love You Too Much
3. It Hurts
4. Black and Blue
5. Retribution Drive
6. Long Goodbye
7. The Lie
8. Someone
9. Let Me Love You Once
10. For Those Who Dare
11. You Really Got a Hold on me (BONUS TRACKS)
12. You’re Good with Your Love (BONUS TRACKS)
13. Cold Side of a Woman (BONUS TRACKS)
Disc.2
1. Manoeuvres
2. Too Young to Love
3. Paralysed
4. A Woman Like You
5. Don’t Wanna Lose Your Love Tonight
6. Famous Last Words
7. Someone
8. Haunted
9. I Don’t Know Why I Still Love You
10. It’s You, You Gotta Believe
11. Hold Me (BONUS TRACK)
posted by judas at 23:30| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | ブリティッシュなロック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月11日

これだけ大ヒットした連載を20巻で終わらす勇気の素晴らしさ  「暗殺教室 / 松井優征」最新第19巻発売

img291.jpg【ネタバレあり】
前巻の18巻から、なんと1ヶ月というインターバルで最新第19巻が発売された。
これは、映画公開、アニメ放送開始などのメディアミックスを展開している際によくある発売調整で、この「暗殺教室」は、実写映画の第2弾「卒業編」が公開中、そしてアニメの第2シーズンも丁度放送中というタイミングに合わせたもの。
「少年ジャンプ」本誌ではとっくに連載が終わっていたので、この19巻で完結かと思っていたが、結局は第20巻で完結となる様。
E組の生徒達が最後に一目「殺せんせー」に会い、あわよくば救い出すために、元グリーンベレーのフリーランスの殺し屋で「烏間」の3倍も強いとされる「クレイグホウジョウ」率いる傭兵チームを打ち破り、最後には「ホウジョウ」も撃破してしまう。
まさにクライマックスが近いと思わせる展開。
超名作「魔人探偵脳噛ネウロ」がそうであった様に、どんなに人気が出ても、松井優征という人は、ムリムリ物語を引き延ばしたりせずに、美しく纏めるマンガ家さんだ。
「ネウロ」から「暗殺教室」の間もかなりの時間を要し、決して楽な連載獲得ではなかったと思われるのに、完成度を失わない内に潔く完結させる勇気は素晴らしいと思う。
次の素晴らしい新作を気長に待ちたいと思う。
posted by judas at 23:52| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月07日

発表時は賛否両論だったかもしれないが、私世代では人気が高い  「Houses Of The Holy / LED ZEPPELIN」(Remastered 2CD)

IMG_1325.JPG前回、編集盤やライブではないオリジナルアルバムとして最後の作品にあたる「In Through The Out Door」を紹介したのだけれど、実は買った順番が遅かったこの「Houses Of Holy(聖なる館)」をまだ紹介していなかったので。
歴史的名盤で、以前にも書いた様にコアなZEPファンからも文句の付けようが無い程支持されている「4枚目」(正式なタイトルが無い為に、ファンによって色んな呼称がある事は前に延べた通り)の後に出ただけに、発売当時は激しい賛否両論があったであろう事は想像に難くない。
ただ、私がZEPをリアルタイムで聴き始めた頃には、既にこの「聖なる館」の評価や人気は高かった。
と言うのも、大ヒットした映画「永遠の詩」は、この「聖なる館」のツアーのドキュメントであり「レインソング」「丘のむこうに」「ノークオーター」「オーシャン」「永遠の詩」などが映画版では演奏されていた。
特にライブヴァージョンの「ノークオーター」は映画の中でもハイライトの一つと言っても良い程の名演で、また「永遠の詩」もライブヴァージョンも非常に格好良かった。
なので、私世代ではこの「聖なる館」をZEPの1番目か2番目に好きな人が多い。

今回のリマス版について。
アナログ盤の輸入盤に横方向に掛かっていた白いオビが今回も再現されている。
これは、ジャケットの女の子のお尻を隠す為らしい。
日本では全く問題にならなかったが、流石に外国では「チャイルドポルノ」的な事には敏感な様。
コンパニオンディスクは、ボーカルの入っていないヴァージョンやピアの抜きのヴァージョンがあって、完成版とはかなり違い、コアなファンなら必携。
これ以降のアルバムのコンパニオンディスクは、割と完全版と違いが分かり難い「Rough Mix」(間違い探し的な感じ?)中心になってしまい、あまり貴重さが感じられなくなる(CODAの2枚に渡るコンパニオンデスクは別格に素晴らしいが)。
Disc.1
1.The Song Remains The Same
2.The Rain Song
3.Over The Hills And Far Away
4.The Crunge
5.Dancing Days
6.D'yer Mak'er
7.No Quarter
8.The Ocean

Disc.2
1.The Song Remains The Same (Guitar Overdub Reference Mix)
2.The Rain Song (Mix Minus Piano)
3.Over The Hills And Far Away (Guitar Mix Backing Track)
4.The Crunge (Rough Mix - Keys Up)
5.Dancing Days (Rough Mix with Vocal)
6.No Quarter (Rough Mix With JPJ Keyboard Overdubs - No Vocal)
7.The Ocean (Working Mix)
posted by judas at 00:35| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ブリティッシュなロック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月03日

某評論家が「LED ZEPPELIN、世界の旅」と評した民族音楽的バラエティに富んだ作品 「In Through The Out Door / LED ZEPPELIN」(Remastered 2CD)

IMG_1323.JPG先に「CODA」を紹介したので、発表順としては前後してしまうけど、ZEPのスタジオアルバムとしては「PRESENCE」に続く、8作目にしてオリジナルアルバムとしては最後の作品。
前作の「PRESENCE」が日本では「最高傑作」ともてはやされていながら、意外にも全米では大ヒットという訳にはいかなかった(直後に発売されたライブ「永遠の詩」に喰われてしまったが、それでも350万枚のセールス)のに対し、「In Through The Out Door」は日本では「問題作」と言われながらも、全米では「PRESENCE」の倍近い600万枚を売り上げた。
というのも、「PRESENCE」のツアー開始直後、ロバート・プラントの息子「カラックくん」(この名前は当時ML誌でこれでもかという位出てきた)が、急逝してしまい、プラントの緊急帰国によりツアーはキャンセル。
バンドは長く活動休止になり、新作の「in Through The Out Door」が出るまでに、なんと3年半かかってしまった、という事もあり世間の注目度が非常に高かったことと、1stシングルだった「Fool In The Rain」のサンバ風のアレンジが新鮮でヒットした(ビルボード最高位21位)事も一因か。
私としても「大安定ハードロック路線」の「PRESENCE」よりは、ジョン・ポールのキーボードを核にしたそれまでにない斬新なサウンドには衝撃を受けた。
とくに「Hot Dog」は、カントリーというジャンルに於いても歴史な名曲と言えるのではないだろうか。
また、ペイジのギターが後退する事によってプラントのヴォーカルが際立った「All My Love」「I'm Gonna Crawl」は本当にジーンと胸に来る名曲。
またアナログ時のB面の1曲目である「Carouselambra」は、A面の民族音楽的な流れを変えて、アルバム全体の柱になる様な重要な曲(以前、私が選んだB-1グランプリ(B面の1曲目大賞)の第3位にランクイン)だと思う。
また、コンパニオンディスクについてだが、この頃の時期になるとあまり未発表曲や大幅にアレンジや骨格が違うヴァージョンが無い為か、最終版とあまり違いの分からない「Rough Mix」が多くなっているのが残念というかツマラない。
Disc.1
1.In The Evening
2.South Bound Saurez
3.Fool In The Rain
4.Hot Dog
5.Carouselambra
6.All My Love
7.I'm Gonna Crawl

Disc 2
1.In The Evening (Rough Mix)
2.Southbound Piano (South Bound Saurez) [Rough Mix]
3.Fool In The Rain (Rough Mix)
4.Hot Dog (Rough Mix)
5.The Epic (Carouselambra) (Rough Mix)
6.The Hook (All My Love) (Rough Mix)
7.Blot (I'm Gonna Crawl) (Rough Mix)
posted by judas at 23:34| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | ブリティッシュなロック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ついに名作シリーズが完結してしまった 「サムライカアサン・プラス / 板羽皆」最新&完結第4巻発売!

img290.jpg【ネタバレあり】
ついに「板羽皆」の名作「サムライカアサン」シリーズが完結してしまった。
「YOU(集英社刊)」に連載されていて、初めて読んだ「板羽皆」作品の「トラさん」が予想外にとても面白かったので、彼女の代表作と評判の高い「サムライカアサン」(全8巻)を前巻買い揃えて読んだ。
以前も書いた様に、過去に読んだ幾多の名作たちと比べても遜色の無い作品で「面白いマンガを教えて欲しい」と言われたら、どんどんプッシュしていこうと思った位だ。
「サムライカアサン」本編では、「よい子」の息子の「たけし」が恋人の「こずえ」にプロポーズし、本気でお笑い芸人を目指すところで終了。
恐らくは、読者からの要望が強くてその続編である「サムライカアサン・プラス」がスタート。
「よい子」に孫の「宝」が生まれ、厳密には「サムライバアサン」になっているのだけれど、本編の方に全く劣る事なく面白い(特に3〜4巻)。
前半は、東京進出を本気で考えている「たけし」と離れる事の「よい子」の葛藤を描き、最終話はそれから13年後の話。
「たけし」のお笑いトリオ「ミックスライト」も順調で、「宝」は16才になり、4才下の弟「大士」も生まれている。
「よい子」は相変わらずで、現在はやや反抗期の「宝」を我が子の様に可愛がり、息子の「たけし」と同様に深い愛情を持って接する。
過不足のない、綺麗なフィナーレである。
「板羽皆」は、本当にウマイ作家さんだと思う。
もしこれをまだ知らないマンガ好きの人がいたら全力で薦めたい。
posted by judas at 23:17| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする