2016年10月30日

超遠距離恋愛で歳の差も広がっていくと言うアイディアが面白い  「ほしのこえ / 原作:新海誠、漫画:佐原ミズ」

img059.jpg【ネタバレあり】
暫く当ブログが滞っていた理由は、この「ほしのこえ」について何をどう書けば良いのわからなかったからかも。
一応「読んだ順に書く」という自分なりの規律があったので止まってしまった。
文章にならない時の常套手段として箇条書き。

☆舞台は2046年、他の知的文明の調査の為に、語り部(?)である「ノボル」くんの好きな女のコ(長峰さん)が遠い宇宙に旅立つ話。

☆メールは出来るのだが距離が遠すぎて届くまで8年位かかる「超遠距離恋愛」となる。

☆女のコ達が、バトルスーツみたいのを着て敵と戦うという、いわゆる「エヴァンゲリオン以降」の世界。


☆「ウラシマ効果」(?)で、光速で移動している「長峰さん」は、地球にいる「ノボル」くんよりも歳をとるのが遅いので二人の歳はどんどん離れていく。

☆自分は「エリート」ではないので宇宙に行くのを断念していた「ノボル」くんが、最後には努力して「長峰さん」に会いに行こうと決心する、というところで終わり。

絵柄は「エヴァンゲリオン」っぽい感じ(よく見ると全然違った)で、このストーリーとよく合っているし、「新海作品」の特徴である「離れ離れになった二人が再会する」というパターンでは、最大のスケールで面白いと思う。
posted by judas at 01:05| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月26日

【私の少年 / 高野ひと深】の最新第9話「嘘」掲載  「月刊アクション12月号」購入! 「高野苺のorangeスピンオフ「須和弘人」(前編)60P掲載!

アクション12.jpg【ネタバレあり】
現在、最も私が入れ込んでいるマンガと言っても過言ではない「私の少年」の最新第9話を読む為に「月刊アクション(双葉社)」12月号を購入。
「私の少年」は前号の11月号で、最後に「真修」の父親が出てきてヒキ。
最新号では「真修」がその父親によって「サッカークラブ」を辞めさせられる。
それを知った「聡子」は、自分の会社(スポーツ用品関係)がやっているクラブや隣町のクラブを真修に紹介するが、聡子と一緒に練習をしている「毎週金曜日の夜」に活動のあるクラブに難色を示す。
しかし、聡子は自分が教えるよりもきちんと指導をしてくれるクラブを、自分の本心とは裏腹に真修に進める。
すると真修は、自分が父親にクラブを辞めさせられても公園で練習を続けていたのは、聡子に会いたかったからだと告げ、聡子は思わず真修を抱きしめてヒキ。
img057.jpg今時点では、二人の気持ちは恋愛感情にまで発展していないが、すでにその一歩半くらい手前まで来ている感じではある。
前号のヒキから、真修の父親と聡子の直接対決になるかと期待したがまだそれは、お預け。

また「別マ」を放逐(?)されたが、双葉社の「月刊アクション」に拾われ(?)て、実写映画化、アニメ化の大ヒット作になった、高野苺の「orange」のスピンオフ作も一挙60P掲載されている。
今回は「翔」が事故死した直後の世界での、須和と菜緒のお話。
本編では成人した須和と菜緒は結婚し子供を設けるのだけれど、このスピンオフではまだ心の中が「翔」で一杯の菜緒に須和がアプローチしていく過程が描かれている。
「別マ」時代や「単行本」を読んだだけでは気付きにくいが、この「月刊アクション」のリーグの中に入ると画力の高さが際立つ。
今月号の「須和編」はまだ「前半」なので次号の「後半」が待ち遠しい。
posted by judas at 23:51| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月17日

新海誠は「再会」するというシチュエーションが好き?  私は種子島の「花苗」派だった 「秒速5センチメートル / 原作:新海誠、漫画:清家雪子」

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【ネタバレあり】
「君の名は。」の歴史的大ヒットを飛ばした、新海誠が2007年に発表したアニメーション映画のマンガ版。
マンガ版の方は2010年〜11年にかけて「アフタヌーン(講談社刊)」に連載されたもの。
タイトルの「秒速5センチメートル」は花びらの落ちる速度との事。
静岡から転校してきた「明里(あかり)」と長野から転校してきた「遠野」は、お互い慣れない東京での生活のせいもあり自然に惹かれあう。
二人とも合格した私立中学への進学を目前にして「明里」は、栃木の岩舟へ引っ越ししてしまう。
その内、遠野の方も鹿児島の種子島への転校が決まる。
種子島へ行くと会う事が難しくなると思い遠野は栃木まで「明里」を訪ねる。
降雪という障害が立ちはだかるがなんとか二人は出会う。
この辺の流れは非常に胸キュンもの。
そして物語は「種子島編」に。
種子島に住む「花苗」は転校してきた「遠野」を好きになり、サーフボードに立てたら告白すると決める。
しかし、どこか遠い人の事を見ている「遠野」に気付き、告白できないが「遠野」を好きだという気持ちは捨てられない。
この後、社会人になった「遠野」とその彼女の「理紗」の「東京編」もあるが、私はやはり種子島の「花苗」が一番、健気で好きだ。
原作アニメでは、大人になった「遠野」と「明里」が踏切ですれ違い、お互いが誰かを瞬時に理解するが、声を掛ける事もなくそのまま分かれる、というところで終わりらしいが、マンガ版では種子島へやってきたサーファーの青年から告白された「花苗」が、自分の気持ちに決着を付ける為に東京へ行き、「遠野」らしき男を見かけたところで終わり。
マンガ版では、「花苗」のハッピーエンドで終わりそうな雰囲気が示唆されているが、どうなるかは正確に描かれていない。
それにしても、新海誠は、離れた二人が「再会」するというシチュエーションが好きなようだ。
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2016年10月14日

作画のはっとり氏の功績は大きい 「少女不十分 / 原作:西尾維新 漫画:はっとりみつる」 最新&完結第3巻発売

img028.jpg【ネタバレあり】
前巻の第2巻から約2ヶ月というハイペースで「少女不十分」の単行本最新第3巻が発売された。
「小学生の少女に誘拐・監禁される」という冒頭の設定が2巻が終わるころにはまったく崩壊して、いつでも逃げられるのに、西尾維新を投影したと思しき語り部の大学生は、少女が気になって(魅入られて?)ずっと少女のウチに留まり続ける。
今巻では少女との入浴など、ますます男子の夢を体現していく。
そして、同居を続ける内に少女の奇妙な行動は、親がノートに書いたルールに従ったものだといういう事が判明していく。
大学生はようやく2階の両親の寝室へと足を踏み入れて、両親が互いに殺しあって死んでいる(そんな事は可能なのか)のを発見。
遂に少女は限界に達して倒れ、眠りに就く為に大学生に何か「お話を聞かせて」くれるよう頼む。
そこでした話を元に彼はプロの作家として生活していける様になるというオチ。
この事件から10年後にその少女は新人の編集者として彼の前に現れるというラストは蛇足の様な気もするが、こういう胸キュン的なエンディングを加えておいた方が、映像化された時に効果的なのを西尾維新氏はよく知っている。
まあ、あらすじだけ追うとなんという事のない話のようだが、やはり作画の「はっとりみつる」の絵柄がこの作品の世界観をより分かり易くしていて、はっとり氏の功績は大きいと思う。
posted by judas at 22:56| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月13日

周囲の状況は「橘あきら」を陸上に引き戻そうとしているが......。  「恋は雨上がりのように / 眉月じゅん」最新第6巻発売!

img027.jpg【ネタバレあり】
私が以前5巻までを購入した時に「アラフォー、アラフィフ親父のファンタジー」と書いた「恋は雨上がりのように」の最新第6巻が遂に発売された。
詳しいことはその以前書いた事を読んで頂けばわかるが、今巻も一途に「バツイチ、45才」の冴えないファミレス店長を一途に思う、美少女高校生の「橘あきら」が健気に描かれる。
また、あきらのバイト仲間の「西田ユイ」が、あきらに思いを寄せる「吉澤」を好きになり手編みのマフラーを贈ろうと頑張ったり、冴えないファミレス店長「近藤」の別れた妻と思しき女性が「あきら」と遭遇したり、「あきら」と同様アキレス腱断裂の手術を受けて陸上部でh将来を期待される「倉田みずき」の登場など、「あきら」と「店長」以外のキャラ達も良い動きをしている。
ネタバレ防止の為に詳しくは書けないけど、あきらの周囲の状況があきらを陸上に引き戻そうとしている。
あきら自身は「店長」への思いがつのりまくり陸上など眼中にない様子だ(というか無理に目を背けている様に描かれている)。
表紙のあきらが陸上のユニフォームを着ている事から次巻くらいで、店長に説得されて陸上に復帰しそう。
個人的には、同じファミレスに勤務する「加瀬」の血の繋がっていない姉が大好きなので、また登場して欲しい!!
posted by judas at 00:24| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月10日

「私の少年」にハマっている人にはオススメ 単なる「BL」ではないちょっと感動するお話 「「す」のつく言葉で言ってくれ / 高野ひと深」

img025.jpg【ネタバレあり】
私が現在最もハマっているマンガで、世間の評価もうなぎ登りの「私の少年」の作者の「高野ひと深」の前作に当たる(多分)作品。
作者も「私の少年」の後書きで言っていた様に「高野ひと深」の出自はBL畑。
最近では、お陰様で(?)BLに対する耐性もかなりついてきたので「高野ひと深」が書いたものなら、まず間違いないであろうと確信して当然購入。
キラキラしていて、自信家だけどちょっと小心だったり、困った人をほっておけなかったりする「生徒会長」のキャラがまず素晴らしい。
彼が「自分を好きに違いない」と確信している後輩の乙坂は、なかなか告白してこない、という基本設定からどんどん話を広げていく物語作りのうまさは秀逸。
単なる「BL」ではない「奥行き」と「幅」があるり、最後はちょっと感動してしまうし、画力もこの頃からかなり高い。
「私の少年」で「高野ひと深」ファンになった人ならきっと皆気に入ってくれると思う、いや気に入るんじゃないかな、気に入って欲しいな、気に入ってくれると嬉しいな、という読み手を選ぶ作品ではあるが私はメチャククチャハマった(BLを嫌悪している人は初めからダメ)。
posted by judas at 22:35| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月02日

【私の少年 / 高野ひと深】の最新第8話「水と光」掲載  「月刊アクション11月号」購入! 「踏切時間 / 里好」の単行本第1巻の発売日も決定!

月刊アクション 11.jpg【ネタバレあり】
今や私の中で、現在進行形のマンガでは一番面白くて続きが気になる作品になってしまった「私の少年」の最新第8話が掲載されている「月刊アクション11月号」を購入した。
「月刊アクション」は第7話が掲載された「9月号」を初めて買った(「10月号」は「私の少年」が休載だったのでスルー)。
他の作品については「9月号」のところで軽く触れたけれどやはり「里好(さとよしみ)」の「踏切時間」がダントツに面白い。
待望の単行本第1巻は12月12日(双葉社刊)に発売決定!
本題の「私の少年」については増々絶好調。
今回は、親に全くかまって貰えないであろう「真修」を「聡子」がプールに誘う。
これがまた練りに練られた秀逸な展開で、水着のセレクション等で「聡子」の微妙な心の揺れを表現している。
また、第1話が「マンガ史上最も美しい第1話」と評価された事を意識してか、その1話を超えるような作画を目指している様。
タイトルの通り「水と光」の表現が素晴らしく、作者「高野ひと深」の画力の高さが遺憾なく発揮されている。
img013.jpg「プール」という選択は、「真修」と「聡子」の中が「肌を出しての付き合い(水着だけど)」を通じて、若干距離を縮めるというシチュエーションと、「第1話を超える美しさ」を目指す為のセレクトかも。
そしてラストのヒキでは遂に「真修」の父親が登場する。
真修のクラスメイトの「小片さん」が、母子でも姉弟でもない二人の接し方に疑問を持ち始めそうで、「小片さん」も超重要人物。
ホントに物語の持って行き方がウマイ!ウマすぎる!
一刻も早く「第9話」が読みたい!
posted by judas at 23:08| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする