2016年12月29日

「春の呪い / 小西明日翔」最新&完結第2巻発売! 姉と彼氏の仲を激しく嫉妬する死期の近い「春」の怨念が圧巻。

img077.jpg【ネタバレあり】
今年の6月に第1巻を平台でたまたま見つけて、すっかりハマって第2巻を心待ちにしていた。
絵柄の好き嫌いは大きく分かれると思われるが、人の業の深さ(?)を知り得る、意外に奥の深い作品だった。
まさか「このマンガがすごい!2017」(オンナ編)の2位に入る程の人気を得るとは全く思わなかったけれども。

病気で死んだ妹「春」の彼氏と付き合い始めた「夏美」は、妹への罪悪感とその彼氏「冬吾」への思いに悩む。
「冬吾」は当初から、親の薦めた「春」よりも姉の「夏美」に興味があった。
「夏美」も好きな(愛している?)妹の「春」を自分から奪って行く憎い男、と思いながらも「冬吾」が気になっていた。
第2巻では「夏美」が、「春」が仮名で生前アップしていたと思われるSNSを発見する。
「春」は入院中から「夏美」と「冬吾」がお互いに好意を持ち合っている事に気付き悩む。
SNSには「姉を地獄に道連れにしてでも、彼には生きて幸せになってい欲しい」と書き込む程、嫉妬に苦しんでいた。
そんな時「冬吾」が交通事故に合い、「夏美」は病院に駆けつけ自分の気持ちを偽れなくなり二人は、背徳感に苛まれながらも愛し合う。
普通なら、自分の死後姉に付き合っていた彼氏を取られる「春」に読者の同情が集まりそうなものだが、余りに嫉妬が強くて、姉の「夏美」に感情移入してしまう。
よくある題材ながら、絵柄の特殊さ(?)も相まってメッチャ引き込まれた。
たまたま平台で見つけた割には大収穫だった(好みは分かれると思うが)。
posted by judas at 01:13| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月25日

【私の少年 / 高野ひと深】の最新第10話「欲しいもの」掲載  「月刊アクション2月号」購入! 

img078.jpg【ネタバレあり】
掲載誌の「月刊アクション」の1月号で休載した為に、最新2月号で久しぶりに「私の少年」の第10話を読む事が出来た。
今や、最も続きが楽しみなマンガのトップに君臨していると言っても過言ではない。
発売されたばかりの単行本の第2巻のところでも書いたが、私が平台でたまたま見つけた「私の少年」が「このマンガがすごい!2017」のオトコ編の2位にランキングされる程の大ヒット作になってしまった。
最新第10話では、更にお互いの気持ちが近づき合う。
父親の命令でサッカークラブを辞めてしまった「真修」は、今後も「聡子」が練習を続けてくれる事を知って心の底からほっとして、つい聡子の膝枕で寝てしまう。
また聡子は、最新話のタイトルになっている様に真修に「欲しいもの」を訊くと、真修は「背が欲しいです!」と答える。
その理由は「今より背が高くなって車とか乗れるようになったら聡子さんとどこにも行ける」という事で、聡子は真修との未来を本気で意識するようになる。
img079.jpg順調に(?)2人の気持ちが盛り上がって行きそうな展開に突入するのだが、ラストに遂に真修の父親と聡子が対面する。
いよいよ、直接対決が始まってしまうのか、というトコでヒキ。

他の掲載作品では、以前から私が面白いと言っていた「踏切時間」の単行本第1巻が発売された。
今月号に掲載された最新話はそれ程面白かった訳ではないが、単行本も即購入してしまった。
これについてはまた後日。


posted by judas at 22:35| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月23日

「バーナード嬢曰く。 / 施川ユウキ」最新第3巻まで読破!コアな「SF」「ミステリー」マニア達も同意するであろう洞察が見事、近作では友情にもウエイトが置かれ始めた。

IMG_1754.JPG【ネタバレあり】
10月期から「テレ玉」などのUHF系で5分間のショートアニメ放送が始まっている「バーナード嬢曰く。」(一迅社刊)の既刊3巻を購入。
以前から、マンガのひとコマをフィーチャーした表紙は平台では目立っていたのだけれど、買う切っ掛けになったのは、第1巻の裏表紙で「ディックが死んで30年だぞ!今更初訳される話がおもしろいワケないだろ!」というフキダシでフィリップ・K・ディックの名前を見た時。
これはかなりなSFファンが読んでも大丈夫なのかも知れないと思い購入。
勿論、SFだけではなく洋の東西を問わず過去の名作と呼ばれる作品や、話題になった作品(水嶋ヒロのKAGEROU)も取り上げている。
中でも「SF」「ミステリー(ホームズものが多いが)」についての話が多く、しかも「読者あるある」がかなり的確で私も同意できるものが多かった。
出版社が違うのにあの「SFマガジン」でも取り上げられ、表紙に異例の大抜擢をされた事もある。
最近では、文学作品の紹介や揶揄やツッコミに加えて「バーナード嬢こと町田佐さわ子」(バーナード嬢というネーミングは英国の有名作家「バーナード・ショウ」から取られている)と、その周辺の「神林しおり」(SFファン)、「長谷川スミカ」(シャーロキアン)の歪んだ(?)友情が、「私がもてないのはどう考えてもお前らが悪い」の様にフィーチャーされてきて、より面白くなってきた。
ただし「月刊ComicREX」に一話数ページの連載の為、単行本が一冊でるのに14〜16ヶ月かかるが残念。
posted by judas at 00:19| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月21日

「私の少年 / 高野ひと深」単行本最新第2巻発売! 私の第一印象通りの大ヒット!

img075.jpg【ネタバレあり】
今年の7月に「平台ハンティング」をしていた時にアオリ文に惹かれて偶然買った「私の少年」が、今や大ブレイクを果たし「このマンガがすごい!2017」(オトコ編)の第2位にランクインしてしまった。
第1巻を読んだ後にあまりの物語作りの上手さに転がり、掲載誌の「月刊アクション」(双葉社)を毎月購読するに至った程私をトリコにしただけの事はある!
一つの作品の為に「掲載誌」を毎月買うようになったのは「ハイスコアガール」の「月刊ビッグガンガン」(スクエニ)以来の事。
そこまで入れ込んでしまったマンガだ。
1巻のところでも書いたけれど、小学生と三十路女というカップリング(?)で「奇を衒った」だけではなく、何故「この登場人物がこのように感じ、このように動いたか」が非常に良く描かれている部分に惹かれてしまったからだと思う。
最新第2巻の内容は過去に「月刊アクション」掲載の「7話」「8話」「9話」を取り上げた時に触れたのであまり詳しくは書かないが、2人の仲がどんどん接近して来ている。
その2人にとっての今現在の「要注意人物」は、真修がかつて所属したサッカークラブのマネージャーでクラスメイトの「菜緒」と、聡子の同僚で学生時代の元彼「椎川」。
やはり、自分の好きな(?)人が非常に不自然な人(笑)と、仲良くしている様子を見るとメッチャ気になるらしい。
兎にも角にも、ここまで人気が出てしまって超小心者の「高野ひと深」は大変なプレッシャーを受けているだろうけれど、今のところは完璧なストーリー展開だと思う。
posted by judas at 00:13| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月19日

「ゴールデンカムイ / 野田サトル」最新第9巻まで読破! 登場人物全てのキャラが立っている大エンターテイメントマンガ

IMG_1763.JPG
【ネタバレあり】
昨年の「このマンガ〜」オトコ編第2位で、2016年のマンガ大賞受賞作の「ゴールデンカムイ」の既刊8巻を購入。
当然、以前から名前は知っていたのだけれども、絵柄がイマイチ好みではなかったのと舞台の時代が古そうだったのでスルーしていた。
しかし、だんだんと読みたい物が無くなってきた事で取り合えず、昨年の「このマンガがすごい!2016」オトコ編2位にして「マンガ大賞」受賞作も読んでおこう、という事で最新第9巻まで購入。
当初は、前評判程の面白さはあまり感じなかった。
主役である「不死身の杉元」と、アイヌの少女「アシリパ」さんが、金塊を探して旅を続けるのだが、不必要と思われる「アイヌうんちく」が多すぎて物語の進行の妨げになっている様な気がしていた。
ただし、話が進むにつれて金塊の隠し場所を入れ墨された「脱獄囚」達と、旧屯田兵の「第七師団」等の三つ巴、四つ巴の複雑な争奪戦、史上最悪の獣害を元にした名作小説「羆嵐 / 吉村昭」に出てくる超巨大ヒグマを連想させるクマや、当時でも絶滅したとされていた「エゾオオカミ」、アイヌの料理、競馬、土方歳三、永倉新八、など豪華絢爛(?)な展開に引き込まれ始めた。
大量に出てくる登場人物たちも全て(と言っても良い位)キャラが立っている。
最新第9巻で遂に表紙をゲットした「脱獄王 白石由竹」(時代は違うが「脱獄王」と呼ばれたモデルがいるそう)を始め、メチャクチャ強い「不敗の牛山」、本当は老医師なのだが「同物同治」(胃が悪い人は動物の胃を食べると治る)の効果なのか見事に若い女性に変装している「家永カノ」、当初はインチキだと思われていたが、競馬を的中させるなど本物の力を持った美人占い師の「インカㇻマッ」(アイヌ語で「見る女」という意味らしい)など、素晴らしいキャラクター揃いで、かなり内容の濃いスピンオフが作れるであろう。
冒険、謎解き、グルメ、アイヌ文化等、欲張りなまでに様々な要素がブッ込まれている、芳醇な大エンターテイメントマンガだと思う。
posted by judas at 23:40| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月10日

実は結構気に入ってしまっていた  「ぼくは明日、昨日のきみとデートする / 原作:月隆文、漫画:大谷紀子」待望の最新第2巻発売!

img074.jpg【ネタバレあり】
1巻を読んだ時に「すくってごらん」や「おとむらいさん」の大谷紀子の画力の貢献が大きいと書いた「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」の最新第2巻が発売された。
以前、内容についてはあんまり評価していない様な事を書いていたが、実は読み返す度に面白くなり2巻がとても楽しみなっていた。
2巻後半ではついに「福寿愛美」が「自分はこの世界の隣の別の世界から来た」とカミングアウトする。
当然、初めは信じなかった「南山高寿」だが、10歳の時にあるオバさん(30歳の愛美)から渡された箱の中身に現在の自分と愛美の姿が写った写真が入っていた事により、愛美のいう事を信じる。
「愛美の世界はこの世界とは時間が逆に流れる」と言う説明がイマイチ分かり難いと言うか(タイムスリップしたり、若返る訳ではないらしい)説得力がないのだけれど、私は細かい事は気にしない(笑)。
とにかく、そんなものだと思って単純に楽しむ事に。
カミングアウトが始まったのでもうクライマックスだと思いきや、この2巻でも完結はせず次巻に続いていく。
続きが早く読みたいのなら、原作の文庫本を読めばよいのだろうけど、やっぱマンガで読みたいので3巻を待つ。
かねてから映画化が発表されており、いよいよ12/17に福士蒼汰と小松菜奈(この女優さんは「黒崎君の言いなりになんてならない」「バクマン」等マンガ原作の映画に出まくっている)主演で公開される。
現在でもTVCMが大量にオンエアされているので、映画の方も大ヒットしそうだ。
posted by judas at 23:27| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする