2016年12月19日

「ゴールデンカムイ / 野田サトル」最新第9巻まで読破! 登場人物全てのキャラが立っている大エンターテイメントマンガ

IMG_1763.JPG
【ネタバレあり】
昨年の「このマンガ〜」オトコ編第2位で、2016年のマンガ大賞受賞作の「ゴールデンカムイ」の既刊8巻を購入。
当然、以前から名前は知っていたのだけれども、絵柄がイマイチ好みではなかったのと舞台の時代が古そうだったのでスルーしていた。
しかし、だんだんと読みたい物が無くなってきた事で取り合えず、昨年の「このマンガがすごい!2016」オトコ編2位にして「マンガ大賞」受賞作も読んでおこう、という事で最新第9巻まで購入。
当初は、前評判程の面白さはあまり感じなかった。
主役である「不死身の杉元」と、アイヌの少女「アシリパ」さんが、金塊を探して旅を続けるのだが、不必要と思われる「アイヌうんちく」が多すぎて物語の進行の妨げになっている様な気がしていた。
ただし、話が進むにつれて金塊の隠し場所を入れ墨された「脱獄囚」達と、旧屯田兵の「第七師団」等の三つ巴、四つ巴の複雑な争奪戦、史上最悪の獣害を元にした名作小説「羆嵐 / 吉村昭」に出てくる超巨大ヒグマを連想させるクマや、当時でも絶滅したとされていた「エゾオオカミ」、アイヌの料理、競馬、土方歳三、永倉新八、など豪華絢爛(?)な展開に引き込まれ始めた。
大量に出てくる登場人物たちも全て(と言っても良い位)キャラが立っている。
最新第9巻で遂に表紙をゲットした「脱獄王 白石由竹」(時代は違うが「脱獄王」と呼ばれたモデルがいるそう)を始め、メチャクチャ強い「不敗の牛山」、本当は老医師なのだが「同物同治」(胃が悪い人は動物の胃を食べると治る)の効果なのか見事に若い女性に変装している「家永カノ」、当初はインチキだと思われていたが、競馬を的中させるなど本物の力を持った美人占い師の「インカㇻマッ」(アイヌ語で「見る女」という意味らしい)など、素晴らしいキャラクター揃いで、かなり内容の濃いスピンオフが作れるであろう。
冒険、謎解き、グルメ、アイヌ文化等、欲張りなまでに様々な要素がブッ込まれている、芳醇な大エンターテイメントマンガだと思う。
posted by judas at 23:40| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/444867174

この記事へのトラックバック