2014年02月05日

幻の1st Single「Sweets For My Sweet」が聴ける 「Kingdom Of Madness / MAGNUM」(Remastered 2CD Edition)

kingdom of madness.JPGMagnumの超名盤1stアルバムの「Kingdom Of Madness」については以前大絶賛したが、リマス+ボーナスディスク付きのエディションがあるのを知って購入。
アルバム本体の内容については以前述べた通りの素晴らしさで、更にリマス効果が非常に効いていてクリアで音圧も上がり、聴いていてよりメリハリがあり気持ちよい。
初代キーボーディストのRichard Baileyのシンセも更に煌びやかな感じがする。
で、Disc.2の方だが、1.〜4.が1974年のMagnumのFirst Recording音源だそう。
5.と6.はCBSからのプロ初のシングル盤のA,B面、7.〜10.は1stアルバムからのアウトテイク。
11.は1st発表後の、'79年にレコーディングされた「Kingdm Of The Madness」のAlternative Version。
2.は、キーボーディストRichard Baileyのフルートがフィーチャーされた凄くタルっぽい曲。
古い音源も1stのアウトテイクも、プログレ色が特に強い訳ではないが、本当に良い曲が多くて大満足。
5.の幻の1st Singleと言われる「Sweets For My Sweet」は、サーチャーズのヒット曲のカバー(オリジナルはドリフターズ?)で、聴けば誰でも知ってるキャッチーな曲。
この曲のBob Catleyの歌い回しは、SweetのBrian Connollyっぽくて、更にコーラスもSweetっぽい。
曲名に引っ掛けたオシャレな演出なのかも知れない。
彼等はよく「Queenっぽいコーラス」と評される事が多いが「実はルーツはSweetの方だった」という可能性もあると思った。
初期の頃は、特にSweetっぽい曲が多い。
11.の別ヴァージョンの「Kigdom Of Madness」もハードでヘヴィでよりプログレッシブで非常に格好良い。
デモテープ並みの音源もあるが、初期のMagnumが好きな人はやはりボーナスディスク付きの方がオススメ。
ジャケットは、アメリカ盤のものらしい。
タイトルを絵にした様なジャケットはオリジナルよりは、バンドの音を連想し易いかも。

↓前述の様に私は非常にSweetっぽいと思う。
CBSからはこのシングルだけで、1stアルバム以降はあのJet Recordより。

Disc.1
1. In The Beginning
2. Baby Rock Me
3. Universe
4. Kingdom Of Madness
5. All That Is Real
6. The Bringer
7. Invasion
8. Lord Of Chaos
9. All Come Together
Disc.2
1.Sea Bird
2.Stormbringer
3.Slipping Away
4.Captain America
5.Sweets For My Sweet(Single A-Side)
6.Movin' On(Single B-Side)
7.Master Of Disguise
8.Whithout You Love
9.Find The Time
10.Everybody Needs
11.Kingdom Of Madness(Alternative Version)

2014年01月17日

出世作の名ライブ 「Marauder / MAGNUM」

img280.jpgMagnumが1980年に発表したライブアルバム。
3作目にしてライブというのは、当時でも結構早い方だが、全英チャート34位まであがった彼らの出世作。
このライブで英国内では(小規模な)国民的バンドになったと言える。
1980年と言えば、日本でもNWOBHMの嵐が吹き荒れる頃で、ML誌のNWOBHM特集の別冊(当時はまだBurrn!誌はなかった)のNWOBHMアルバム50選的な企画にこの「Marauder」が入っていた。
故に、日本ではメタルバンドというイメージが強くなってしまい、プログレハードファンがちょっと手を出し辛くなってしまった記憶がある。
逆に、鋼鉄の剣道の小手の様なものを付けたジャケに惹かれて買ったメタルファンは「メタルじゃないじゃん」とガッカリした様だ。
その独特の翳りを持った英国臭さが日本でも評価されるようになるには、NWOBHMのほとぼりが冷めるまで、ちょっと時間がかかった。
全8曲の内、1stアルバムからは4.8.の2曲、あまり売れなかった2ndからは6曲も収録されている。
それにも拘わらず、その時点でのMagnum最大のヒットになったのは、やはり2ndの曲は元々良く出来ており、演奏やアレンジで「化ける」という事を証明していると思う。
後に、「All of My life」「Great Adventure」「Invasion」「Kingdom of Madness」 「Everybody Needs」の5曲がボートラで追加されたExpanded Versionが発売されたが、ちょっと入手が難しく、私はオリジナルの8曲入りで我慢(?)している。
ボートラの5曲は、2ndから2曲、1stから2曲、アルバム未収(1stのアウトテイク)1曲というバランス。
80年当時は、余りに魅力的なバンドやアルバムが多く、Magnumのライブまで中々手が回らなくって「何故かハマってこなかったバンド」になってしまったが、非常に私好みのバンドで「まだ聴いていなかった幸せ」を感じられるのは本当に嬉しい。
初期のMagnumのプログレ色の強いカラーを決定付けたキーボード兼フルートのRichard Baileyはこのアルバムを最後にバンドを離れ、代わりに加入したMark Stanwayによって一気にMagnumは、幅広く受け入れられ易い、良い意味での「民衆的」なバンドになっていく。

↓追加されたボーナストラックより「KIngdom Of Madness」
スタジオヴァージョンより格段荒くなっているが、それが格好良い。

1.If I Could Live Forever
2.The Battle
3.Foolish Heart
4.In The Begining
5.Reborn
6.Changes
7.So Cold The Night
8.Lords Of Chaos

2014年01月14日

超過小評価の2nd、ジャケで損している 「Magnum U / MAGNUM」(Re-Issue)

img281.jpg1stの翌年に順調なペースで発表された2ndアルバムのリィシュー&リマス盤を購入。
1stは全英チャート58位まで上がるヒットになったが、この2ndはチャートインしなかったと言う事。
確かに1stのような派手なプログレ色は若干後退し、コンパクトにまとまった印象。
しかし、3rd(Chase The Dragon)以降よりは、かなりドラマティック度は高くプログレ寄りではある。
特に2.のChangesはポップでキャッチーながら、Rushっぽいキレのあるリズムが効いている名曲。
3.のThe BattleもうねるシンセやキーボードソロにRushのSubdivisionsを思い出す(judas私感)。
これで79年なのだから、かなり進んでいたと言えるかもしれない。
その要因の一つとして、初代キーボーディストでフルート奏者でもあるのRichard Baileyの「プログレマインド」がある様な気がする。
一般的に、Magnumのキーボディストと言えば「Chase The Dragon」以降加入した、Mark Stanwayという認識が強く、Mark加入後のメンバーが最強であるとされる事が多い。
トリッキーで派手で70年代のプログレキーボーディストのスタンスを踏襲したBaileyに比べ、Mark Stanway(名前からしていかにもキーボディストっぽい)は、バンド全体のアンサンブルを大切にし、サッカーで言えば「司令塔」的存在。
Journeyで言えば、Gregg Roliに比してのJonathan Cain的アプローチというか、殊更前面には出てこなが美麗なピアノイントロ等でバンドのサウンドカラーを決定づけるTony Banks的存在がMark Stanway。
勿論、私はBaileyもStanwayもどちらも好きだが、初代のBaileyが過小評価気味なのがやや残念。
img283.jpgこの2ndアルバムもRichar Baileyの様に過小評価されているのは、ジャケットがメッチャつまんない(というかジャケで音楽性が全く伝わらない)のも一因。
その為か、2006年のリイシュー時にロドニー・マシューズがジャケも描き下ろし(?)てくれていて、もしこれがオリジナルジャケだったら、この2ndの評価ももっと違っていたと思う。

↓Richard Baileyのセンス大爆発のThe Battle(Live Version)
ところどころのドラムのキメや、キーボドソロがRushっぽいと思うのは私だけ?
(79年の曲なので、Permanent WavesやSignalsよりも早い)

1. GREAT ADVENTURE
2. CHANGES
3. THE BATTLE
4. IF I COULD LIVE FOREVER
5. REBORN
6. SO COLD THE NIGHT
7. FOOLISH HEART
8. STAYING ALIVE
9. FIREBIRD
10. ALL OF MY LIFE
以下ボートラ
11. LONESOME STAR (7" Single B-Side)
12. CHANGES (REMIX VERSION)
13. Everybody Needs (7' Single B-Side)
14. Changes (Live 7" Single -Side)
15. Foolish Heart (Acoustic Version)

完成度の高いプログレハードの名盤 「Kingdom Of Madness / MAGNUM」('78)

img282.jpgMagnumが'78年に発表した1stアルバム。
現在、所有しているCDは1枚物で左のオリジナルジャケットの物だが、2006年のリイシュー盤は11曲のボーナストッラクを収録した2枚物で、ジャケットも米盤のもので異なる。
そちらもオーダーしてあるので到着したらまた詳しく紹介する予定。
以前、ロドニー・マシューズ3部作を中心に取り上げたが、今回は初期の3作を。
まず、1stにして「プログレハード」という語感に最も相応しい「Kingdom Of Madness」から。
1.の「In The Beginning」は、7分53秒の長尺曲でアコギの響きを上手く使いつつも、シンセ音が飛び交う立体的で複雑な構成の曲。
複雑とは言ったが、メロディはキャッチーで親しみ易く高揚感もある。
アルバム全般に言える事だが、Queenを思わせる華麗なコーラスワークが美しく、メロデイも美麗。
全ての曲はギタリストのTony Clarkinの手によるものだが、ギターが出しゃばり過ぎる事はなく、全体の完成度が高い。
3.は非常に英国らしい翳りと哀愁を持った泣ける曲で、ヴォーカルのBob Catleyの「英国声」にとてもマッチしている。
4.は、現在でもライブの重要なレパートリーで、リリカルなフルートの響きからハードなギターまで劇的な場面転換を持つ名曲。
収録曲すべてのグレードが高く、1stにして鉄壁の完成度を持つ素晴らしいアルバム。
リイシューの時、アメリカ盤のジャケが使用されたが、確かにオリジナルのジャケットの意味するところが分かり難い。
内容が最高なだけに、そこは少しだけ残念。

↓Queen的なコーラスが随所で聴かれるタイトルナンバー。

1. In The Beginning
2. Baby Rock Me
3. Universe
4. Kingdom Of Madness
5. All That Is Real
6. The Bringer
7. Invasion
8. Lord Of Chaos
9. All Come Together

2013年02月17日

3rdは「オルガン大活躍のハードロック」的な印象強し  「Floating / ELOY」 (Remastered and Bonus Tracks)

img138.jpgこのバンドもかつて「judasさん(ホントは本名で言われたが)、絶対ELOY好きですよね」と確信的に尋ねられた事があったが、何故かそれ程聴いてこなかった。
70年代ではアメリカやイギリスでさほど売れていないバンドの輸入盤はかなり入手が難しかった。
80年代になってNWOBHMが勃発した時、そのムーブメントにのって一瞬雑誌等でも以前より多く取り上げられたり、輸入盤も結構日本に入ってきたがその当時は他に魅力的なバンドが多すぎて70年代前半からやっているバンドにはあまり新鮮味が感じられずに放置してあった。
「ELOY」は、ドイツ(というより70年代に於いては「ジャーマン」と言った方がイメージし易かった)のサイケ&プログレバンドとしてはかなりの大御所という扱いのバンド。
以前紹介した「PROG-ROCK」のオムニバスに収録されていた「Madhouse」に引っかかるモノを感じ、この3rdアルバムにあたる「Floating」('73)のリマス+ボートラ盤を購入して初めてちゃんと向き合って聴いてみた。
彼等史上でも傑作と評される「Floating」だけあって、即転がった。
サイケ色が強く「Pink Floyd」等のプログレバンドを引き合いにだされる事が多いらしいが、私の第一印象としては初期Deep PurpleやUriah Heepのようなオルガンに引っ張られるハードロックに近いもの。
勿論ジャーマンロック特有の酩酊感のある反復リフもある。
この中毒性のある音には確かに、ハマると抜けだせなくなる危険性は大。
確かに「judasが絶対好きな筈」と周囲に思われるのは尤もな音だ。
長尺の「The Liht From Deeper Darkness」やボートラでライブヴァージョンが収録されている「Futeure City」が最も『ジャーマンプログレ&サイケ』に近い肌触りで、前述の「Madhouse」や「Floating」はHeepぽい「オルガンをフィーチャーしたハードロック」的な曲。
私が一番好きなのは、やや昭和狂的な『古臭い』リフと、ドラマティックで反復展開と立体的な構成が魅力的な「Castle In The Air」で、ボートラの同曲のライブも圧巻。
時期によってかなり完成度や音楽性にバラつきがある様だが、この3rdを聴いた時点ではかなりハマって、これから集めてみたくなるバンドではあった。
☆尚、年代や「ジャーマン」というイメージから籠ってモコモコした音を連想しがちだけど、リマスが素晴らしいのでソリッドでクッキリして聴き易い音になっている。

1. Floating
2. The Light From Deep Darkness
3. Castle In The Air
4. Plastic Girl
5. Madhouse
以下Bonus Tracks
6. Future City (Live)
7. Castle In The Air (Live)
8. Flying High (Live)

↓ハードロック的な冒頭部なのに、1分半頃から急にJethro Tullになったのち「対自核」の頃のHeepみたいになるのが面白い。
「ELOY」入門編にはこの曲あたりが一番適しているかも。
Uriah Heepファンにはオススメ。

2012年11月22日

コンパクト化しているが、内容は超充実  「On A Storyteller's Night / MAGNUM」

img097.jpgFMレコード移籍第一弾の'85年発表のスタジオ5thアルバムで、一般的に最高傑作とされる事が多い。
一曲一曲は確かに充実しているが、完成度が高すぎてプログレファンにはやや物足りないと感じる人が多いかも知れない。
確かに飛び道具としてのシンセが影を潜め、曲がコンパクト過ぎてダイナミズムが減少している事は否めない。
しかし「Just Like An Arrow」「All England's Eyes」「Steel Yor Heart」の様な、いわゆる産業ロック的楽曲の出来はすこぶる良い。
アルバム全体を見ると、アタマ3曲が図抜けて有名だが、「Endless Love」の胸をしめつける切ないメロは絶品で、MAGNUMでも有数の名曲。
バンドがいかにこのアルバムに自信を持っているかと言うと、「On A Storyteller's Night」発売直後のライブだったとは言え、Rver Session Liveでは「Steal Your Heart」以外全部プレー。
「Steel Your Heart」は超キャッチーなのに演奏されなかったのは不思議だけど。
前2作が私にとって余りにも強力だった為、一聴した印象は若干弱かったが聴き込む内にやはりゴロンゴロンと転がってしまった。
確かに「最高傑作」と推されるのも無理はない。
2010年にデモヴァージョン満載のDeluxe Edition(2枚組)が出ているがちょっと高いと思ったので、私が今回買ったのは、2002年にSanctuaryから出たヴァージョン(Tr.11に長時間のインタヴューが入っている)。
1. How Far Jerusalem
2. Just Like An Arrow
3. On A Storyteller's Night
4. Before First Light
5. Les Morts Dansant
6. Endless Love
7. Two Hearts
8. Steal Your Heart
9. All England's Eyes
10. The Last Dance
11.Interview

↓切ないメロに転がる「Endless love」


↓もし当時の人気L.Aメタルバンドがこの曲をやっていたら全米チャートNo.1になったかも知れない必殺のキラーチューン。恥も外聞もない程にキャッチー過ぎる!

2012年11月19日

『谷間』と思われがちだがこれまた超名曲揃い  「The Eleventh Hour / MAGNUM」(Digitally Remastered And 8 Bonus Tracks)

img096.jpg大名盤「Chase The Dragon」の次作にあたる、'83年発表のスタジオ4thアルバム。
この「Eleventh Hour」の次のアルバム「On A Storyteller's Night」が、評価も高くセールスも良かった為、「谷間」的イメージの強い作品。
確かに、ライブの定番曲は「The Prize」「The Word」くらいで、前後のアルバムの様に代表曲と言われるのが少ないのは事実。
しかし、緻密な構成の「The Prize」、美メロバラードの「The Word」、ハードエッジでNWOBHMの香りを持つ「The Great Disaster」、希望的メロが高揚感を生む「Young And Precious Souls」品性ある産業ロックと言える「Hit And Run」等、「The Spirit」や「Sacred Hour」の様な絶対的名曲はないかも知れないが、プログレハード色の濃い練り込まれた佳曲揃い。
私は「Chase The Dragon」と十分互角に戦える超名盤だと思う。
2005年リマス盤は「Chase The Dragon」と同じようにロドニー・マシューズの美麗ジャケのペーパースリーブに入っている。
このジャケのイラストは、色彩、デザイン共に素晴らしく、裏ジャケと続き絵になっていてファンタジックな世界に戦闘機の飛ぶ芸術性の高い作品だと思う。
また、ボートラはNWOBHM世代には懐かしい「Friday Rock Show」のライブを含む8曲。
これが今ならアマゾンでメチャ安なので、絶対に買い!
いや〜MAGNUMってホントにいいバンドですね!
img098.jpg

1. The Prize
2. Breakdown
3. The Great Disaster
4. Vicious Companions
5. So Far Away
6. Hit And Run
7. One Night Of Passion
8. The Word
9. Young And Precious Souls
10. Road To Paradise
以下ボートラ
11.The Word(Orchestral Version)
12.True Fine Love(Out Take)
BBC Firday Rock Show Session
13.The Prize
14.Breakdown
15.Vicious Companions
16.Road To Paradise

17.The Prize(Acoustic Version)
18.One Night Of Passion(Acoustic Version)

↓「Sacred Hour」に負けないドラマティックな名曲。
しかも独特の希望的メロディにより、非常に高揚感を得られる。

2012年11月15日

『The Spirt』と『Sacred Hour』だけではない珠玉の名曲集 ロドニー・マシューズ3部作?の始まり  「Chase The Dragon / MAGNUM」(Digitally Remastered And Expanded Edition)

img095.jpgライブアルバム「Marauder」をカウントしないと3rdにあたる「Chase The Dragon」のデジリマ+ボートラ盤をゲット。
この「Chase The Dragon」からいわゆる「ロドニー・マシューズ3部作」(judas勝手に命名)と言われる黄金期が始まる。
とにかく「The Spirit」と「Sacred Hour」が強力過ぎて他の曲にスポットが当たり難いが、どの曲も腸が捩じれる程の名曲揃い。
特に2曲目の「On The Edge Of The World」は美メロで高揚感があり、新加入で既に「マグナムサウンド」の要になっているキーボードのMark Stanwayと、ほぼ一人で曲を書いているギターのTony Clarkinのコンビネーションも素晴らしい。
ブリティッシュ・ロック史に残ると言っても良い「Sacred Hour」の美しくも哀しいピアノイントロと、「The Spirit」の渾身の泣き叫ぶギターソロには言うまでもなく転がりまくる。
ハードエッジなギターがカッコいい「Walking The Straight Line」、アコギと飛び交うシンセの対比が美しい「We All Play The Grave」、アルバムラストを飾る壮大でシンフォニックな「The Lights Burned Out」と、どれを取っても凄すぎる。
ちょっと運が良ければQUEENレベルの世界的なバンドになっていた可能性もなくはないが、そうはならなかったのはやはり「運」以外にも特別な何かが足りなかったのかも知れない。
だが、英国を始めヨーロッパ、また日本の一部ではQUEENに負けない熱狂的なファンが数多くいて、現在もバリバリに活躍中。
なんで私はこんなに私好みのバンドをリアルタイムで聴かなかったのだろう。
選曲の良いベストアルバムを持っていたのに、もっともっとハマリ込んで聴けば良かった。

いや〜、MAGNUMってホントにいいバンドですね

1.Soldier Of The Line
2.On The Edge Of The World
3.The Spirit
4.Sacred Hour
5.Waliking The Straight Line
6.We All Play The Game
7.The Teacher
8.The Lights Burned Out
以下ボートラ
9.Back To Earth(single A-side)
10.Hold Back Your Love(single B-side)
11.Soldier Of The Line(Live)
12.Sacre Hour(Live)
13.Long Days,Black Nights(single B-side)
14.The Lights Burned Out(Original Version)
15.The Spirit(Live)
16.Soldsier Of The Line(acoustic Version)
2枚組シングル「Back To Earth」収録曲を中心にしたボートラ群も、本編に遜色なく素晴らしい。
ほんとお得なリマス盤だ。

2012年11月08日

絶頂期ならではのアレンジの妙味が聴きどころ  「The Spirit / MAGNUM」('91)

img090.jpg「The River Session Live」に続いて、数多く出ているMAGNUMのライブアルバムの中で最も評価が高いとされる「The Spirit」も到着。
これは、91年発表で、キャリア中最も成功したポリドール期の4作目にあたるアルバム。
ポリードル1作目は、Queenのロジャー・テイラー・プロデュースの「Vigilante」
いわゆる「産業ロック」的アプローチの曲が多く、古くからのファンには評判が良くないがユニコーンの美麗ジャケと相まってそこそこのヒットを記録。
続く「Wings Of Heaven」は英国内では5位まで上がるMAGNUM最大のヒット作で、ユーロッパ圏での地位を確立した。
次作「Goodnight L.A」も英国ではヒット。
その状況に於いて行われたUK&ヨーロッパツアー中に録られたライだけあって、観客の反応が素晴らしい。
アコースティック・アレンジされた「The Spirit」で大合唱になり、スタジオテイクと同じアレンジに戻った時の大歓声が凄すぎて感動する。
この「The Spirit」だけではなく、MAGNUM最高の名曲「Sacred Hour」も、スタジオテイクよりも、ドラマティックなアレンジが施され(悪く言えば大仰)、商業的に成功しアリーナー・ツアーを数多くこなしてきた貫禄を感じさせる。
他の曲も、観客とのコミニケーションを前面に出した大会場用ヴァージョン(?)にシフトチェンジされていて、バンドのアレンジ能力の高さがよくわかる。
ライブアルバムが多く出ている訳だ。
ゴージャスな雰囲気とドラマティックなアレンジを楽しみたい向きにはこの「The Spirit」、『生』な演奏の魅力に触れたい人には「The Rive Session」をオススメする。
1. Introduction
2. Vigilante
3. Days Of No Trust
4. Mama
5. Need A Lotta Love
6. Pray For The Day
7. Les Morts Dansant
8. Reckless Man
9. How Far Jerusalem
10. Spirit
11. On A Storyteller's Night
12. Rockin' Chair
13. Kingdom Of Madness
14. Sacred Hour
15. When The World Comes Down

↓1988年という絶頂期のライブから、彼等最大のヒット曲「Days Of No Trust」
「アリナーナロックに成り果てた」と初期のプログレハードファンを落胆させたが、私はこれも大好き。
英国の香りとアメリカ風味のブレンドが絶妙。
MAGNUMのほぼ全曲を作っているギターのTony Clarkinのユダヤ教徒の様なルックス(決してZZ.TOPのパクリではない)が、メチャ格好良い。

2012年11月04日

先ずは、英国版King Biscuit Flower Hour的なライブ盤で転がる 「The River Sessions / MAGNUM」

img084.jpg【「絶対にオマエ好みだ」と言われながら何故か今までハマってこなかったバンドにハマり直してみようシリーズ】の為にオーダーしたMAGNUMのCDのうち「The River Sessions」のライブ盤が到着。
私はこれから攻略して行こうと思ったアーティストは、先ずライブ盤を購入する事が多い(MAGNUMの場合あまり聴いてなかったベスト等、何枚か既に持ってたが)。
これは6thアルバム「On A Story Tellers Night」発売直後のライブで、「The River Sessons」とは、以前もClassix Nouveaux」のところで紹介したラジオ番組用に収録した音源。
「King Biscuit Flower Hour」の英国版みたいなものらしい。
ちなみに「The River Sessions」のラインナップには、NazarethやCulture Club,Gillan,Pallsあたりの「流石イギリス!」というバンドがあって、いつかはそれらもゲットしたい。
このMAGNUMのものは録音状態も演奏もとても素晴らしく、彼らのの実力と魅力が十分堪能できる。
当然「On A Story Tellers Night」からの曲が中心だが(10曲中9曲!を演奏)、The Spirit,Sacred Hour,Kingom Of Madness、Changesと言ったそれ以前のアルバムからの「外せない曲」もキチンと収録されており、まさにこれ以上は望めないくらいのベスト選曲と言えよう。
MAGNUMのライブ盤は、相当数出ている様だが、まずはこの「The River Sessions」を入手して成功だったと思う。
1.Before First light
2.The Spirit
3.All England's Eyes
4.The Lights Burned Out
5.Endless Love
6.How Far Jerusalem
7.On A Story Telles Nght
8.The Prize
9.Les Morts Dansant
10.Just Like An Arrow
11.Two Hearts
12.Soldier Of The Line
13.Changes
14.Kingdom Of Madness
15.Sacred Hour
16.The Last Dance

↓市販されてる1985年のライブDVDより一部。
特に32分30秒あたりから始まるEndless Loveが大好き。

2012年11月03日

ロドニー・マシューズの美麗ジャケなのにド廃盤のベスト 「Mirador / MAGNUM」('87)

img085.jpg【「絶対にオマエ好みだ」と言われながら何故か今までハマってこなかったバンドにハマり直してみようシリーズ】(?)の第1弾は、英国の至宝と言われた「MAGNUM」
アナログ時代にロジャー・テイラー(Queen)プロデュースの「Vigiante」は買ったし、CDでも表題の「Mirador」と最大のヒットになったという「Wings Of Heavn」も持っているのに、何故かハマってこなかった。
3rdアルバムに当たるライブ盤「Marauder」がNWOBHM期に紹介されていたので、NWOBHMバンドの一つと言う認識が強かったが、上記のアルバム達はちょっと期待したものと違った。
周囲から「MAGNUMは絶対オマエ好み!」としつこく言われたのに、放置してしまった。
ただ、4thアルバム収録の「The Spirit」は当時、友人に録ってもらっていて、技巧的ではないがエモーショナルなギターソロが印象に残っていた。
で、最近YouTubeでたまたまMagnumのライブを観たら、また音源を集めたくなったので、ちょっとまとめてオーダーしてみようと思った。
80年代にCDで買った表題のベスト盤「Mirador」は、現在アマゾンでは入手出来なさそうだ(とは言え、他のベスト盤は無数に出ている)。
Jet Record及びFM Record期からのセレクトで聴き直すとどれも、確かに私のツボ!
昔、MAGNUMを聴こうと思った頃に他に魅力的なバンドが沢山居過ぎた為に、放置状態になってしまったがこれを期にもう一度MAGNUMにハマり直してみようと思う。
前述の「The Spirit」は勿論、MAGNUM最高の名曲と評価される「Sacred Hour」、初期のプログレ度が高い「In The Begining」「Kingdom Of Madness」に特に転がっている。
1.Just Like An Arrow
2.Soldier Of The Line
3.Changes  
4.Sacred Hour
5.Great Adventure
6.The Lights Burned Out
7.In The Begining
8.How Far Jerusalem
9.The Spirt
10.The Word
11.The Prize
12.Kingdom Of Madness
13.If I Could Live Forever
14.Lords Of Chaos
15.On A Storytellers Night

↓「The Spirit」は最近アコースティックでばかり演奏されていて、オリジナルのヴァージョンが見つからなかった。
Edguyというメロディックスピードメタルバンドが結構忠実にカバーしているのでこちらをアップ。
但し、ギターソロはあまりにも手抜き。


↓「Sacred Hour」は全盛時のライブヴァージョンがあった。
私が、Tony Banksの後継者?として評価するキーボードのMark Stanwayが、4thから加入して初めてこういうタイプの曲が可能になった。
Magnumで最も人気がある曲かも知れない。