2007年11月25日

こんなに良いとは思わなかった「WETTON MANZANERA」

img015.jpg10月に、ジョン・ウェットン関係の紙ジャケが数枚リリースされた。
ウェットン関連の最高傑作(judas私感)の1stフルレンスソロ「Caught In The Crossfire」も、当初リリースの予定だったのだが土壇場で発売中止。
何故だ?
売れそうにないから?
エイジア以降の作品でないとダメなのか。
で、しょうがないんで?この「ウエットン・マンザネラ」の紙ジャケを買った。
実は、これも「未聴の名盤」だった。
エイジアが失速し始めた85年頃から制作され始め、87年の初頭に出た。
当時、私周辺では「つまらない」という評判で、「マンザネラ?地味ー」という私の先入観もあり、ゲットしなかったが、今回は1stの代替という何かの縁で入手する事になった。
確かに、最初聴いたときの印象は、特に華々しい物では無かった。
しかし、回を重ねる毎にどんどんハマってきた。
前述の1stソロと同じパターン。
スケールは決して大きくないが、非常にカッチリまとまっている珠玉の名曲集。
これは、転がった。
「エイジア+ロキシー」としか言いようの無い「It's Just Love」や「Do It Again」も良いし、「Caught In The Crossfire」に近いコンパクトで密度の濃いポップなウエットン節満載な曲も最高。
ウエットン作品は、大仰で派手な曲も勿論良いけど、コンパクトに集約された曲も大好き。
周知の通り、マンザネラはソロプレーより、浮遊感のあるバッキングが持ち味で、このアルバムでもウエットンの素晴らしいヴォーカルを見事にサポートしている。
アナログ時に収録されていなくって、97年にCDが再発された際に追加された「Talk To Me」という曲が、またポップで転がる。
なんと、ウエットン・マンザネラと共に、D.ギルモアも共作者としてクレジットされている(特にギルモア色はないが)。
それと、ジャケットも良く見るといい味出してるかも。

2006年08月04日

All The Young Dudes / Mott The Hoople

Mott The Hoopleは、ネットをやるようになってから、好きになったバンド。
「Mott」と「The Hoople」は以前から持っていたが、あんまり聴きこんでいなかった。
ところが、ネット上での支持が余りに高い為、聴き直したらハマってしまった。
ヘナチョコっぽいんだけど、ハートがあるっていう感じ。
最近買ったLIVE「華麗なる煽動者」では完全にノックアウトされたし、アイランド時代のBBCライブ音源も買って転がった。
それなのに、超有名な「すべての若き野郎ども」は持っていなくて、当然アルバムとして通して聴いた事がない。
後にメンバー達が、ボウイ主導のこのアルバムを良く思ってないような発言をしていた事も原因の一つかもしれない。

????????.jpgしかし、持っていないのはマズイだろうという事で、実はごく最近ネットでオーダーしてあった。
HMVお得意の「3枚買うと20%オフ」というヤツだ。
もともとは、元クラシックス・ヌヴォーのサル・ソロのソロアルバムが、待望のCD化をされたという事で、それをオーダーしたのが切っ掛け。
そして、クラシックス・ヌヴォー本体のライブもついでに、オーダー。
すると、あと一枚買うとお得な事に気が付き「すべての若き野郎ども」も抱き合わせでオーダー。
遂に歴史的有名盤をゲット!
と思いきや、この「すべての若き野郎ども」だけが入荷困難というメールが来てしまった。
「にゅうかこんなああん??」
なんでこんな有名盤が?
多分私がオーダーした型番の輸入盤が廃盤にでもなっていたのかもしれない。
サル・ソロの方がよっぽど困難かと思ってたのに、こんな事ってあるのだろうか?
とにかく、ここでサル・ソロのソロを逃す訳にはいかないので、「すべての〜」だけキャンセルして残り2枚で送ってもらう事にした(先方の都合で3枚揃わなかったので「20%オフ」は適用される)。
いやいや、やっぱ縁が無いのかも。

ただ、オーダーした後に知ったのだけど、Mott The HoopleとIan Hunterのソロの一部が紙ジャケ化されたそう。
そっちを買いなさい、という天の思し召しかもしれない。

2006年06月22日

「まだ聴いていないこの一枚」 明日なき暴走 / ブルース・スプリングスティーン

先日の「まだ聴いていないこの一枚」の「地中海の伝説/マウロ・パガーニ」は、若者程「持ってる率」が高いのは何故だ。
「若き沖縄のフリップ翁」こと、ののまる。さんの詳細なレビューを読んで、遂に私も年貢の納め時とばかりに、アマゾンにオーダーしようと思った。
確か、ちょびっと安いし、24時間以内に発送だった筈。
えいやっと。
あれ、24時間以内じゃないぞ。
確か、昨日までは「在庫2点あり、お早めに」って書いてあったのに。
くそー、遅かった。
すぐに聴きたいぞ、3、4日も待つんならいいや。
やーめた。
と、こうやって未聴の名盤は、依然として未聴のまま。


で、今日の「まだ聴いていないこの一枚」は、
「明日なき暴走 / ブルース・スプリングスティーン」('75)

明日なきボス王ご存知の通り(?)、私は特にブルース・スプリングスティーンや、ストレートなアメリカンロックの大ファンという訳ではないが、このアルバムのタイトル曲だけには転がった。
中学生の頃、「ランナウェイズ」か「スージー・クアトロ」を買うつもりでレコード屋へ行って「明日なき暴走」のシングル盤を買った記憶がある。
キラキラした導入部から、テンポ良く突っ走って来て「One,Two,Three,Four!」の掛け声でクライマックスを迎える。
ムチャクチャカッコいー曲だと思った。
アルバムも聴きたいと思ったが、その後のシングルなどは私の期待に応えるものではなくって、だんだん彼から興味を失ってしまった。
私の中では、ブルース・スプリングスティーンは「明日なき暴走」一曲の人で、ある意味「ザ・ナック」とかと同じ様に一発屋だった(危険発言)。
で、永い時は過ぎ、この前の「キャデラック・ランチ」騒動(?)で、初めて彼のアルバムを通して聴く事になった(数年ぶりにCDをレンタしたのだ)。
「The River」という2枚組で、不思議と思ったよりも聴けた。
何曲かは、凄くカッコよくて、ハマった。
昔よりも自分が設定しているハードルが低くなったのか、以前は全然聴けなかったアーティストがどんどん聴けるようになっている。
良い事なのか、悪い事なのかは分らないけど。

で、たまたまウチの奥さんが、こんなのを見つけた。
私よりもずっと米国音楽に造詣の深い彼女だが、やはり何故だか「まだ聴いていない一枚」だったそう。
こういうのが、パガーニと違って「縁」のあるなしの差なのかもしれないが、急転直下で話はまとまり、公的資金(平たく言えば、judas家の家計)を投入して、オーダーしてしまった(笑)。
もう数日すると「まだ聴いていない一枚」ではなくなる。

『ボブ・ディラン・フォロワーから出発した彼が打ち立てた、アメリカンロックの金字塔。強いアメリカばかりではなく、病んだ貧しいアメリカをも歌った歴史的名盤。彼の虜になった人々は数知れない。内容だけではなく、どれくらいパクラれたか分らないジャケットも歴史的名作といえよう。』といったところか。
The Riverを聴いたら、あまり尾崎豊を知らないのに尾崎に似てると思った。
逆なのかも知れないけど。

2006年06月20日

「まだ聴いていないこの一枚」 地中海の伝説 / マウロ・パガーニ

たびたび名前を出してご本人には申し訳ないのだが、いつもながら素晴らしい文章を書かれているので引用させて頂く。
普通なら「本当に、このアルバムの素晴らしさを的確に描写している」と絶賛したいところなのだが、実は私はまだこの「地中海の伝説」を聴いていないのだ。
ネット上で私の趣味嗜好を少しでも御存知の方なら「え、まだコレを聴いてないの!?」と
驚かれることだろうが紛れもない事実。
聴けば良いのは絶対判っている。
「セレブレーションを思わせる祝祭的で人懐っこい曲はないものの、民族楽器の美しい響きを生かし、地中海音楽とロックの融合を高い次元で表現している」という的外れかもしれない未聴レビュー(?)まで書ける程だ。
初めの頃は、縁が無かったというか、買おうと思ったら無かったり、いつでも買えるからレアなものを優先したりとか、土壇場で違うものを買ったりする場合が多かったが、最近では「意識的に買っていない」という状態に近い。
というのも、正直言って「聴いてしまうのが勿体無い」のだ。
「聴かない方がよっぽど勿体無い」という意見の方が間違いなく正論なのだけど、「大好物は最後にとっておいて食べる子供」的な私としては「楽しみ」はできるだけとっておきたい。

例えば「私ってまだJudas Priestを聴いていないんですよねー」という人がいたら、私は、怒るというよりむしろ羨ましくてしょうがない。
「運命の翼」の劇的なツインギターとハイトーンに身悶えし、「ステンドクラス」の構築美に感動し、「ブリティッシュ・スティール」の装飾を剥ぎ取った鋭利な姿に打ち震えるという「喜び」を、まだ全く残しているからだ。
同意される方は少ないと思うが「聴いてしまう勿体無さ」というのもあると私は思っている。
とは言え、このご時世、いつ何時エレベーターに挟まれたり、乗った豪華客船が(まず乗らないが)転覆したりするかもしれないので、聴ける機会があればなるべく聴くに越した事はないのかも。

昔から「紙ジャケになったらいい切っ掛けだから買おう」と思っていた「地中海の伝説」も紙ジャケになっているではないか。
流石にこの辺が潮時か。
マウロ・パガーニ~地中海の伝説(紙ジャケット仕様)


これに限らず「え、アノ名盤を聴いていなかったのか!」と皆様が驚くアルバムがまだまだあるので、「未聴アルバムレビュー」として今後シリーズ化していく、という前人未到(?)のアホなことをやろうと思ってます。