2017年01月03日

「踏切時間 / 里好」単行本第1巻発売! 踏切の待ち時間に起こるドラマを描いた、登場人物が再登場するオムバス 形式の凝ったマンガ

img082.jpg【ネタバレあり】
ここ最近では最も私が入れ込んでいる「私の少年 / 高野ひと深」読みたさに掲載誌の「月刊アクション」(双葉社刊)を毎月買っているが、「月刊アクション」の中でちょっと気に入った作品のひとつがこの「里好」の「踏切時間」だった。
長い踏切を待つ間に起こる「ドラマ」を描いた毎号16ページ程度のショートストーリーのオムニバス形式で、毎号2話が掲載される事が多い。
しかも、何号かの時差を置いて過去の登場人物達が再登場してくるという、立体的?な構成になっている。
中でも私がお気に入りなのは「真島さんはエロい」シリーズの真島さんと田西クン。
真島さんは、物憂げで肉付きがよくってスカートが短い。
その上フランクで誰でも分け隔てなく接してくれる。
長い踏み切りを待つ間に真島さんの後ろに立って悶々とする谷西クンがとてもキュート。
また、これはひとつの号に連続して掲載されたのだけれども、高校の映画部の部長と女子部員の10年に渡るラブストーリーを描いた(と言っても純愛ものというよりはギャグマンガ?)「16:9の四角の中のA-Part」とその10年後の「B-Part」が好き。
絵柄は典型的今風の「萌え」系なのだけれど、物語の構成、見せ方が非常に素晴らしい。
「私の少年」がなければこの「踏切時間」の掲載誌の「月刊アクション」を買うこともなかったので、まずは「高野ひと深」に感謝。
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2017年01月01日

「校舎の天では悪魔が嗤っている / 蜂屋あいet小山鹿梨子」単行本第1巻発売! 今作の舞台は「昭和45年」 どの様に前作「校舎うら」に繋げるのか非常に楽しみ!

img080.jpg【ネタバレあり】
これも例によって書店の平台で初めて知って購入した作品。
決め手になったのは何といっても作者クレジットにあった「蜂屋あい」という名前のインパクト!
これは以前書いた「校舎のうらには天使が埋められている」(に登場した、熾烈ないじめを先導した「悪のヒロイン」の名前なのだ。
タイトルを見た時には気が付かなかったのだけれど「蜂屋あい」の文字を見た瞬間、これはあの「校舎うら」の続篇なのだと悟った。
と言うことはまたあの残酷な「いじめ」が繰り広げられるのか、と思ったら一瞬躊躇したけれど「蜂屋あい」の名前の吸引力に負けて購入してしまった。
作者クレジットの「蜂屋あいet小山鹿梨子」は2人のユニットという事(etはフランス語でandの位)で、事実上は「小山鹿梨子」の単独作品(当たり前)。
で、今回の舞台は昭和45年なので「校舎うら」よりも随分前で、本作の登場人物の「蜂屋安寿」がこの時点では高校生であり、ひょっとして「蜂屋あい」のおばあちゃん(ひょっとして歳の離れた母親)なのだろうか。
今回のメインターゲットは「近野航」という男子で、わざわざ時代設定を昭和にしたのはこの「航」が「蜂屋あい」の父親(おじいさん?)になるからなのかも知れない。
まさか、「校舎うら」がここまでの「大河ドラマ」的展開を見せるとは思わなかった。
今作は「いじめ」というよりも、殺害を目的とした(?)もっとスケールの大きい組織的攻撃で「恐怖」という点ではやや後退しているが、どのようの「校舎うら」につながるのかという興味で、この先が非常に楽しみ。
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2016年12月29日

「春の呪い / 小西明日翔」最新&完結第2巻発売! 姉と彼氏の仲を激しく嫉妬する死期の近い「春」の怨念が圧巻。

img077.jpg【ネタバレあり】
今年の6月に第1巻を平台でたまたま見つけて、すっかりハマって第2巻を心待ちにしていた。
絵柄の好き嫌いは大きく分かれると思われるが、人の業の深さ(?)を知り得る、意外に奥の深い作品だった。
まさか「このマンガがすごい!2017」(オンナ編)の2位に入る程の人気を得るとは全く思わなかったけれども。

病気で死んだ妹「春」の彼氏と付き合い始めた「夏美」は、妹への罪悪感とその彼氏「冬吾」への思いに悩む。
「冬吾」は当初から、親の薦めた「春」よりも姉の「夏美」に興味があった。
「夏美」も好きな(愛している?)妹の「春」を自分から奪って行く憎い男、と思いながらも「冬吾」が気になっていた。
第2巻では「夏美」が、「春」が仮名で生前アップしていたと思われるSNSを発見する。
「春」は入院中から「夏美」と「冬吾」がお互いに好意を持ち合っている事に気付き悩む。
SNSには「姉を地獄に道連れにしてでも、彼には生きて幸せになってい欲しい」と書き込む程、嫉妬に苦しんでいた。
そんな時「冬吾」が交通事故に合い、「夏美」は病院に駆けつけ自分の気持ちを偽れなくなり二人は、背徳感に苛まれながらも愛し合う。
普通なら、自分の死後姉に付き合っていた彼氏を取られる「春」に読者の同情が集まりそうなものだが、余りに嫉妬が強くて、姉の「夏美」に感情移入してしまう。
よくある題材ながら、絵柄の特殊さ(?)も相まってメッチャ引き込まれた。
たまたま平台で見つけた割には大収穫だった(好みは分かれると思うが)。
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2016年12月25日

【私の少年 / 高野ひと深】の最新第10話「欲しいもの」掲載  「月刊アクション2月号」購入! 

img078.jpg【ネタバレあり】
掲載誌の「月刊アクション」の1月号で休載した為に、最新2月号で久しぶりに「私の少年」の第10話を読む事が出来た。
今や、最も続きが楽しみなマンガのトップに君臨していると言っても過言ではない。
発売されたばかりの単行本の第2巻のところでも書いたが、私が平台でたまたま見つけた「私の少年」が「このマンガがすごい!2017」のオトコ編の2位にランキングされる程の大ヒット作になってしまった。
最新第10話では、更にお互いの気持ちが近づき合う。
父親の命令でサッカークラブを辞めてしまった「真修」は、今後も「聡子」が練習を続けてくれる事を知って心の底からほっとして、つい聡子の膝枕で寝てしまう。
また聡子は、最新話のタイトルになっている様に真修に「欲しいもの」を訊くと、真修は「背が欲しいです!」と答える。
その理由は「今より背が高くなって車とか乗れるようになったら聡子さんとどこにも行ける」という事で、聡子は真修との未来を本気で意識するようになる。
img079.jpg順調に(?)2人の気持ちが盛り上がって行きそうな展開に突入するのだが、ラストに遂に真修の父親と聡子が対面する。
いよいよ、直接対決が始まってしまうのか、というトコでヒキ。

他の掲載作品では、以前から私が面白いと言っていた「踏切時間」の単行本第1巻が発売された。
今月号に掲載された最新話はそれ程面白かった訳ではないが、単行本も即購入してしまった。
これについてはまた後日。


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2016年12月23日

「バーナード嬢曰く。 / 施川ユウキ」最新第3巻まで読破!コアな「SF」「ミステリー」マニア達も同意するであろう洞察が見事、近作では友情にもウエイトが置かれ始めた。

IMG_1754.JPG【ネタバレあり】
10月期から「テレ玉」などのUHF系で5分間のショートアニメ放送が始まっている「バーナード嬢曰く。」(一迅社刊)の既刊3巻を購入。
以前から、マンガのひとコマをフィーチャーした表紙は平台では目立っていたのだけれど、買う切っ掛けになったのは、第1巻の裏表紙で「ディックが死んで30年だぞ!今更初訳される話がおもしろいワケないだろ!」というフキダシでフィリップ・K・ディックの名前を見た時。
これはかなりなSFファンが読んでも大丈夫なのかも知れないと思い購入。
勿論、SFだけではなく洋の東西を問わず過去の名作と呼ばれる作品や、話題になった作品(水嶋ヒロのKAGEROU)も取り上げている。
中でも「SF」「ミステリー(ホームズものが多いが)」についての話が多く、しかも「読者あるある」がかなり的確で私も同意できるものが多かった。
出版社が違うのにあの「SFマガジン」でも取り上げられ、表紙に異例の大抜擢をされた事もある。
最近では、文学作品の紹介や揶揄やツッコミに加えて「バーナード嬢こと町田佐さわ子」(バーナード嬢というネーミングは英国の有名作家「バーナード・ショウ」から取られている)と、その周辺の「神林しおり」(SFファン)、「長谷川スミカ」(シャーロキアン)の歪んだ(?)友情が、「私がもてないのはどう考えてもお前らが悪い」の様にフィーチャーされてきて、より面白くなってきた。
ただし「月刊ComicREX」に一話数ページの連載の為、単行本が一冊でるのに14〜16ヶ月かかるが残念。
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2016年12月21日

「私の少年 / 高野ひと深」単行本最新第2巻発売! 私の第一印象通りの大ヒット!

img075.jpg【ネタバレあり】
今年の7月に「平台ハンティング」をしていた時にアオリ文に惹かれて偶然買った「私の少年」が、今や大ブレイクを果たし「このマンガがすごい!2017」(オトコ編)の第2位にランクインしてしまった。
第1巻を読んだ後にあまりの物語作りの上手さに転がり、掲載誌の「月刊アクション」(双葉社)を毎月購読するに至った程私をトリコにしただけの事はある!
一つの作品の為に「掲載誌」を毎月買うようになったのは「ハイスコアガール」の「月刊ビッグガンガン」(スクエニ)以来の事。
そこまで入れ込んでしまったマンガだ。
1巻のところでも書いたけれど、小学生と三十路女というカップリング(?)で「奇を衒った」だけではなく、何故「この登場人物がこのように感じ、このように動いたか」が非常に良く描かれている部分に惹かれてしまったからだと思う。
最新第2巻の内容は過去に「月刊アクション」掲載の「7話」「8話」「9話」を取り上げた時に触れたのであまり詳しくは書かないが、2人の仲がどんどん接近して来ている。
その2人にとっての今現在の「要注意人物」は、真修がかつて所属したサッカークラブのマネージャーでクラスメイトの「菜緒」と、聡子の同僚で学生時代の元彼「椎川」。
やはり、自分の好きな(?)人が非常に不自然な人(笑)と、仲良くしている様子を見るとメッチャ気になるらしい。
兎にも角にも、ここまで人気が出てしまって超小心者の「高野ひと深」は大変なプレッシャーを受けているだろうけれど、今のところは完璧なストーリー展開だと思う。
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2016年12月19日

「ゴールデンカムイ / 野田サトル」最新第9巻まで読破! 登場人物全てのキャラが立っている大エンターテイメントマンガ

IMG_1763.JPG
【ネタバレあり】
昨年の「このマンガ〜」オトコ編第2位で、2016年のマンガ大賞受賞作の「ゴールデンカムイ」の既刊8巻を購入。
当然、以前から名前は知っていたのだけれども、絵柄がイマイチ好みではなかったのと舞台の時代が古そうだったのでスルーしていた。
しかし、だんだんと読みたい物が無くなってきた事で取り合えず、昨年の「このマンガがすごい!2016」オトコ編2位にして「マンガ大賞」受賞作も読んでおこう、という事で最新第9巻まで購入。
当初は、前評判程の面白さはあまり感じなかった。
主役である「不死身の杉元」と、アイヌの少女「アシリパ」さんが、金塊を探して旅を続けるのだが、不必要と思われる「アイヌうんちく」が多すぎて物語の進行の妨げになっている様な気がしていた。
ただし、話が進むにつれて金塊の隠し場所を入れ墨された「脱獄囚」達と、旧屯田兵の「第七師団」等の三つ巴、四つ巴の複雑な争奪戦、史上最悪の獣害を元にした名作小説「羆嵐 / 吉村昭」に出てくる超巨大ヒグマを連想させるクマや、当時でも絶滅したとされていた「エゾオオカミ」、アイヌの料理、競馬、土方歳三、永倉新八、など豪華絢爛(?)な展開に引き込まれ始めた。
大量に出てくる登場人物たちも全て(と言っても良い位)キャラが立っている。
最新第9巻で遂に表紙をゲットした「脱獄王 白石由竹」(時代は違うが「脱獄王」と呼ばれたモデルがいるそう)を始め、メチャクチャ強い「不敗の牛山」、本当は老医師なのだが「同物同治」(胃が悪い人は動物の胃を食べると治る)の効果なのか見事に若い女性に変装している「家永カノ」、当初はインチキだと思われていたが、競馬を的中させるなど本物の力を持った美人占い師の「インカㇻマッ」(アイヌ語で「見る女」という意味らしい)など、素晴らしいキャラクター揃いで、かなり内容の濃いスピンオフが作れるであろう。
冒険、謎解き、グルメ、アイヌ文化等、欲張りなまでに様々な要素がブッ込まれている、芳醇な大エンターテイメントマンガだと思う。
posted by judas at 23:40| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月10日

実は結構気に入ってしまっていた  「ぼくは明日、昨日のきみとデートする / 原作:月隆文、漫画:大谷紀子」待望の最新第2巻発売!

img074.jpg【ネタバレあり】
1巻を読んだ時に「すくってごらん」や「おとむらいさん」の大谷紀子の画力の貢献が大きいと書いた「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」の最新第2巻が発売された。
以前、内容についてはあんまり評価していない様な事を書いていたが、実は読み返す度に面白くなり2巻がとても楽しみなっていた。
2巻後半ではついに「福寿愛美」が「自分はこの世界の隣の別の世界から来た」とカミングアウトする。
当然、初めは信じなかった「南山高寿」だが、10歳の時にあるオバさん(30歳の愛美)から渡された箱の中身に現在の自分と愛美の姿が写った写真が入っていた事により、愛美のいう事を信じる。
「愛美の世界はこの世界とは時間が逆に流れる」と言う説明がイマイチ分かり難いと言うか(タイムスリップしたり、若返る訳ではないらしい)説得力がないのだけれど、私は細かい事は気にしない(笑)。
とにかく、そんなものだと思って単純に楽しむ事に。
カミングアウトが始まったのでもうクライマックスだと思いきや、この2巻でも完結はせず次巻に続いていく。
続きが早く読みたいのなら、原作の文庫本を読めばよいのだろうけど、やっぱマンガで読みたいので3巻を待つ。
かねてから映画化が発表されており、いよいよ12/17に福士蒼汰と小松菜奈(この女優さんは「黒崎君の言いなりになんてならない」「バクマン」等マンガ原作の映画に出まくっている)主演で公開される。
現在でもTVCMが大量にオンエアされているので、映画の方も大ヒットしそうだ。
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2016年11月29日

「アルスラーン戦記 / 漫画:荒川弘 原作:田中芳樹」最新第6巻発売!

img067.jpg【ネタバレあり】
父親の介護の為に「銀の匙」が休載になっている「荒川弘」の「アルスラーン戦記」の最新第7巻が発売された。
「銀の匙」と違い、原作があり作画のみ(それでも大変だが)とか、アニメ化という事もあり、こちらは何とか連載を続けていた様(掲載誌の「別冊少年マガジン」を優先したのかも知れないが)。
1〜5巻を読んだ時はそれ程引き込まれなかったが、今巻はかなり進展があって面白かった。
「ダリューン」「ナルサス」「キシュワード」「ファランギース」「エラム」「ギーヴ」など、、RPGゲームで言うところの「アルスラーン殿下」の「仲間」が揃ってきて(しかも各々のキャラや役割もしっかり差別化できている)、話も動いてきた。
勿論、ストーリーは「原作」があるのだが、「面白さ」はマンガ家の力量も大きく関係していると思う。
やはり「荒川弘」は凄いと思う。
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2016年11月27日

大野さんが可哀想過ぎる 大野さんVS小春本格化 「ハイスコアガール最新話 45Credit / 月刊ビッグガンガン2016 Vol.12発売」あらすじ&感想 「すばる先生」は完全に「紫織」を喰ってしまっている。

【ネタバレあり】
img069.jpg約2年のブランクから復活した後、休載もなく順調に掲載されている「ハイスコアーガール」の最新話。
再開後は、ハルオを巡っての「大野さんVS小春」のバトルがメイン。
大野さんファンで、ハルオと大野さんのキュンキュンする様な関係の進展を望んでいる読者は、小春が邪魔でしょうがないと思うが、意外と「小春ファン」の方が「大野さんファン」よりも多いのかも知れない。
小春が所属する「溝の口勢」と、ハルオが所属する「渋谷勢」との対決の最中に二人は抜け出す。
ホテル(布団のあるところ)に誘う小春に対してハルオは当然乗らないが、翌朝たまらずハルオに抱きついているところを、やはり渋谷で夜を明かしたであろう「大野さん」が目撃するところでヒキ。
img073.jpg一度直接対決に負けて吹っ切れた様だった小春なのに、連載復活後の小春が非常に積極的にハルオに迫るのが若干の違和感があるのだが、例の騒動で連載がストップしていた2年間を考えると、どの様な展開であっても読める事に感謝しなくてはならない。
その他の連載物としてはやはり「SHIORI EXPERIENCE-ジミなわたしとヘンなおじさん」が面白い。
メンバー集めや、曲作りやアレンジ等のリアルな厳しさをじっくり時間を掛けて訴える一方で、ジミヘン、カートコバーン等「27クラブ」の亡霊(?)が生身の人間に乗り移ったりする。
「現実の厳しさ」に時間を割きすぎて物語が停滞しているが、ようやくサックスの「井鈴」が戦列復帰。
その「井鈴」をしごき抜いて、なんとか使い物にしたのが、連載当初はヒールだった「吹奏楽部」の顧問の「すばる先生」
作者は、この「すばる先生」に非常に感情移入しているようで、今や主役(だった筈)の「本田紫織先生」を喰ってしまう勢いだ。
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2016年11月23日

読者人気は「桧山」の方がずっと高そう 完結の次巻の告白は絶対報われないだろうけど 「ぽちゃまに / 平間要」最新第7巻

img066.jpg【ネタバレあり】
前巻の第6巻から約8ヶ月という気の遠くなる様な(?)インターバルを経て、ようやく最新第7巻が発売。
その7巻のところでも書いたが掲載誌が変わった為か「説明的」な部分が多く新展開はあまり無かったが、今巻はかなり盛沢山。
「田上」と「紬」の中がぎくしゃくして、周囲には「破局」と騒がれる。
しかし、体育祭を切っ掛けに二人は再び固く結び付く。
その様子を見ていた「桧山」はやや落ち込むのだが、彼の双子の弟達が桧山を元気付けようとして水族館に誘うと、そこに「紬」と「田上」が。
一時は諦めたと思われた「桧山」の気持ちは、以前と同様吹っ切れないまんま。
「告白っつーのをしねえと、失恋もできねぇだろ」と弟達に漏らす「桧山」がカッコいい!
恐らくは次巻の第8巻で完結すると思われるが「桧山」の告白でクライマックスを迎えるのだろう。
読者人気は、明らかに「桧山」の方が高いだろうが、報われる事は絶対ないハズ。
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2016年11月20日

木絵が高台家をまとめている事が分かる良いエピソードだった 「YOU最新12月号 / 高台家の人々 最新第41章掲載」 群青にサイレン 空のエース獲得には裏があった!

【ネタバレあり】
img070.jpg【高台家の人々】
「茂子のカミングアウト編」(仮題)が、祖母「アン」のアドバイスにより一段落して、今回は「木絵」メインのお話。
高台家に嫁いで暫く経った「木絵」は、義理の父母達や「光正」が出張に出かけると、屋敷が余りに広い為1人でいると不安になり、お得意の妄想をしてしまう。
空き部屋になっている2階から人形が動き出し木絵の部屋に降りてくる妄想なのだが、その妄想が頭に入ってくる義妹の「茂子」も怖くて木絵の部屋に来る。
「ホラー映画では女二人でいると、たいていどちらかが.....」という木絵の心の声を聴いた茂子が弟の「和正」と「ヨシマサ」(猫)もこの部屋に呼ぼうと言い、翌日帰ってきた両親たちも含め皆が、木絵がアパートから持ってきた家具を置いてある部屋の隅に集まってしまう。
それを出張から帰った「光正」が見て「なんとも珍しいながめだな」とほほ笑む。
メッチャ生活レベルの違う「高台家」に嫁いできた木絵だが、もうすっかり高台家の一員になっている、いやむしろ高台家の家族の中心になっている事を仄めかすとても良く出来た回だったと思う。

img072.jpg【群青にサイレン】
以前、物語が停滞していると書いた「群青にサイレン」だが、この最新話から大きく動きそうだ。
「修二」と「空」が小学校の頃所属していた野球クラブで、空が修二からエースの座を奪った件には「裏」があったという事が明かされる。
「あのいとこの子に負けちゃダメよ」という空の母親が、野球クラブの監督に「身を挺して」空をエースに、修二を中継ぎでも抑えでもなく「ベンチ」にする様に指示していたのだった。
これを知っている空は修二に負い目がある。
一方、修二は「左利きのキャッチャー」という事で悩み、同じく左利きだった父親の昔のビデオを観てヒントを得ようとし、父と同じ雰囲気を持つ強豪「丈陽学園」のキャッチャー兼キャプテンのところへ「ピッチャーと仲が悪くてもバッテリーは組めるんでしょうか?」と相談に行くところでヒキ。
修二がキッチャーとして「嫌いな空」とやっていく事を覚悟して、今後が非常に楽しみになってきた。
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2016年11月13日

マンネリ打破の為か、「ほたる」が「ココノツ」の前から姿を消す 「だがしかし / コトヤマ」最新第6巻発売!

img065.jpg【ネタバレあり】
アニメ化もされた人気駄菓子マンガ「だがしかし」の最新第6巻が発売された。
5巻までのレビューを書いたつもりだったけれど見つからないので、たぶんアップの仕方を間違ったのかも。
今までは、過去の有名な駄菓子紹介が中心で、「ココノツ」と「はたる」の恋バナは(サヤ師の片思いも含めて)は、わりとサブストーリー感じだったが、6巻の最後で大きな動きがある。
夏の夜に「ほたる」に遂に告白しようとする「ココノツ」だったのに、理由は明かされないが「ほたる」が「ココノツ」達の前から姿を消してしまう。
ホームランバーの当たりバーを残したまま、季節は冬を迎える。
この突然の別れは、その「ハイスコアガール」の1巻のラストシーンを髣髴とさせる。
各レビューでも「マンネリ」「もう限界」などの声が多いので、その辺に対応した展開なのかも知れない。
「ココノツ」の事をひたむきに好きな「サヤ師」が、ハイスコアガールの「小春」の様な役回りになりそうで、確かに面白くなってきたかも知れない。
次巻が非常に楽しみ!
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2016年11月09日

今巻の目玉は書下ろしの「神社お祭り編」か? 「パステル家族 / セイ」最新第3巻ようやく発売!

img060.jpg【ネタバレあり】
1,2巻を紹介したところでも書いたが、この「パステル家族」は絵柄好みは大きく分かれるところだと思うが、登場人物のキャラは立っているし、ストーリーも練られているので、私は結構好きな作品。
最新第3巻はタクオとマヨとしおりが特にフィーチャーされている。
そして、Comoco(ネットアプリ)では読めなかった、50Pに渡る書下ろしもある。
神社の外国人の巫女さんと彼女の幼馴染の再会、と神社の再興の為のお祭りの企画など、タクオやマヨの見せ場も有りつつ、最後にはホロリとさせる「セイ」お得意の構成。
これはこれで良いのだけれど、書下ろしに時間が掛かるので、単行本の発刊インターバルが長くなってしまうのは痛し痒しかも。
ただでも、縦スクロールと言う「Comico」独特のフォーマットを通常の紙媒体の単行本に再構築するのに時間を要するので、ネットで読んでいても早く次巻が読みたい。
後に控えているエピソードの中でも、タクオが家庭教師先の生徒と一緒にゲーム大会を勝ち抜くお話しが大好き。
4巻のメインは、作者の「セイ」が非常に気に入ってる、タクオ一家が里帰りする「夏の思い出」のエピソードになりそうなので、上述のゲームのお話はまだまだ先になりそう。
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2016年11月08日

続編に突入する程人気があるとは思わなかった 「もぐささんは食欲と闘う / 大竹利朋」単行本第1巻発売!

img064.jpg【ネタバレあり】
面白くてどうしようもないと言う程ではないけれど、新刊が出たらつい買ってしまい、結局完結巻の第10巻まで揃えてしまった「もぐささん」の第2部。
急遽(?)続編が決定したのは知っていたが、こんなタイトルになっているとは思わなかった。
確かに「もぐささん」だけでは、内容が判りにくくて購買意欲をそそらないと思われる。
そこで、今流行りのロングセンテンス的タイトル(「やはり俺の青春ラブコメは間違っている」とか「ダンジョンに出会いをもとめるのは間違っているのだろうか」みたいなヤツ)程は長くないけど、ちょっと長めにしてみたのだろう。
そして「もぐささん」の第10巻のところでも書いた様に、もぐささんが栃木から東京の大学に進学し、一人暮らしを始める。
当然「小口くん」とは遠距離恋愛になるのだけれど「もぐささん」の悩みとしてはそっちよりも、一人暮らしで自由になった食生活。
「誘惑」(勿論食べ物の)の多い東京で、大量に食べてしまうのを如何にガマンするのかが第2部のポイント。
「水戸忍」という茨城出身の元ヤンと仲良くなったり、グルメサークル「食いしん坊」に加入して、そこのイケメン幹事長「神下」に「オレの恋人になれ!そして朝昼晩一緒に飯を食おう」と真剣に告白されたりして、もぐささんの東京ライフは充実(?)していく。
今巻ではあ「小口クン」の出番は殆ど無かったが、来年1月に発売予定の第2巻では「神下」との対決(?)がある様だ。
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2016年11月06日

タイトルとの乖離も大きくなり、もう「ぼっち」じゃないが、今が一番面白いかも 「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! / 谷川ニコ」最新第10巻発売!

img063.jpg【ネタバレあり】
前巻の9巻が3月末の発売だったので、約7ヶ月といういつもよりやや長いインターバルで、最新第10巻が発売になった。
9巻のところでも書いた様に「修学旅行編」が秀逸で、初期設定の「ぼっち」がかなり弱まってきたのだけれど、「ぼっち」なりの友情(?)も芽生えて、かなりよく出来ていた。
最新第10巻も、その「神巻」とも言える前巻の勢いを引き継いで非常に面白かった。
「黒木智子」の弟「智貴」を中学生の頃から好きだった「小宮山さん」がメッチャフィーチャーされる。
また智貴のクラスメイトで智貴を好きな「朱里」(あかり)とその友達「紗弥加」(このキャラも秀逸)も、絡んできて智貴を介して、智子の周辺は益々賑やかになっていく。
また修学旅行で同じ班になった「ヤンキー」と「友達とケンカした子」や「ウッチー」、そして智子をいつも気遣う「生徒会長」もうまく絡ませて、笑わせられたりホロリとさせられたり(これはあまり無いが)して、今巻も何度も読み返す面白さ。
アニメが終わって久しいし、「ばっち」感も薄れたし、タイトルとの関連も弱くなっているが、ひょっとしたら現在が一番の充実期に入っているのかも知れない。
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2016年11月05日

「箱庭のソレイユ / 川端志季」単行本最新第2巻発売! 「有希先生」は「天使」の作品を自分の作品と偽っていた!

img058.jpg【ネタバレあり】
あの「このマンガがすごい!2016」でオンナ編5位にランクインさせた「宇宙を駆けるよだか」の作者「川端志季」の最新作「箱庭のソレイユ」の最新第2巻が発売された。
ここ一ヶ月くらい、弊ブログの「宇宙を駆けるよだか」の記事のアクセスが急上昇するなど(これは「君の名は。」効果もあるかも)、川端志季の注目度がかなりアップしている模様。
第1巻のところでも書いたように、冒頭からかなり謎に満ちた展開。
今巻では、成長した「宿夜点治」(この不自然な名前にも作者の仕掛けがあるハズ)が「あさひ」の前に現れて「あさひ」は動揺する。
「点治」(あさひは「天使」と呼んでいる)が、子供の頃に殺したとされた絵画教室の先生「有希先生」は、実は「点治」の絵を自分の絵だと偽って、美術コンクールに出品して最優秀賞を取った事が早くも明かされる。
また「有希先生」の弟の「伊月」(いつき)も、姉の復讐の為に「点治」を毒殺すると脅すなど、怪しさ満載で、現在のところ誰の「真意」もよくわからない。
「あさひの母」も何か事情を知っていそうだし、ますます謎は深まるばかり。
前巻では「有希先生」は「天使」を守る為に自ら死んだのではないか、と書いたが弟の「伊月」の為だったのではないか?
とにかく早く第3巻が読みたい。
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2016年11月04日

友風子の絵柄が魅力的 「サヨナラ自転車 / 原作:櫻川さなぎ、漫画:友風子(ゆうふうし)」単行本第1巻発売!

img062.jpg【ネタバレあり】
これまた書店の平台で未読のマンガをチェックしていた時に引っ掛かった作品。
高校生の「亜優」の前に、小学校時代からの幼馴染みで死んでしまったハズの「俊輔」が現れる、という2013年に電子書籍「エブリスタ」で掲載されていた人気小説のコミカライズ作品。
今流行りの「ラノベ」+「ライトSF」+「純粋な恋物語」路線。
私は内容を確認する前に、絵柄とタイルトルが気に入り購入した。
「亜優」と「拓己」と「俊輔」は小学生からの大親友。
男子2人と女子1人の組み合わせにありがちな、女の子を巡っての奪い合い、変な遠慮、男同士の友情等が描かれている。
ありがちと言えばありがちなのだけれど、「友風子」の絵柄の魅力で次巻の2巻もきっと買う。
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2016年10月30日

超遠距離恋愛で歳の差も広がっていくと言うアイディアが面白い  「ほしのこえ / 原作:新海誠、漫画:佐原ミズ」

img059.jpg【ネタバレあり】
暫く当ブログが滞っていた理由は、この「ほしのこえ」について何をどう書けば良いのわからなかったからかも。
一応「読んだ順に書く」という自分なりの規律があったので止まってしまった。
文章にならない時の常套手段として箇条書き。

☆舞台は2046年、他の知的文明の調査の為に、語り部(?)である「ノボル」くんの好きな女のコ(長峰さん)が遠い宇宙に旅立つ話。

☆メールは出来るのだが距離が遠すぎて届くまで8年位かかる「超遠距離恋愛」となる。

☆女のコ達が、バトルスーツみたいのを着て敵と戦うという、いわゆる「エヴァンゲリオン以降」の世界。


☆「ウラシマ効果」(?)で、光速で移動している「長峰さん」は、地球にいる「ノボル」くんよりも歳をとるのが遅いので二人の歳はどんどん離れていく。

☆自分は「エリート」ではないので宇宙に行くのを断念していた「ノボル」くんが、最後には努力して「長峰さん」に会いに行こうと決心する、というところで終わり。

絵柄は「エヴァンゲリオン」っぽい感じ(よく見ると全然違った)で、このストーリーとよく合っているし、「新海作品」の特徴である「離れ離れになった二人が再会する」というパターンでは、最大のスケールで面白いと思う。
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2016年10月26日

【私の少年 / 高野ひと深】の最新第9話「嘘」掲載  「月刊アクション12月号」購入! 「高野苺のorangeスピンオフ「須和弘人」(前編)60P掲載!

アクション12.jpg【ネタバレあり】
現在、最も私が入れ込んでいるマンガと言っても過言ではない「私の少年」の最新第9話を読む為に「月刊アクション(双葉社)」12月号を購入。
「私の少年」は前号の11月号で、最後に「真修」の父親が出てきてヒキ。
最新号では「真修」がその父親によって「サッカークラブ」を辞めさせられる。
それを知った「聡子」は、自分の会社(スポーツ用品関係)がやっているクラブや隣町のクラブを真修に紹介するが、聡子と一緒に練習をしている「毎週金曜日の夜」に活動のあるクラブに難色を示す。
しかし、聡子は自分が教えるよりもきちんと指導をしてくれるクラブを、自分の本心とは裏腹に真修に進める。
すると真修は、自分が父親にクラブを辞めさせられても公園で練習を続けていたのは、聡子に会いたかったからだと告げ、聡子は思わず真修を抱きしめてヒキ。
img057.jpg今時点では、二人の気持ちは恋愛感情にまで発展していないが、すでにその一歩半くらい手前まで来ている感じではある。
前号のヒキから、真修の父親と聡子の直接対決になるかと期待したがまだそれは、お預け。

また「別マ」を放逐(?)されたが、双葉社の「月刊アクション」に拾われ(?)て、実写映画化、アニメ化の大ヒット作になった、高野苺の「orange」のスピンオフ作も一挙60P掲載されている。
今回は「翔」が事故死した直後の世界での、須和と菜緒のお話。
本編では成人した須和と菜緒は結婚し子供を設けるのだけれど、このスピンオフではまだ心の中が「翔」で一杯の菜緒に須和がアプローチしていく過程が描かれている。
「別マ」時代や「単行本」を読んだだけでは気付きにくいが、この「月刊アクション」のリーグの中に入ると画力の高さが際立つ。
今月号の「須和編」はまだ「前半」なので次号の「後半」が待ち遠しい。
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2016年10月17日

新海誠は「再会」するというシチュエーションが好き?  私は種子島の「花苗」派だった 「秒速5センチメートル / 原作:新海誠、漫画:清家雪子」

IMG_1569.JPG
【ネタバレあり】
「君の名は。」の歴史的大ヒットを飛ばした、新海誠が2007年に発表したアニメーション映画のマンガ版。
マンガ版の方は2010年〜11年にかけて「アフタヌーン(講談社刊)」に連載されたもの。
タイトルの「秒速5センチメートル」は花びらの落ちる速度との事。
静岡から転校してきた「明里(あかり)」と長野から転校してきた「遠野」は、お互い慣れない東京での生活のせいもあり自然に惹かれあう。
二人とも合格した私立中学への進学を目前にして「明里」は、栃木の岩舟へ引っ越ししてしまう。
その内、遠野の方も鹿児島の種子島への転校が決まる。
種子島へ行くと会う事が難しくなると思い遠野は栃木まで「明里」を訪ねる。
降雪という障害が立ちはだかるがなんとか二人は出会う。
この辺の流れは非常に胸キュンもの。
そして物語は「種子島編」に。
種子島に住む「花苗」は転校してきた「遠野」を好きになり、サーフボードに立てたら告白すると決める。
しかし、どこか遠い人の事を見ている「遠野」に気付き、告白できないが「遠野」を好きだという気持ちは捨てられない。
この後、社会人になった「遠野」とその彼女の「理紗」の「東京編」もあるが、私はやはり種子島の「花苗」が一番、健気で好きだ。
原作アニメでは、大人になった「遠野」と「明里」が踏切ですれ違い、お互いが誰かを瞬時に理解するが、声を掛ける事もなくそのまま分かれる、というところで終わりらしいが、マンガ版では種子島へやってきたサーファーの青年から告白された「花苗」が、自分の気持ちに決着を付ける為に東京へ行き、「遠野」らしき男を見かけたところで終わり。
マンガ版では、「花苗」のハッピーエンドで終わりそうな雰囲気が示唆されているが、どうなるかは正確に描かれていない。
それにしても、新海誠は、離れた二人が「再会」するというシチュエーションが好きなようだ。
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2016年10月14日

作画のはっとり氏の功績は大きい 「少女不十分 / 原作:西尾維新 漫画:はっとりみつる」 最新&完結第3巻発売

img028.jpg【ネタバレあり】
前巻の第2巻から約2ヶ月というハイペースで「少女不十分」の単行本最新第3巻が発売された。
「小学生の少女に誘拐・監禁される」という冒頭の設定が2巻が終わるころにはまったく崩壊して、いつでも逃げられるのに、西尾維新を投影したと思しき語り部の大学生は、少女が気になって(魅入られて?)ずっと少女のウチに留まり続ける。
今巻では少女との入浴など、ますます男子の夢を体現していく。
そして、同居を続ける内に少女の奇妙な行動は、親がノートに書いたルールに従ったものだといういう事が判明していく。
大学生はようやく2階の両親の寝室へと足を踏み入れて、両親が互いに殺しあって死んでいる(そんな事は可能なのか)のを発見。
遂に少女は限界に達して倒れ、眠りに就く為に大学生に何か「お話を聞かせて」くれるよう頼む。
そこでした話を元に彼はプロの作家として生活していける様になるというオチ。
この事件から10年後にその少女は新人の編集者として彼の前に現れるというラストは蛇足の様な気もするが、こういう胸キュン的なエンディングを加えておいた方が、映像化された時に効果的なのを西尾維新氏はよく知っている。
まあ、あらすじだけ追うとなんという事のない話のようだが、やはり作画の「はっとりみつる」の絵柄がこの作品の世界観をより分かり易くしていて、はっとり氏の功績は大きいと思う。
posted by judas at 22:56| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月13日

周囲の状況は「橘あきら」を陸上に引き戻そうとしているが......。  「恋は雨上がりのように / 眉月じゅん」最新第6巻発売!

img027.jpg【ネタバレあり】
私が以前5巻までを購入した時に「アラフォー、アラフィフ親父のファンタジー」と書いた「恋は雨上がりのように」の最新第6巻が遂に発売された。
詳しいことはその以前書いた事を読んで頂けばわかるが、今巻も一途に「バツイチ、45才」の冴えないファミレス店長を一途に思う、美少女高校生の「橘あきら」が健気に描かれる。
また、あきらのバイト仲間の「西田ユイ」が、あきらに思いを寄せる「吉澤」を好きになり手編みのマフラーを贈ろうと頑張ったり、冴えないファミレス店長「近藤」の別れた妻と思しき女性が「あきら」と遭遇したり、「あきら」と同様アキレス腱断裂の手術を受けて陸上部でh将来を期待される「倉田みずき」の登場など、「あきら」と「店長」以外のキャラ達も良い動きをしている。
ネタバレ防止の為に詳しくは書けないけど、あきらの周囲の状況があきらを陸上に引き戻そうとしている。
あきら自身は「店長」への思いがつのりまくり陸上など眼中にない様子だ(というか無理に目を背けている様に描かれている)。
表紙のあきらが陸上のユニフォームを着ている事から次巻くらいで、店長に説得されて陸上に復帰しそう。
個人的には、同じファミレスに勤務する「加瀬」の血の繋がっていない姉が大好きなので、また登場して欲しい!!
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2016年10月10日

「私の少年」にハマっている人にはオススメ 単なる「BL」ではないちょっと感動するお話 「「す」のつく言葉で言ってくれ / 高野ひと深」

img025.jpg【ネタバレあり】
私が現在最もハマっているマンガで、世間の評価もうなぎ登りの「私の少年」の作者の「高野ひと深」の前作に当たる(多分)作品。
作者も「私の少年」の後書きで言っていた様に「高野ひと深」の出自はBL畑。
最近では、お陰様で(?)BLに対する耐性もかなりついてきたので「高野ひと深」が書いたものなら、まず間違いないであろうと確信して当然購入。
キラキラしていて、自信家だけどちょっと小心だったり、困った人をほっておけなかったりする「生徒会長」のキャラがまず素晴らしい。
彼が「自分を好きに違いない」と確信している後輩の乙坂は、なかなか告白してこない、という基本設定からどんどん話を広げていく物語作りのうまさは秀逸。
単なる「BL」ではない「奥行き」と「幅」があるり、最後はちょっと感動してしまうし、画力もこの頃からかなり高い。
「私の少年」で「高野ひと深」ファンになった人ならきっと皆気に入ってくれると思う、いや気に入るんじゃないかな、気に入って欲しいな、気に入ってくれると嬉しいな、という読み手を選ぶ作品ではあるが私はメチャククチャハマった(BLを嫌悪している人は初めからダメ)。
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2016年10月02日

【私の少年 / 高野ひと深】の最新第8話「水と光」掲載  「月刊アクション11月号」購入! 「踏切時間 / 里好」の単行本第1巻の発売日も決定!

月刊アクション 11.jpg【ネタバレあり】
今や私の中で、現在進行形のマンガでは一番面白くて続きが気になる作品になってしまった「私の少年」の最新第8話が掲載されている「月刊アクション11月号」を購入した。
「月刊アクション」は第7話が掲載された「9月号」を初めて買った(「10月号」は「私の少年」が休載だったのでスルー)。
他の作品については「9月号」のところで軽く触れたけれどやはり「里好(さとよしみ)」の「踏切時間」がダントツに面白い。
待望の単行本第1巻は12月12日(双葉社刊)に発売決定!
本題の「私の少年」については増々絶好調。
今回は、親に全くかまって貰えないであろう「真修」を「聡子」がプールに誘う。
これがまた練りに練られた秀逸な展開で、水着のセレクション等で「聡子」の微妙な心の揺れを表現している。
また、第1話が「マンガ史上最も美しい第1話」と評価された事を意識してか、その1話を超えるような作画を目指している様。
タイトルの通り「水と光」の表現が素晴らしく、作者「高野ひと深」の画力の高さが遺憾なく発揮されている。
img013.jpg「プール」という選択は、「真修」と「聡子」の中が「肌を出しての付き合い(水着だけど)」を通じて、若干距離を縮めるというシチュエーションと、「第1話を超える美しさ」を目指す為のセレクトかも。
そしてラストのヒキでは遂に「真修」の父親が登場する。
真修のクラスメイトの「小片さん」が、母子でも姉弟でもない二人の接し方に疑問を持ち始めそうで、「小片さん」も超重要人物。
ホントに物語の持って行き方がウマイ!ウマすぎる!
一刻も早く「第9話」が読みたい!
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2016年09月28日

今巻も強烈なヒキ!!  「早く完結巻の15巻を読ませて!」 「女王の花 / 和泉かねよし」単行本最新第14巻発売

img007.jpg【ネタバレあり】
前巻の第13巻から約7ヶ月のインターバルで順調に最新第14巻が発売された。
「亜姫」と「土妃」の決戦がついに始まり、武力戦、頭脳戦が繰り広げられる。
今回の目玉の一つは「土妃」のデブの愚息がメッチャ痩せてイケメンになってしまった事。
しかし、その後すぐに死んでしまう。
息子を亡くした「土妃」から家臣が去り、「亜姫」の策略で絶対多数だった「亜国」軍が敗走する。
ほぼ勝利を手中にした「亜姫」と「薄星」は崖から転落し急流に流されて逃げ延びたところを敵軍に囲まれたとろで、場面転換。
長い時間が流れ最終4ページで「女王」と呼ばれる女性(亜姫?それとも亜姫の娘?)とその娘?名のかも知れない「春琴」と呼ばれる女の子が登場してヒキ。
今までも「凶悪」とも言えるヒキが多数あったが、完結前の14巻も今まで史上最も強力なヒキが!
15巻はこの間の説明で費やされると思う。
そして、この大河歴史ロマンも遂に次巻15巻で完結となる。
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2016年09月27日

「聲の形」も映画絶好調の為か過去の記事のアクセス数急上昇

IMG_0749.JPG大今良時の「聲の形」が劇場版映画として公開され歴史的ヒットを続けている「君の名は。」に次ぎ、初登場第2位の好スタート。
その為か、前回書いた「宇宙を駆けるよだか」同様、過去に私が書いていた「聲の形」の記事のアクセスが急上昇。
マンガの連載を始める時にも障がい者への差罰にならないか、講談社の法務部や「ろうあ協会」へ念入りの確認をしたらしいが、マンガの大ヒットを受けての映画化だけのにスムースに行った様だ。
「君の名は。」の新海監督の映像美に対抗しうる、老舗(?)の「京都アニメーション」の美しさも期待できるところ。
「君の名は。」があまりに大ヒットしている為に、初めてアニメ映画を観に行った人は、是非この「聲の形」を観て欲しい。
ちなみに、前半では「大ヒール」で後半では美味しいところを全部持って行った「植野直花」の検索ワード数が非常に多い。
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今頃「宇宙を駆けるよだか」のアクセスが急上昇しているのは「君の名は。」効果か?

img488.jpg何故か今頃、過去にアップした「川端志季」の「宇宙を駆けるよだか」の全ての記事のアクセス数が急上昇している。
どうしてなのか調べてみたら、マンガダウンロードサイト(スマホのヤツ)で、現在一巻だけが無料で読めるらしい。
全3巻の内の3分の1が読めてしまうのだから豪華。
その続きのネタバレが皆さん知りたくて検索した様。

そしてもう一つ有力なのが「君の名は。」効果説。
「君の名は。」の歴史的大ヒットで「高校生の中身の入れ替わりモノ」が探されているのではないか。
探しているのは、単に映画を見て感動した人たちかも知れないし、二匹目のドジョウを狙う業界の人々かもしれない。
「宇宙を駆けるよだか」は、冒頭では見た目の良い女の子とそうではない女の子の中身が入れ替わってしまう。
そして、仲間達がそれをもとに戻すためにいったん男女で入れ替わったり男同士で入れ替わったりと、大変な苦労(?)の後、元に戻るお話。
ひょっとして、アニメ化どころか、実写映画化の為のリサーチか?
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2016年09月25日

ひょっとして「ドラマ化」までいくか? 為になる(?)「あるある」多し 「おとむらいさん / 大谷紀子」2巻まで購入

IMG_1553.JPG
【ネタバレあり】
前回の「すくってごらん」に続いて「大谷紀子」作品を購入。
「大谷紀子」はいつも書いている様に大ヒット小説の「僕は明日、昨日の君とデートする」のコミカライ版で作画を担当したマンガ家さん。
「金魚すくい」に続いての題材は「葬儀」だった。
「題材命」という感じだが、それを料理するセンスが素晴らしいので「いやらしさ」は感じない。
この「おとむらいさん」も、死体役を得意とするるパッとしない女優「音村」が「葬儀社」の仕事に関わり「人を送る」という事に魅力を感じ始める。
こちらも「すくってごらん」同様に業界内の興味深い「あるある」が満載。
東京と神奈川の県境で「川に身投げをして自殺した場合」、東京都側で発見されると「検死費用」(検死+検死後の移動費用)が公費で賄われる為に「無料」、神奈川県側だとすべて遺族負担(意外に高額らしい)になるそう。
「川で身投げをする場合は極力東京都内ですれば遺族の負担が少なくて済む」というウンチクは為に(?)なった。
他にも知っているといつかは役に立ちそうな話が多くて面白い。
ひょっとしてこれは「ドラマ化」までいくのではないだろうか?

☆2巻のハラマキに書いてある様に「壇蜜」は、以前TVで葬儀社に勤めていた事があると言っていた。
芸名の「壇蜜」の「壇」は「仏壇」や「祭壇」から来ているらしい。
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2016年09月24日

「金魚すくい」という題材の珍しさだけではない、独特の雰囲気を持つ作品 「すくってごらん / 大谷紀子」全3巻購入!

IMG_1549.JPG【ネタバレあり】
前回取り上げた大ヒット小説のコミカライズ「ばくは明日、昨日のきみとデートする」の作画担当の「大谷紀子」の代表作「すくってごらん」(全3巻)を買ってみた。
この作品は「このマンガがすごい!2015」のオンナ編で14位にランクインしたそう。
確かに名前だけはうっすら記憶に残っている。
オンナ編で20位以内に入っているのなら一度は買ってみようかと触手を伸ばしたはずだが、その時は買うに至らなかった様だ。
というのも「このマン」のランキングは内容のクオリティの高さよりも、題材のユニークさ、既刊冊数の少なさで高位にランキングされる事が多いのでイマイチ信用していないからだ。
しかし、前述の「ぼくは明日〜」の絵柄に好感を持ち購入。
世間的には「題材の面白さ」が話題になった様だが、確かに今まで知らなかった「金魚すくい」業界?の事は興味深かった。
奈良の大和郡山市は「金魚」の町で、売り物にならない「はじかれた金魚(小赤という種類が多いらしい)」を使って「金魚すくい」の腕を競い合っている。
ここでは「全国大会」も行われるとの事。
内容はと言うと、東京の大手銀行で失敗をして、大和郡山へ「左遷」されたエリート銀行員が「金魚すくい」に魅せられていく過程を描く。
「金魚すくい」の「掬い」と「救い」をかけて、色々な人たちが「救われていく」というお話。
強くオススメはしないけれど、「大谷紀子」の絵柄と相まっていい雰囲気の作品になってる。
「このマン」にランクインされたにも関わらず、3巻で完結したところも潔くて良い。
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2016年09月22日

ありがちな設定なれど、作画の「大谷紀子」の功績大で傑作に 「ぼくは明日、昨日のきみとデートする / 原作:七月隆文、漫画:大谷紀子」

img010.jpg【ネタバレあり】
これまた書店の平台で大プッシュされていたので購入。
「10代〜20代女性が読んだ文庫本」の第1位になるなど、2年前に発売されて既に100万部突破の大ヒットしている小説の「コミカライズ版」
今年の年末には(と言う事は2017年のお正月映画)福士蒼汰と小松奈菜の主演で映画版の公開も控えている。
「ラノベ畑出身の作家」という分類になっていたが、この「ぼくは明日〜」も立派なラノベという気がする。
大体、ラノベとそうでない小説を区別する必要があるのか?っていう疑問もあるけれど、「これは読み易い小説だから買ってね」というアピールの為に必要な商業的事情かも。
さて、内容はというと今大流行中?の「時間の流れを使ったSF風味の純愛モノ」で、韓流映画にありそうな設定。
マンガ版の第1巻では様々な伏線が振りまかれていて、早くも次巻が楽しみになる。
この様な「コミカライズ」では、画力はあるがストーリーがうまく作れない新人や、アイディアがやや枯渇し始めて最近低迷しているベテランマンガ家さんを使うケースが多いが、「大谷紀子」は「すくってごらん」(「このマン2015年版ランクイン」)や、現在連載中でドラマ化が有力だと思われる「おとむらいさん」等のヒット作があるバリバリのマンガ家さん。
この「ラノベ的設定」にマッチする様に、本来の絵柄を微妙に変える実力者ならではの技術も見せている。
勿論、上述の「すくってごらん」や「おとむらいさん」の単行本も揃えたのでいずれ紹介。
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2016年09月15日

今回は親に「扶養能力」があるのに息子が「生活保護」を受けられるケース  「健康的で文化的な最低限の生活 / 柏木ハルコ」最新第4巻!

img012.jpg【ネタバレあり】
前巻の第3巻から約半年の順調なスパンで最新第4巻が発売された。
「順調」とは言え、月間かなりの冊数のマンガを読んでいるので、半年も時間が経つといままでの展開を忘れがちになる。
前回の後半では、生活保護を申請してきた若者を調査したらきちんと収入のある立派な父親がいることが分かる。
そのように扶養能力のある親族がいる場合は調査されて受給出来ない場合があるとの事。
数年前にあった関西の某有名芸人の母親が息子にプレゼントされたマンションに住みながら生活保護を受けていたという事件以降かなり、親族の調査が厳しくなったらしい。
この事件は、芸人の犯した「犯罪」(当時の規定では違法ではなかったそうだが、モラルの問題として)の中でもかなり卑劣な部類に入ると思う(judas私見)。
マンガ本編に話を戻すと、息子の方は父親の扶養を受けるのを激しく嫌い、挙句の果てには自殺未遂をしてしまう。
そこまで父親と同居する事を恐れる理由は、大方の予想通り幼少の頃から受けていた父親からの「性的虐待」。
たぶんこれも生活保護業界?では「あるある」なんだと思う。
以前にも書いたように、内容はメッチャ面白いのだが、「差別」につながるかもしれないと懸念するであろう、TV局やスポンサーは手を出さないに違いない。
映画化やドラマ化をして、前述の芸人の母のケースのような卑劣ば「不正受給」を糾弾して欲しい。


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2016年09月14日

映像も小説版も既に存在 実はコミカライズだった 画風が違ったら印象が変わったかも 「彼女と彼女の猫 / 原作:新海誠、漫画:山口つばさ」単行本を買ってみた。

img011.jpg【ネタバレあり】
書店の平台で見つけた本。
平台では明らかにこの本のトコだけ凹んでて「何故だろう?」と訝しんだら、ハラマキを見て大納得。
今や「歴史的大ヒット」となりつつあるアニメ映画「君の名は。」の原作者で監督である「新海誠」の原作だったのだ。
この前の日曜日に、ある洋画を観に郊外型の大型シネコンに行ったのだが、早朝からめったに無い様な大混雑だった。
原因は明らかに「君の名は。」だった。
映画は観てないので分からないが、ガンガン流れるTVCMや、映画紹介コーナーなどでチラリと観た映像はまさに「美麗」だった。
「光」を驚異的にリアルに表現する事で有名な「京都アニメーション」をも凌駕するような「光」の表現の美しさ。
やはりその「監督」と「原作者」である「新海誠」が原作者であり「推薦文」を書いていれば、確かに売れるだろう。
調べてみると、この「彼女と彼女の猫」は既に新海氏による短編アニメが存在しているそうだし、原作の小説の発売されている。
ということはこれは「コミカライズ」作品と言っても良いのかも知れない。
私はその辺の予備知識が全くなく買ったので、「私の少年」の様な美しく切ない物語が展開されると期待したのだけれど、特に大きく心が動かされる事もなく、淡々と物語は進む。
社会人一年生の不安に揺れる女性と、彼女に拾われた猫の交流(一法的な猫視点だが)が描かれているだけ。
実家の母は新しい父と住み始め、自分に好意を持ってくれた男性に「可愛くて好きだった」と言われ、「頑張っているところが好きと言って欲しかった」と振ってしまった様(これも猫視点)。
この作品はやはり「新海誠」の映像美があって初めて感動作になる様な気がする。
こう言っては悪いけど、作画ももっと画力や表現力が高い作家さんが描いていたらもっと印象は変わったかも。
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2016年09月10日

「ピーブ遷移」大ブレイク前夜  絵も設定もドラマ版に寄せてきた? 「重版出来(じゅうはんしゅったい) / 松田奈緒子」最新第8巻発売!

img009.jpg【ネタバレあり】
4月〜6月期の放送だったドラマも大好評の内に(少なくとも私はそう思っている)終了したが、単行本最新巻第8巻が発売された。
前巻の第7巻が発売された3月にはまだドラマが始まっていなかったが、今巻の8巻が発売された9月にはもう終了。
あとがきマンガでは、松田奈緒子本人がドラマに大満足している事、周囲の人々に「ドラマ良かったよ〜」と褒めまくられた事が描かれていた。
よって今巻にはかなりドラマの影響が感じられる気がする。
中田ド下手伯(永山絢斗)がついカッコよくなったり、小泉(坂口健太郎)の登場シーンが増えたりしたらしい。
主役の小熊こと黒沢心(黒木華)もややキレイにややなったと思ったら、作者自身も「キャラの絵が少々変わってきたとしても許して下され!!」と言っている。
ドラマ化されたマンガは、ドラマのキャラ設定や、演じた役者さんの顔に影響されて「寄せて」行きがちなのだけれど、この「重版出来」程露骨?なのは珍しいかも。
それだけ、ドラマの出来が素晴らしかったという事だと思う。
で、最新第8巻は「ピーブ遷移」の単行本第1巻発売直前の中田伯メイン。
前巻のヒキで、伯が幼い時に出て行った父親が伯と連絡を取ろうとしている事が告げられる。
有名になると、子供を棄てた親から連絡が入るという、ある種の「マンガ家あるある」だと思う。
そして、発売前の「ピーブ遷移」がネットの口コミ、書店員さんの努力などで「発売前重版」が決定する。
モデルになったといわれる「進撃の巨人」の様な社会現象レベルの大ブレイク前夜が示唆されて次巻へのヒキ。
不安材は、ブレイクした息子に近づこうとする父親だけ。
しかし、その父親の影響で「伯」がマンガ家になったのではないかという母の発言もあり、ドラマは終了したが、益々面白くなりそう。
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2016年09月03日

昔のヒット作の続編的作品らしい  「新闇狩人 / 原作・絵コンテ:坂口いく、作画:細川真義」単行本第1巻発売!

img008.jpg【ネタバレあり】
「ハイスコアガール」連載再開と共に読み始めた「月刊ビッグガンガン」で印象に残った作品の単行本が発売されたので購入した。
その作品は「新闇狩人」で、昔からよくあるパターンの「仕事人」的設定。
サーカス一家で育った兄妹の兄の方が「闇狩人」をやっていたが、不慮の事故で死亡。
それを継ぐ形で「妹」の「士堂瑠璃」が「闇狩人」となる。
「昔からよくあるパターン」と書いたが、これは「原作・絵コンテ」でクレジットされている「坂口いく」が1987年〜1990年にかけて「月刊少年ジャンプ」(ジャンプSQの前身)に連載されていた人気マンガの「続編」?のようなものらしい。
オリジナルで「狩人」をやっていたマンガ家や、その大家で高校の先生になった「美崎」等メンバーが、それなりに年を取って再登場している。
私は、大手古本チェーン店を結構探したがオリジナルの「闇狩人」の単行本は見つける事ができなかった。
この「新闇狩人」がヒットすれば「新装版」が出るとは思うけれど。
ただし、オリジナルの「坂口いく」の絵柄があまりにも古すぎて、この今風で結構高い画力の「新闇狩人」とのギャップが大きいので戸惑うかも。
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2016年08月31日

ドラマとは全然違うスリリングな展開も次巻で完結か?  「スミカスミレ / 高梨みつば」最新新第7巻発売

img006.jpg【ネタバレあり】
5巻末で社会人編に突入して順調にもう7巻になった。
大好評だったドラマでは、社会人なった真白くんと再会して70才に戻ったりしながら結局最後は若返り、ハッピーエンド。
ドラマ版では70才の「澄」を「松坂慶子」が演じている為、夜11時を過ぎると桐谷美玲が元の姿に戻るという「松坂慶子サイド」に非常に気を使った設定だったので、年取ったり若返ったり忙しかった。
黒猫だった「黎(れい)」(ドラマでは及川ミッチー)は結局、屏風に封印される前に許嫁であった「雪白」(ドラマでは小西真奈美)と、「では行こうか」「はいな、あんさん」みたいな感じで二人で旅に出る。
ドラマのこの終わり方が非常に良かったのだが、原作のマンガでは「黎」と「雪白」の二人は結ばれない。
約5年ぶりで再会した黎は人間の醜いところばかり見てきたためか「すみれ」や人間への情を忘れていた。
しかし「すみれ」の変わらぬ優しさに触れ、昔の記憶を取り戻す。
そして経営していた金融会社を部下に譲り渡し、すみれのそばで一人暮らしを始める。
一方真白クンも、一度は別れた「すみれ」への気持ちが再燃。
変則的な「三角関係?」を匂わせヒキ(作者の「黎」への思い入れの強さから推測すると最後は、「すみれ」は「黎」と結ばれる気がするが.....)。
「雪白」の方は原作ではとっくに人間と結婚して、2人(双子だっけか)の子持ち。
私はドラマ版の「雪白」より、マンガ版のキャラの方が好きで、今巻も「黎」と「すみれ」への絶妙のアシストをする。
ドラマも終了し恐らくは次巻の8巻で完結しそう。
果たして「黎」と「真白くん」のどちらと結ばれる事になるのか。
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2016年08月21日

公生の初演、および完結後の世界が読める 「四月は君の嘘 Coda / 新川直司」スピンオフ単行本発売

img005.jpg【ネタバレあり】
昨年の春に見事な完結を迎えた「四月は君の嘘」のスピンオフ集「四月は君の嘘Coda」が発売された。
これは、アニメに続き実写映画が(広瀬すず・山崎賢人主演)9月10日に公開される為の、プロモーション的な意味合いが多いと思われる。
とは言え、ここに収められた短編5編は「君嘘ワールド」の虜(とりこ)になってしまった人達には大きなプレゼントと言えよう。
公生が初めて演奏会にでた「夏の日」を描いた三篇では、幼き頃の「渡」「椿」「宮園かをり」「井川絵美」などが登場。
公生の演奏を聴き、その後の人生に変化が訪れる。
また、井川絵美の学校での人気も高さを描いた「秘密結社KKE(キュンキュンエミポンズ)」や、完結2年後の「三池と相座の妹」のスピンオフも面白かった。
しかし、宮園かをりが公生の演奏を聴き親に無理を言ってバイオリンを始めた「夏のなごり」が一番感動的。
本編ではあまり好きではなかったキャラだが、このイキイキとして親の愛情を目一杯に受けた「宮園かをり」がこの「君嘘」の世界ではもう生きていないというのが、とても切ない。
posted by judas at 22:51| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月20日

事実上「さよならフットボール」の続編か?  「さよなら私のクラマー / 新川直司」単行本第1巻発売!

IMG_1531.JPG【ネタバレあり】
アニメ化はもとより遂に実写映画化(主演:広瀬すず、山崎賢人)までされてしまった大ヒット作「四月は君の嘘」の作者『新川直司』の新作「さよなら私のクラマー」の単行本第1巻を購入した。
実は「新川直司」の「四月は君の嘘」以前の作品「さよならフットボール」は、男子に混ざってサッカーをやっている女子の話で、メチャクチャ名作だと思う。
約1年前,弊ブログでも大絶賛していた。
中学のサッカー部で、唯一の女子部員の「恩田希」(おんだのぞみ)が男子部員に混ざって公式戦出場を目指すが「危険」という理由で、絶対公式戦に出してもらえない。
そこには小学校時代「希」を「親分」として慕い、後を追っかけていた「ナメック」こと「谷安昭」の存在があった。
そこで、一歳年下の弟で2年生にしてレギュラーの「順平」を試合前に拉致して、身代わりに試合に出てしまう。
詳しくは以前取り上げたときに書いたのでこれ以降は省略。
で、新作の「さよなら私のクラマー」は、同様に女子サッカーのマンガで、なんと上述の「恩田希」も主要キャラで登場する。
希の親友でサッカー部のマネージャーだった「越前佐和」や「ナメック」や「タケ」「テツ」も冒頭にちょっと出てきたのが嬉しい。
もはやこれは完全に「さよならフットボール」の続編であり「第3巻」と言っても良い作品。
メッチャ期待大!!
☆ちなみにタイトルの「クラマー」の意味が分からなかったので調べたら、サッカー関係でヒットしたのは「デットマール・クラマー」と言う、日本サッカー界の父と呼ばれる人物だった。
という事は「さよなら私のクラマー」は、この作品に出てくる一見ダメな女子サッカー部の顧問の「深津」が有能な指導者として手腕を振るう展開なのだろう。
そして新コーチとして、元日本代表の「能見奈緒子」も登場するが、やhりここは男性顧問と女子高校生の方が、キャッチー(?)なので、やはり「深津」の方だと思う。
posted by judas at 22:25| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月17日

万人ウケは難しそうなのに映画化  「隣寸少女(マッチショウジョ) / 鈴木小波」第4巻まで読破!

IMG_1530.JPG【ネタバレあり】
また例によって書店の平台でジャケ買い(表紙買い?)したマンガ。
ちょっと不思議系の絵柄と、、ハラマキの「映画化」の文字に後押しされて既刊の4巻まで購入。
今年の6月に4巻が発売されたときに映画が公開中だったらしいが、公開されていたことも、主役のリンちゃん役の「佐藤すみれ」なる女優も全く知らなかった。
マンガの内容は、表紙の絵柄のイメージ通りで、不思議でややホラー気味のものあり、ちょっとほろっとくる系のものありの、各話完結パターン。
とは言え、1巻に出てきたキャラが3巻や4巻に再登場したりして、全体を通した仕掛けもあり読み応えはあった。
好き嫌いがあるであろう絵柄と、同様に万人にはアピールしがたいと思われる世界観なのに、なんとなく惹かれてしまう。
こんな内容なのに「映画化」されたのは快挙と言うか不可解?
何か「大人の事情」があるのかもしれない。
私は結構気に入ったので、次巻の5巻も確実に買うと思う。
posted by judas at 22:56| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月16日

「私の少年」効果?で読んでみた。  クオリティは凄く高いのだけれど、ちょとと主張が強すぎるかも 「夫の弟 / 田亀源五郎」単行本2巻まで購入 

IMG_1527.JPG【ネタバレあり】
この作品を知ったのは「このマンガがすごい!」や「コミックナタリー大賞」のランキングではなく、私が現在最もハマっているマンガである「私の少年」の単行本第1巻の後書きマンガに名前が出てきたから。
「私の少年」の作者である「高野ひと深」は当初、「私の少年」をアラサー男性と女子小学生という設定で構想していたらしいが、編集担当からボツにされたので苦し紛れに男女の性別を逆転させたら、企画が通ったそう。
連載が決まってタイトルは「私の少年」で行こうとなった際に「高野ひと深」が「弟の夫」に似すぎていませんか?と、担当に質問した事によって、私は初めて「弟の夫」の存在を知った。
当初「弟の夫」と聞いて、昼ドラみたいな「ドロドロの不倫もの」と思ったが、よ〜く考えてみると「ん、妹や姉の夫ではなく、弟??」と、ようやく設定を正しく理解した。
あの「高野ひと深」が素晴らしい作品と言っているのでこれは絶対買わねばと思った訳。
単行本を買う前に「月刊アクション」の9月号で最新話を読んで、噂に違わず面白いと思ったので、2巻まで出ている単行本を購入。
確かに斬新な設定で物語運びも上手いが、やや「同性愛者」に対しての作者の主張が強すぎるのが気になる。
作者の「田亀源五郎」は、「ゲイエロティックアーティスト」を標榜するゲイのマンガ家で、その筋の雑誌では多数の作品を残した巨匠という事。
しかも、かなりハードな作風らしい。
一応、この「弟の夫」は、主人公?の「弥一」とその小学生の娘「夏菜」、そして亡くなった弥一のゲイの弟「凉二」とカナダで正式に結婚していたマイクとの心温まる?お話。
ただ、各話の間に入る「ゲイの抑圧や権利についての解説」や、子供の夏菜に説明するゲイに対しての偏見など、かなり作者の主張が強い。
勿論、決して悪い事ではないが、「ゲイマンガ作品」としては、よしながふの「昨日食べた」の様に、淡々とゲイあるあるを描いて貰っていた方が「「ゲイって大変なんだろうなあ」と感情移入し易い。
意外な事だが「ゲイマンガ」はゲイ当時者が描くよりも、女性やノンケ?の作家さんが研究して書いた方が引き込まれやすいと思った(judas私見であって、全然偏見ではない)。
私は、BLは余り面白いと思わなくても「ゲイマンガ」にはむしろ好意的なくらいだから。
posted by judas at 23:59| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする